2023年02月07日
おまえうまそうだな 宮西達也
おまえうまそうだな 宮西達也 ポプラ社
親戚のちびっこにプレゼントする絵本を物色しています。(ぶっしょく:たくさんある中から物を探すこと)
まずタイトルにひかれました。次に恐竜の絵が気に入りました。大きなティラノサウルスが、別の種類の恐竜のたまごから生まれたちいさなこどもを食べようとしているのです。
読み終えて、もうすぐ二歳になる男の子には、まだ早すぎる内容かなと受け取りました。
自分の手もとにある自分が手書きでつくった歴史ノートを見ました。
138億年前に宇宙が始まった。
46億年前に地球が誕生した。
紀元前2億年から紀元前6600万年前が恐竜時代です。
三畳紀(さんじょうき)、ジュラ紀(じゅらき)、白亜紀(はくあき)という時代が、その間にありました。
絵の色が派手です。原色が輝いています。黄色、オレンジ色が多い。
絵を見ながら、大昔に実際にあった世界を、空想します。
まんが本のようです。
今思い出したのは、たしか『はじめ人間ギャートルズ』というようなタイトルのマンガです。
この絵本は『むかし むかし おおむかし。ある はれた ひの こと。』から始まりました。
ティラノサウルスに食べられそうになるのが『アンキロサウルス』のあかちゃんで、たまごから生まれたところです。
アンキロサウルスという恐竜の名前は、自分は聞いたことがありませんが、白亜紀にいた恐竜で、体長8mぐらい。背中に甲羅(こうら)のような部分があって、しっぽの力が強い。アンキロサウルスにとっての天敵が、ティラノサウルスだそうです。
ティラノサウルスが、おまえを食べるぞーーのほうの恐竜です。体長13mぐらいで、体重は9トンぐらい。(軽自動車1台が1トンぐらい)
絵本に出てくるティラノサウルスは、ヘビみたいな形をしています。よく見るティラノサウルスとは見た目がちょっと違います。その姿を受け入れられるか受け入れられないかは、読む人それぞれの感じ方でしょう。ティラノサウルスは、とっても有名な肉食恐竜です。映画とかテレビとか、恐竜番組では必ず出てきます。
食べられるんじゃないかと思ったアンキロサウルスのあかちゃんが、ティラノサウルスに声をかけてしがみつきます。『おとうさーん!』
その理由付けがうまい。<ティラノサウルスのつぶやき『おまえ、うまそうだな』>は、アンキロサウルスの名前『うまそうだな』に発展していくのです。アンキロサウルスの名前が『ウマソウダナ』になりました。
アンキロサウルスは草食恐竜だから草を食べます。
ティラノサウルスは肉食恐竜ですが、アンキロサウルスにつられて、草を食べ始めます。
作品『あらしのよるに 木村裕一・作 あべ弘士・絵 講談社』を思い出します。ヤギに好意をいだいたオオカミはたしかヤギを食べずに草を食べます。
キランタイサウルス:体長12mぐらい。体重は2.5トンか4トンぐらい。アンキロサウルスのあかちゃんを襲います。
ティラノサウルスの行動です。自分を慕ってくる人間(恐竜のあかちゃんですが)をキランタイサウルスの攻撃から守ります。
ティラノサウルスに、アンキロサウルスに対する愛情が芽生えます。父子の愛のようです。
夜空の絵が独特です。
空いっぱい、満天の星空なのですが、星の色が白ではなく黄色です。
アンキロサウルスもそれなりにティラノサウルスに気をつかいます。
赤い実が登場します。
最後付近では、民話の『泣いた赤鬼』を思い出しました。赤鬼の幸せために、わざと悪者になった青鬼が、赤鬼にサヨナラをしました。
最後はひとりだちです。
人情噺です。(にんじょうばなし:人間の情愛を表現してある)
師弟関係のようでもあります。
こどもにしても弟子にしても、いつかは巣立つのです。
最後のページはちょっぴり感動的です。
あかちゃんの成長を見守るティラノサウルスがいます。
なんてやさしいやつなんだ。
親戚のちびっこにプレゼントする絵本を物色しています。(ぶっしょく:たくさんある中から物を探すこと)
まずタイトルにひかれました。次に恐竜の絵が気に入りました。大きなティラノサウルスが、別の種類の恐竜のたまごから生まれたちいさなこどもを食べようとしているのです。
読み終えて、もうすぐ二歳になる男の子には、まだ早すぎる内容かなと受け取りました。
自分の手もとにある自分が手書きでつくった歴史ノートを見ました。
138億年前に宇宙が始まった。
46億年前に地球が誕生した。
紀元前2億年から紀元前6600万年前が恐竜時代です。
三畳紀(さんじょうき)、ジュラ紀(じゅらき)、白亜紀(はくあき)という時代が、その間にありました。
絵の色が派手です。原色が輝いています。黄色、オレンジ色が多い。
絵を見ながら、大昔に実際にあった世界を、空想します。
まんが本のようです。
今思い出したのは、たしか『はじめ人間ギャートルズ』というようなタイトルのマンガです。
この絵本は『むかし むかし おおむかし。ある はれた ひの こと。』から始まりました。
ティラノサウルスに食べられそうになるのが『アンキロサウルス』のあかちゃんで、たまごから生まれたところです。
アンキロサウルスという恐竜の名前は、自分は聞いたことがありませんが、白亜紀にいた恐竜で、体長8mぐらい。背中に甲羅(こうら)のような部分があって、しっぽの力が強い。アンキロサウルスにとっての天敵が、ティラノサウルスだそうです。
ティラノサウルスが、おまえを食べるぞーーのほうの恐竜です。体長13mぐらいで、体重は9トンぐらい。(軽自動車1台が1トンぐらい)
絵本に出てくるティラノサウルスは、ヘビみたいな形をしています。よく見るティラノサウルスとは見た目がちょっと違います。その姿を受け入れられるか受け入れられないかは、読む人それぞれの感じ方でしょう。ティラノサウルスは、とっても有名な肉食恐竜です。映画とかテレビとか、恐竜番組では必ず出てきます。
食べられるんじゃないかと思ったアンキロサウルスのあかちゃんが、ティラノサウルスに声をかけてしがみつきます。『おとうさーん!』
その理由付けがうまい。<ティラノサウルスのつぶやき『おまえ、うまそうだな』>は、アンキロサウルスの名前『うまそうだな』に発展していくのです。アンキロサウルスの名前が『ウマソウダナ』になりました。
アンキロサウルスは草食恐竜だから草を食べます。
ティラノサウルスは肉食恐竜ですが、アンキロサウルスにつられて、草を食べ始めます。
作品『あらしのよるに 木村裕一・作 あべ弘士・絵 講談社』を思い出します。ヤギに好意をいだいたオオカミはたしかヤギを食べずに草を食べます。
キランタイサウルス:体長12mぐらい。体重は2.5トンか4トンぐらい。アンキロサウルスのあかちゃんを襲います。
ティラノサウルスの行動です。自分を慕ってくる人間(恐竜のあかちゃんですが)をキランタイサウルスの攻撃から守ります。
ティラノサウルスに、アンキロサウルスに対する愛情が芽生えます。父子の愛のようです。
夜空の絵が独特です。
空いっぱい、満天の星空なのですが、星の色が白ではなく黄色です。
アンキロサウルスもそれなりにティラノサウルスに気をつかいます。
赤い実が登場します。
最後付近では、民話の『泣いた赤鬼』を思い出しました。赤鬼の幸せために、わざと悪者になった青鬼が、赤鬼にサヨナラをしました。
最後はひとりだちです。
人情噺です。(にんじょうばなし:人間の情愛を表現してある)
師弟関係のようでもあります。
こどもにしても弟子にしても、いつかは巣立つのです。
最後のページはちょっぴり感動的です。
あかちゃんの成長を見守るティラノサウルスがいます。
なんてやさしいやつなんだ。
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