2020年03月30日
ドラゴンボール DRAGON BALL 鳥山明
ドラゴンボール DRAGON BALL 鳥山明 集英社
人気マンガです。初版が1985年で、そのころわたしはすでにおとなだったので、このマンガを読んだことがありません。今回、まず第一巻を読んでみました。中学生を中心とした少年向けのマンガだと感じました。ちょっとすけべなところが特徴で、ギャグっぽいところもおもしろい。予測ができないキャラクターの反応が楽しめます。奇想天外な冒険活劇です。明るくエロい。ファンが多い理由がわかります。
(二巻まで読んで理解したこと:七つのドラゴンボールを集めると神龍が出てきて夢をひとつかなえてくれる。夢がかなったあと、七つのドラゴンボールは各地へ飛び散る。その後は、1年経過すると再び同様のパターンで夢がかなう)
「巻一 孫悟空と仲間たち」
中国の物語「西遊記」がベースになっていて、そこに、アラジン、そして、ウルトラマンとかウルトラセブン、ドラえもんなどのパターンが重なります。
七つのドラゴンボールを集めて呪文を唱えると龍が現れて願い事をひとつかなえてくれる。ドラゴンボールは、ドラゴンレーダーで探す。
主人公が、「孫悟空:しっぽがある妖怪でしょう。14才。亡くなった育ての親が『孫悟飯』、武術の師匠が『亀仙人』」、孫悟空の仲間が、「ブルマ:16才女子。学校が夏休み中の30日間のうちに七つのドラゴンボールを集めるつもり」、もうひとりの仲間が、「ウーロン:ぶたさん。孫悟空のはっかいのポジション」、この巻で対立相手の立場にあるのが、ヤムチャ(青年)とプーアール(猫みたいな妖怪)、牛魔王。
孫悟空の父母の姿は見えません。
「巻二 ドラゴンボール危機一髪」
フライパン山の大火事を消しに行くお話です。
武天老師(亀仙人)といっしょになってドラゴンボールを探しに行く旅でもあります。武天老師の一番弟子が孫悟空の祖父孫悟飯で、二番弟子が牛魔王だそうです。牛魔王の娘さんがチチで小学校低学年ぐらいの感じの女の子です。
孫悟空のもっている如意棒の強さに魅力があります。
交渉:なになにしてくれたら、なになにするのパターンです。
武天老師(亀仙人)がパワフルに変化する姿は感動が湧きます。いままで、死んだふりをしていたのではないか。いろいろとおもしろい。奇想天外です。
エッチな表現がありますが、1986年当時は普通のことと受け止められていたことも2020年の今ではセクハラ表現にあたります。時代は変化しました。それと、当時の女性像は秘密に包まれていましたがいまはあからさまです。男にとって女子が未知だったころのお話でもあります。
ウサギ団という悪党が出てきました。昔の時代劇で観たことがあるようなシーンです。ウサギ団のボスに触るとニンジンにされてしまいます。
孫悟空が突然切れて活躍するところに爽快感が生まれます。
背景は、中国からアラブの国に変わったようです。
ドラゴンボールはあと1個、一星球のみになりました。
新しいキャラクターとして、ピラフ一味で、中華料理店の店主みたいな人でピラフ大王、 彼の部下で女性がひとり、それから、オオカミ忍者の姿のソバさんが出てきました。七つのドラゴンボールを横取りして神龍にこの世の支配者になるよう願い出るそうです。
ドラゴンボールというのはこんなすけべな漫画だったのか。平和です。
神龍がかなえた夢がおもしろい。
満月の変化。狼男とかでは、ハリーポッターアズカバンの囚人のシーンを思い出しました。孫悟空は狼ではなく違う巨大動物に変化します。
孫悟空は、弱点のしっぽが切られたあと、以降は、なにが弱点になるのだろう。
「巻 三 天下一武道会はじまる!!」
ランチという二重人格のような女子が登場します。ふだんはおとなしいのに、くしゃみをすると凶暴な女子に変化します。くしゃみで、ハクション大魔王を思い出しました。あとは、クリリンという13才のぼうずあたまの男の子が出てきます。彼も孫悟空と一緒に亀仙人のもとで亀仙流武術の修業に励みます。
自由な発想のギャグ(笑いづくりのための短い言葉や動作)がおもしろい。エッチ、すけべ、ナンセンス(ばかばかしい)、ほら話など。孫悟空自身は純真で、悪いことを知りません。男女の性別はわからないし、セクハラもわかっていません。人をだますことを知りません。それから、ビールも知りません。そういう性格設定、人格設定です。
対立しているように見えますが、出てくるみんなは楽しい仲間です。
読みながら、何のために修行をするのだろうとか、どうやって食べていっている(生活費を得ているのか)のだろうかという疑問が湧きました。(その後、8か月後に開催される天下一武道会で優勝することをめざしていることがわかりました。また、牛乳配達をするシーンが出てきました。やはり、新聞配達と牛乳配達はアルバイトの基本です。それができればたいていのアルバイトはできます。毎日休まず、なるべく一年中、短時間労働であっても継続して働くのです)
落語を聴いているようで、おもしろいオチです。
亀仙人が背負っている亀の甲羅(こうら)は20キロもあって、筋力をつけるための重しであることには気づけませんでした。
大男と戦う孫悟空の動きは大相撲の小柄な力士である炎鵬(えんほう)のようです。クリリンは、むかし自分をいじめていた相手を倒します。
良かった言葉などとして、「オラたちじいちゃんの修行でいつのまにかものすごくきたえられていたんだ」、勝利した理由として、そうか、クリリンには鼻がないんだ。
絵が可愛らしくてきれいでした。
人気マンガです。初版が1985年で、そのころわたしはすでにおとなだったので、このマンガを読んだことがありません。今回、まず第一巻を読んでみました。中学生を中心とした少年向けのマンガだと感じました。ちょっとすけべなところが特徴で、ギャグっぽいところもおもしろい。予測ができないキャラクターの反応が楽しめます。奇想天外な冒険活劇です。明るくエロい。ファンが多い理由がわかります。
(二巻まで読んで理解したこと:七つのドラゴンボールを集めると神龍が出てきて夢をひとつかなえてくれる。夢がかなったあと、七つのドラゴンボールは各地へ飛び散る。その後は、1年経過すると再び同様のパターンで夢がかなう)
「巻一 孫悟空と仲間たち」
中国の物語「西遊記」がベースになっていて、そこに、アラジン、そして、ウルトラマンとかウルトラセブン、ドラえもんなどのパターンが重なります。
七つのドラゴンボールを集めて呪文を唱えると龍が現れて願い事をひとつかなえてくれる。ドラゴンボールは、ドラゴンレーダーで探す。
主人公が、「孫悟空:しっぽがある妖怪でしょう。14才。亡くなった育ての親が『孫悟飯』、武術の師匠が『亀仙人』」、孫悟空の仲間が、「ブルマ:16才女子。学校が夏休み中の30日間のうちに七つのドラゴンボールを集めるつもり」、もうひとりの仲間が、「ウーロン:ぶたさん。孫悟空のはっかいのポジション」、この巻で対立相手の立場にあるのが、ヤムチャ(青年)とプーアール(猫みたいな妖怪)、牛魔王。
孫悟空の父母の姿は見えません。
「巻二 ドラゴンボール危機一髪」
フライパン山の大火事を消しに行くお話です。
武天老師(亀仙人)といっしょになってドラゴンボールを探しに行く旅でもあります。武天老師の一番弟子が孫悟空の祖父孫悟飯で、二番弟子が牛魔王だそうです。牛魔王の娘さんがチチで小学校低学年ぐらいの感じの女の子です。
孫悟空のもっている如意棒の強さに魅力があります。
交渉:なになにしてくれたら、なになにするのパターンです。
武天老師(亀仙人)がパワフルに変化する姿は感動が湧きます。いままで、死んだふりをしていたのではないか。いろいろとおもしろい。奇想天外です。
エッチな表現がありますが、1986年当時は普通のことと受け止められていたことも2020年の今ではセクハラ表現にあたります。時代は変化しました。それと、当時の女性像は秘密に包まれていましたがいまはあからさまです。男にとって女子が未知だったころのお話でもあります。
ウサギ団という悪党が出てきました。昔の時代劇で観たことがあるようなシーンです。ウサギ団のボスに触るとニンジンにされてしまいます。
孫悟空が突然切れて活躍するところに爽快感が生まれます。
背景は、中国からアラブの国に変わったようです。
ドラゴンボールはあと1個、一星球のみになりました。
新しいキャラクターとして、ピラフ一味で、中華料理店の店主みたいな人でピラフ大王、 彼の部下で女性がひとり、それから、オオカミ忍者の姿のソバさんが出てきました。七つのドラゴンボールを横取りして神龍にこの世の支配者になるよう願い出るそうです。
ドラゴンボールというのはこんなすけべな漫画だったのか。平和です。
神龍がかなえた夢がおもしろい。
満月の変化。狼男とかでは、ハリーポッターアズカバンの囚人のシーンを思い出しました。孫悟空は狼ではなく違う巨大動物に変化します。
孫悟空は、弱点のしっぽが切られたあと、以降は、なにが弱点になるのだろう。
「巻 三 天下一武道会はじまる!!」
ランチという二重人格のような女子が登場します。ふだんはおとなしいのに、くしゃみをすると凶暴な女子に変化します。くしゃみで、ハクション大魔王を思い出しました。あとは、クリリンという13才のぼうずあたまの男の子が出てきます。彼も孫悟空と一緒に亀仙人のもとで亀仙流武術の修業に励みます。
自由な発想のギャグ(笑いづくりのための短い言葉や動作)がおもしろい。エッチ、すけべ、ナンセンス(ばかばかしい)、ほら話など。孫悟空自身は純真で、悪いことを知りません。男女の性別はわからないし、セクハラもわかっていません。人をだますことを知りません。それから、ビールも知りません。そういう性格設定、人格設定です。
対立しているように見えますが、出てくるみんなは楽しい仲間です。
読みながら、何のために修行をするのだろうとか、どうやって食べていっている(生活費を得ているのか)のだろうかという疑問が湧きました。(その後、8か月後に開催される天下一武道会で優勝することをめざしていることがわかりました。また、牛乳配達をするシーンが出てきました。やはり、新聞配達と牛乳配達はアルバイトの基本です。それができればたいていのアルバイトはできます。毎日休まず、なるべく一年中、短時間労働であっても継続して働くのです)
落語を聴いているようで、おもしろいオチです。
亀仙人が背負っている亀の甲羅(こうら)は20キロもあって、筋力をつけるための重しであることには気づけませんでした。
大男と戦う孫悟空の動きは大相撲の小柄な力士である炎鵬(えんほう)のようです。クリリンは、むかし自分をいじめていた相手を倒します。
良かった言葉などとして、「オラたちじいちゃんの修行でいつのまにかものすごくきたえられていたんだ」、勝利した理由として、そうか、クリリンには鼻がないんだ。
絵が可愛らしくてきれいでした。
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