2015年12月30日

2015年 今年観てよかった映画

2015年 今年観てよかった映画

(再鑑賞)県庁の星 邦画 DVD
 やがて負ける少数派の映画でもあり、公務員攻撃と思いきや公務員に対する期待と応援の映画でもあります。
 民間スーパーに半年間研修に出た県庁産業政策課係長野村さん(研修後は生活福祉課に配置転換)の悩み多き、されど実り多き足跡です。
 映画の始まりでは、スーパーバックヤードの乱雑さが気になります。非衛生的な弁当づくりでは、命の安全さよりも採算優先の姿勢にあきれます。それらが、県庁さんとパートの二宮さんの情熱と努力で改善されていきます。県庁さんがつくった「改善書」の価値は高い。
 人は弱い。気持ちを大切にする。劇中の県庁さんの言葉として、素直にあやまる。素直に教わる、何かを成し遂げるには、仲間が必要。いろいろ学びました。チームワークの重要性を再確認できました。

天国から来たチャンピオン 洋画 DVD
 死ねない霊魂が他人にのりうつるパターンでコメディ映画です。今年観てよかった1本です。アメリカンフットボールの実力選手ジョーが、自転車をこいでいて、車とぶつかりそうになるのだけれど、運動神経良く、車をよけるはずが、死に神の役割を果たす天国の職員さん(公務員ぽい)が、早とちりして、車にぶつかる前に、ジョーを天国へ連れてきてしまったというところあたりから始まります。

おくりびと 邦画 DVD
(観る前)
 小説は読んだことがありますが、内容をはっきり覚えていません。
 オーケストラでチェロを担当していた主人公の楽団がつぶれた。主人公は故郷の山形県へ帰って、納棺師(おくりびと)になった。
(観た後)
 「仕事」とは何かということに対する表現があります。
志をもって働く。お金のためだけじゃない。
やりがい。

ガチ☆ボーイ 邦画 DVD
 後半30分間が重厚でした。今年観てよかった映画です。
 自転車自分ひとり転倒事故で頭を打って以来、その後の記憶が1日分しかもたなくなった大学3回生のお話です。転倒事故以前の記憶は明瞭に残っている。
 「博士が愛した数式」とか、「明日の記憶」、韓国映画の頭の中の消しゴムがどうしたとかいう路線です。
 メモをします。ポラロイドカメラで写真を残します。それでも、翌日になると前日の記憶は残っていません。

男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け 17作 昭和51年夏
 いい作品でした。
 ひさしぶりに映画を観て笑い転げました。
 みなさん若い。(亡くなってしまった人が多い)
 底抜けに明るい太地喜和子演じる芸者ぼたんがいい。
 寅さんと彼女のシーンは、調和がとれていて抜群です。
 人情話です。
 お金<気持ちで、「気持ち」を大切にするところがいい。
 けんかになると軽く手が出るところがいい。

ノッティングヒルの恋人 洋画 DVD
 気が休まる英国ロンドンを舞台にした映画でした。アメリカハリウッド女優(当然美しい)とロンドンノッティングヒルで旅行書を専門に扱う書店主とのラブストーリーでした。

レオン 洋画 DVD
 94年フランス・アメリカ映画です。初めて観ました。腕利きの殺し屋レオンと12歳のマチルダが一緒に暮らしながらマチルダの家族を皆殺しにした組織の相手に復讐をする物語です。正確には、マチルダの弟4歳を殺した相手が敵(かたき)です。赤穂浪士四十七士のようでもあるし、ランボーのようでもある共通の快感がわきあがります。

しあわせの隠れ場所 洋画 DVD
 使い古しの安いDVDを手に入れて観ているので、たまに調子が悪くなったりします。このDVDでは、1時間ぐらい過ぎたあたりでトラブルになり、画面が動かなくなってしまいました。あれこれやってもだめで、別の部屋にある新しいデッキを使ったら徐々に動くようになりました。その結果、同じシーンを何回か繰り返し観ました。おかげで、最初は理解できなかった最初と最後のシーンがつながることとか、アメリカンフットボールのルール(ほんの少しわかった)、キリスト教の教え、人種差別問題、大学入試制度、奨学金制度、貧困問題などを少し理解し、映画のもつメッセージが伝わってきましした。作り話っぽくあったり、強引であったり、理想主義であったりもしますが、気持ちに響いた今年観てよかった1本です。

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