2020年09月08日

28日後 イギリス映画DVD

28日後 イギリス映画DVD 2002年公開

 ウィルスの感染映画だと思って観始めましたが違っていました。
 ゾンビ映画でした。ただ、ゾンビよりも怖いのが、「人間ですよ」という趣旨の映画でした。

 ウィルス研究所からウィルスが外に出て、感染が広がって、28日後には、ほんの少ししか人間が生き残っていないというところからスタートだと思うのですが、ラスト付近で再び、「28日後」という表示が画面に出ました。よくわかりません。

 政府も軍隊も警察も存在しないとあるのですが、軍人のグループは存在しました。
 最初はひとり劇、それから、ふたり、しばらくして、4人と増えていきます。小劇団のステージ芝居を映像化してあるような雰囲気でした。

 生き残るために、
①感染者は殺す。
②感染者に捕まった人間は見捨てる。

 期待したウィルスの話はほとんど出ません。よって、ワクチンの話も出ません。

 軍人たちの様子には興味がいきました。
 軍事国家には民主主義がない。制服社会にあるのは、「命令」と「服従」のみ。「話し合い」はない。

 クレイジーな世界が展開されます。人間同士の殺し合いです。
 軍人が考える正常な世界です。
 自分が生きるために相手を殺す。
 内容は、ふつうの戦争と変わりません。

 ふと空を見上げれば、空高くを、ジェット旅客機が飛んでいます。

 グロテスクだけれど、まあ映画だから安心です。

 イギリス国の地形と風景を観ることができて良かった。

 自分には合わない映画でした。

 「もうひとつのエンディング(劇場公開バージョン)」も観ました。正反対の終わり方でしたが、どちらでも感じたことは同じでした。

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