2018年03月03日

老いと勝負と信仰と 加藤一二三

老いと勝負と信仰と 加藤一二三 ワニブックス「PLUS新書」

 藤井聡太4段14歳との対戦・敗戦から脚光を浴びるようになり、いまでは、ゆるキャラのような存在です。

 読み始めました。
 高齢なので、年齢の話と、将棋指しなので勝負の話と、キリスト教徒なので、信仰のお話です。珍しい構成です。
 インタビューを文章に起こしてあるのでしょう。

 まだ読んでいる途中ですが、内容をよく理解できません。キリスト教がベースとなって、将棋という勝負がある。西洋(キリスト教)と東洋(将棋)がイメージとしてうまくつながらなくて、アンマッチのような気がするのですが、本人にとってはそうではない。

(つづく)

 全体を読み終えました。
 宗教の本で、わからないことがたくさんありましたが、後半は、読み応えがあり、有益な部分もありました。後書きの部分を読んで、この本は、以前、2011年に出版されたもので、最近のひふみんブームで増刷されたものであることがわかりました。6年のときを超えての再版です。

 将棋のことはわからない。キリスト教のこともわからないで、読み続けました。

 99ページ、エルサレム、ヨルダン川あたりから、視界が開けてきます。広い世界です。

 人は、負けて、学ぶ。恥ずかしいのは、負けたことをほおっておくこと。そして、たまたま今は負けていると考える。

 クラシック音楽がたくさん出てきます。ヨーロッパの風景が見えてきます。

 危うきものに近づかない。

 上は下に歩みより、互いに高みを目ざしていく。それが、理想。

 後半は迫力がありました。

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