2022年09月01日
相棒 シーズン14 「共演者」「陣川という名の犬」
相棒 シーズン14 「共演者」「陣川という犬」 動画配信サービス
第11話「共演者」 2016年(平成28年)1月13日放映
共演者は、すなわち共犯者ですが、実は、単独犯行なのです。されど、ふたりとも逮捕なのです。
ややこしいけれど、よくできた犯罪話でした。
ふたりの女優がいます。
65歳の女優と30歳前後の女優に見えます。
昔の青春スターも今ではおばあちゃんです。
張り合います。
実はグル(仲間)です。
されど、ひとりがひとりをはめています。(策略、陰謀)
演技勝負です。
人間ですから、男とのからみもあります。
三角関係のややこしい憎しみあいもあります。
つくられた憎悪関係ということもあります。(実際には起きていない)
ニセ情報が飛び回ります。
映画界のお話です。
女優の世界です。
狭い世界の中で対立しながらもやっていくのは精神的につらそうです。
ステージママのようなステージ姉がいます。(殺されます)
捜査一課の伊丹刑事が大活躍の演技です。笑いました。
ガラケーの携帯電話を使っておられます。
「女優」は「商品」です。
愛情よりお金が大事です。
女優は金づる(かねづる。相手を利用してお金を得る)です。
こどもを金づるにする人がいます。
年寄りを金づるにする人もいます。
とかく人間界は、きれいごとだけでは生活していけません。
杉下右京の推理がすばらしい。
人間として、とりかえしがきかないこと。「殺人」と「自殺」(曽野綾子さんの本で読みました。『なぜ子供のままの大人が増えたのか 曽野綾子 だいわ文庫』)
『悪女』『女狐(めぎつね)』というセリフ言葉がよく似合う作品でした。
第12話「陣川という名の犬」
たまに登場する警察職員陣川公平(原田龍二)の恋心と恋人を殺した犯人への復讐話です。
連続切り裂き殺人犯人を追います。
コーヒーの「香り」とか、足の匂いとかが伏線になります。
監察官の大河内さんとか、杉下右京、冠城亘(かぶらぎわたる)の回顧から始まります。
不祥事を起こした陣川公平の処分を考えねばなりませんが、最後はいつものように組織の都合で処理されるお話は相棒らしい。
不祥事をおおいかくすために本来処分されるべき陣川公平が英雄扱いされるのです。
世の中は不条理だらけです。(筋がとおらない。理屈が合わない。人の道に反している)
犯人が、漁船に乗って無人島へ脱出するくだりは、以前実際にあった外国人英語講師殺人事件の逃亡犯を思い出しました。
教訓として、人にうらまれると恐ろしい思いをすることになる。
ラスト付近は、相棒らしく意外な展開になります。
真犯人は、生きているだけで存在を嫌われる人間がいるとつぶやきます。
人を『害虫』扱いするのはやめましょうというメッセージがあります。
杉下右京が陣川公平を怒鳴りつけます。
『目を覚ましなさい!』
陣川公平に対しては、まだ結婚生活が始まってもいないのに、一人前のことは言わないでほしい。陣川さんの主張は中身のない吠えごとにしか聞こえません。
第11話「共演者」 2016年(平成28年)1月13日放映
共演者は、すなわち共犯者ですが、実は、単独犯行なのです。されど、ふたりとも逮捕なのです。
ややこしいけれど、よくできた犯罪話でした。
ふたりの女優がいます。
65歳の女優と30歳前後の女優に見えます。
昔の青春スターも今ではおばあちゃんです。
張り合います。
実はグル(仲間)です。
されど、ひとりがひとりをはめています。(策略、陰謀)
演技勝負です。
人間ですから、男とのからみもあります。
三角関係のややこしい憎しみあいもあります。
つくられた憎悪関係ということもあります。(実際には起きていない)
ニセ情報が飛び回ります。
映画界のお話です。
女優の世界です。
狭い世界の中で対立しながらもやっていくのは精神的につらそうです。
ステージママのようなステージ姉がいます。(殺されます)
捜査一課の伊丹刑事が大活躍の演技です。笑いました。
ガラケーの携帯電話を使っておられます。
「女優」は「商品」です。
愛情よりお金が大事です。
女優は金づる(かねづる。相手を利用してお金を得る)です。
こどもを金づるにする人がいます。
年寄りを金づるにする人もいます。
とかく人間界は、きれいごとだけでは生活していけません。
杉下右京の推理がすばらしい。
人間として、とりかえしがきかないこと。「殺人」と「自殺」(曽野綾子さんの本で読みました。『なぜ子供のままの大人が増えたのか 曽野綾子 だいわ文庫』)
『悪女』『女狐(めぎつね)』というセリフ言葉がよく似合う作品でした。
第12話「陣川という名の犬」
たまに登場する警察職員陣川公平(原田龍二)の恋心と恋人を殺した犯人への復讐話です。
連続切り裂き殺人犯人を追います。
コーヒーの「香り」とか、足の匂いとかが伏線になります。
監察官の大河内さんとか、杉下右京、冠城亘(かぶらぎわたる)の回顧から始まります。
不祥事を起こした陣川公平の処分を考えねばなりませんが、最後はいつものように組織の都合で処理されるお話は相棒らしい。
不祥事をおおいかくすために本来処分されるべき陣川公平が英雄扱いされるのです。
世の中は不条理だらけです。(筋がとおらない。理屈が合わない。人の道に反している)
犯人が、漁船に乗って無人島へ脱出するくだりは、以前実際にあった外国人英語講師殺人事件の逃亡犯を思い出しました。
教訓として、人にうらまれると恐ろしい思いをすることになる。
ラスト付近は、相棒らしく意外な展開になります。
真犯人は、生きているだけで存在を嫌われる人間がいるとつぶやきます。
人を『害虫』扱いするのはやめましょうというメッセージがあります。
杉下右京が陣川公平を怒鳴りつけます。
『目を覚ましなさい!』
陣川公平に対しては、まだ結婚生活が始まってもいないのに、一人前のことは言わないでほしい。陣川さんの主張は中身のない吠えごとにしか聞こえません。
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