2021年01月29日

けいおん アニメ邦画 テレビ放映

けいおん アニメ邦画 2011年公開 テレビ放映録画

 有名な映画のようですが観たことがありませんでした。今回初めて観ました。
 四コマ漫画の映画化だそうで、お話のつくりかたが、ストーリーものという面は薄く、軽音楽部での日常生活と英国ロンドンへの卒業旅行のようすを絵日記のようにしてつくってある映画という印象を受けました。ロンドンへの旅は、初期の頃の東野&岡村の「旅猿」インド旅行のようでした。
 光る画面は、ふわーっとしていて、輝く映像です。こういう世界があって、こういう世界が受け入れられる雰囲気が、現代社会にあると分析しました。
 自殺者の数が多い今の社会にあって、とにかく、さしあたって、若い人たちには生きていてほしい。

 女子しか出てこないので、たぶん設定は私立の女子高校で、出ているどの女子高生も同じ個性に見えてしまうのですが、登場人物は次のとおりでした。軽音楽部でのバンド名は「放課後ティータイム」です。
 平沢唯(ゆい):主人公
 田井中律(りつ)
 秋山澪(みお)
 琴吹紬(ことぶきつむぎ):みんなからは、「むぎ」と呼ばれていました。
 中野梓(あずさ):ほかの4人は高校三年生で大学はすでに合格しているという設定で、あずさは1学年下の高校二年生。高校の卒業記念旅行ということで、梓も含めた5人で英国ロンドンに3泊5日の海外旅行へ行きます。
 あと、スッポンだと思いますが、「トンちゃん」というカメが出ていました。

 全体を観終わって、幸せは身近な場所にあって、なかなか気づけないという感想をもちました。
 軽音楽部としての共通体験を「思い出」として高校を卒業して大学へ進学していく。人生の軌跡があります。
 歳をとり続けているとわかるのですが、ずっと今のままでいるということは案外むずかしい。それが若い時にはわかりません。若いころは、ずっと若いままの体でいられると信じきっています。
 歳(とし)をとってしまった今は、未来のことを考えるよりも、まずは今のことを考えた方がいいというふうに考えが変わりました。やりたいことがあったら未来ではなくて、今やれたら今やっておいたほうがいいのです。
 年齢を重ねて、五十代になったあたりでわかるのでが、小中学校、高校の昔の卒業写真を見ると、すでに亡くなっている同級生がけっこういることに気づきます。病死や事故死や災害死があります。
 生存していても癌などの手術を受けて体の一部を切除していたり、障害者になって、車いすなどの補装具を利用したり、人工肛門などの日常生活用具を体に付けていたりもします。自分自身もこれまでに体を壊して何度か入院したことがあります。
 暴飲暴食を謹んで、健康に気をつけていても病気になることもあります。体験をとおして、人生というのは、とりあえず生きていればいいのだと悟ります。
 この映画のように女子高生たちが日常を過ごせるのは、とても幸せな時期なのです。

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