2023年08月29日

株式投資の楽しみ 社会との接点

株式投資の楽しみ 社会との接点

 株式投資を始めて二年ぐらいがたって、いくつかの経験をして、ためになるものがありました。
 最初の一年は、普通預金や定期預金の利息は無いに等しいので、配当金がもらえればいいとして、株を買ってからは放置していました。
 二年目を迎えるころ、株価が高くなっていたときに売却しておけばいいもうけになったと気づきました。
 ちょこちょこ売り買いをするうちに、世の中でニュースになっている出来事と自分の株式取引がつながるようになりました。ちょっとした楽しさがあります。自分も社会とつながっていると実感できます。

1 こども向け衣料品や玩具などを販売する会社の株を売買しました。
 政府が少子化対策でこども向けの施策を発表するのですが、しばらくすると、施策が世間の批判を浴びて、政府が一度出した施策の内容を変えるのです。
 会社の株価は、最初は上がるのですが、政府がたびたび方向を変化させるので、こども向け商品の株に興味があった人たちが、政府の施策に不信感を抱いて離れていくようすが肌で感じられました。

2 商社株の売買をしました。
 最初は、立派な会社なのにどうしてこんなにひと株あたりの単価が安いのだろうかと思いながら購入しました。(だんだん株価が上昇する途中で複数回の売買をしました)
 2023年になって、アメリカ合衆国から来日していた投資の神さまと呼ばれているウォーレンバフェット氏のインタビューがあってから、自分が買った銘柄を含む日本商社株全体の株価が急上昇しました。(夏が終わる今は低迷気味です)

3 メガバンク株の売買をしました。
 こちらの株価もはじめは安かった。(そのうち上昇しました。その経過のなかで複数回売買をしました)
 2022年12月下旬午後に日銀が金融緩和を発表して、銀行株が垂直上昇で高騰しました。びっくりしました。
 されど、翌年2023年3月、米国シリコンバレーバンクの破たんがあって、株価は急速に下落を始め、かなり下がりました。その後、全治3か月みたいな感じで、株価が回復していきました

4 製造業の会社の株を売買しました。
 日本企業による月への着陸挑戦がありました。結果的には失敗したのですが、着陸船に使用されていた電池が、自分が保有する株の会社のものだということが報道のなかでわかり、うれしい気持ちになりました。

5 原油とか金属・鉱物を扱う会社の株の売買をしました。
 鉱物関係の会社でもうけた銘柄もありますが、原油の価格はけっこう上下に動くことが多く、株価はするすると高くなっても、あれよあれよという間に下落していくので、運用がむずかしいと感じました。
 鉱物も含めて、資源株は管理がむずかしい。たぶんだいじょうぶだろうとか、待っていればそのうち上がるだろうとか、ぼーっとしていると株価はみるみる下がっていきます。

6 製薬会社の株を買いました。
 今年初夏のころに購入しました。E社の認知症の治療薬が世界中で認可される方向で話が進んでいますが、株価は、いろいろ思惑(おもわく。目先のお金が欲しい)があるようで乱高下(らんこうげ)しています。
 報道で何度も薬剤の名称を耳にしているので、自分が社会活動に参加している気分があって、それなりに満足しています。
 ちなみに、路線バス乗り継ぎ人情旅の太川陽介さんとえびすよしかずさんとゲストの森下千里さんが、第14弾 名古屋から能登半島コースの旅の途中で、岐阜県各務原市(かかみがはらし)にあるE社の「くすり博物館」を見学したシーンを見ていたことが、バス旅ファンである自分がE社の株を購入した動機です。
 購入後株価は乱高下していますが、自分は株価が急上昇する前に買ったので安心して保有しています。
 話題の薬は、病気の進行を遅らせるだけで完治はしないというご指摘もありますが、高齢者の介護を体験した者からすると、症状の進行が遅れるだけでもずいぶん助かるのです。介護体験があるかないかで、この薬に対する評価はずいぶん異なってくると思います。

7 保険会社の株の売買をしました。
 大手中古車販売業者の不祥事が発覚して、へんな感じになっています。
 優良株だと思って保険会社の株を購入したのに、保険会社も不正行為の仲間だみたいな解釈があって、ほんとうにがっかりしました。

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