2017年06月01日
ホイッパーウィル川の伝説 2017課題図書
ホイッパーウィル川の伝説 あすなろ書房 2017課題図書
第6章53ページまで読んだところで、感想文を書き始めてみます。
場所はアメリカ合衆国内ヴァーモント州(どこにあるのか知りませんが、書中の記述だと山奥、クマや七面鳥、コヨーテ、ピューマなどの野生動物がいるところ、それから石の産地らしい)です。
登場人物は、主人公が、ジュールズ・シャーマン11才(石マニア)、その姉がシルヴィ12才(短距離走者)、ふたりの仲間が、サム・ポーター11歳と6か月男子(父は森林保護官。兄エルクはアフガニスタンの戦闘員帰り。いっしょにアフガニスタンに行ったジークは戦死した。ジークはハーレスおばあさんの孫息子)です。ジュールズとシルヴィの母親は、ここまで読んだところでは、心臓まひで死去しています。ジュールズが5才、シルヴィが6才のときでした。
翻訳された本ですが、作者の国籍は知りません。
石の分類(火成岩、堆積岩、変成岩)があります。
それから、大理石、粘板岩、結晶片岩、けい岩、砂岩、すい石、区界石とあります。
それから、かれらのみの分類のようで、「願い石」という石があります。
ハーレスおばあさんが教えてくれた「川の兄弟の伝説」は、不気味でした。聞きたくないお話でした。きょうだいというものは、最後には、片方を切り捨てることもあるのです。(お話の中には、力尽きてしかたがなく、されど、ライバルを蹴落とすためにというきつい本音が隠れています。)
シャーマン家の森の中に、「奈落の淵(ならくのふち)」なるところがあり、危険な場所なので立ち入ってはいけない。なのに、3人のこどもたちは立ち入っています。
シャーマン家の森のどこかに洞窟みたいなところがある。
(つづく)
ハーレスおばあさんの伝説(ひとりの娘を取り合った兄弟のうち兄が弟を水死に至らしめた)と、ジュールズとシルヴィの姉妹と重なり、あらたな伝説キツネの話へと発展していきます。幻想的ですが、雰囲気は暗い。これでいいのだろうか。
キツネの母親がいます。キツネは「幸運のしるし」であるそうです。
キツネの3匹のこどもがいます。それらは、兄、妹(セナ)、弟です。
物語の展開の進行の途中で、シルヴィが消息不明になります。さきほどの一匹の女子キツネは、シルヴィではなかろうか。
なんだか、不思議の国のアリスを読みはじめた気分です。シルヴィはキツネの穴に落ちて別世界へ冒険の旅に出たのです。ナルニア国物語もまた、たしか、たんすの中に異国との出入り口があった記憶です。
「ケネン」、それは、光の筋、人間(シルヴィ)の魂が、胎児であるメスキツネにとりついた。
別の話題として、アフガニスタンの戦場へ行ったエルク・ポーター・サム(帰郷したがどうもメンタルの病気にかかっている)、そして、彼と一緒に戦地へ行って戦死したジーク・ハーレスの記事が、ときおり登場します。
「シャーマン」というのは、沖縄でいうところのユタ、亡くなった人のかわりに、魂を自らの体に入れて(呼び寄せて)、今、生きている人と会話をしてもらう職業です。また、青森県の恐山にいるイタコという人たちと共通します。
(つづく)
最後まで読みましたが、最も後半部の表現内容と趣旨は意味がとれませんでした。宗教的ですらありました。日本人のわたしには理解しにくい感触がありました。
事故死した主人公の姉シルヴィは、キツネの子として生まれ変わった。
もうひとりの若者、アフガニスタンで戦死したジーク・ハーレスは、ピューマに生まれ変わった。(北アメリカにピューマがいるのだろうか)
途中、うつ病の人の日記を読むようでした。暗い。読むのもつらい。
遺体がないのに死を断定していいのだろうか。(このあと、書中で同じ意味の記述が出てきました)
速く走らなければならない意味の答えの提示はあるのですが、その意味をとれない。パパや妹を守るために速く走らなければならないのですが、野生動物から家族が襲われないように、自分が犠牲になるというふうに読み取れないのです。
クマが全速力で、長時間人間を追いかけるとは思えないのです。夢のない話で申し訳ない。そのシーンは、嫌なシーン(場面)として、後味悪く残りました。
わからなかった言葉です。「ミトン:親指だけが分離した手袋」
よかった表現です。「水中の星になる」、「シルヴィがいなくなったことは、宇宙のなかでいちばん、大丈夫からほど遠いことだった」、「シャーマン銀河(集めた石をベッドに広げてライトを当てる)」、「石ガール」、「LEDライト:発光ダイオードを使用した照明器具」、「消えどころ、もどりどころ」
第6章53ページまで読んだところで、感想文を書き始めてみます。
場所はアメリカ合衆国内ヴァーモント州(どこにあるのか知りませんが、書中の記述だと山奥、クマや七面鳥、コヨーテ、ピューマなどの野生動物がいるところ、それから石の産地らしい)です。
登場人物は、主人公が、ジュールズ・シャーマン11才(石マニア)、その姉がシルヴィ12才(短距離走者)、ふたりの仲間が、サム・ポーター11歳と6か月男子(父は森林保護官。兄エルクはアフガニスタンの戦闘員帰り。いっしょにアフガニスタンに行ったジークは戦死した。ジークはハーレスおばあさんの孫息子)です。ジュールズとシルヴィの母親は、ここまで読んだところでは、心臓まひで死去しています。ジュールズが5才、シルヴィが6才のときでした。
翻訳された本ですが、作者の国籍は知りません。
石の分類(火成岩、堆積岩、変成岩)があります。
それから、大理石、粘板岩、結晶片岩、けい岩、砂岩、すい石、区界石とあります。
それから、かれらのみの分類のようで、「願い石」という石があります。
ハーレスおばあさんが教えてくれた「川の兄弟の伝説」は、不気味でした。聞きたくないお話でした。きょうだいというものは、最後には、片方を切り捨てることもあるのです。(お話の中には、力尽きてしかたがなく、されど、ライバルを蹴落とすためにというきつい本音が隠れています。)
シャーマン家の森の中に、「奈落の淵(ならくのふち)」なるところがあり、危険な場所なので立ち入ってはいけない。なのに、3人のこどもたちは立ち入っています。
シャーマン家の森のどこかに洞窟みたいなところがある。
(つづく)
ハーレスおばあさんの伝説(ひとりの娘を取り合った兄弟のうち兄が弟を水死に至らしめた)と、ジュールズとシルヴィの姉妹と重なり、あらたな伝説キツネの話へと発展していきます。幻想的ですが、雰囲気は暗い。これでいいのだろうか。
キツネの母親がいます。キツネは「幸運のしるし」であるそうです。
キツネの3匹のこどもがいます。それらは、兄、妹(セナ)、弟です。
物語の展開の進行の途中で、シルヴィが消息不明になります。さきほどの一匹の女子キツネは、シルヴィではなかろうか。
なんだか、不思議の国のアリスを読みはじめた気分です。シルヴィはキツネの穴に落ちて別世界へ冒険の旅に出たのです。ナルニア国物語もまた、たしか、たんすの中に異国との出入り口があった記憶です。
「ケネン」、それは、光の筋、人間(シルヴィ)の魂が、胎児であるメスキツネにとりついた。
別の話題として、アフガニスタンの戦場へ行ったエルク・ポーター・サム(帰郷したがどうもメンタルの病気にかかっている)、そして、彼と一緒に戦地へ行って戦死したジーク・ハーレスの記事が、ときおり登場します。
「シャーマン」というのは、沖縄でいうところのユタ、亡くなった人のかわりに、魂を自らの体に入れて(呼び寄せて)、今、生きている人と会話をしてもらう職業です。また、青森県の恐山にいるイタコという人たちと共通します。
(つづく)
最後まで読みましたが、最も後半部の表現内容と趣旨は意味がとれませんでした。宗教的ですらありました。日本人のわたしには理解しにくい感触がありました。
事故死した主人公の姉シルヴィは、キツネの子として生まれ変わった。
もうひとりの若者、アフガニスタンで戦死したジーク・ハーレスは、ピューマに生まれ変わった。(北アメリカにピューマがいるのだろうか)
途中、うつ病の人の日記を読むようでした。暗い。読むのもつらい。
遺体がないのに死を断定していいのだろうか。(このあと、書中で同じ意味の記述が出てきました)
速く走らなければならない意味の答えの提示はあるのですが、その意味をとれない。パパや妹を守るために速く走らなければならないのですが、野生動物から家族が襲われないように、自分が犠牲になるというふうに読み取れないのです。
クマが全速力で、長時間人間を追いかけるとは思えないのです。夢のない話で申し訳ない。そのシーンは、嫌なシーン(場面)として、後味悪く残りました。
わからなかった言葉です。「ミトン:親指だけが分離した手袋」
よかった表現です。「水中の星になる」、「シルヴィがいなくなったことは、宇宙のなかでいちばん、大丈夫からほど遠いことだった」、「シャーマン銀河(集めた石をベッドに広げてライトを当てる)」、「石ガール」、「LEDライト:発光ダイオードを使用した照明器具」、「消えどころ、もどりどころ」
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