2019年06月27日

しょうがっこうがだいすき うい

しょうがっこうがだいすき うい Gakken

 テレビで紹介されていました。
 8歳女児の作品です。
 参考書のような、マニュアルブックのような。ちょこっと仕事っぽい。
 小学1年生になるよろこびってあったかなあ。親や祖父母が喜ぶだけで、本人はなにもわからずとか、保育園・幼稚園がイヤで、早く小学生になりたいとか、ケースバイケースでしょう。なにがあるのかわからなかったので、さしあたっての不安はなかったような。
 この本は、こどもが読む前に、親に読んでもらったほうがいい。こどもの力だけではどうにもならないこともあります。とくにお金がからんでくること。教育にはお金がかかります。
 おとなもこどもも、「読み・書き・計算」が基本です。こどもは、おそかれはやかれ、ある程度はできるようになるので、遅いからと言って心配するのは無用です。とりあえず、「読む」ところからはじめないと、書くことも計算することもできません。
 「さけばないようにしょう」には笑いました。思うに、とりあえず、手を上げて、「せんせい、おしっこ」と言えるようになろう。授業中におしっこをちびると、あとがみじめです。事前に、れんしゅうしておきましょう。
 おおきい子に気をつかうようなことが書いてありますが、まずは、大きい子が小さい子のめんどうをみるようにしましょう。
 勉強のことはあるけれど、親としては、とりあえず、健康で元気でいればいい。いやがらずに学校に行ってくれればいい。学校が、安全で安心できる環境であればいい。
 「いっしょうけんめいにやろう」とあります。人と比べることはないとあります。そのとおりです。ライバルは自分です。自分の過去の記録との競争です。ほかの人との競争ではありません。
 ともだちへの気づかいの記述があります。加えるなら、共通の趣味でつながろう。無理して仲介役をするととてもつかれます。
 手紙の交換の記述がありますが、お勧めしません。文字のみのやりとりはトラブルになる危険性を含んでいます。誤解が生まれます。めんとむかって言ったほうがいい。
 「せんせい」にもいろんな人がいます。いろんなおとなを見て、いろいろ考えてください。
 まじめな内容の本です。あんまり「いい子」になると、心がこわれてしまいます。てきどにさぼりましょう。
 早寝早起きには賛成です。あと、整理整とんも大事です。ある程度はきちょうめんでないと勉強も仕事もできません。
 最近は、通学路での交通事故や無差別殺傷など、こどもに対する不幸が続いています。すべてのおとなを信用できないむずかしい時代になりました。
 先は長い。ゆっくりいこう。
 ああ、こういう本もあるんだなあという読後感でした。

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