2018年12月07日

セルピコ 洋画DVD

セルピコ 洋画DVD 1974年 昭和49年日本公開

 ドラマ「相棒」杉下右京のベースが、アル・パチーノ演じるニューヨーク市警勤務フランク・セルピコだろうかと思いながら観始めましたが違っていました。相棒は推理仕立てが本流で、セルピコは人間ドラマが主体です。組織内部の汚職を摘発するという点では共通点があります。
 犯罪者の犯罪を見逃す代わりに犯罪者、犯罪組織から金銭の供与を受ける。それも、警官個人ではなく、組織的にです。組織の上層部は見て見ぬふりでセルピコを見捨てます。
 実際にあったことを映画にしてあります。「真実一路、不正撲滅」の個性設定です。ときおり、ゆったり流れるバイオリン音楽が哀愁を引き出します。
 セルピコが、「ひとりで働きたい」と言います。正義を貫くうちに周囲の人が離れていきます。孤独です。そして、命を狙われて、警官にはめられる形で撃たれます。この世は悪でできている。
 若山牧水の短歌を思い出します。「白鳥は、海の青、空の青にも染まずただよう」白い鳥は、青色になれず孤独にひとりで飛んでいるのです。

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