2019年03月05日
相棒 シーズン4DVD
相棒 シーズン4DVD 2005年(平成17年)10月-2006年(平成18年)3月
第1話
最初に特典映像として3人のトーク、伊丹憲一役川原和久さん、三浦信輔役大谷亮介さん、芦沢慶二役山中崇史さんの話を見ました。楽しい。
第1話の物語のほうは、3人しかいない城の中でそのうちの一人が殺害されます。残ったふたりのうちのどちらかが犯人です。若い女性秘書と若い男性執事、そして、閣下の長門裕之さんです。
女優さん高橋かおりさんはすごい演技をしました。物語のなかの役として、本当の主役で悪の犯人です。
「保釈保証金」というのは、還付があるということを知りました。没収だと思っていました。
第2話
大学の先生と不倫関係にある大学女性職員が自殺にみせかけられて殺害されます。犯罪心理学の学者さんと杉下右京の頭脳対決です。
証拠はどうするのか。なければ、つくる。強引でしたが、見ごたえがありました。
「茶番:下手な芝居」、「御用達:ごようたし。上流階級の人たちが使う」、「ディスポーザー:流しの下に付ける生ごみ粉砕機」
第3話
結婚式の日に花婿が来ない。新郎は、自室で強盗に見せかけた殺人事件で亡くなっています。
犯人がなかなかわかりません。
演劇を見ているようでした。杉下右京は変わりものです。遠野凪子さんは、遠野さんに見えません。もう15年ぐらい前の映像です。
第4話
第5話に「つづく」のですが、13年間で10人の女性を殺害した男性容疑者がいます。ピアスが関係してくるのですが解せません。
「支配と隷属」、サドとマゾみたいな夫婦がいます。ピアスの提供が、「支配」を意味するそうです。そこが、わかりません。
「殺人好き」は、病気だから治らないと言って、犯人は飛び降り自殺をして亡くなります。でも、まだ別にも殺人魔がいるようです。
第5話
第4話の続きです。連続殺人10件のうち、まだ3件の犯人がわかりません。
個人に「殺人」という嗜好(しこう。好み)がある人がいる。番組では、「悪は人を魅了する(惹きつけてうっとりさせる)」と出ます。個人の思考を満足させるために殺人を行う。殺人の快楽とあります。そのへんの理屈が正常な人間には理解できません。
まだ、売れていない頃の高橋一生さんと旅猿のナレーションをしている奥貫薫さんがコンビで精神科医の役で出ています。13年ぐらいまえのことです。
第6話
充電式欠陥ヒーターからの出火で6件の焼死が発生します。
それに殺人がからみます。
まじめでおとなしいけれど、相手が自分の思いどおりにならないと攻撃を加えるのが犯人像です。
第7話
よくできた脚本でした。最後のほうまで、真犯人がわかりませんでした。
自分のお金である600万円を交番に届け出たであろう少年の行為ははじめのうちに察しがつきます。そのご、その600万円を巡って落とし主を名乗る変な人間たちが群がってきて、殺人事件が起こります。大学生の卒論対策のための実験は2名の犠牲者を生みつつ、加害者も生んでしまいました。人間のブラックな面が上手に表現されています。
第8話
亀山薫刑事が若い女性に監禁されています。開かずの金庫の番号を導き出して6桁の数値を考え出せという強迫です。
ありえない設定と状況でも物語の創作は可能と受け取りつつも異様な世界です。
最後は杉下右京が明解に答えを出してすっきりしました。
第9話
女性が分厚いガラスの灰皿で男性の頭を打ち付けて殺害します。彼女は灰皿をもったまま2時間歩いて管轄区域外の警察署に出頭します。警察と検事が仕組んだ冤罪が明らかになっていきます。不祥事ものです。組織のトップは組織を守ることに力を注ぎ、杉下右京はそれに対抗していきます。
第10話
女子アナ殺人事件です。柔らかい内容でしたが、同性愛ものは見るのはなかなかむずかしい。
第11話
120分モノです。最初に特典映像を見ました。脚本家の方の苦労です。ずーっと犯行のアイデアを考えているそうです。考えながら結論へと導かれるようです。主役ふたりのインタビューがありました。リアルさを求めて、何度もリハーサルを繰り返すそうです。インタビューもまた演技のような感じがしました。
作品は力作でした。最初に銀行員の女性が誘拐されて、身代金5億円が、ヘリコプターでばらまかれる。次に、大会社の御曹司が誘拐されて死体で発見されるというものです。種明かしがあるまでは、スリル満点でした。ある程度の推理はできるのですが、詳細まではわかりません。
杉下右京の容疑者に対する尋問が、押したり引いたりしながら問いかけておもしろい。亀山薫とのコンビのかけあいもこれまたおもしろい。楽しみました。
第12話
有機野菜のお店オープン披露の食事会から始まります。(どんな殺人事件が起こるのだろう)
階段転落による首骨折ですが、事故・事件、そして、未必の故意(死んでもいいと思って放置する)の話までいきます。
よくできた話でした。結末までしっかりつくりこんであります。
杉下右京と亀山薫のかけあいがおもしろい。杉下が質問して、亀山が推定で答える。また、鏡を利用した撮影構図がうまかった。
第13話
すごい。トリックがまったくわかりませんでした。ヤクの売人若い男性が階段から転落死します。前輪の第12話と同じ死にかたです。後半、真犯人が画面に映ったときにようやく、そうかとピンときました。
第14話
蝶の標本収集家がらみの殺人事件ですが、環境汚染問題で突然変異の蝶が生まれたという設定で始まります。最後のオチとして、勘違いのために殺人をしてしまったという物悲しい事件でした。
第15話
蝶の標本収集家に引き続き、今回は、鉄道物品収集家がからむ殺人事件です。なんでもあげちゃうお金持ち奥さんが登場します。なんでももらって、フリーマーケットで売ってしまう奥さんも出ます。お金があってもなくても幸せではありません。
第16話
海岸で女性の遺体が発見されます。
自由度が高い脚本です。こういうふうに書いてもいけるという、観てて驚きがあります。
杉下右京の親せき女子が活躍します。
背景として、近所付き合いの薄くなった世間があります。2005年のことですので、もうずいぶん前のことになりました。
第17話
ルポライターが転落死します。
犯人を追い詰めていく二人の刑事の姿が凄味に満ちていました。
第18話
松原宣子(まつばら・のりこ)という節約アドバイザータレントさんがヒモのような夫を殺害します。
純粋に推理を楽しむストーリーです。現実にそのとおりに実行することは不可能です。
杉下右京がテレビ出演してリンゴの皮をむくときのナイフにこだわる意味を理解するのに、なんだろうと考えこみ、時間がかかりました。
右京のセリフが良かった。「一瞬にして一生を失うのが殺人。加害者にとっても被害者にとっても」そんな主旨でした。
第19話
若い女性が、中年男性を射殺します。そして、成田空港から高飛びでフランス行きです。ところが、車で空港へ向かう途中エンストして亀山薫と杉下右京に出会います。「運が良かったとか、悪かったとか」そういうことにこだわりながら逮捕まで続いていきます。
離陸という時刻制限のリミットが、緊迫感を盛り上げます。
限られた短時間内の操作がおもしろい。
杉下右京のくちぐちともいえるセリフとして、「ぼくの悪いクセ」、相手が、「友だち少なくありません?」、「たしかに多くはありませんね」あたりのやりとりがいい。
第20話
刑事ドラマの中で刑事ドラマの撮影があるという二重の設定です。
テレビ番組を放送するためには、つまり、きちんと仕事を仕上げるためには、人をも殺す。仕事キチガイの犯人でした。
最終話
迫力ある一作でした。
杉下右京はすごい。
警察内部犯行でしかも複数犯です。
青酸カリが毒殺の薬です。
目の付け所がいい。
憎しみを持って人を殺す。
岸部一徳官房長の「例外を作っちゃだめでしょ。がんばって足止めしてください」のセリフがよかった。
第1話
最初に特典映像として3人のトーク、伊丹憲一役川原和久さん、三浦信輔役大谷亮介さん、芦沢慶二役山中崇史さんの話を見ました。楽しい。
第1話の物語のほうは、3人しかいない城の中でそのうちの一人が殺害されます。残ったふたりのうちのどちらかが犯人です。若い女性秘書と若い男性執事、そして、閣下の長門裕之さんです。
女優さん高橋かおりさんはすごい演技をしました。物語のなかの役として、本当の主役で悪の犯人です。
「保釈保証金」というのは、還付があるということを知りました。没収だと思っていました。
第2話
大学の先生と不倫関係にある大学女性職員が自殺にみせかけられて殺害されます。犯罪心理学の学者さんと杉下右京の頭脳対決です。
証拠はどうするのか。なければ、つくる。強引でしたが、見ごたえがありました。
「茶番:下手な芝居」、「御用達:ごようたし。上流階級の人たちが使う」、「ディスポーザー:流しの下に付ける生ごみ粉砕機」
第3話
結婚式の日に花婿が来ない。新郎は、自室で強盗に見せかけた殺人事件で亡くなっています。
犯人がなかなかわかりません。
演劇を見ているようでした。杉下右京は変わりものです。遠野凪子さんは、遠野さんに見えません。もう15年ぐらい前の映像です。
第4話
第5話に「つづく」のですが、13年間で10人の女性を殺害した男性容疑者がいます。ピアスが関係してくるのですが解せません。
「支配と隷属」、サドとマゾみたいな夫婦がいます。ピアスの提供が、「支配」を意味するそうです。そこが、わかりません。
「殺人好き」は、病気だから治らないと言って、犯人は飛び降り自殺をして亡くなります。でも、まだ別にも殺人魔がいるようです。
第5話
第4話の続きです。連続殺人10件のうち、まだ3件の犯人がわかりません。
個人に「殺人」という嗜好(しこう。好み)がある人がいる。番組では、「悪は人を魅了する(惹きつけてうっとりさせる)」と出ます。個人の思考を満足させるために殺人を行う。殺人の快楽とあります。そのへんの理屈が正常な人間には理解できません。
まだ、売れていない頃の高橋一生さんと旅猿のナレーションをしている奥貫薫さんがコンビで精神科医の役で出ています。13年ぐらいまえのことです。
第6話
充電式欠陥ヒーターからの出火で6件の焼死が発生します。
それに殺人がからみます。
まじめでおとなしいけれど、相手が自分の思いどおりにならないと攻撃を加えるのが犯人像です。
第7話
よくできた脚本でした。最後のほうまで、真犯人がわかりませんでした。
自分のお金である600万円を交番に届け出たであろう少年の行為ははじめのうちに察しがつきます。そのご、その600万円を巡って落とし主を名乗る変な人間たちが群がってきて、殺人事件が起こります。大学生の卒論対策のための実験は2名の犠牲者を生みつつ、加害者も生んでしまいました。人間のブラックな面が上手に表現されています。
第8話
亀山薫刑事が若い女性に監禁されています。開かずの金庫の番号を導き出して6桁の数値を考え出せという強迫です。
ありえない設定と状況でも物語の創作は可能と受け取りつつも異様な世界です。
最後は杉下右京が明解に答えを出してすっきりしました。
第9話
女性が分厚いガラスの灰皿で男性の頭を打ち付けて殺害します。彼女は灰皿をもったまま2時間歩いて管轄区域外の警察署に出頭します。警察と検事が仕組んだ冤罪が明らかになっていきます。不祥事ものです。組織のトップは組織を守ることに力を注ぎ、杉下右京はそれに対抗していきます。
第10話
女子アナ殺人事件です。柔らかい内容でしたが、同性愛ものは見るのはなかなかむずかしい。
第11話
120分モノです。最初に特典映像を見ました。脚本家の方の苦労です。ずーっと犯行のアイデアを考えているそうです。考えながら結論へと導かれるようです。主役ふたりのインタビューがありました。リアルさを求めて、何度もリハーサルを繰り返すそうです。インタビューもまた演技のような感じがしました。
作品は力作でした。最初に銀行員の女性が誘拐されて、身代金5億円が、ヘリコプターでばらまかれる。次に、大会社の御曹司が誘拐されて死体で発見されるというものです。種明かしがあるまでは、スリル満点でした。ある程度の推理はできるのですが、詳細まではわかりません。
杉下右京の容疑者に対する尋問が、押したり引いたりしながら問いかけておもしろい。亀山薫とのコンビのかけあいもこれまたおもしろい。楽しみました。
第12話
有機野菜のお店オープン披露の食事会から始まります。(どんな殺人事件が起こるのだろう)
階段転落による首骨折ですが、事故・事件、そして、未必の故意(死んでもいいと思って放置する)の話までいきます。
よくできた話でした。結末までしっかりつくりこんであります。
杉下右京と亀山薫のかけあいがおもしろい。杉下が質問して、亀山が推定で答える。また、鏡を利用した撮影構図がうまかった。
第13話
すごい。トリックがまったくわかりませんでした。ヤクの売人若い男性が階段から転落死します。前輪の第12話と同じ死にかたです。後半、真犯人が画面に映ったときにようやく、そうかとピンときました。
第14話
蝶の標本収集家がらみの殺人事件ですが、環境汚染問題で突然変異の蝶が生まれたという設定で始まります。最後のオチとして、勘違いのために殺人をしてしまったという物悲しい事件でした。
第15話
蝶の標本収集家に引き続き、今回は、鉄道物品収集家がからむ殺人事件です。なんでもあげちゃうお金持ち奥さんが登場します。なんでももらって、フリーマーケットで売ってしまう奥さんも出ます。お金があってもなくても幸せではありません。
第16話
海岸で女性の遺体が発見されます。
自由度が高い脚本です。こういうふうに書いてもいけるという、観てて驚きがあります。
杉下右京の親せき女子が活躍します。
背景として、近所付き合いの薄くなった世間があります。2005年のことですので、もうずいぶん前のことになりました。
第17話
ルポライターが転落死します。
犯人を追い詰めていく二人の刑事の姿が凄味に満ちていました。
第18話
松原宣子(まつばら・のりこ)という節約アドバイザータレントさんがヒモのような夫を殺害します。
純粋に推理を楽しむストーリーです。現実にそのとおりに実行することは不可能です。
杉下右京がテレビ出演してリンゴの皮をむくときのナイフにこだわる意味を理解するのに、なんだろうと考えこみ、時間がかかりました。
右京のセリフが良かった。「一瞬にして一生を失うのが殺人。加害者にとっても被害者にとっても」そんな主旨でした。
第19話
若い女性が、中年男性を射殺します。そして、成田空港から高飛びでフランス行きです。ところが、車で空港へ向かう途中エンストして亀山薫と杉下右京に出会います。「運が良かったとか、悪かったとか」そういうことにこだわりながら逮捕まで続いていきます。
離陸という時刻制限のリミットが、緊迫感を盛り上げます。
限られた短時間内の操作がおもしろい。
杉下右京のくちぐちともいえるセリフとして、「ぼくの悪いクセ」、相手が、「友だち少なくありません?」、「たしかに多くはありませんね」あたりのやりとりがいい。
第20話
刑事ドラマの中で刑事ドラマの撮影があるという二重の設定です。
テレビ番組を放送するためには、つまり、きちんと仕事を仕上げるためには、人をも殺す。仕事キチガイの犯人でした。
最終話
迫力ある一作でした。
杉下右京はすごい。
警察内部犯行でしかも複数犯です。
青酸カリが毒殺の薬です。
目の付け所がいい。
憎しみを持って人を殺す。
岸部一徳官房長の「例外を作っちゃだめでしょ。がんばって足止めしてください」のセリフがよかった。
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