2020年05月08日

ラヂオの時間 邦画DVD

ラヂオの時間 邦画DVD 1997年公開

 シナリオコンクールに入選した素人さん主婦の台本を使って、深夜放送のラジオドラマを上演します。
 声優のそれぞれが、いろいろと要求してくるのを、判断・決定権をもつプロデューサーが、あちらもこちらも立てようとして、台本の内容がぐちゃぐちゃに変化していきます。

 声優さんたちの話であり、脚本作家さんの話であり、スポンサーやラジオ局の話でもあり、それぞれの主張が対立します。

 関係者の方たちが観たら楽しめるのでしょう。
 いい作品をつくることを目標にする人もいますし、自分のプライドが立てばいいと思う人もいるし、お金さえもらえればいいと思う人もいます。

 台本の内容は、極端な話へと変容していきます。台本作家の叫び声が響きます。

 やたら、「よろしく」と「お願いします」が、多くなります。

 物語を創作する楽しさは、中身をどのようにでもできるということです。

 理想は追いかけるものだけれど、なかなかかなわないもの。

 最後は、「愛」がありました。ぶこついアナログの手づくりの世界です。
 花火の効果音がおもしろかった。
「あんまり機械に頼らないほうがいい」というセリフも良かった。
 ラストワード「おかえりなさい」が良かった。

 さいごのほうは、ちょっとくどかった。

 動機として、喜んでもらえるのが嬉しいから、またなにかをつくるということはあります。

この記事へのトラックバックURL

http://kumataro.mediacat-blog.jp/t138973
※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません
上の画像に書かれている文字を入力して下さい