2018年08月01日

オカンといっしょ ツチヤタカユキ

オカンといっしょ ツチヤタカユキ 文藝春秋

 面白そうと手に取りすみやかに購入しましたが、45ページまできて、うーむ。なにか、思っていたものと違う。内容表現が固いので楽しめません。期待していたほどではない。文字数がもっと多いといいような。

 最初に、どん底にいる人を励まし救う趣旨が一行あります。邦画・洋画をからめた出だしは面白い。
 小学生当時の母親の男癖の悪さはこどもにとっては悲惨です。児童虐待ともいえる。そんな母をどうして愛すのか。
 思うのは、こういうタイプの母親は世の中にひとりではなく、けっこういます。負けるなこども!です。

 気に入った表現の主旨として、「美術部は変人の集まり」、「教師のタイプがふたつある。同じ絵を見て叱る教師と共感してくれる教師の2種類がいる」、「手は人を殴るためにあるのではなく、社会貢献のために何かを為すためにあると思わせてくれる流れ」、「目から薄い光線が出ているという表現」

 少年少女期に悲しみを味わった少年少女は未来に向けて小説家を目指す。

 リリー・フランキー「東京タワー」の影響を受けている。

 底辺の生活記述が続きます。かなりひどい。とくにお母さんの男性関係。

 「6歳で初めておばあちゃんに会う」ふつうは生まれてすぐに会います。

 悲哀があります。建物としゃべるおばあちゃんです。

 ページのあちこちに「怒り」が散っています。

 ホストクラブでの就労は過酷です。

 ノンフィクションだろうと思いながら読んできましたが最後まで読んでフィクションなんだと腹に落ちました。

 面白いんだけれど、読み手からみると、なにかが足りない。


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