2023年06月12日

太川&えびすのバス旅 宮崎県青島から長崎市グラバー園 再放送

太川陽介&えびすよしかずのローカル路線バス乗り継ぎ人情旅 第23弾 宮崎県青島から長崎市グラバー園 2016年放送分の再放送 BSテレ東

 今年の二月に大分県にある別府温泉へ行ったので、番組に出てくる別府市街地のようすに見覚えがあり親しみをもちました。映像を観ながら、別府に行って良かったなーという気分になりました。
 
 番組の最初に太川さんが九州の地図を広げるのですが『祖母山(そぼさん)』の地名が目に飛び込んできてなつかしかった。
 まだ、17歳高校二年生のときに頂上まで登りました。祖母山の隣に傾山(かたむきやま)という山があり、ふたつの山の尾根を縦走(じゅうそう)しました。九州の屋根と呼ばれている山岳地帯でした。

 太川陽介さんとえびすよしかずさんとゲストのはいだしょうこさんの三人は、最初は体力があって元気がいい。
 三泊四日の路線バス乗り継ぎをしながら、だんだん心身ともにボロボロになっていきます。

 ふたりから『なんとか湿原(しつげん。地名)』を『(えびすさんのクセである)失言』とからめて、からかわれるえびすさんです。えびすさんは言ってはいけないことを言ってしまう正直者ですが、けして悪人ではありません。善人です。

 バス停の時刻表示があいまい(白色塗料で塗りつぶしてあるが、はがれている)な場所で、はいだしょうこさんが近づいてくるバスを見つけて『(こっちに曲がって)入って来るんじゃないですか?!』と連呼する声がおもしろかった。(乗りたかったバスは、三人が立つバス停には寄らず離れた道を通り過ぎていってしまいました。どうもバス停の位置が変わっていたようです)

 道ばたにあったお店で食べた宮崎名物マンゴーがおいしそうでした。

 九州は大きいようでそうでもありません。鉄道を使えば福岡県にある博多駅から鹿児島までの時間はそれほどかかりません。新幹線だと1時間半ぐらい。(名古屋-東京が、1時間40分ぐらいです)
 車を使えば、あちこち行けます。

 はいだしょうこさんは、前向きで強気です。
 はいだしょうこさんの声は独特で張りがあります。あんな細い体から人心に感動を与える説得力のある声が出てくることが不思議です。
 
 阿蘇山(あそざん)の草千里(くさせんり)あたりの風景は懐かしい(なつかしい)。そこで休憩したあと、噴火口(ふんかこう)を見に行ったことがあります。韓国からのおじさん観光客の方たちが集まっていてにぎやかでした。

 刺身がにがてなえびすさんは、焼き鳥が大好きです。お肉の串焼きがおいしそう。レンコンの串焼きもおいしそう。

 別府から福岡を抜けて佐賀・長崎へのルート取りがすごい。みんな路線バスです。コミュニティバスのときもあります。

 三泊四日の四日目は、疲れているふたりです。(えびすさんとはいだしょうこさん。太川さんはがんばる人です)



(以前観たときの感想文です。2022年2月のとき)
太川陽介&えびすよしかずのローカル路線バス乗り継ぎ人情旅 第23弾 宮崎県青島から長崎市グラバー園 2016年放送分の再放送 BSテレ東

 以前DVDで観たことがありますが、再放送があったので、録画してまた観ました。
 ゲストのはいだしょうこさんのきれいな歌声が今も耳に残っています。
 長崎県内にある絵本に出てくるようなバス停の中で歌っておられました。
 えびすさんが『歌がうまいねー』とほめていました。
 えびすさんは、はいだしょうこさんが歌を歌う人であることを知らないようで、きっと今も知らなくて、認知症になって、もう、はいだしょうこさんのことも忘れてしまっているのでしょう。

 いろいろと、何度見ても新しい発見がある番組です。
 以前見た時は、どうして、熊本空港から熊本市内に行くバスに乗らないのだろうと疑問をもちました。今回もう一度見て、大分県別府市がチェックポイントになっていたことを知りました。
 ぼんやり見ていたので気づきませんでした。
 この番組で、認知症予防の訓練をしているようなものです。
 おいしいお料理として、宮崎県の地鶏(じどり)のあぶり焼き、鶏南蛮(とりなんばん)、マンゴー太陽のタマゴ、たけのこのてんぷらなど。

 また、三人とも長時間歩いています。
 二時間とかの歩きのときもあります。
 気の毒です。

 海岸線沿いの道路を路線バスとか乗用車で移動するのは、意外と退屈です。
 バスの車内だといねむりしてしまいそうです。

 はいだしょうこさんの歌声が美しい。
 トトロのものまね。くまモンの歌。手拍子を入れたおもちゃのチャチャチャ。
 やはり、バス停でのワンショットが光っています。曲名は知りませんが、『空にあこがれて 空に駆けていく(かけていく)』とお歌いになられた声が美しかった。いつまでも記憶に残ります。才能を感じました。はいだしょうこさんは、いい人でした。(曲名はユーミンの『ひこうき雲』でした)

 映像に出てくる阿蘇の草千里の詩があったはずです。(草千里には行ったことがあります)
 歳をとりました。草千里の詩があったことは覚えていますが、詩の内容は忘れています。
 この番組を観た頃に『海馬 脳は疲れない 池谷裕二 糸井重里』という本を読んでいました。
 脳みそにある海馬(かいばという部分)は、記憶の内容について、取捨選択をしますというようなことが書いてありました。
 元気はつらつとしていた人が記憶障害になることがあります。90歳近くになって、昔のことは覚えているけれど、ここ数日のことは覚えていない。脳細胞の半分が死んでいる。
 残った半分の脳細胞を大事にする。残った半分を生かし続けて、なおかつ、半分だけど、記憶能力をパワーアップさせる。
 読んでいた本には、そんなことが書いてありました。
 自分は認知症にはなりたくないけれど、もしかしたら、なってしまうかもしれません。
 自分の配偶者が認知症になると、けっこうつらい。
 自分だけではなく、予防のために、配偶者にも、頭を使わせなきゃいけません。

 映像に出てきた九州を横断するやまなみハイウェイは高校生の時に、林間学校のバスで通過しました。
 夏の青空に晴れ渡った風景が、実に素晴らしかった。
 車窓から見えた大分県にある由布岳(ゆふだけ)の姿も絶景で雄大でした。
 映像を観ていて、同じく、高校生だった別の時期に、大分県別府駅で、長時間の電車の待ち時間を体験したことを思い出しました。
 自分は行かずに待合室で荷物番をしていましたが、クラブの先輩たちは、市内にある温泉につかりに行きました。

 太川さんたちは、一時的にその場所を通過する旅人です。
 通過するのと、そこで暮らすのとは、ずいぶん違います。

 お店のテーブルに並んで、ちゃんぽんを食べるえびす三きょうだい(姉、兄、ご本人)の姿からは、九州人の家族だなという、あったかみが伝わってきました。


(2021年1月の番組視聴感想メモから)
太川陽介&蛭子能収のローカル路線バス乗継の旅 第23弾 宮崎-長崎 DVD 2016年放映分

 以前、テレビでチラリと短いシーンだけ観たことがあります。別府鉄輪温泉(かんなわおんせん)で無駄なバスの利用があったところと、長崎のグラバー園で蛭子能収さんがごきょうだいと対面されたところのシーンでした。
 テレビ放映のときは、熊本地震のときと重なって、放映を先延ばしにされたとの記憶です。
地震の発生が、2016年4月14日夜、同じく16日のお昼で、ロケが、4月12日から15日の3泊4日です。宿泊場所は、12日が宮崎県高千穂、13日が別府鉄輪温泉、14日が佐賀市です。

 映像で街並みを見ながら自分も行った気分になれました。やはり九州はのんびりした田舎でいい雰囲気です。

 不思議だったのは、ルートを見ていると、熊本空港から熊本駅方向へ行くバスに乗ればいいのに大分、別府方面へ回っています。

 蛭子能収(えびすよしかず)さん語録として、
 「自分が神さま(えびすだから)自分は神さま仏さまを信じない」
 九州長崎出身者ですが、どうも九州の地理には詳しくない。
 「(長崎で)兄貴に会うよりも大村ボート(競艇場)へ行ったほうがよい」
 「グラバー邸はたいしたことないけれど、そこからの(海をのぞむ)景色がいい」

 ロケはたいへんです。とくにマドンナは大変です。今回は、はいだしょうこさんでした。長崎のみかんの形をしたバス停の中で歌ったときの歌声がよかった。そこはフルーツ街道で、メロン、スイカ、イチゴの形をしたバス停が続いていました。

 自分も行ったことがある場所がいくつも出てきてなつかしかった。九州の人の言葉もなつかしい。
 有明海でとれた海苔(のり)、魚のてんぷらの揚げ物がおいしそうでした。