2023年07月07日

まどから おくりもの 五味太郎

まどから おくりもの 五味太郎(ごみ・たろう) しかけ絵本 偕成社

 前知識として、クリスマスのお話、サンタクロースの絵本というものがあっての、本読み開始です。

 なかなかいい感じの出だしです。
 サンタが、ヘリコプターでやってきます。(トナカイのそりはありません)

 家の中にあるベッドで、ねずみのちびっこが眠っています。
 絵がきれいで、落ち着いています。
 自分の親戚のちびっこたちにプレゼントする絵本の一冊にしようと、まだ読んでいる途中ですが、そう決めました。
 
 つぎは、ねこのちびっこが寝ている家です。
 サンタの訪問だよーー
 ベッドの上で、ねこママのおなかの上に、ねこのちびっこが寝ています。
 この絵本は、愛情ある良書です。

 しまうまのおうちです。
 あれッ?! ちがう! 白鳥だった。おもしろい。

 次の家は、お留守(るす)かーー
 話のもっていきかたが、うまい。
 (なーるほどーー)

 つくりは単純な、しかけ絵本ですが十分楽しめます。
 窓ガラスの向こうに、きつねの茶色い耳が見えます。
 こどもさんは、喜ぶでしょう。
 (ほーー きつねじゃなくて、わにでした)

 こんどは何だろう?
 うわーー かわいい うさぎたち
 すぐれた絵本です。
 クリスマスイブの夜は、みーんな、熟睡(じゅくすい)しています。
 うさぎたちが、朝を迎えるのが楽しみです。みんなに、サンタのプレゼントがあるよーー

 人間のこどもが出てきました。ふたごの男の子です。
 サンタのプレゼントは何だろう。
 えッ?! 意外な展開でした。(ふたごじゃない)
 うまい!!

 ちょっと最後はわかりにくかったけれど、ページを前に戻って読み直して納得しました。
 いい絵本でした。

 1983年、昭和58年初版の絵本です。
 そのころ自分にはまだ、妻も娘も息子も孫たちもいませんでした。
 ふりかえれば、自分の家族がサンタからの贈り物だったと思うのです。

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