2023年10月23日
東京日比谷公園あたりを散策する。
東京日比谷公園あたりを散策する。
10月のとある日に、銀座のホテルで宿泊したのですが、受付カウンターの人は外国人で、エレベーターに乗ってくるのも外国人で、朝食会場も外国人ばかりで、日本人に会いませんでした。外国に行かなくても外国にいるような感じでした。
前夜遅くに銀座を歩きましたが、なんだかさびれているような雰囲気でした。7月に泊まった時の東京都武蔵野市にある吉祥寺の駅まわりのほうがにぎやかでした。
銀座は、他県の地方都市にある駅周辺のように、夜は冷めていました。意外です。
前夜は、帝国劇場でミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』を観劇したのですが、帝国劇場と帝国ホテルはくっついていると勘違いしていました。
次の写真が帝国ホテルです。劇場から少し離れた位置にホテルが建っていました。
お散歩をしていて、ハイビスカスのきれいなお花を見つけました。
東京駅付近ですが、花をながめていると、ハワイとかグアム島にいるようです。沖縄でも咲いていますな。
今年は暑い夏でした。
日比谷公園は全体的に老朽化しているような印象を受けました。なんだか、古い公園の風景です。
キャンディーズが、普通の女の子に戻りたいと宣言した日比谷野外大音楽堂を観たかったのですが、イベントの準備中で入れませんでした。遠目にスタンドが見えましたが、音楽堂は、かなり古そうでした。改修の予定があるようです。
(女性3人組のアイドルグループ)キャンディーズの解散宣言:1977年7月17日(昭和52年)日比谷野外大音楽堂にて宣言あり。1978年4月に解散しました。メンバーのうち、田中好子さん(スーちゃん)は病気で亡くなってしまいました。
『週刊文春 シリーズ昭和④哀悼篇 昭和の遺書 魂の記録 生きる意味を教えてくれる91人の「最期の言葉」 文春ムック 平成29年12月11日発行 2017年11月27日電子版発行 Kindle Unlimited 電子書籍』:『田中好子』 歌手キャンディーズのメンバー 2011年4月21日(平成23年) 55歳 乳がんで死去。ご本人が書いた文章からは、もっと生きていたかったという思いが切々と伝わってきました。
10月21日土曜日にメンバーだった伊藤蘭さんのコンサートが日比谷野外大音楽堂で開催されたようです。
長い歳月が流れました。
散歩するように散策していたら、正午の鐘が鳴りました。公園内にあるこの鐘がなっていたのだろうかと、連れの妻とじろじろこの鐘をながめていました。たぶんこの鐘が鳴ったのだと思います。
裁判所のあるあたりにあった看板です。
辻村深月(つじむら・みづき)小説作品『琥珀の夏(こはくのなつ)』では、このあたりの風景描写が出てきます。登場人物のひとりが、弁護士の女性でした。『琥珀の夏(こはくのなつ) 辻村深月(つじむらみづき) 文藝春秋』 近藤法子(こんどう・のりこ)弁護士でした。
裁判所関係の建物も高層ビルディングです。
こういう街路も歩道橋があって、古めかしい。
次の写真『東京国際フォーラム』の中にあった飲食店で昼食をとりました。
デザインがきれいな建物でした。この土地は、もともとは東京都庁があった場所だそうです。
昼食時には、自分のスマホでお店のテーブルに表示してあるQRコードを読み込ませて料理を注文する方式でした。
以前、愛知県内の新装した焼き肉店で同じシステムを体験したことがあったので、とまどわずにやれました。ただ、同店のときは、QRコードを読み込ませて表示したら、どういうわけか全部中国語でメニューの画面が出てきて、結局店員さんにスマホを見てもわからないからと言って、口頭で注文しました。今回はそんなことはありませんでした。
歳をとりましたが、なんとか、新しいやり方についていきたい。
東京国際フォーラムでは、学会が開かれていて、たくさんのスーツ姿の若い男女が行き来していました。日本血液学会と表示されていました。全国から集まって来ておられるのでしょう。みなさまのご活躍をお祈りいたします。
10月のとある日に、銀座のホテルで宿泊したのですが、受付カウンターの人は外国人で、エレベーターに乗ってくるのも外国人で、朝食会場も外国人ばかりで、日本人に会いませんでした。外国に行かなくても外国にいるような感じでした。
前夜遅くに銀座を歩きましたが、なんだかさびれているような雰囲気でした。7月に泊まった時の東京都武蔵野市にある吉祥寺の駅まわりのほうがにぎやかでした。
銀座は、他県の地方都市にある駅周辺のように、夜は冷めていました。意外です。
前夜は、帝国劇場でミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』を観劇したのですが、帝国劇場と帝国ホテルはくっついていると勘違いしていました。
次の写真が帝国ホテルです。劇場から少し離れた位置にホテルが建っていました。
お散歩をしていて、ハイビスカスのきれいなお花を見つけました。
東京駅付近ですが、花をながめていると、ハワイとかグアム島にいるようです。沖縄でも咲いていますな。
今年は暑い夏でした。
日比谷公園は全体的に老朽化しているような印象を受けました。なんだか、古い公園の風景です。
キャンディーズが、普通の女の子に戻りたいと宣言した日比谷野外大音楽堂を観たかったのですが、イベントの準備中で入れませんでした。遠目にスタンドが見えましたが、音楽堂は、かなり古そうでした。改修の予定があるようです。
(女性3人組のアイドルグループ)キャンディーズの解散宣言:1977年7月17日(昭和52年)日比谷野外大音楽堂にて宣言あり。1978年4月に解散しました。メンバーのうち、田中好子さん(スーちゃん)は病気で亡くなってしまいました。
『週刊文春 シリーズ昭和④哀悼篇 昭和の遺書 魂の記録 生きる意味を教えてくれる91人の「最期の言葉」 文春ムック 平成29年12月11日発行 2017年11月27日電子版発行 Kindle Unlimited 電子書籍』:『田中好子』 歌手キャンディーズのメンバー 2011年4月21日(平成23年) 55歳 乳がんで死去。ご本人が書いた文章からは、もっと生きていたかったという思いが切々と伝わってきました。
10月21日土曜日にメンバーだった伊藤蘭さんのコンサートが日比谷野外大音楽堂で開催されたようです。
長い歳月が流れました。
散歩するように散策していたら、正午の鐘が鳴りました。公園内にあるこの鐘がなっていたのだろうかと、連れの妻とじろじろこの鐘をながめていました。たぶんこの鐘が鳴ったのだと思います。
裁判所のあるあたりにあった看板です。
辻村深月(つじむら・みづき)小説作品『琥珀の夏(こはくのなつ)』では、このあたりの風景描写が出てきます。登場人物のひとりが、弁護士の女性でした。『琥珀の夏(こはくのなつ) 辻村深月(つじむらみづき) 文藝春秋』 近藤法子(こんどう・のりこ)弁護士でした。
裁判所関係の建物も高層ビルディングです。
こういう街路も歩道橋があって、古めかしい。
次の写真『東京国際フォーラム』の中にあった飲食店で昼食をとりました。
デザインがきれいな建物でした。この土地は、もともとは東京都庁があった場所だそうです。
昼食時には、自分のスマホでお店のテーブルに表示してあるQRコードを読み込ませて料理を注文する方式でした。
以前、愛知県内の新装した焼き肉店で同じシステムを体験したことがあったので、とまどわずにやれました。ただ、同店のときは、QRコードを読み込ませて表示したら、どういうわけか全部中国語でメニューの画面が出てきて、結局店員さんにスマホを見てもわからないからと言って、口頭で注文しました。今回はそんなことはありませんでした。
歳をとりましたが、なんとか、新しいやり方についていきたい。
東京国際フォーラムでは、学会が開かれていて、たくさんのスーツ姿の若い男女が行き来していました。日本血液学会と表示されていました。全国から集まって来ておられるのでしょう。みなさまのご活躍をお祈りいたします。
2023年10月20日
チャーリーとチョコレート工場 映画と小説と観劇
チャーリーとチョコレート工場 映画と小説と観劇
(この部分を書いている今は、2023年9月上旬です)
毎朝、じぇじぇじぇの『あまちゃん』NHKBS再放送を見ています。
演者の荒川良々(あらかわ・よしよし)さんと皆川猿時(みながわ・さるとき)さんを舞台でじかに見たくなりました。
おふたりが出演される演劇として、東京下北沢の本多劇場で『ドクター皆川 ~手術成功5秒前~ 』という舞台を見ようと思いました。
チケット発売日に申し込み用のネットに接続しようとしたら「集中していてつながりにくくなっています」と表示が出ました。7分ぐらいたって、ようやくつながったら「(発売)予定枚数が終了しました」とメッセージが書いてありがっかりしました。人気者ですなあ。
ほかになにかないかと探したら、東京池袋のサンシャイン劇場で、三宅裕司さんと小倉久寛さんが出る劇団スーパー・エキセントリック・シアターの『ラスト★アクションヒーロー ~地方都市に手を出すな~ 』のチケットが手に入りそうでした。でも、家族が「古いのではないか」というので、やめました。(でも自分としては、いつかは観てみたい)
さらに探したら、帝国劇場で公演される『チャーリーとチョコレート工場』を見つけました。家族が見たいといいました。どうせ当たらないだろうと思いながらも抽選に申し込んだら当たりました。うれしい。
(後日、東山紀之さん出演の『チョコレートドーナツ』が同じような時期に東京渋谷で上演されることを知りました。さらに、某事務所の社長に東山紀之さんがなったり、『チャーリーとチョコレート工場』のほうの出演者である堂本光一さんが事務所のことで話題になったり、“チョコレート”というタイトルも重なって不思議な気配(けはい)を感じました)
作品のほうは、その後、ジョニー・デップさんの映画と原作の小説があることを知りました。
こどもさんがらみのどちらかといえば社会福祉関係の物語です。
家のテレビで、動画配信サービスhulu(フールー)で洋画を見ることができたので、まず映画の感想を書いてみます。
『チャーリーとチョコレート工場 洋画 2005年公開』の感想です。
主題は「家族をだいじにしよう」です。パパやママ、おじいちゃんやおばあちゃんをだいじにするのです。貧しいチャーリー少年にとっては、チョコレート工場の経営でお金もうけをして大金を手に入れるということよりも、貧乏でも家族7人の助け合い生活を送ることのほうが優先なのです。
映画を見ながら感じたことをポツポツと書き落としてみます。
ディズニー映画みたい。とくに工場見学は、ディズニーランドのアトラクションに参加しているような雰囲気でした。
映像が進むにつれて、いろいろな俳優さんのことが頭に浮かびました。
チャップリン→(タレントの)パックン→柳生博さん→長州力さん(ちょうしゅうりきさん。プロレスラー)
洋画「スターウォーズ」のシーンのようでもある。洋画「オズの魔法使い」のような雰囲気もあります。
ピーターパンの趣旨のようでもある。(気持ちがいつまでもこどもで、おとなになりきれない「こどもおとな」の話)
お金がない家のこども(男児チャーリー)のお話です。
家族の人数は多い。7人もいます。こども、両親、父方祖父母と母方祖父母です。
1枚の板チョコを7人で分け合って食べる家庭なのです。
チョコレート工場の見学に5組の保護者とこどもが参加します。
ブラックユーモアがあります(皮肉をこめた笑い。不安、不吉、不気味、残酷さ)
わがままなこどもと、こどもをわがままに育てた親のことを責める内容でもあります。
ウォンカという工場経営者が、自分が父親とうまくいかなかった葛藤が表現されています。(かっとう:やるせなさ。争い(あらそい)。気持ちのもつれ)
映画よりも原作小説のほうがおもしろいという映画評が多い。
その後:似たタイトルの洋画「チョコレートドーナッツ」を観たことがあるのを思い出しました。調べたら今秋演劇が上演されることも知りました。東京渋谷にあるPARCO劇場です。つらい内容です。裁判所の決定によって帰宅した母子家庭、15才のダウン症の少年が、母親のネグレクト(育児放棄)にあって、3日間、屋外を放浪したあと、橋の下で亡くなりました。
差別撤廃を呼びかける映画です。障害者差別であり、同性愛者差別です。まず、ダウン症の少年を救ったおとなは、ゲイのカップルです。
ダウン症の少年は母子家庭で、母親は薬物中毒の売春婦です。
スラム(すさんだ貧困地域)です。どん底です。同性愛者同士の女性役がルディという役名の男性俳優(特典映像で本当にゲイとありました)、彼の夫役が弁護士のポールで、ダウン症の少年がマルコです。
疑似家族ですが、3人はそれでも1年間、事実上の家族として、幸せな共同生活(夫婦・親子としての)を送ります。
しかし、そのことを裁判所は認めません。少年は異常な母親のもとに返されて亡くなります。
事務所を支えるために引退されるという東山紀之さんにとっては最後の作品になるようです。11月の名古屋公演が最後なのかなあと思っています。
年寄りの自分が思うに、会社員なら定年退職などで退職すると、同じ会社に復帰することはもう無理ですが、芸能人の方たちは個人営業の自由業ですから、引退も復帰も本人の気持ち次第です。いつでも復帰できると思うのです。まわりのファンが支持してくれればだいじょうぶです。今までも、引退後復帰されたタレント(歌手の方など)さんは複数おられました。
さらにその後:『チャーリーとチョコレート工場』のほうは、12月に洋画が公開されることを知りました。『ウォンカとチョコレート工場の始まり』というタイトルです。なんだか偶然がどんどん重なってきていて不思議な感じがします。
今度は児童文学小説を読んでみます。本を取り寄せました。
『チョコレート工場の秘密 ロアルド・ダール クェンティン・ブレイク(絵) 柳瀬尚樹(訳) 評論社』
ロアルド・ダール:イギリスの作家。1916年(日本だと大正5年)-1990年(平成2年)74歳没
ウィリー・ウォンカ:ミュージカルでは、KinKi Kidsの堂本光一さんが演じます。まちの人たちにとっては英雄で、みんなから好かれています。チョコレート製造の魔術師だそうです。
チャーリー・バケツ(ミュージカルでは発音が「バケット」):子役さん。子役さんたちは複数おられます。その日その日で演じる子役さんが変わります。
バケツ婦人(バケット婦人):観月ありささん
オーガスタス・ブクブトリー:ミュージカルでは子役さんです。
マイク・テレヴィズキー:ミュージカルでは、「マイク・ティビー」という子役さんになっています。
イボダラーケ・ショッパー:ミュージカルでは、いまのところ、どなたかわかりません。
ウンパッパ・ルンパッパ人たち:ミュージカルでは、今のところ、どなたかわかりません。映画では同じ人の姿と顔でたくさんのウンパッパ・ルンパッパが出ていました。忍術の分身の術(じゅつ)みたいでした。こびとで不思議な存在でした。チョコレートの妖精だろうか。背丈はこどもの膝(ひざ)ぐらい。チョコレート工場の工員さんの役割を果たしているようです。
バイオレット・アゴストロング:ミュージカルでは、いまのところ、どなたかわかりません。
以下、ミュージカルでは、
グループ夫人:Wキャストで、鈴木ほのかさんと森公美子さんです。わたしたち夫婦が観劇するときは、森公美子さんです。
ボーレガード氏:芋洗坂係長さん
ジョーじいちゃん:小堺一機さん。本では、96歳半という年齢設定です。
ソルト氏:岸佑二さん
ティービー夫人:彩吹真央さん
さて、本を読み始めます。
こどもひとり、おとな6人の7人で、食べていくのもたいへんな貧乏三世代家族です。
部屋はふたつ、ベッドはひとつ、そのひとつのベッドに年寄り4人が寝ています。4人とも体が弱っていて寝たきりなのです。
隣の部屋の床に夫婦とこどもであるチャーリー・バケツがマットを敷いて寝る生活をしています。
バケツ氏:世帯主男性。歯磨き工場で、歯磨きの小さなキャップをくるくると回して付けるという仕事をしている。賃金は低い。
バケツ氏の妻
バケツ夫婦の息子:チャーリー・バケツ。本のはじまりに『こんにちは。はじめまして。よろしくね。この子は、きみたちに会えて大喜びだ。』とあります。ここから物語がスタートします。チャーリー少年は、いつもおなかをすかしている。何よりも食べたいのは「チョコレート」だそうです。年に一度だけ、誕生日に板チョコのプレゼントがもらえる。ひと月以上かけて少しずつ板チョコレートを食べるそうです。
バケツ氏の父:ジョーじいちゃん。年寄り4人は全員が90歳を超えている。設定では、チャーリーは孫となっていますが、どう考えてもひ孫としか勘定できません。4人ともチャーリーが好きでおしゃべり好きだそうです。
バケツ氏の母:ジョゼフィーンばあちゃん
バケツ氏の奥さんの父:ジョージじいちゃん
バケツ氏の奥さんの母:ジョージナばあちゃん
チャーリーの家の窓から、巨大なチョコレート工場が見える。『ワンカの工場』だそうです。ウィリー・ワンカは、チョコレート発明家で、チョコレートを製造する巨大な工場を保有している。
本の『3章 ワンカ氏とインドの王子』の部分は、映画で忠実に再現されていたのでわかりやすかった。
ワンカの工場の特徴というか秘密:従業員の出入りがない。(ロボット方式でチョコレートづくりをしているのだろうか)
昔、ウィリー・ワンカは、たくさんの従業員を雇っていた。その中にスパイがいた。チョコレートづくりのアイデアを盗まれた。ワンカは、従業員を信用しなくなった。
キママチョコピーの工場:溶けないアイスクリームをつくりはじめた。
ハナツッコミーの工場:噛んでも噛んでも味の消えないチューインガムを売り出した。
ナメクジナミーの工場:大きくふくらませることができる砂糖風船を作り始めた。
みんな、ワンカのアイデアだった。
話は『ワンカ工場ついに公開 幸運の数名限定』へとつながっていきます。
(つづく)
10年間姿を見せなかったウィリー・ワンカ氏が、顧客のちびっこ5人(保護者同伴)をチョコレート工場に招く。
手法は、商品の板チョコレートに当選券を忍ばせる(しのばせる。『黄金切符(おうごんきっぷ』。その黄金切符を各自が手に入れるまでの経過が記されています。
最後の1枚をチャーリーが手に入れて、ジョウじいちゃんとチャーリーがワンカのチョコレート工場を訪問することになります。
見学の最後に特別プレゼントとして、一生分のチョコレートとキャンディがプレゼントされます。
寵児(ちょうじ):親に愛されている(甘やかされている)こども。流行にのっているこども
いけすかない:気にくわない。
祖父母たちのチャーリーに対する愛情が伝わってくる文章です。
祖父母たちはチャーリーに腹いっぱい食べさせてやりたい。
祖父母は間接的な立場ですが、こどもにおいしいものをおなかいっぱい食べさせることを続けることが親の愛情であり親の役割です。親が親であることの基本です。
50ペンス銀貨:75円ぐらい
読んでいて思うのは『お金とか財産は、ひとり占めをするともめる』という法則です。
工場訪問の日:2月1日。午前10時から。
作者は貧乏人の味方です。
ローン・レインジャー:西部劇を題材にしたラジオドラマ。アメリカ合衆国。1930年代(昭和5年)日本のテレビドラマは1958年(昭和33年)アニメ1967年(昭和42年)
以下、黄金切符を手にしたこどもたちです。
1 オーガスタス・ブクブトリー 男の子9歳 でぶでぶ。太っている。付き添いは両親
2 イボダラーケ・ショッパー 女の子 金持ち両親 遠くの大都会に住んでいる。付き添いは両親。夫人は地理担当教員
3 バイオレット・アゴストロング お嬢さん いつもチューインガムを噛んでいる。付き添いは両親
4 マイク・テレヴィズキー 男の子 9歳 テレビを見るのが好き。付き添いは両親
5 チャーリー・バケツ 主役です。付き添いは父方祖父
(昨夜、テレビで帝国劇場の裏側を紹介するような放送を番組『行列のできる法律相談所』でやっているのを偶然見ました。来月観に行く演目で主演者の方々も出ておられたので偶然のことでしたが映像を楽しみました。帝国劇場の地下にある部屋部分での説明がありました。ウィリー・ワンカのチョコレート工場の構造みたいです。地下に大きなチョコレート工場があります)
おとな9人とこども5人、合計14人のグループをウィリー・ワンカが自分のチョコレート工場を案内します。
(読んでいて、昔こどもたちを連れて行ったことがある『お菓子の城』を思い出しました。愛知県犬山市にあります)
ウィリー・ワンカのチョコレート工場の製造場所部分は地下です。地面からずーっと深い場所に広い工場部分があります。
チョコレート室、ウンパッパ・ルンパッパ人(チョコレート工場の工員さんに思えます。こどもの膝(ひざ)ぐらいの高さの身長です)、永久ペロペロキャンディー、ヘアトッフイ(食べると30分後に頭のてっぺんにふさふさの毛が生える。口ひげもあごひげも生える)、食用マシュマロ枕、なめられる壁紙、いろいろアイデアがいっぱいです。ホット・アイスクリーム、チョコレート・ミルクを出す乳牛、炭酸上昇ドリンク、丸目に見える四角いキャンディ、バタースコッチとバタージン(酔っ払いそうです)。
チョコレート・ファッジ:チョコレートを混ぜたお菓子、食べ物
(『ナルニア国物語』を読んでいるようでもある)
チャーリー・バケツは、心が優しい。
ウィリー・ワンカもいい人です。
ジョウじいちゃんも優しい。
ほかのメンバーは、いじわるだったり、くしんぼうだったり、欲が深い。
オーガスタス・ブクブトリーとバイオレット・アゴストロングがいなくなります。行儀が悪いふたりでした。
映画の流れと同じ内容なのでわかりやすい。
クルミの実をむくリスたちの登場です。
そして、すったもんだがあります。
(つづく)
残ったちびっこは、マイク・テレヴィズキーとチャーリー・バケツだけになりました。
その後、テレビ好きのマイク・テレヴィズキーは『テレビチョコレート室』で、テレビの中に入ってしまいました。(この部分を読んだとき、わたしがたぶん小学生のときに放映されていたテレビ番組の『万国びっくりショー(ばんこくびっくりしょー)』を思い出しました。
最終的に残ったのは、チャーリー・バケツだけです。
『ガラスの大エレベーター』で大移動です。
氷砂糖鉱山、ココナッツ・アイス・スケートリンク、ストローベリー・ジュース水鉄砲、自宅庭園用トッフィーアップル樹の全サイズ、敵撃破爆弾キャンディ、夜間ベッド用棒付き夜光飴…… 甘いものがいっぱいです。
断乎(だんこ):どんなことがあってもかならずするという強い意思表示のあらわれ。
ウィリー・ワンカは、チャーリー・バケツに、自分の工場の経営権を自分の死後渡すことを約束します。こどもがいないお金持ちが、養子をもらったようなものです。
ウィリー・ワンカは、心が純粋できれいな人です。
『わたしは年寄りでしてね…… いつまでもつづけられはしない。わたしには子供はいませんし、家族もない…… 「欲(よく)」のある人間はいらない』チョコレートづくりに関して、わたしの意思を継いでくれるこどもをさがしていたと続きます。
社会福祉の物語でもあります。正直者がばかをみない世の中をめざしているウィリー・ワンカです。ちなみに、著者も同じ意思で、この本の収益の一部は寄付に回されています。
ハッピーエンドでした。
良かった。
最後の訳者のメッセージに、9歳から12歳を対象に書かれた作品ですが、幅広い世代に楽しんでいただける作品ですと書いてありました。
『観劇の感想です。チャーリーとチョコレート工場 東京帝国劇場にて 10月のとある夜』
ミュージカルです。
思い出すまま、思いつくまま、感想を並べてみます。
森公美子さんは意外に小柄な方でした。歌は声量があって迫力がありました。
みどり色のシンボルカラーのお母さん役の方とテレビ好きヤンキー少年役の男の子の演技がとても良かった。リズミカルに歌と踊りが展開されていました。
事前に物語のあらすじを知っておいたほうが内容を理解しやすい。
にぎやかでいい雰囲気でした。
始まりからしばらくは、話の展開も演技もいまいちな感じがしましたが、幕間のあとの後半は密度が濃くなって、充実していました。全体で3時間ぐらい、幕間の休憩が20分から25分間ぐらいでした。午後6時開始、午後9時過ぎ終了でした。
舞台背景の月の色が最初はオレンジ色で、わたしなりに、月は白色のほうが、色合いがいいのにと気になりましたが、幕間のあとの後半では、白っぽい月の色に変わっていました。満足しました。
こびとの妖精のようなチョコレート工場の従業員であろうウンパ・ルンパ役(やく)の人たちのがんばり演技が、舞台の盛り上がりに貢献しています。かなりいい感じです。
照明、灯り(あかり)、映像、目の前にある情景がすべて映画の映像のように見えることがあり、たいしたものだと感じ入りました。
人生で初めて、1500人以上の女性のかたまりの中で過ごしました。熊太郎夫婦のようにカップルや両親とこどもの親子連れの人もいて、男性が少ない姿に違和感はありませんでしたが、観客は女性のものすごい人の群れでした。女性用トイレの行列はすさまじく長く(男子はすんなり用を足せました)、グッズ販売の行列もすごく、二階席へ続く階段も人が並び、ロビーは、人ひとりがかろうじて移動できる通路の空間が残されているだけでした。
食事は、開幕前にロビーのイスに座っておにぎりを食べて、幕間の休憩のときに座席でサンドイッチを食べました。幕間中に座席で飲食することは禁止されていないようです。
前半は、ユーモアの部分にかけるかなあという印象がありましたが、後半は笑える部分もそこそこありました。
上演が最後に終わった時、びっくりしました。観客全員が立ち上がってステージの演者に盛大な拍手を送りました。つられて自分たちも立ち上がりました。ものすごい音量の拍手でした。
座席のイスの前後の長さが太ももの部分が長い男性にとっては短い気がしました。長時間の着席なので、お尻が痛くなるときが何度かありました。劇場自体がだいぶ古いです。建て替えの計画があるようです。
後半で出てきたリスのつくりものがかわいらしかった。
観月ありささんは、背の高い人だと感じました。演者は子役のこどもさんたちもいて、小柄な人が多かった。叱られるかもしれませんが、ステージ上では、小太りの人、(役柄的に)小太りの衣装を着ている人(ウンパ・ルンパ役の人たちはたぶん膝で立っておられたと思います)が多いわけで、いっぽう、観客の女性のなかにもいくぶん小太りの女性のかたもちらほらとおられ、自分は長いこと生きてきましたが、あんなにたくさんの小太りの人を見たのは初めてでした。劇のタイトルにチョコレートとあり、話の中身もお菓子の話だから、タイトルと中身が一致していて納得しました。
こちらも小太りである芋洗坂係長(いもあらいざかかかりちょう。体重が100キロ以上あるそうです。ダンサーさんです)さんは、動きが意外にシャープで、しゅっとして、キレがある動きを披露されていました。以前テレビで観たときの老齢の配役の顔とはぜんぜん違いました。
後半部の舞台装置や映像は、万華鏡(まんげきょう)の中のようで、宝石がキラキラ輝く視界でした。絵本の連続撮影のようでもありました。草間彌生(くさまやよい)さんが描く絵画の色調でした。
キーワードが『イマジネーション(発想力。想像力)』でした。小説だと、親や祖父母を大切にするチャーリー少年の思いやりの意識が重要視されるのですが、こちらの劇では、チョコレート類の新製品を発想する『イマジネーション』が主題として重視されていました。
歌のときに、観客席ももっと積極的に手拍子をするシーンが何度かあっても良かったのではないかと感じました。ステージ上は盛り上がっているのに、観客席は静かだったことが何度かありました。サクラ役(頼まれて意図的に雰囲気づくりをする人)の観客のグループがいて、音楽に合わせた手拍子を誘導してくれるといいのになと思いましたが、もしかしたら、そういうことはしてはいけないというマナーがあるのかもしれません。
舞台の最後に幕がどんどん上がっていって、中二階(ちゅうにかい)みたいな位置にオーケストラのみなさんがおおぜい座っていて、生演奏をされていたことを知りびっくりしました。音楽は録音されたものが再生されていたと思っていました。演技に合わせて生演奏をしていたんだーー 驚きました。すさまじいエネルギーが注ぎ込まれていた舞台でした。
撮影しませんでしたが、写真にある幕の下には、おおぜいの女性たちが固まっています。
翌日、劇場前にある日比谷公園を散策したときにまた写真をとりました。
素敵な舞台をありがとう。
(その後のこと。11月5日曜日追記)
先日の夜NHKで、俳優吉岡秀隆さんの『ファミリーヒストリー』を見ていたら、帝国劇場の建物と帝国劇場内のステージ、イス席、ロビーの映像が流れてびっくりしました。
半月ほど前に、自分たち夫婦が観劇で着席していたシートも見えて本当にびっくりしました。
吉岡秀隆さんのお父上が帝国劇場の大道具責任者を担当されていたそうです。
白黒映像は1966年(昭和41年)のものでした。当時で、最新式のものと紹介がありました。現在は老朽化が進んでいるように見えるのですが、建物も内装も先日訪れたときと変わりありませんでした。感激しました。長いこと働いてきてリタイヤして歳をとってしまいましたが、ようやく舞台芸術とか娯楽という世界を楽しめるような立場になれました。やれやれです。
(この部分を書いている今は、2023年9月上旬です)
毎朝、じぇじぇじぇの『あまちゃん』NHKBS再放送を見ています。
演者の荒川良々(あらかわ・よしよし)さんと皆川猿時(みながわ・さるとき)さんを舞台でじかに見たくなりました。
おふたりが出演される演劇として、東京下北沢の本多劇場で『ドクター皆川 ~手術成功5秒前~ 』という舞台を見ようと思いました。
チケット発売日に申し込み用のネットに接続しようとしたら「集中していてつながりにくくなっています」と表示が出ました。7分ぐらいたって、ようやくつながったら「(発売)予定枚数が終了しました」とメッセージが書いてありがっかりしました。人気者ですなあ。
ほかになにかないかと探したら、東京池袋のサンシャイン劇場で、三宅裕司さんと小倉久寛さんが出る劇団スーパー・エキセントリック・シアターの『ラスト★アクションヒーロー ~地方都市に手を出すな~ 』のチケットが手に入りそうでした。でも、家族が「古いのではないか」というので、やめました。(でも自分としては、いつかは観てみたい)
さらに探したら、帝国劇場で公演される『チャーリーとチョコレート工場』を見つけました。家族が見たいといいました。どうせ当たらないだろうと思いながらも抽選に申し込んだら当たりました。うれしい。
(後日、東山紀之さん出演の『チョコレートドーナツ』が同じような時期に東京渋谷で上演されることを知りました。さらに、某事務所の社長に東山紀之さんがなったり、『チャーリーとチョコレート工場』のほうの出演者である堂本光一さんが事務所のことで話題になったり、“チョコレート”というタイトルも重なって不思議な気配(けはい)を感じました)
作品のほうは、その後、ジョニー・デップさんの映画と原作の小説があることを知りました。
こどもさんがらみのどちらかといえば社会福祉関係の物語です。
家のテレビで、動画配信サービスhulu(フールー)で洋画を見ることができたので、まず映画の感想を書いてみます。
『チャーリーとチョコレート工場 洋画 2005年公開』の感想です。
主題は「家族をだいじにしよう」です。パパやママ、おじいちゃんやおばあちゃんをだいじにするのです。貧しいチャーリー少年にとっては、チョコレート工場の経営でお金もうけをして大金を手に入れるということよりも、貧乏でも家族7人の助け合い生活を送ることのほうが優先なのです。
映画を見ながら感じたことをポツポツと書き落としてみます。
ディズニー映画みたい。とくに工場見学は、ディズニーランドのアトラクションに参加しているような雰囲気でした。
映像が進むにつれて、いろいろな俳優さんのことが頭に浮かびました。
チャップリン→(タレントの)パックン→柳生博さん→長州力さん(ちょうしゅうりきさん。プロレスラー)
洋画「スターウォーズ」のシーンのようでもある。洋画「オズの魔法使い」のような雰囲気もあります。
ピーターパンの趣旨のようでもある。(気持ちがいつまでもこどもで、おとなになりきれない「こどもおとな」の話)
お金がない家のこども(男児チャーリー)のお話です。
家族の人数は多い。7人もいます。こども、両親、父方祖父母と母方祖父母です。
1枚の板チョコを7人で分け合って食べる家庭なのです。
チョコレート工場の見学に5組の保護者とこどもが参加します。
ブラックユーモアがあります(皮肉をこめた笑い。不安、不吉、不気味、残酷さ)
わがままなこどもと、こどもをわがままに育てた親のことを責める内容でもあります。
ウォンカという工場経営者が、自分が父親とうまくいかなかった葛藤が表現されています。(かっとう:やるせなさ。争い(あらそい)。気持ちのもつれ)
映画よりも原作小説のほうがおもしろいという映画評が多い。
その後:似たタイトルの洋画「チョコレートドーナッツ」を観たことがあるのを思い出しました。調べたら今秋演劇が上演されることも知りました。東京渋谷にあるPARCO劇場です。つらい内容です。裁判所の決定によって帰宅した母子家庭、15才のダウン症の少年が、母親のネグレクト(育児放棄)にあって、3日間、屋外を放浪したあと、橋の下で亡くなりました。
差別撤廃を呼びかける映画です。障害者差別であり、同性愛者差別です。まず、ダウン症の少年を救ったおとなは、ゲイのカップルです。
ダウン症の少年は母子家庭で、母親は薬物中毒の売春婦です。
スラム(すさんだ貧困地域)です。どん底です。同性愛者同士の女性役がルディという役名の男性俳優(特典映像で本当にゲイとありました)、彼の夫役が弁護士のポールで、ダウン症の少年がマルコです。
疑似家族ですが、3人はそれでも1年間、事実上の家族として、幸せな共同生活(夫婦・親子としての)を送ります。
しかし、そのことを裁判所は認めません。少年は異常な母親のもとに返されて亡くなります。
事務所を支えるために引退されるという東山紀之さんにとっては最後の作品になるようです。11月の名古屋公演が最後なのかなあと思っています。
年寄りの自分が思うに、会社員なら定年退職などで退職すると、同じ会社に復帰することはもう無理ですが、芸能人の方たちは個人営業の自由業ですから、引退も復帰も本人の気持ち次第です。いつでも復帰できると思うのです。まわりのファンが支持してくれればだいじょうぶです。今までも、引退後復帰されたタレント(歌手の方など)さんは複数おられました。
さらにその後:『チャーリーとチョコレート工場』のほうは、12月に洋画が公開されることを知りました。『ウォンカとチョコレート工場の始まり』というタイトルです。なんだか偶然がどんどん重なってきていて不思議な感じがします。
今度は児童文学小説を読んでみます。本を取り寄せました。
『チョコレート工場の秘密 ロアルド・ダール クェンティン・ブレイク(絵) 柳瀬尚樹(訳) 評論社』
ロアルド・ダール:イギリスの作家。1916年(日本だと大正5年)-1990年(平成2年)74歳没
ウィリー・ウォンカ:ミュージカルでは、KinKi Kidsの堂本光一さんが演じます。まちの人たちにとっては英雄で、みんなから好かれています。チョコレート製造の魔術師だそうです。
チャーリー・バケツ(ミュージカルでは発音が「バケット」):子役さん。子役さんたちは複数おられます。その日その日で演じる子役さんが変わります。
バケツ婦人(バケット婦人):観月ありささん
オーガスタス・ブクブトリー:ミュージカルでは子役さんです。
マイク・テレヴィズキー:ミュージカルでは、「マイク・ティビー」という子役さんになっています。
イボダラーケ・ショッパー:ミュージカルでは、いまのところ、どなたかわかりません。
ウンパッパ・ルンパッパ人たち:ミュージカルでは、今のところ、どなたかわかりません。映画では同じ人の姿と顔でたくさんのウンパッパ・ルンパッパが出ていました。忍術の分身の術(じゅつ)みたいでした。こびとで不思議な存在でした。チョコレートの妖精だろうか。背丈はこどもの膝(ひざ)ぐらい。チョコレート工場の工員さんの役割を果たしているようです。
バイオレット・アゴストロング:ミュージカルでは、いまのところ、どなたかわかりません。
以下、ミュージカルでは、
グループ夫人:Wキャストで、鈴木ほのかさんと森公美子さんです。わたしたち夫婦が観劇するときは、森公美子さんです。
ボーレガード氏:芋洗坂係長さん
ジョーじいちゃん:小堺一機さん。本では、96歳半という年齢設定です。
ソルト氏:岸佑二さん
ティービー夫人:彩吹真央さん
さて、本を読み始めます。
こどもひとり、おとな6人の7人で、食べていくのもたいへんな貧乏三世代家族です。
部屋はふたつ、ベッドはひとつ、そのひとつのベッドに年寄り4人が寝ています。4人とも体が弱っていて寝たきりなのです。
隣の部屋の床に夫婦とこどもであるチャーリー・バケツがマットを敷いて寝る生活をしています。
バケツ氏:世帯主男性。歯磨き工場で、歯磨きの小さなキャップをくるくると回して付けるという仕事をしている。賃金は低い。
バケツ氏の妻
バケツ夫婦の息子:チャーリー・バケツ。本のはじまりに『こんにちは。はじめまして。よろしくね。この子は、きみたちに会えて大喜びだ。』とあります。ここから物語がスタートします。チャーリー少年は、いつもおなかをすかしている。何よりも食べたいのは「チョコレート」だそうです。年に一度だけ、誕生日に板チョコのプレゼントがもらえる。ひと月以上かけて少しずつ板チョコレートを食べるそうです。
バケツ氏の父:ジョーじいちゃん。年寄り4人は全員が90歳を超えている。設定では、チャーリーは孫となっていますが、どう考えてもひ孫としか勘定できません。4人ともチャーリーが好きでおしゃべり好きだそうです。
バケツ氏の母:ジョゼフィーンばあちゃん
バケツ氏の奥さんの父:ジョージじいちゃん
バケツ氏の奥さんの母:ジョージナばあちゃん
チャーリーの家の窓から、巨大なチョコレート工場が見える。『ワンカの工場』だそうです。ウィリー・ワンカは、チョコレート発明家で、チョコレートを製造する巨大な工場を保有している。
本の『3章 ワンカ氏とインドの王子』の部分は、映画で忠実に再現されていたのでわかりやすかった。
ワンカの工場の特徴というか秘密:従業員の出入りがない。(ロボット方式でチョコレートづくりをしているのだろうか)
昔、ウィリー・ワンカは、たくさんの従業員を雇っていた。その中にスパイがいた。チョコレートづくりのアイデアを盗まれた。ワンカは、従業員を信用しなくなった。
キママチョコピーの工場:溶けないアイスクリームをつくりはじめた。
ハナツッコミーの工場:噛んでも噛んでも味の消えないチューインガムを売り出した。
ナメクジナミーの工場:大きくふくらませることができる砂糖風船を作り始めた。
みんな、ワンカのアイデアだった。
話は『ワンカ工場ついに公開 幸運の数名限定』へとつながっていきます。
(つづく)
10年間姿を見せなかったウィリー・ワンカ氏が、顧客のちびっこ5人(保護者同伴)をチョコレート工場に招く。
手法は、商品の板チョコレートに当選券を忍ばせる(しのばせる。『黄金切符(おうごんきっぷ』。その黄金切符を各自が手に入れるまでの経過が記されています。
最後の1枚をチャーリーが手に入れて、ジョウじいちゃんとチャーリーがワンカのチョコレート工場を訪問することになります。
見学の最後に特別プレゼントとして、一生分のチョコレートとキャンディがプレゼントされます。
寵児(ちょうじ):親に愛されている(甘やかされている)こども。流行にのっているこども
いけすかない:気にくわない。
祖父母たちのチャーリーに対する愛情が伝わってくる文章です。
祖父母たちはチャーリーに腹いっぱい食べさせてやりたい。
祖父母は間接的な立場ですが、こどもにおいしいものをおなかいっぱい食べさせることを続けることが親の愛情であり親の役割です。親が親であることの基本です。
50ペンス銀貨:75円ぐらい
読んでいて思うのは『お金とか財産は、ひとり占めをするともめる』という法則です。
工場訪問の日:2月1日。午前10時から。
作者は貧乏人の味方です。
ローン・レインジャー:西部劇を題材にしたラジオドラマ。アメリカ合衆国。1930年代(昭和5年)日本のテレビドラマは1958年(昭和33年)アニメ1967年(昭和42年)
以下、黄金切符を手にしたこどもたちです。
1 オーガスタス・ブクブトリー 男の子9歳 でぶでぶ。太っている。付き添いは両親
2 イボダラーケ・ショッパー 女の子 金持ち両親 遠くの大都会に住んでいる。付き添いは両親。夫人は地理担当教員
3 バイオレット・アゴストロング お嬢さん いつもチューインガムを噛んでいる。付き添いは両親
4 マイク・テレヴィズキー 男の子 9歳 テレビを見るのが好き。付き添いは両親
5 チャーリー・バケツ 主役です。付き添いは父方祖父
(昨夜、テレビで帝国劇場の裏側を紹介するような放送を番組『行列のできる法律相談所』でやっているのを偶然見ました。来月観に行く演目で主演者の方々も出ておられたので偶然のことでしたが映像を楽しみました。帝国劇場の地下にある部屋部分での説明がありました。ウィリー・ワンカのチョコレート工場の構造みたいです。地下に大きなチョコレート工場があります)
おとな9人とこども5人、合計14人のグループをウィリー・ワンカが自分のチョコレート工場を案内します。
(読んでいて、昔こどもたちを連れて行ったことがある『お菓子の城』を思い出しました。愛知県犬山市にあります)
ウィリー・ワンカのチョコレート工場の製造場所部分は地下です。地面からずーっと深い場所に広い工場部分があります。
チョコレート室、ウンパッパ・ルンパッパ人(チョコレート工場の工員さんに思えます。こどもの膝(ひざ)ぐらいの高さの身長です)、永久ペロペロキャンディー、ヘアトッフイ(食べると30分後に頭のてっぺんにふさふさの毛が生える。口ひげもあごひげも生える)、食用マシュマロ枕、なめられる壁紙、いろいろアイデアがいっぱいです。ホット・アイスクリーム、チョコレート・ミルクを出す乳牛、炭酸上昇ドリンク、丸目に見える四角いキャンディ、バタースコッチとバタージン(酔っ払いそうです)。
チョコレート・ファッジ:チョコレートを混ぜたお菓子、食べ物
(『ナルニア国物語』を読んでいるようでもある)
チャーリー・バケツは、心が優しい。
ウィリー・ワンカもいい人です。
ジョウじいちゃんも優しい。
ほかのメンバーは、いじわるだったり、くしんぼうだったり、欲が深い。
オーガスタス・ブクブトリーとバイオレット・アゴストロングがいなくなります。行儀が悪いふたりでした。
映画の流れと同じ内容なのでわかりやすい。
クルミの実をむくリスたちの登場です。
そして、すったもんだがあります。
(つづく)
残ったちびっこは、マイク・テレヴィズキーとチャーリー・バケツだけになりました。
その後、テレビ好きのマイク・テレヴィズキーは『テレビチョコレート室』で、テレビの中に入ってしまいました。(この部分を読んだとき、わたしがたぶん小学生のときに放映されていたテレビ番組の『万国びっくりショー(ばんこくびっくりしょー)』を思い出しました。
最終的に残ったのは、チャーリー・バケツだけです。
『ガラスの大エレベーター』で大移動です。
氷砂糖鉱山、ココナッツ・アイス・スケートリンク、ストローベリー・ジュース水鉄砲、自宅庭園用トッフィーアップル樹の全サイズ、敵撃破爆弾キャンディ、夜間ベッド用棒付き夜光飴…… 甘いものがいっぱいです。
断乎(だんこ):どんなことがあってもかならずするという強い意思表示のあらわれ。
ウィリー・ワンカは、チャーリー・バケツに、自分の工場の経営権を自分の死後渡すことを約束します。こどもがいないお金持ちが、養子をもらったようなものです。
ウィリー・ワンカは、心が純粋できれいな人です。
『わたしは年寄りでしてね…… いつまでもつづけられはしない。わたしには子供はいませんし、家族もない…… 「欲(よく)」のある人間はいらない』チョコレートづくりに関して、わたしの意思を継いでくれるこどもをさがしていたと続きます。
社会福祉の物語でもあります。正直者がばかをみない世の中をめざしているウィリー・ワンカです。ちなみに、著者も同じ意思で、この本の収益の一部は寄付に回されています。
ハッピーエンドでした。
良かった。
最後の訳者のメッセージに、9歳から12歳を対象に書かれた作品ですが、幅広い世代に楽しんでいただける作品ですと書いてありました。
『観劇の感想です。チャーリーとチョコレート工場 東京帝国劇場にて 10月のとある夜』
ミュージカルです。
思い出すまま、思いつくまま、感想を並べてみます。
森公美子さんは意外に小柄な方でした。歌は声量があって迫力がありました。
みどり色のシンボルカラーのお母さん役の方とテレビ好きヤンキー少年役の男の子の演技がとても良かった。リズミカルに歌と踊りが展開されていました。
事前に物語のあらすじを知っておいたほうが内容を理解しやすい。
にぎやかでいい雰囲気でした。
始まりからしばらくは、話の展開も演技もいまいちな感じがしましたが、幕間のあとの後半は密度が濃くなって、充実していました。全体で3時間ぐらい、幕間の休憩が20分から25分間ぐらいでした。午後6時開始、午後9時過ぎ終了でした。
舞台背景の月の色が最初はオレンジ色で、わたしなりに、月は白色のほうが、色合いがいいのにと気になりましたが、幕間のあとの後半では、白っぽい月の色に変わっていました。満足しました。
こびとの妖精のようなチョコレート工場の従業員であろうウンパ・ルンパ役(やく)の人たちのがんばり演技が、舞台の盛り上がりに貢献しています。かなりいい感じです。
照明、灯り(あかり)、映像、目の前にある情景がすべて映画の映像のように見えることがあり、たいしたものだと感じ入りました。
人生で初めて、1500人以上の女性のかたまりの中で過ごしました。熊太郎夫婦のようにカップルや両親とこどもの親子連れの人もいて、男性が少ない姿に違和感はありませんでしたが、観客は女性のものすごい人の群れでした。女性用トイレの行列はすさまじく長く(男子はすんなり用を足せました)、グッズ販売の行列もすごく、二階席へ続く階段も人が並び、ロビーは、人ひとりがかろうじて移動できる通路の空間が残されているだけでした。
食事は、開幕前にロビーのイスに座っておにぎりを食べて、幕間の休憩のときに座席でサンドイッチを食べました。幕間中に座席で飲食することは禁止されていないようです。
前半は、ユーモアの部分にかけるかなあという印象がありましたが、後半は笑える部分もそこそこありました。
上演が最後に終わった時、びっくりしました。観客全員が立ち上がってステージの演者に盛大な拍手を送りました。つられて自分たちも立ち上がりました。ものすごい音量の拍手でした。
座席のイスの前後の長さが太ももの部分が長い男性にとっては短い気がしました。長時間の着席なので、お尻が痛くなるときが何度かありました。劇場自体がだいぶ古いです。建て替えの計画があるようです。
後半で出てきたリスのつくりものがかわいらしかった。
観月ありささんは、背の高い人だと感じました。演者は子役のこどもさんたちもいて、小柄な人が多かった。叱られるかもしれませんが、ステージ上では、小太りの人、(役柄的に)小太りの衣装を着ている人(ウンパ・ルンパ役の人たちはたぶん膝で立っておられたと思います)が多いわけで、いっぽう、観客の女性のなかにもいくぶん小太りの女性のかたもちらほらとおられ、自分は長いこと生きてきましたが、あんなにたくさんの小太りの人を見たのは初めてでした。劇のタイトルにチョコレートとあり、話の中身もお菓子の話だから、タイトルと中身が一致していて納得しました。
こちらも小太りである芋洗坂係長(いもあらいざかかかりちょう。体重が100キロ以上あるそうです。ダンサーさんです)さんは、動きが意外にシャープで、しゅっとして、キレがある動きを披露されていました。以前テレビで観たときの老齢の配役の顔とはぜんぜん違いました。
後半部の舞台装置や映像は、万華鏡(まんげきょう)の中のようで、宝石がキラキラ輝く視界でした。絵本の連続撮影のようでもありました。草間彌生(くさまやよい)さんが描く絵画の色調でした。
キーワードが『イマジネーション(発想力。想像力)』でした。小説だと、親や祖父母を大切にするチャーリー少年の思いやりの意識が重要視されるのですが、こちらの劇では、チョコレート類の新製品を発想する『イマジネーション』が主題として重視されていました。
歌のときに、観客席ももっと積極的に手拍子をするシーンが何度かあっても良かったのではないかと感じました。ステージ上は盛り上がっているのに、観客席は静かだったことが何度かありました。サクラ役(頼まれて意図的に雰囲気づくりをする人)の観客のグループがいて、音楽に合わせた手拍子を誘導してくれるといいのになと思いましたが、もしかしたら、そういうことはしてはいけないというマナーがあるのかもしれません。
舞台の最後に幕がどんどん上がっていって、中二階(ちゅうにかい)みたいな位置にオーケストラのみなさんがおおぜい座っていて、生演奏をされていたことを知りびっくりしました。音楽は録音されたものが再生されていたと思っていました。演技に合わせて生演奏をしていたんだーー 驚きました。すさまじいエネルギーが注ぎ込まれていた舞台でした。
撮影しませんでしたが、写真にある幕の下には、おおぜいの女性たちが固まっています。
翌日、劇場前にある日比谷公園を散策したときにまた写真をとりました。
素敵な舞台をありがとう。
(その後のこと。11月5日曜日追記)
先日の夜NHKで、俳優吉岡秀隆さんの『ファミリーヒストリー』を見ていたら、帝国劇場の建物と帝国劇場内のステージ、イス席、ロビーの映像が流れてびっくりしました。
半月ほど前に、自分たち夫婦が観劇で着席していたシートも見えて本当にびっくりしました。
吉岡秀隆さんのお父上が帝国劇場の大道具責任者を担当されていたそうです。
白黒映像は1966年(昭和41年)のものでした。当時で、最新式のものと紹介がありました。現在は老朽化が進んでいるように見えるのですが、建物も内装も先日訪れたときと変わりありませんでした。感激しました。長いこと働いてきてリタイヤして歳をとってしまいましたが、ようやく舞台芸術とか娯楽という世界を楽しめるような立場になれました。やれやれです。
2023年10月19日
10歳から知っておきたいお金の心得 キッズ・ステーション
10歳から知っておきたいお金の心得 大切なのは稼ぎ方・使い方・考え方 監修 キッズ・ステーション 八木陽子 えほんの杜(もり)
『にゃんこ大戦争で学ぶ! お金のヒミツ KADOKAWA』を読んで、類似のこどもさん向けお金の取り扱い本をないかと探したら見つかった本です。文章構成のつくりは似ていますが、こちらの本は薄くて読みやすそうです。イラストやマンガも見やすい。
思うに、世の中は『仕事』で成り立っています。
スポーツ選手でも芸能人でも慈善事業だけが目的で体を動かしているわけではありません。大きな感動を与える仕事でも地味で目立たない仕事でも、お金を生活の糧に(かてに。生きていくための食べもの)するために人は働いています。
こどもたちには、まず働いて、自分で稼いで、食べていくことを教えます。自立と自活をめざすのです。
本を読んで、小学生がどこまで理解できるかそのこどもさん次第です。そのときは、なんだかわからなくても、そういえばこの本になにか書いてあったと、いつか役に立つであろう本です。
さて、読み始めます。
強調されていることです。
お金の稼ぎ方(かせぎかた)と、お金の使い方と、お金の考え方です。
『はじめに ~おうちの方へ~ 』に、「日本はお金の教育が遅れていると言われています。」とあります。
外国のことはわかりませんが、ペーパーテストに備える勉強は徹底していても、お店で買い物をする力は教えられていないような気がします。
貯金しなさいとは教えられていても、お金を効果的に使いなさいとは教えられていないような気もします。
『お金は社会の血液』とあります。そのとおりです。
働いて、社会貢献をして、投資で会社を応援するというメッセージがあります。
まずは、世のために人のために働くという動機付けがないと、仕事場での不祥事が横行します。不正をして人のお金を自分のポケットに入れようとする人が出てきます。内部の担当者の犯行はなかなかとめられません。人間同士の『信用』がだいじです。約束を破った者には厳罰が待ち受けています。
価格の設定のされかた。
『円』の価値
『インフレ』『デフレ』の説明
キャッシュレス決済
暗号資産
銀行
投資。株式投資
税金、社会保障。医療費の支払い、年金制度
以上のような構成になっています。
需要と供給の部分を読みながら思ったのは、わかりやすいということでした。
山の上では同じものでも価格が高いのはなぜか。その説明文は小学生でも理解できる内容でした。
100円玉くんが、「昨日(きのう)の私と今日の私はちがうの!」というセリフので出てきます。わかりやすいマンガ描写です。
円安になると、輸入品が高くなる。
景気がいい:世の中でお金がたくさん回っている。
インフレ:物価が上昇する。給料があがらない人は困窮する。
デフレ:物価が下がる。給料が下がる。不景気になる。
いろいろな物の価格について、昔と今の比較があります。「はがき」「銭湯(せんとう)」「タクシー代」みんな、価格が上昇しています。
原価の説明があります。材料費、人件費、運搬費など。原価よりも高く売らなければもうけが出ません。
キャッシュレス決済のことが書いてあります。
「前払い」:電子マネー(交通系、流通系)。事前にお金をカードにチャージしておく。
「即時払い」:銀行発行のデビッドカード(預金から即時落ちる)
「後払い」:クレジットカード
端末のタイプとして、「QRコード」「バーコード」「ICチップ」「磁気テープ」未来においては「顔認証」が予想されているそうです。
キャッシュレス決済の危険性について書いてあります。悪いことをする人がいる。防衛のための対策が書いてあります。
暗号資産(仮想通貨)について書いてあります。
お金のように使えるデータのこと。
「ビットコイン」
暗号を知っている人たちが共有できるお金だそうです。
暗号資産の歴史のようなことが書いてあります。インターネットゲーム内で使われていた通貨から始まったそうです。
お金ではなくて「資産」。インターネット上でやりとりができる価値のあるモノ。(知らないほうがいいような気がします)
お金の歴史があります。硬貨ではなくてモノです。貝から始まっていろいろあります。
スティーブ・ジョブズ氏の言葉がいい。『墓場で一番の金持ちになることは私には重要ではない……』ひたすら節約をして、たくさんのお金を残してあの世に逝く(いく)人は多い。
銀行について書いてあります。
役割、業務内容、日本銀行です。
半世紀前までは、銀行の窓口で用紙に記入してお金を出したり入れたりしていました。もうその時代を思い出すこともなくなりました。なんというか、自分たちの世代は、世の中のありようが急速に変わった時代を体験しています。変化についていけているという実感はありません。ついていっているようなふりをしているという実感はあります。
「預金」「貸出」「為替(かわせ。預かったお金を他の人の口座に振り込む)」
日本銀行:中央銀行。お金を発行できる。金利を調整している。日本政府とは別組織。自立している。政治家の言動に左右されない。
投資のことについて書いてあります。
株式投資の勧めがあります。
『投資は会社を応援すること』基本です。でも、目先の金もうけばかりに目がいく目が血走った投資家もいます。うまくいくこともあるし、うまくいかないこともあるのが投資です。少しもうかればそれでいい。
株式優待のことも書いてあります。
「株」「投資信託」「国債」そして、「ジュニアNISA(ニーサ)」「株式ミニ投資」について書いてあります。
最後のほうで、自分に投資すること。お金を自分の能力向上に使って、能力を生かして働いて稼ぐこと。
ユダヤの教えというのがなかなかいいと感じました。
3分の1は、不動産で保有する。(価値ある不動産。家と土地)
3分の1は、投資で使う。
3分の1は、預金で保有する。
税金や社会保障の話があります。
税金が何に使われているかが書いてあります。なかなかすんなりこどもに説明できるおとなは少ない。払いたくないという人は多いけれど、払わないと社会はまわっていきません。経済を下支えしているのが税金制度だと思います。集まった税金の固まりが潤滑油になって経済活動が回ります。
社会生活で恩恵があるものが、なんでもタダというわけではないのです。
税金の種類の説明があり、やがて、選挙制度の説明につながります。今は小学生ですが、18歳になったら選挙権を獲得できます。
こどもも払っている税金が、「消費税」とあります。半世紀ぐらい前は、「消費税」はありませんでした。
社会保障について書いてあります。なんだか、社会科の勉強のようになってきました。
医療保険(健康保険)、雇用保険(失業保険)、年金保険(年金制度)です。そして、公衆衛生について書いてあります。なかなかいい本です。高齢者福祉、母子福祉、児童福祉、障害者福祉、生活保護制度、なかなか範囲が広い。
おこづかい帳の作り方があります。おとなでも収支管理のための家計簿をつけていない人は多い。こどものときから習慣づけをしましょう。お金をコントロールしないと生活が破たんします。
おもしろいなあと思った名言があります。
『お金がないから何もできないという人は、お金があっても何もできない』小林一三(こばやし・いちぞう)日本の実業家。初めて聞きました。ユーモアがあります。
『おわりに』の言葉も良かった。
メッセージとして、『学校の授業ではお金のことはあまり教えてくれないよね。でも、よのなかに出るとお金はとても大切……』(そのとおりです)
私事ですが、『人生ゲーム』が大好きで、おもちゃのお札をみんなに配ったり、みんなから集めたりする小学生の孫がいるので、その孫にこの本をプレゼントするつもりです。きっと役に立つと思います。
(その後のこと)
東京へミュージカルを観に行きましたが、開演までに時間があったので、東京駅近くのお金にまつわる施設を見学しました。
最初に見学したのは、東京証券取引所です。東証アローズです。
無料で見学ができました。写真撮影もできました。そこそこの人数の見学者がありました。外国の人も見学されていました。
なんというか、いい職場だなーーと勝手な解釈をしました。静かです。見学者の人たちはどなたも上品そうです。
医療とか福祉の仕事だと、生きるか死ぬかで悩んだり、すったもんだしたりするのですが、お金扱いのことだけなら生きるか死ぬかまではいかないので安心な仕事だと、熊太郎夫婦は見学を終えて話をしたのでした。こちらは、『損か得か』の世界です。
儀式の時に鳴らす鐘です。
次のパネル写真は、大河ドラマの素材になった渋沢栄一さんです。
以前本を読んだことがあります。『現代語訳 論語と算盤 渋沢栄一 守屋淳・訳 ちくま新書』渋沢栄一:1840年(天保11年)-1931年(昭和6年)91歳没 1968年が明治元年 農家、武士、官僚、実業家、慈善家。この本は、渋沢栄一さんが書いたものではなく、渋沢栄一さんの講演の口述をまとめたものだという説明が冒頭にあります。
渋沢栄一さんは、「近代日本の設計者の一人」と「はじめに」の記述にあります。設立に関わった会社が481社、500以上の慈善事業に関わった。
資本主義は、金もうけが推進力だから、ときに、大きな惨事を引き起こす。バブル経済の崩壊、金融危機があったとあります。それにブレーキをかけるのが孔子の「論語」とあります。「人はどう生きるべきか」を前提にして経済活動を行う。
先日三重テレビの株式の番組を観ていたときに、次の写真のまんなかにある空間で上場の儀式が行われていました。エスカレーターをおりて、わたしたち夫婦もその場所に立ってみました。とても静かでした。
見学を終えて川沿いに歩き始めたら、『兜神社(かぶとじんじゃ)』がありました。
世界が平和で、みんながお金持ちになりますようにと、おさいせんを100円入れてお参りしておきました。
日本橋のモニュメントです。橋の欄干(らんかん)にある青銅の麒麟像(きりんぞう)です。モニュメント:記念碑(きねんひ)
日本銀行と道をへだてて建っている『貨幣博物館』を見学しました。無料です。手荷物検査があります。館内の写真撮影はできません。
孫たちが好きな『人生ゲーム』が、ガラス張りの中にある棚に展示してあったので、ひっくりかえるほどびっくりしました。ただし、孫の人生ゲームは、ドラえもん版の人生ゲームです。細長い紙の箱に、おもちゃのお札が種類別に差し込んであるつくりはいっしょです。
館内では、貨幣の歴史が詳しく、実物を展示しながら説明がなされていました。小判とか紙幣とか、外国のものも含めて展示があります。けっこうたくさんの人が見学されていました。
貨幣博物館の出入口付近から日本銀行の建物を撮影しました。木の枝がいっぱいでうまく撮影できませんでした。
昨年12月末は、日銀総裁の黒田バズーカという日銀の金融緩和があって、メガバンクの株価が垂直上昇してびっくりしました。新しく総裁になられた植田さんのバズーカは、いつ発砲(はっぽう)されるのだろうかと楽しみにしています。
『にゃんこ大戦争で学ぶ! お金のヒミツ KADOKAWA』を読んで、類似のこどもさん向けお金の取り扱い本をないかと探したら見つかった本です。文章構成のつくりは似ていますが、こちらの本は薄くて読みやすそうです。イラストやマンガも見やすい。
思うに、世の中は『仕事』で成り立っています。
スポーツ選手でも芸能人でも慈善事業だけが目的で体を動かしているわけではありません。大きな感動を与える仕事でも地味で目立たない仕事でも、お金を生活の糧に(かてに。生きていくための食べもの)するために人は働いています。
こどもたちには、まず働いて、自分で稼いで、食べていくことを教えます。自立と自活をめざすのです。
本を読んで、小学生がどこまで理解できるかそのこどもさん次第です。そのときは、なんだかわからなくても、そういえばこの本になにか書いてあったと、いつか役に立つであろう本です。
さて、読み始めます。
強調されていることです。
お金の稼ぎ方(かせぎかた)と、お金の使い方と、お金の考え方です。
『はじめに ~おうちの方へ~ 』に、「日本はお金の教育が遅れていると言われています。」とあります。
外国のことはわかりませんが、ペーパーテストに備える勉強は徹底していても、お店で買い物をする力は教えられていないような気がします。
貯金しなさいとは教えられていても、お金を効果的に使いなさいとは教えられていないような気もします。
『お金は社会の血液』とあります。そのとおりです。
働いて、社会貢献をして、投資で会社を応援するというメッセージがあります。
まずは、世のために人のために働くという動機付けがないと、仕事場での不祥事が横行します。不正をして人のお金を自分のポケットに入れようとする人が出てきます。内部の担当者の犯行はなかなかとめられません。人間同士の『信用』がだいじです。約束を破った者には厳罰が待ち受けています。
価格の設定のされかた。
『円』の価値
『インフレ』『デフレ』の説明
キャッシュレス決済
暗号資産
銀行
投資。株式投資
税金、社会保障。医療費の支払い、年金制度
以上のような構成になっています。
需要と供給の部分を読みながら思ったのは、わかりやすいということでした。
山の上では同じものでも価格が高いのはなぜか。その説明文は小学生でも理解できる内容でした。
100円玉くんが、「昨日(きのう)の私と今日の私はちがうの!」というセリフので出てきます。わかりやすいマンガ描写です。
円安になると、輸入品が高くなる。
景気がいい:世の中でお金がたくさん回っている。
インフレ:物価が上昇する。給料があがらない人は困窮する。
デフレ:物価が下がる。給料が下がる。不景気になる。
いろいろな物の価格について、昔と今の比較があります。「はがき」「銭湯(せんとう)」「タクシー代」みんな、価格が上昇しています。
原価の説明があります。材料費、人件費、運搬費など。原価よりも高く売らなければもうけが出ません。
キャッシュレス決済のことが書いてあります。
「前払い」:電子マネー(交通系、流通系)。事前にお金をカードにチャージしておく。
「即時払い」:銀行発行のデビッドカード(預金から即時落ちる)
「後払い」:クレジットカード
端末のタイプとして、「QRコード」「バーコード」「ICチップ」「磁気テープ」未来においては「顔認証」が予想されているそうです。
キャッシュレス決済の危険性について書いてあります。悪いことをする人がいる。防衛のための対策が書いてあります。
暗号資産(仮想通貨)について書いてあります。
お金のように使えるデータのこと。
「ビットコイン」
暗号を知っている人たちが共有できるお金だそうです。
暗号資産の歴史のようなことが書いてあります。インターネットゲーム内で使われていた通貨から始まったそうです。
お金ではなくて「資産」。インターネット上でやりとりができる価値のあるモノ。(知らないほうがいいような気がします)
お金の歴史があります。硬貨ではなくてモノです。貝から始まっていろいろあります。
スティーブ・ジョブズ氏の言葉がいい。『墓場で一番の金持ちになることは私には重要ではない……』ひたすら節約をして、たくさんのお金を残してあの世に逝く(いく)人は多い。
銀行について書いてあります。
役割、業務内容、日本銀行です。
半世紀前までは、銀行の窓口で用紙に記入してお金を出したり入れたりしていました。もうその時代を思い出すこともなくなりました。なんというか、自分たちの世代は、世の中のありようが急速に変わった時代を体験しています。変化についていけているという実感はありません。ついていっているようなふりをしているという実感はあります。
「預金」「貸出」「為替(かわせ。預かったお金を他の人の口座に振り込む)」
日本銀行:中央銀行。お金を発行できる。金利を調整している。日本政府とは別組織。自立している。政治家の言動に左右されない。
投資のことについて書いてあります。
株式投資の勧めがあります。
『投資は会社を応援すること』基本です。でも、目先の金もうけばかりに目がいく目が血走った投資家もいます。うまくいくこともあるし、うまくいかないこともあるのが投資です。少しもうかればそれでいい。
株式優待のことも書いてあります。
「株」「投資信託」「国債」そして、「ジュニアNISA(ニーサ)」「株式ミニ投資」について書いてあります。
最後のほうで、自分に投資すること。お金を自分の能力向上に使って、能力を生かして働いて稼ぐこと。
ユダヤの教えというのがなかなかいいと感じました。
3分の1は、不動産で保有する。(価値ある不動産。家と土地)
3分の1は、投資で使う。
3分の1は、預金で保有する。
税金や社会保障の話があります。
税金が何に使われているかが書いてあります。なかなかすんなりこどもに説明できるおとなは少ない。払いたくないという人は多いけれど、払わないと社会はまわっていきません。経済を下支えしているのが税金制度だと思います。集まった税金の固まりが潤滑油になって経済活動が回ります。
社会生活で恩恵があるものが、なんでもタダというわけではないのです。
税金の種類の説明があり、やがて、選挙制度の説明につながります。今は小学生ですが、18歳になったら選挙権を獲得できます。
こどもも払っている税金が、「消費税」とあります。半世紀ぐらい前は、「消費税」はありませんでした。
社会保障について書いてあります。なんだか、社会科の勉強のようになってきました。
医療保険(健康保険)、雇用保険(失業保険)、年金保険(年金制度)です。そして、公衆衛生について書いてあります。なかなかいい本です。高齢者福祉、母子福祉、児童福祉、障害者福祉、生活保護制度、なかなか範囲が広い。
おこづかい帳の作り方があります。おとなでも収支管理のための家計簿をつけていない人は多い。こどものときから習慣づけをしましょう。お金をコントロールしないと生活が破たんします。
おもしろいなあと思った名言があります。
『お金がないから何もできないという人は、お金があっても何もできない』小林一三(こばやし・いちぞう)日本の実業家。初めて聞きました。ユーモアがあります。
『おわりに』の言葉も良かった。
メッセージとして、『学校の授業ではお金のことはあまり教えてくれないよね。でも、よのなかに出るとお金はとても大切……』(そのとおりです)
私事ですが、『人生ゲーム』が大好きで、おもちゃのお札をみんなに配ったり、みんなから集めたりする小学生の孫がいるので、その孫にこの本をプレゼントするつもりです。きっと役に立つと思います。
(その後のこと)
東京へミュージカルを観に行きましたが、開演までに時間があったので、東京駅近くのお金にまつわる施設を見学しました。
最初に見学したのは、東京証券取引所です。東証アローズです。
無料で見学ができました。写真撮影もできました。そこそこの人数の見学者がありました。外国の人も見学されていました。
なんというか、いい職場だなーーと勝手な解釈をしました。静かです。見学者の人たちはどなたも上品そうです。
医療とか福祉の仕事だと、生きるか死ぬかで悩んだり、すったもんだしたりするのですが、お金扱いのことだけなら生きるか死ぬかまではいかないので安心な仕事だと、熊太郎夫婦は見学を終えて話をしたのでした。こちらは、『損か得か』の世界です。
儀式の時に鳴らす鐘です。
次のパネル写真は、大河ドラマの素材になった渋沢栄一さんです。
以前本を読んだことがあります。『現代語訳 論語と算盤 渋沢栄一 守屋淳・訳 ちくま新書』渋沢栄一:1840年(天保11年)-1931年(昭和6年)91歳没 1968年が明治元年 農家、武士、官僚、実業家、慈善家。この本は、渋沢栄一さんが書いたものではなく、渋沢栄一さんの講演の口述をまとめたものだという説明が冒頭にあります。
渋沢栄一さんは、「近代日本の設計者の一人」と「はじめに」の記述にあります。設立に関わった会社が481社、500以上の慈善事業に関わった。
資本主義は、金もうけが推進力だから、ときに、大きな惨事を引き起こす。バブル経済の崩壊、金融危機があったとあります。それにブレーキをかけるのが孔子の「論語」とあります。「人はどう生きるべきか」を前提にして経済活動を行う。
先日三重テレビの株式の番組を観ていたときに、次の写真のまんなかにある空間で上場の儀式が行われていました。エスカレーターをおりて、わたしたち夫婦もその場所に立ってみました。とても静かでした。
見学を終えて川沿いに歩き始めたら、『兜神社(かぶとじんじゃ)』がありました。
世界が平和で、みんながお金持ちになりますようにと、おさいせんを100円入れてお参りしておきました。
日本橋のモニュメントです。橋の欄干(らんかん)にある青銅の麒麟像(きりんぞう)です。モニュメント:記念碑(きねんひ)
日本銀行と道をへだてて建っている『貨幣博物館』を見学しました。無料です。手荷物検査があります。館内の写真撮影はできません。
孫たちが好きな『人生ゲーム』が、ガラス張りの中にある棚に展示してあったので、ひっくりかえるほどびっくりしました。ただし、孫の人生ゲームは、ドラえもん版の人生ゲームです。細長い紙の箱に、おもちゃのお札が種類別に差し込んであるつくりはいっしょです。
館内では、貨幣の歴史が詳しく、実物を展示しながら説明がなされていました。小判とか紙幣とか、外国のものも含めて展示があります。けっこうたくさんの人が見学されていました。
貨幣博物館の出入口付近から日本銀行の建物を撮影しました。木の枝がいっぱいでうまく撮影できませんでした。
昨年12月末は、日銀総裁の黒田バズーカという日銀の金融緩和があって、メガバンクの株価が垂直上昇してびっくりしました。新しく総裁になられた植田さんのバズーカは、いつ発砲(はっぽう)されるのだろうかと楽しみにしています。
2023年10月18日
ふたり 邦画 1991年(平成3年)
ふたり 邦画 1991年(平成3年) 2時間30分 動画配信サービス
ラジオを聴いていたら、視聴者からのお便りで、この映画のことが話されており、曲が流れて興味をもち観てみることにしました。
姉が事故死して幽霊になって出てきて、窮地に陥る妹をいつも助けるのです。タイトルの『ふたり』は、幽霊の姉と生きている妹のことです。ロケ地は広島県尾道市で、監督は大林宣彦さんです。(おおばやし・のぶひこ)
映像内で流れる曲の歌詞は、雰囲気はありますが、自分には、意味はとれません。メロディーがとてもいい。繰り返し聞くと耳からメロディーが離れません。曲名は『草の想い』です。
音で鑑賞者の気持ちを誘導する映画です。
映像は、絵画の連続のようなシーンが続きます。
ストーリーは、シェークスピアの舞台劇のような流れです。人間とは何か。
高校生ぐらいの長女を事故で亡くした母親は心を病(や)んでしまったというのに、夫はどうして浮気をするのか。依存してくる妻に耐えられない男の苦悩があります。
後半部では、不思議な感覚がありました。実は、姉も妹もふたりとも死んでいるのではないか。関係がうまくいっていない両親である夫婦だけが生き残っているのではないか。(違っていました。姉だけが亡くなって幽霊で出てきています)
セリフやBGM(バックグラウンドミュージック)がせつない。
妹から見て長女は、もうこの世にはいないけれど(映画では幽霊でいますけど)、もう二度とは会えないけれど、心の支えになっています。妹の相談相手です。
俳優さんたちを見ながらいろいろなつかしい。30年ぐらい前の映画ですから、出演者のみなさんはまだお若い。
尾身としのりさんは、二十代のころ、付き合っていた妻と映画館で『転校生』を観ました。最近は、NHKBS再放送の『あまちゃん』で、天野アキ(のんさん)の父親役、そして、天野春子(小泉今日子さん)の元夫役をやられていました。尾身としのりさんは歳を重ねて、いい役者さんになったねーと話がはずみました。
この映画での姉役である中嶋朋子さんは、名作『北の国から』で、まだ小さな女の子の蛍(ほたる)役をされていました。観ていて感情がこみあげて、何度か泣かされました。
蛍は、いつも、妻に浮気をされた父親役の田中邦衛さんの味方でした。でも内心では離婚して別居になってしまった母親役のいしだあゆみさんを心から慕っていました。中嶋さんはまだ小学校の低学年ぐらいでした。
石田ひかりさんは眉毛が濃くて、井上咲楽(いのうえさくら)さんのイメージが重なるなあとこちらの映画を観ていて思いつきました。
ふたりの娘の父親役の岸部一徳さんは、テレビドラマ『相棒』での警察庁長官官房室長での小野田公顕(おのだ・こうけん)役が思い出されます。演技のしかたは昔も今も同じです。まるで感情がないかのように淡々とされています。
こちらの映画ロケ地の広島県尾道市には行ったことがあります。愛知県の自宅から車で行って一泊しました。自分たちが歩いた階段や道路が映像に出てきて、さらにいい気分で鑑賞しました。映画ではネコが出てきていました。
姉が坂道でトラックから飛び出してきた太い木材の山に押しつぶされて死んじゃうのですが、映像はホラー映画を観ているようでした。
その後、姉が忍者のように出てきたのでびっくりしました。
撮影者の立場に立って映像を観ていました。
昔のダイヤル式黒電話が出てきました。今ではなかなか見かけません。
『姉妹』を扱ってあります。
姉妹について、①上下関係をつけるのか。②上下関係をつけないのかということになりますが、この映画では、①上下関係がつけてあります。学業等、能力は亡くなった姉のほうが上なのです。
姉が中嶋朋子さんの演技、妹が石田ひかりさんの演技です。
姉と妹は人格が違うわけですから、最後の終着点は、それまで依存してきた姉と別れて妹の自立となるのでしょう。(予想は、合っていました)
自分はたいてい、つくり手の立場で映画を楽しんでいます。
起承転結の流れを観察したりもします。
事故死の状況説明があって、中学生生活での恋の話があって、高校生になって演劇部の活動があって、父親の浮気話があって、精神的な自立があります。
なんというか、人生は、学校を卒業してからが本番です。18歳で就職、あるいは、22歳大卒で就職して、ようやく社会人としてのスタートを切ります。そして、人生はとても長い。
映像では、海の青、橋の色の赤がさえます。そこに、ユニフォーム(体操服)の色が動きます。
長女を亡くした両親は悔やんでいます。
『長女の言うとおりにさせてやれば良かった』
両親は、長女の希望をきいてあげなかった。
セリフやBGM(バックグラウンドミュージック)がせつない。
長女は、もうこの世にはいないけれど
長女とは、もう二度とは会えないけれど
二女の心の支えになっている人がいる。(幽霊として)
気になったのは、幽霊の姉が妹に声をかけるときに、『あんた』と妹を呼びます。『あんた』は、相手にケンカを売るときの言葉です。言われた方はカチンときます。
不思議なお母さんです。昭和時代初期から中期の時代の母親像です。かっぽう着を着て、あたまに日本手ぬぐいをかぶせていたりもします。
姉妹の関係は、アニメ作品の『タッチ』のようでもある。
姉の言葉『わたしには、終わったことばかり。あんたは、これから始まることがある』
最近読んだ絵本『あさえと ちいさいいもうと 筒井頼子(つつい・よりこ)さく 林明子え 福音館書店』を思い出しました。きょうだいだと、どうしても上の人間は下の人間のめんどうをみなければならないのです。
淡々とした流れなので、途中、長いかなーーという気分になるのですが、ミュージカルの発表会でもめるあたりの仕返しは劇的でなかなか良かった。
いつも幽霊の姉に相談してアドバイスをもらっていた妹は、自分の頭で考えるようになったのです。人の言いなりにならずに、自分の脳みそで考えて、事案を分析して、プランを選択して、判断して、思い切って実行する。そして、けして、後悔しない生き方をするのです。(『人生は、選択の連続である。』作品ハムレットでのシェークスピアの言葉です)
演劇というものは、舞台上だけが世界ではない。妹は、舞台の天井の位置には、舞台と客席全体を見渡せる広い世界があると自信をもつのです。
別れのシーンが、いくつが出てくるのですが、なんというか、人の縁というものは不思議なもので、もうお別れだと言って別れても、また再会して関係が続くこともあります。
姉の存在は、アニメ『ヒカルの碁』に出てくる平安時代の棋士(きし)『サイ』のようでもありました。
あまり波がなく、観ていると、長くてつらい時間帯もあるのですが、終わってみれば、それなりの感動が胸にじーんと広がる映画でした。
先日読んだ本『さよならのあとで 詩・ヘンリー・スコット・ホランド 絵・高橋和枝 夏葉舎(なつばしゃ)』を思い出しました。
映画では妹が『目を閉じるといつでもどこでも自由に発想できる。(だから自分はどこにも行かない。ここにいる)』と話します。そして、妹は姉との関係を日記のような小説として書き始めるのです。
夏葉舎の詩集では、亡くなった方が、生きている人に、『(自分は)となりの部屋にそっと移っただけ。』とメッセージを贈るのです。だから元気を出してください。気持ちを沈めないで(しずめないで)くださいなのです。
ラジオを聴いていたら、視聴者からのお便りで、この映画のことが話されており、曲が流れて興味をもち観てみることにしました。
姉が事故死して幽霊になって出てきて、窮地に陥る妹をいつも助けるのです。タイトルの『ふたり』は、幽霊の姉と生きている妹のことです。ロケ地は広島県尾道市で、監督は大林宣彦さんです。(おおばやし・のぶひこ)
映像内で流れる曲の歌詞は、雰囲気はありますが、自分には、意味はとれません。メロディーがとてもいい。繰り返し聞くと耳からメロディーが離れません。曲名は『草の想い』です。
音で鑑賞者の気持ちを誘導する映画です。
映像は、絵画の連続のようなシーンが続きます。
ストーリーは、シェークスピアの舞台劇のような流れです。人間とは何か。
高校生ぐらいの長女を事故で亡くした母親は心を病(や)んでしまったというのに、夫はどうして浮気をするのか。依存してくる妻に耐えられない男の苦悩があります。
後半部では、不思議な感覚がありました。実は、姉も妹もふたりとも死んでいるのではないか。関係がうまくいっていない両親である夫婦だけが生き残っているのではないか。(違っていました。姉だけが亡くなって幽霊で出てきています)
セリフやBGM(バックグラウンドミュージック)がせつない。
妹から見て長女は、もうこの世にはいないけれど(映画では幽霊でいますけど)、もう二度とは会えないけれど、心の支えになっています。妹の相談相手です。
俳優さんたちを見ながらいろいろなつかしい。30年ぐらい前の映画ですから、出演者のみなさんはまだお若い。
尾身としのりさんは、二十代のころ、付き合っていた妻と映画館で『転校生』を観ました。最近は、NHKBS再放送の『あまちゃん』で、天野アキ(のんさん)の父親役、そして、天野春子(小泉今日子さん)の元夫役をやられていました。尾身としのりさんは歳を重ねて、いい役者さんになったねーと話がはずみました。
この映画での姉役である中嶋朋子さんは、名作『北の国から』で、まだ小さな女の子の蛍(ほたる)役をされていました。観ていて感情がこみあげて、何度か泣かされました。
蛍は、いつも、妻に浮気をされた父親役の田中邦衛さんの味方でした。でも内心では離婚して別居になってしまった母親役のいしだあゆみさんを心から慕っていました。中嶋さんはまだ小学校の低学年ぐらいでした。
石田ひかりさんは眉毛が濃くて、井上咲楽(いのうえさくら)さんのイメージが重なるなあとこちらの映画を観ていて思いつきました。
ふたりの娘の父親役の岸部一徳さんは、テレビドラマ『相棒』での警察庁長官官房室長での小野田公顕(おのだ・こうけん)役が思い出されます。演技のしかたは昔も今も同じです。まるで感情がないかのように淡々とされています。
こちらの映画ロケ地の広島県尾道市には行ったことがあります。愛知県の自宅から車で行って一泊しました。自分たちが歩いた階段や道路が映像に出てきて、さらにいい気分で鑑賞しました。映画ではネコが出てきていました。
姉が坂道でトラックから飛び出してきた太い木材の山に押しつぶされて死んじゃうのですが、映像はホラー映画を観ているようでした。
その後、姉が忍者のように出てきたのでびっくりしました。
撮影者の立場に立って映像を観ていました。
昔のダイヤル式黒電話が出てきました。今ではなかなか見かけません。
『姉妹』を扱ってあります。
姉妹について、①上下関係をつけるのか。②上下関係をつけないのかということになりますが、この映画では、①上下関係がつけてあります。学業等、能力は亡くなった姉のほうが上なのです。
姉が中嶋朋子さんの演技、妹が石田ひかりさんの演技です。
姉と妹は人格が違うわけですから、最後の終着点は、それまで依存してきた姉と別れて妹の自立となるのでしょう。(予想は、合っていました)
自分はたいてい、つくり手の立場で映画を楽しんでいます。
起承転結の流れを観察したりもします。
事故死の状況説明があって、中学生生活での恋の話があって、高校生になって演劇部の活動があって、父親の浮気話があって、精神的な自立があります。
なんというか、人生は、学校を卒業してからが本番です。18歳で就職、あるいは、22歳大卒で就職して、ようやく社会人としてのスタートを切ります。そして、人生はとても長い。
映像では、海の青、橋の色の赤がさえます。そこに、ユニフォーム(体操服)の色が動きます。
長女を亡くした両親は悔やんでいます。
『長女の言うとおりにさせてやれば良かった』
両親は、長女の希望をきいてあげなかった。
セリフやBGM(バックグラウンドミュージック)がせつない。
長女は、もうこの世にはいないけれど
長女とは、もう二度とは会えないけれど
二女の心の支えになっている人がいる。(幽霊として)
気になったのは、幽霊の姉が妹に声をかけるときに、『あんた』と妹を呼びます。『あんた』は、相手にケンカを売るときの言葉です。言われた方はカチンときます。
不思議なお母さんです。昭和時代初期から中期の時代の母親像です。かっぽう着を着て、あたまに日本手ぬぐいをかぶせていたりもします。
姉妹の関係は、アニメ作品の『タッチ』のようでもある。
姉の言葉『わたしには、終わったことばかり。あんたは、これから始まることがある』
最近読んだ絵本『あさえと ちいさいいもうと 筒井頼子(つつい・よりこ)さく 林明子え 福音館書店』を思い出しました。きょうだいだと、どうしても上の人間は下の人間のめんどうをみなければならないのです。
淡々とした流れなので、途中、長いかなーーという気分になるのですが、ミュージカルの発表会でもめるあたりの仕返しは劇的でなかなか良かった。
いつも幽霊の姉に相談してアドバイスをもらっていた妹は、自分の頭で考えるようになったのです。人の言いなりにならずに、自分の脳みそで考えて、事案を分析して、プランを選択して、判断して、思い切って実行する。そして、けして、後悔しない生き方をするのです。(『人生は、選択の連続である。』作品ハムレットでのシェークスピアの言葉です)
演劇というものは、舞台上だけが世界ではない。妹は、舞台の天井の位置には、舞台と客席全体を見渡せる広い世界があると自信をもつのです。
別れのシーンが、いくつが出てくるのですが、なんというか、人の縁というものは不思議なもので、もうお別れだと言って別れても、また再会して関係が続くこともあります。
姉の存在は、アニメ『ヒカルの碁』に出てくる平安時代の棋士(きし)『サイ』のようでもありました。
あまり波がなく、観ていると、長くてつらい時間帯もあるのですが、終わってみれば、それなりの感動が胸にじーんと広がる映画でした。
先日読んだ本『さよならのあとで 詩・ヘンリー・スコット・ホランド 絵・高橋和枝 夏葉舎(なつばしゃ)』を思い出しました。
映画では妹が『目を閉じるといつでもどこでも自由に発想できる。(だから自分はどこにも行かない。ここにいる)』と話します。そして、妹は姉との関係を日記のような小説として書き始めるのです。
夏葉舎の詩集では、亡くなった方が、生きている人に、『(自分は)となりの部屋にそっと移っただけ。』とメッセージを贈るのです。だから元気を出してください。気持ちを沈めないで(しずめないで)くださいなのです。
2023年10月17日
しょうぎ はじめました 間部香代・文 田中六大・絵
しょうぎ はじめました 間部香代(まべかよ)・文 田中六大(たなかろくだい)・絵 文研出版
小学校低学年ぐらい向けの絵本です。
絵本の中では、おじいちゃんは、将棋が強いという設定です。
現実世界では、熊太郎じいさんも小学校低学年の孫たちと将棋をしますが、いつも負けます。なぜなら、孫たちは囲碁将棋を習いに行っているからです。熊太郎じいさんは、100敗以上はしたと思います。勝ったのは5回ぐらいです。勝利の記念にスマホで盤面の写真を撮ろうとしたら、孫たちが将棋盤の上の駒をぐちゃぐちゃとこわしてしまうので、まだ一度も記念写真を撮れたことがありません。
熊太郎じいさんは、ひとつひとつの駒(こま)の動かし方は知っていますが定石(じょうせき)を知りません。勝ってきままに駒をすいすいと動かします。相手にどんどん自分の駒をとられて、自分の王さまは、相手に取られた駒で追い詰められます。
だいたい2分半から3分で決着がつきます。今までで一番早かったのはたしか、20手(にじゅって)もかからずに負けたことがあります。
でもいいのです。孫たちはいつも大喜びをしています。なんども『じいじ、将棋やろーー』と誘ってくれます。相手に自信をつけさせるための『噛ませ犬(かませいぬ。ボクシングでいうところの弱い相手をわざとあてがう。自信をつけさせる)』でいいのです。かれらのストレス解消になるでしょう。
熊太郎じいさんのともだちに将棋が好きな人がいます。
こども相手にボランティアで将棋を打っています。
熊太郎じいさんは、先手(せんて)を読むことがにがてだし、歳をとってきて記憶する力が低下してきたので、将棋に意識を集中させることは無理だとあきらめています。
さて絵本の感想です。
『きょう、がくどうで しょうぎを おぼえた。』から始まります。
学童保育所です。
熊太郎じいさん夫婦も共働き夫婦だったので、こどもたちを学童保育所に通わせました。
それももう三十年ぐらい前のことになってしまいました。
学童保育所はまあ、いろんなことをするところでした。こどもたちは、体験豊富になります。
飛車・角(ひしゃ・かく)を強い相手が使わない2枚落ちのことが書いてあります。
熊太郎じいさんがちびっこと将棋をやるときは、平手(ひらて。駒を落とさない)、それから、ちびっこのほうが、2枚落ち、4枚落ち、もっと多い枚数落ちと、そのときの気分と話し合いでやります。こどもというものは、だんだんルールを変えたがります。こどもが、好きなようにやらせています。
絵本の男児は、将棋をパパとやって、それから夏休みに祖父母宅に行ったときに、おじいさんと孫が将棋をやる展開です。そこで、おじいさんから将棋を教わります。(棒銀戦法(ぼうぎんせんぽう)を教わります)
将棋盤のことが書いてあります。
うちの場合は、四つ足の囲碁盤があって、その上にぺったんこの折り畳み式、板でできた将棋盤をのせて将棋をやっています。(熊太郎じいさんは囲碁も孫たちとやりますが、習っている孫たちに勝てたことがありません。たいてい陣地がなくて全滅です)
絵本では、変な絵があります。どういうわけか、メガネをかけたおばあさんが逆立ち(さかだち)をしています。
この本は、将棋の駒の動きを教えるテキスト絵本です。
『角(かく。斜めに動く)』の説明があります。
熊太郎じいさんは、ときどき、遠くから角が飛んできて自分の王さまをとられてしまいます。ぼーっとしているからあっという間にとられてしまいます。ショックです。
それから『ふんどし』という技(わざ)にもよくひっかります。『桂馬(けいま)』を使って、一手(いってで)二枚の駒をとっちゃうぞという戦法です。ほんとうによくひっかります。ぼーっとしているからでしょう。大笑いされます。
絵本では、どういうわけか、地球防衛隊みたいなかっこうをしたちびっこ男の子が、紫鬼の大事なところである「お〇んこ」をビーム銃で狙って撃っています。『角』の動きを表現してあるのでしょう。
じいちゃんによる孫男子への将棋特訓が始まりました。
さきほども書きましたが、ぼう銀戦法です。
盤面でいうと、左にある角(かく)の付近がぼろぼろにされてしまいます。守りが崩されます。
じょうずな筋書きをつくってある絵本でした。
マンガのような絵が楽しめました。色もきれいです。
熊太郎じいさんのほうは、孫たちのひとりが、絵を描いて熊じいさんにプレゼントしてくれました。
ありがとう。
じいじは、ユーチューブで将棋の初級講座を繰り返し見て勉強するよと言ったら、『強くならなくていい』と言い返されました。
小学校低学年ぐらい向けの絵本です。
絵本の中では、おじいちゃんは、将棋が強いという設定です。
現実世界では、熊太郎じいさんも小学校低学年の孫たちと将棋をしますが、いつも負けます。なぜなら、孫たちは囲碁将棋を習いに行っているからです。熊太郎じいさんは、100敗以上はしたと思います。勝ったのは5回ぐらいです。勝利の記念にスマホで盤面の写真を撮ろうとしたら、孫たちが将棋盤の上の駒をぐちゃぐちゃとこわしてしまうので、まだ一度も記念写真を撮れたことがありません。
熊太郎じいさんは、ひとつひとつの駒(こま)の動かし方は知っていますが定石(じょうせき)を知りません。勝ってきままに駒をすいすいと動かします。相手にどんどん自分の駒をとられて、自分の王さまは、相手に取られた駒で追い詰められます。
だいたい2分半から3分で決着がつきます。今までで一番早かったのはたしか、20手(にじゅって)もかからずに負けたことがあります。
でもいいのです。孫たちはいつも大喜びをしています。なんども『じいじ、将棋やろーー』と誘ってくれます。相手に自信をつけさせるための『噛ませ犬(かませいぬ。ボクシングでいうところの弱い相手をわざとあてがう。自信をつけさせる)』でいいのです。かれらのストレス解消になるでしょう。
熊太郎じいさんのともだちに将棋が好きな人がいます。
こども相手にボランティアで将棋を打っています。
熊太郎じいさんは、先手(せんて)を読むことがにがてだし、歳をとってきて記憶する力が低下してきたので、将棋に意識を集中させることは無理だとあきらめています。
さて絵本の感想です。
『きょう、がくどうで しょうぎを おぼえた。』から始まります。
学童保育所です。
熊太郎じいさん夫婦も共働き夫婦だったので、こどもたちを学童保育所に通わせました。
それももう三十年ぐらい前のことになってしまいました。
学童保育所はまあ、いろんなことをするところでした。こどもたちは、体験豊富になります。
飛車・角(ひしゃ・かく)を強い相手が使わない2枚落ちのことが書いてあります。
熊太郎じいさんがちびっこと将棋をやるときは、平手(ひらて。駒を落とさない)、それから、ちびっこのほうが、2枚落ち、4枚落ち、もっと多い枚数落ちと、そのときの気分と話し合いでやります。こどもというものは、だんだんルールを変えたがります。こどもが、好きなようにやらせています。
絵本の男児は、将棋をパパとやって、それから夏休みに祖父母宅に行ったときに、おじいさんと孫が将棋をやる展開です。そこで、おじいさんから将棋を教わります。(棒銀戦法(ぼうぎんせんぽう)を教わります)
将棋盤のことが書いてあります。
うちの場合は、四つ足の囲碁盤があって、その上にぺったんこの折り畳み式、板でできた将棋盤をのせて将棋をやっています。(熊太郎じいさんは囲碁も孫たちとやりますが、習っている孫たちに勝てたことがありません。たいてい陣地がなくて全滅です)
絵本では、変な絵があります。どういうわけか、メガネをかけたおばあさんが逆立ち(さかだち)をしています。
この本は、将棋の駒の動きを教えるテキスト絵本です。
『角(かく。斜めに動く)』の説明があります。
熊太郎じいさんは、ときどき、遠くから角が飛んできて自分の王さまをとられてしまいます。ぼーっとしているからあっという間にとられてしまいます。ショックです。
それから『ふんどし』という技(わざ)にもよくひっかります。『桂馬(けいま)』を使って、一手(いってで)二枚の駒をとっちゃうぞという戦法です。ほんとうによくひっかります。ぼーっとしているからでしょう。大笑いされます。
絵本では、どういうわけか、地球防衛隊みたいなかっこうをしたちびっこ男の子が、紫鬼の大事なところである「お〇んこ」をビーム銃で狙って撃っています。『角』の動きを表現してあるのでしょう。
じいちゃんによる孫男子への将棋特訓が始まりました。
さきほども書きましたが、ぼう銀戦法です。
盤面でいうと、左にある角(かく)の付近がぼろぼろにされてしまいます。守りが崩されます。
じょうずな筋書きをつくってある絵本でした。
マンガのような絵が楽しめました。色もきれいです。
熊太郎じいさんのほうは、孫たちのひとりが、絵を描いて熊じいさんにプレゼントしてくれました。
ありがとう。
じいじは、ユーチューブで将棋の初級講座を繰り返し見て勉強するよと言ったら、『強くならなくていい』と言い返されました。
2023年10月16日
配当金&優待で悠々自適!配当生活マニュアル
配当金&優待で悠々自適!配当生活マニュアル 株式会社ダイアップレス 電子書籍
こちらの本の書評は芳しくなかったのですが、自分にとっては有益でした。
わかりやすい。安定していて収益の確実性が高い会社が紹介してあります。
いままで何冊か株式投資の本を読んできました。
なんというか、こういうときはこうする。こうしたほうがいいというようなマニュアル(手引き、手続き)が書いてある本がほとんどです。
じっさい株式投資をしていて思うのは、自分の思うようにはならないということです。
イメージとしては、アメーバーとかスライムのような、ぐにょぐにょの状態で、先が読めない未来のすきまに入り込んで、だいたいでいいので、利益を少し、あるいは、もうちょっと多く手にしていく。
数学における公式のように、こういうときはこうするという公式にしばられないほうがいい。思考を繰り返して、しばられない発想でのぞんだほうがよい。なんでもあり。考える。考える。考える。考える時間はたっぷりとって、プランを実行する回数はできるだけ少なくする。動きすぎると損をすることが多い。
株は優良株の長期保有が基本でしょう。下落したからといって、慌てて売ると、売ったあとで株価が回復することが多い。これまでの体験として、下落しても『全治3か月』ぐらいの気分でいると株価が元に戻ることが多い。
株式を始めたころ、配当金というものは、基本的に年に2回決まった月に出るのだと思いこんでいました。
違っていました。会社によって、出る月が異なります。ということは、組み合わせを工夫すれば、年に10回ぐらいは異なる月に配当金が入ってくると気づきました。
そこまで細かくしなくても、配当権利日のある月が、9月・3月、6月・12月とおおまかに2パターンある会社を組み合わせると年に4回配当金を得られることに気がつきました。手数料と税金で利益がマイナスにならないようにお金を移動させて、配当金と株の売却益を手に入れます。
こちらの本には権利確定月が記載されています。
こちらの本では、有名企業の高配当が得られる一覧があります。
文字や図がいっぱいですから、全部の文章はとても読めません。
おおまかに情報を拾います。
自分の好みですが、優待はカタログギフトがいい。
自分の好きなものが選べます。
本では、優待品の紹介があります。
観ていて、数値の誤植があるようです。(そこがこの本の評価を下げているのでしょう。「優待」のところの「最低投資額」)
NISA(ニーサ)の説明があります。
2024年から、世の中の預貯金が大量にNISAに流れるのだろうか。半信半疑ですが、多少は流れるのでしょう。なにせ、非課税枠ですから。株式取引の税率20%はかなり痛い。加えて手数料の支払いがあります。
米国のことは興味がないので、記事は読み飛ばします。
後半には用語集のようなページがあります。
老眼なので、小さくて大量の文字は読めません。
まあ、100%ことがらを把握していなくても株式投資はできると割り切っています。
こちらの本の書評は芳しくなかったのですが、自分にとっては有益でした。
わかりやすい。安定していて収益の確実性が高い会社が紹介してあります。
いままで何冊か株式投資の本を読んできました。
なんというか、こういうときはこうする。こうしたほうがいいというようなマニュアル(手引き、手続き)が書いてある本がほとんどです。
じっさい株式投資をしていて思うのは、自分の思うようにはならないということです。
イメージとしては、アメーバーとかスライムのような、ぐにょぐにょの状態で、先が読めない未来のすきまに入り込んで、だいたいでいいので、利益を少し、あるいは、もうちょっと多く手にしていく。
数学における公式のように、こういうときはこうするという公式にしばられないほうがいい。思考を繰り返して、しばられない発想でのぞんだほうがよい。なんでもあり。考える。考える。考える。考える時間はたっぷりとって、プランを実行する回数はできるだけ少なくする。動きすぎると損をすることが多い。
株は優良株の長期保有が基本でしょう。下落したからといって、慌てて売ると、売ったあとで株価が回復することが多い。これまでの体験として、下落しても『全治3か月』ぐらいの気分でいると株価が元に戻ることが多い。
株式を始めたころ、配当金というものは、基本的に年に2回決まった月に出るのだと思いこんでいました。
違っていました。会社によって、出る月が異なります。ということは、組み合わせを工夫すれば、年に10回ぐらいは異なる月に配当金が入ってくると気づきました。
そこまで細かくしなくても、配当権利日のある月が、9月・3月、6月・12月とおおまかに2パターンある会社を組み合わせると年に4回配当金を得られることに気がつきました。手数料と税金で利益がマイナスにならないようにお金を移動させて、配当金と株の売却益を手に入れます。
こちらの本には権利確定月が記載されています。
こちらの本では、有名企業の高配当が得られる一覧があります。
文字や図がいっぱいですから、全部の文章はとても読めません。
おおまかに情報を拾います。
自分の好みですが、優待はカタログギフトがいい。
自分の好きなものが選べます。
本では、優待品の紹介があります。
観ていて、数値の誤植があるようです。(そこがこの本の評価を下げているのでしょう。「優待」のところの「最低投資額」)
NISA(ニーサ)の説明があります。
2024年から、世の中の預貯金が大量にNISAに流れるのだろうか。半信半疑ですが、多少は流れるのでしょう。なにせ、非課税枠ですから。株式取引の税率20%はかなり痛い。加えて手数料の支払いがあります。
米国のことは興味がないので、記事は読み飛ばします。
後半には用語集のようなページがあります。
老眼なので、小さくて大量の文字は読めません。
まあ、100%ことがらを把握していなくても株式投資はできると割り切っています。