2020年12月19日

(再鑑賞)幸福の黄色いハンカチ

(再鑑賞)幸福の黄色いハンカチ(しあわせのきいろいハンカチ) 邦画1977年公開 VHSビデオテープ

 棚の整理をしていたら平成5年のテレビ番組「金曜ロードショー」を録画したテープが出てきたので観てみました。また、この映画は、十代のときに映画館で観て、その後も何度か、テレビやレンタルDVDで観たことがあります。

 吉田拓郎さんの歌、古い型の車、アナログの時代です。シートベルトの着用義務もありませんでした。四十年ぐらい前の日本の風景があります。おとなしいデモ行進。日当をもらって労働組合員として参加したことがあります。
 高倉健さんも若い。ピンクレディー、キャンディーズ、ハガキが一枚二十円です。映画鑑賞は、過去へのタイムトラベルです。
 美幌峠の展望台。同じところでアイヌの人の衣装を着て記念写真を撮ってもらったことがあります。陶器でできた赤い郵便ポストもなつかしい。
 桃井かおりさんが車を路肩に落としたシーンは何度見ても笑えます。武田鉄矢さんのしゃべりもおもしろい。
 泣き虫桃井かおりさんも実は強い。やがて男女の力関係は逆転します。
 名作です。今年観て良かった一本でした。
 人情噺(ばなし)です。高倉健さんの言葉が女性に優しい。それなのにやっていることは女性に厳しい。勝手な男の理屈です。
 桃井かおりさんの演技がすばらしい。
 もう夕張の炭鉱もなくなりました。
 うまくできた脚本です。
 渥美清さんも高倉健さんも亡くなってしまいました。
 渥美清さんのセリフ「がまんして、いっしょうけんめいやってりゃ、なんかいいことあるよ」がよかった。
 ふたりの出会いで、高倉健さんが「あんた、奥さんですか?(既婚者ですか?)」倍賞千恵子さんが「いいえ」
 せつない。名作「砂の器」同様に、過去の呼び出し方式映像で、悲しみを増幅させます。
 高倉健さんのセリフ「ただすがるような気持だった」
 携帯電話は無く、加入電話は少ない時代でした。別れた前妻への連絡は速達でして、返事は「黄色いハンカチ」が目印です。
 役のうえで、父親を知らずに育って、自分が父親になれるという喜びが高倉健さんにありました。
 女性のたいへんさがあります。
 BGMのメロディーが優しい。
 ラスト近くでは、男と女って何なんだろうなあと考えさせられました。カップルの絆は、理屈ではないのです。
 解説の水野春郎(みずのはるお)さんもなつかしかった。

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