2020年08月15日

ウェディング・プランナー 洋画DVD

ウェディング・プランナー 洋画DVD 2001年公開

 結婚式場で、結婚式のコーディネーターをしている女性の結婚話でした。予想どおりの設定でした。この設定だと、ご本人の結婚話になるのが定番です。
 ロマンチックラブコメディです。
 作品としての出来栄えは疑問が残るところです。名作「卒業」の焼き直しのようにも思えました。

 女児の結婚式おままごとシーンからスタートです。
 
 次に画面が変わって、主人公メアリー・フィオーレという式場で働く女性が登場して、そこに運命の人とされる小児科医スティーブ・エディソンという男性が出てきて、双方に、別の男と女が付いて、三角関係のような、四角関係のような複雑な男女関係ができて、さらに、彼女の両親が、彼女が好きでもない男と結婚するようにと強い圧力をかけてきます。

 公園にスクリーンを広げて映画を観るシーンがあります。なつかしい。こどものころ、夏に、そうやって映画を観たことがあります。

 うーむ。シーンがわざとらしい。

 一夫多妻制のイメージが湧いてきます。

 1983年のオリビア・ニュートン・ジョンの曲を結婚式で流すカップルは離婚率が高いそうです。ジョークだと思います。代わりに彼女の歌声がしっかり十分流れます。

 メアリーの両親は古いタイプで、結婚は、結婚式の日まで相手の顔を知らなかったなどとおっしゃいます。日本でもそういうことはあったそうですが、結婚は相手を知って、愛し合ってするものです。両親は、知らない者同士でも、「感謝」が「尊敬」になり「愛」が生まれると娘を無理やりのように説得します。

 「(好きでもない男と結婚する)お祝いの裏には、さみしい話もある」という展開です。その点では納得できます。

 映像にあった夜景がきれいでした。それから、ディズニーランドのシンデレラ城が見えるような風景も良かった。

 結婚は好きな人とするものだし、好きだと思っても縁がなくて結婚できなかったら、すっぱり気分転換をして、次の人を探せばいいと思います。次はもっといい人が現れるかもしれません。恋人と仕事は変えるたびにレベルが下がっていくという人もいますが、全部が全部そうとも限りません。

 俳優さんたちの演技はみなさんお上手でした。
 後半はドタバタしますが、前半でばらまいた伏線の回収はきれいになされていました。

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