2020年10月21日

しんかんせんでいこう 作・絵 間瀬なおかた

しんかんせんでいこう 日本列島北から南へ 日本列島南から北へ 作・絵 間瀬なおかた ひさかたチャイルド

 どちらの方向からも読める絵本です。なかなかの良書です。ことし読んで良かった一冊になりました。鉄道好きなこどもさんにプレゼントすると喜ばれるでしょう。

 最初に北海道から九州方向へと目を通して読みました。
 感想は、再び九州から北海道へと読みながら書いてみます。

 鹿児島中央駅のプラットホームには心温まる見送りと出迎えの風景があります。
 線路わきの風景は桜の花が満開です。
 ここで新幹線の愛称を整理してみます。ひかり、こだま、のぞみぐらいしか記憶がありません。
 いつのまにかずいぶん増えました。

 東海道・山陽新幹線:のぞみ、ひかり、こだま
 山陽・九州新幹線:みずほ、さくら、つばめ
 東北・北海道新幹線:はやぶさ、はやて、やまびこ、なすの
 山形新幹線:つばさ
 秋田新幹線:こまち
 上越新幹線:とき、たにがわ
 北陸新幹線:かがやき、はくたか、あさま、つるぎ

 絵本には、飛行機や船の絵もたくさんあります。
 鉄道線の名称や観光地も書き入れてあって親切です。
 こんなところもと驚くぐらい細かくていねいでわかりやすい。
 絵本をめくるだけで、日本一周をしたような体験をもつことができます。
 
 四国は本当に交通の便が良くなりました。50年前とは大違いです。本州とのあいだにたくさん橋ができました。

 絵を見ていると、こどもさんは、新幹線に乗ってみたいと思うことでしょう。また、いろいろなところへ行ってみたいと胸をふくらませることでしょう。

 乗ったことがあるローカル路線もいくつか書いてあってなつかしい。

 年配の人はSL蒸気機関車に愛着がありますが、いまどきのこどもたちは、スピード重視、かっこよさ重視で、SLよりも新幹線のほうが好きなようです。

 いつの日にか、リニア中央新幹線が絵本に加わるときが来るのでしょう。

 ページをめくってきて、北海道のページまできました。北海道では、自然が豊かで動物たちの国というイメージが湧きました。
 新函館北斗駅の駅風景です。
 女児が手にしている黄色いお花がきれいです。お花は、おじいちゃんとおばあちゃんへのプレゼントです。
 日本はお年寄りからちっちゃなこどもまで、みんなが、幸せに暮らしていると思えるプラットホームの風景でした。

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