2023年04月28日

あるかしら書店 ヨシタケシンスケ

あるかしら書店 ヨシタケシンスケ ポプラ社

 有名な絵本ですが、読むのは初めてです。
 絵本のなかに、いろんな本屋さんが出てくると聞きます。
 たまたまこの本を読んだ日の夜に、テレビ番組『アメトーク』で「読書芸人」をやっていました。
 この絵本となにか関連のあることがらが出てきたらおもしろいのになあと期待しながら読み始めました。(ざんねんながら関連するような事項は出てきませんでした)

(1回目の本読み)
 中身を精査せずに、ざーっとページ全体をめくってみます。
 絵本とはいえ、かなりのページ数があります。

 ページをめくる前に本のカバーの両ふちを見ました。おもしろい。
 『バタ足入門の本』本をたたむと、本が、水泳プールでのビート板に変わります。
 もうひとつ『ちょっと大きくなれる本』本をイスの上に置いて、その上にちびっこが腰かけます。なるほど。

 さて、厚い表紙をめくります。
 本屋に対する愛情が深い本という予想があります。
 電子書籍が浸透してきた世の中ですが、ちびっ子は、紙の絵本が好きです。紙の本じゃなきゃだめなんです。だから、紙の絵本は未来永劫(みらいえいごう。ずっと)なくならないのです。

 本がいっぱい収納された本棚の絵があります。
 たしか以前、フランスの本修理職人の本を読んだことがあります。
 読書メモの記録を探してみます。
 二冊見つけました。
『ルリユールおじさん いせひでこ 講談社』
 本をつくる職人が『ルリユール』で、フランスパリでのお話です。
 ルリユールは、本をつくる職人ですが、本の修繕(しゅうぜん)もしてくれる。
『ルリユール 村山早紀(むらやまさき) ポプラ社』
 本を愛する物語です。
 本を読む人には、本を読まねばならない事情があるのです。

 ページをめくります。
 小舟に乗って、ひとり旅をしているような男子の絵があります。
 読書は、本の中の世界を旅するようなものです。

 ぼくたちは、ひとりひとりが本のようなものだとあります。
 人間は、見ただけではわからない。
 互いに会話をすることで、相手のことがわかる。
 そんな表現があります。なるほど。

(2回目の本読み)
 はげちゃびんの本屋のおやじさんが、ちりとりとほうきをもって出てきました。
 本屋の玄関前でおそうじです。

『世界のしかけ絵本』
 いいなと思ったのは「ほめ出す絵本」です。
 スマホのようです。
 スマホに語りかけると返答してくれるアンサー型AIのようです。(質問に返答してくれる人工知能)
 「すっごくかわいいネ!」とか「今までで一番よ!」などと、読み手のことをほめてくれるそうです。

『2人で読む本』
 きゅうくつそうです。わたしはにがてです。
 複数でくっついて、同時じゃないと読めない本です。

 どのページも絵の色がきれいです。

 うーむ。理屈っぽいかなあ。
 
『文庫犬(ぶんこけん)』
 いくつか例示があって、犬ではありませんが、「文庫鳩(はと)」の紹介があります。鳩が不便な土地に住む人のために首に本をぶら下げて届けてくれるのです。
 そういえば、以前、昭和時代のなくなった仕事という本で伝書鳩のことが書いてあったのを思い出しました。
 『昭和の消えた仕事図鑑 澤宮優(さわみや・ゆう) 原書房』で、「新聞社伝書鳩係」という仕事がありました。担当者と鳩は、編集局機報部鳩室に所属していたそうです。1945年(昭和20年)を過ぎて機械化が進み、昭和30年代なかばで使われなくなったそうです。仙台-東京間約300キロを4時間40分で飛んだ。5・6羽をひとつの単位として同じニュースの通信管を付けた。(途中で道に迷う鳩もいるので保険のために複数の鳩を飛ばす)昭和15年三宅島噴火の記事は、伝書鳩が運んだそうです。

 この絵本を、まんなかあたりまで読んできて、いいにくいのですが、自分には合わない内容だと感じます。
 理屈っぽいところが、どうも、自分に合いません。
 読んでいても「楽しさ」が自分の胸に伝わってこないのです。
 作者はまじめな方であろうと思います。
 
 一番気に入ったのは『本が四角い理由』です。
 となりの国のお姫さまに恋した王さまが失恋するのです。
 物語は、うまくいかないほうが、いい感じのときもあるのです。

 後半はなんだか、お金の話になります。
 本がたくさん売れて、お金がたくさん入ってきてほしい。
 『大ヒット』にこだわりつづけます。
 (この本は大ヒットしました)
 
 いいオチ(話の締め(しめ))でした。
 あるかしら書店でも、ない本はあるのです。  

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2023年04月27日

ぴょん 内田麟太郎

ぴょん 内田麟太郎(うちだ・りんたろう)・作 高畠純・絵 金の星社

 ちっちゃい子用です。
 この絵本を読んだ日に、4週間に1回の定期検査(血液検査)で、午前中、クリニックを受診しました。
 待合場所で、わたしのうしろにいたちびっこが、するするっとうしろから近づいて来て、長椅子に座っていたわたしの両膝(りょうひざ)に両手をぽんと置いてまとわりついてきたので、ちびっこの小さな五本指とわたしの左手のひとさし指とで遊んであげました。

 熊じいさん『(うしろのシートに座っているちびっこのママに)1歳ぐらいですね(男の子です)』
 ママ『1歳です』
 熊じいさん『うちの孫にもこういうときがありました』

 ちびっこのてのひらは、やわからくて、清らかです。
 もうすこし大きくなれば、指遊びができます。『ずいずいずっころばし』とか『おせんべ おせんべやけたかな(そのあと、我が家の歌詞では「見に行こう」と続きます)』とか『(我が家の歌詞では)あくしゅでこんにちは あくしゅでバイバイバイ』とか『(お互いの人さし指の先っぽをくっつけて)ET(イーティー 洋画です)』あとは、みんなの手のひらを重ねて、一番下のてのひらの人が、さっと手を抜いて、上から、みんなの手のひらをたたく遊びとか…… ああ、ゆびずもうもありますね。
 こちらの絵本は、そんな1歳か2歳ぐらいのちびっこに読んであげる絵本です。
 そうそう『これくらいのおべんとばこに』というおべんとう箱の歌もゆび遊びができます。さらに『ごんべさんのあかちゃんがかぜひいた』と『糸まきまき(いーとーまきまき)』も思い出しました。まだほかにもあるのでしょう。連鎖で記憶が呼び起こされました。

 先日テレビで観た『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』で福岡県の大牟田市(おおむたし)が出ていましたが、この絵本の作者の内田麟太郎さんは、大牟田市の出身です。わたしの親族にも大牟田市生まれの人がいるので親近感を感じます。

 絵本のタイトル『ぴょん』というのは、ジャンプするようすを表すことばです。
 最初は、黄色いちょうちょの絵があります。
 『はるですよ うれしくなって だれかが ぴょん』(春の訪れは、だれもがうれしいのです)
 ぴょんぴょーん
 カエルさんでしたーー 二歳ぐらいのお子さんが喜びそうです。

 おさかなさんが、ぴょーん
 次はだれかな?
 リスらしくないリスの絵です。
 リスらしくないけれど、リスなのがいい絵です。

 予想をくつがえされます。
 生きものではないものが、ぴょんぴょんぴょんです(赤い靴がぴょん)
 
 だれもかれもがぴょんぴょんぴょんです。
 チューリップの花、ヘビ、オタマジャクシ、小魚、カエル、ギター、トノサマバッタ、ネコ、もう一匹のネコ、(たぶん)たんぽぽ、リス、ミミズに靴、そしてブタさ~ん
 春ですよーー
 話が徐々に拡大していく絵本です。
 地面の土がジャンプし始めました(なにそれーー)
 
 ドッカーン
 すごい!
 マウントフジがジャーンプです。(富士山)

 最後は、かわいらしい「(海にいる)たこちゃん」のジャンプです。
 おもしろかった。
 よかった。
 ちびっこは喜ぶでしょう。

 本をとじるときに気づきました。
 裏表紙にあるシロナガスクジラの背面ジャンプが豪快でした。  

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2023年04月26日

ねっこぼっこ ジビュレ・フォン・オルファース・作

ねっこぼっこ ジビュレ・フォン・オルファース・作 秦理絵子・訳 平凡社

 絵画絵本です。一枚一枚の絵が絵画のようです。
 タイトルに惹かれました(ひかれました)。木の根っこになにかがいて、春をもたらしてくれるのです。
 読み始めます。

 表紙をめくるとちびっこ女子たちの黒い影が左から右へと行進しています。
 それぞれの手には、植物の実や花があります。
 裏表紙をめくると、こんどは、右から左方向へ、さきほどと同じように、こどもたちの影が移動しています。
 本の中での両者の出会いを予感する絵です。
 外国っぽい。
 作者は、東プロイセンのメットゲテン生まれの人です。(現在のポーランド、ロシア、リトアニア)男性かと思って読んでいたら、最後のほうに女性の写真が出てきました。女性の作者でした。
 100年ぐらい前にこの世におられた女性です。(絵本作家としての活動期間:1905年-1912年)
 1881年当時のプロイセン王国生まれ。(日本だと明治14年です)貴族のお生まれだそうです。
 1916年(大正5年)に34歳で病気のため亡くなったそうです。短命です。
 絵本の内容は上品な世界でした。100年ぐらい前におられた昔の人が、現代人に語りかけるお話でした。

 ページをめくってすぐわかります。
 小さな女の子たちは、人間じゃない。妖精だと。(ようせい:人間と神さまとをつなぐ存在。超自然的(現実離れした世界)に存在するもの)
 茶色の服を着た11人の女の子たちがいます。されど、こどもたちの人数はこのあとどんどん増えていきます。無限のようです。

 季節は『冬』から『春』へと移る頃です。
 妖精たちは、土の下、木の根っこあたりで春を迎える準備に専念しています。
 昔『大地の母』というようなフレーズを聞いたことがあるのを思い出しました。調べたら違っていました。『命の母』という薬で、コマーシャルがあった記憶です。

 土の下には昆虫たちがいます。クワガタムシやほかの甲虫類(こうちゅうるい)です。
 長年かけて夏の地上に、顔を出すのを待つセミのようでもあります。

 絵を見ていると音楽が聞こえてきそうな雰囲気になります。
 勢いがあります。
 春を迎えるのです。
 昔のアニメ動画を見るようです。
 『リボンの騎士(きし)』最初だったか最後だったかは忘れましたが、その時の曲です。
 
 文章は『詩』です。
 幻想的です。
 絵は絵画です。
 緑色をベースに落ち着いた生命の喜びがあります。
 
 絵の中では『夏』が訪れました。
 ずっと夏ならいいのになあと書いてあります。
 (ドイツの冬は寒いのだろうなあ)
 『秋』の絵では、木枯らしが(こがらしが)吹いて、妖精たちは地上から再び地中へと向かいます。

 お話は、おしまいです。
 学術的な雰囲気がただよう絵本でした。(学問としての作法に従う)  

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2023年04月25日

きいろいのはちょうちょ 五味太郎

きいろいのはちょうちょ 五味太郎(ごみ・たろう) 偕成社

 しかけ絵本です。
 かなりおもしろい。
 親戚のちびっこたちにプレゼントする候補作にしました。

 虫とり網を右手にもったぼくちゃんの登場です。
 ぼくちゃんがつかまえたいのは、黄色いちょうちょです。
 (でも、なかなかつかまえられません)

 ちょうちょかなと思ったら、つかまえてみるとちょうちょじゃないのです。
 よくできたしかけ絵本です。
 おもしろい。
 じょうずにつくってあります。
 ところどころに穴があいています。

 絵もおもしろい。
 雰囲気は、丸い感じです。

 失敗が何度も続きます。
 ふふふと笑いがこみあげてきます。
 
 黄色いちょうちょかと思ったら、黄色いヘルメットじゃーん
 ちびっこのそんな声が聞こえてきそうです。
 
 あぶなーい 交通事故にあいそうになったぼくちゃんです。
 黄色いちょうちょを追いかけていたら、交差点に飛び込みそうになりました。
 車が来ているよーー

 ぼくちゃんはおこっています。
 ぼくちゃんは、がっかりもしています。

 黄色いちょうちょに見えるけど、黄色いちょうちょじゃない。
 黄色いちょうちょは、目玉焼きの黄身(きみ)だろうか。

 金魚鉢の中にいるショッキングピンク色の金魚の存在がいい。(ぎょっとするようなピンク色のことです)
 ページをめくってみれば、ピンクのポットがピンクの金魚に早変わりです。
 
 ついにぼくちゃんは、きいろいちょうちょをつかまえることをあきらめました。
 目の前にほんとうのきいろいちょうちょがいたのにあきらめました。
 
 『夢』というものは、努力しても努力しても、なかなか、かなわなくて、もうだめだとあきらめたときに、夢がかなうこともあるのだよと、こどもさんに教えてあげたい作品でした。

 ロングセラーです。1983年初版。162刷もされています。  

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2023年04月24日

さかなくん しおたにまみこ

さかなくん しおたにまみこ 偕成社

 絵本に描いてある絵を見ると『シュールレアリスム』という言葉を発想します。
 奇抜、独特、幻想的です。現実離れした絵です。魚が歩いて小学校へ行きます。登校班に、人間もいるし、ねこかきつねみたいな動物もいます。
 最初は不可解な思いをいだきながら読み始めましたが、内容は傑作でした。いい絵本です。親戚のちびっこにプレゼントしたい候補の一冊になりました。

 『さかなくんです。しょうがくせいです。きょうも さかなくんは がっこうへ いきます』から始まります。
 さかなくんは、水の中じゃないと生きていけないから準備をするのです。自分の体を水がたまった容器の中に入れるのです。
 容器には手足が付いていて動かせるのです。
 見た目は、宇宙飛行士の月面作業みたいなかっこうです。

 擬人法(ぎじんほう。人間を動物にたとえる)だと思うのですが、そのままのさかなの姿でも話としてはとおるのです。
 意味がわからないかもしれませんが、感覚的に、こんなお子さんいるだろうなあという空想ができます。
 小学校でのさかなくんは、体育がにがてです。
 さかなくんは、負けずぎらいだそうです。
 負けず嫌いなこどもっています。
 わたしの孫にも負けず嫌いなぼくちゃんがひとりいます。
 ひきょうなことをしてでも、絶対に負けたくない輩(やから。やつ。言動が良くない人)です。
 同じタイプの人間がぶつかるとケンカになってケガをします。
 自分の身を守るために、相手を立てて、じょうずに負けることも覚えないといけないよと教えますが、いまのところきいてくれません。
 そのうち痛い目にあうでしょう。

 ほら、絵本の中のさかなくんもリレーの途中でころんでしまいました。
 展開が、おもしろい!
 発想がいい!

 さかなくんのお名前はさかなくんですが、タレントのさかなクンとはちがいます。

 こどもが学校に行きたくないと言うと親は困ります。
 さかなくんは、体育がイヤだから学校へ行きたくないそうです。
 (さかなくんはこのまま不登校児になるのだろうか)

 クラスメートがたずねてきました。
 今まで、なんの動物かわからない顔をしたこどもさんがいましたが、なんとトカゲでした。
 トカゲと人間のクラスメートが心配してさかなくんを見に来てくれました。
 ほー 最初とは逆です。
 トカゲと人間のこどもが、水中にあるさかなくんの家に入っていきます。
 水中では呼吸ができませんからそれなりの準備をして水の中に入ります。
 読み始めの最初にあった違和感がなくなりました。

 トカゲの子も人間の子も心が優しい。

 ひとりぼっちになると『犯罪』が近くなります。
 最近だと大家族の家に放火して自分も焼け死んだ高齢者の事件がありました。
 首相にパイプ爆弾を投げつけて爆発させた若い人がいました。
 以前、電車の中で暴れた人も孤独でした。

 さかなくんは、学校に行けば、話し相手がいるから学校へ行きます。
 クラスメートがくれたローラースケートをはいて、苦手な歩行を克服します。
 そうか、克服するためには、何か道具を手に入れればいいんだ。
 それは、ものじゃなくてもいい。なにかをする『能力』を身につければいいんだ。
 哲学的な部分もある絵本です。(人はいかにして生きるか)
 
 さかなくん。良かったね。
 傑作です。(非常に優れた出来栄えです)  

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2023年04月19日

おならをならしたい 鈴木のりたけ

おならをならしたい 鈴木のりたけ 小学館

 タイトルからして、おもしろおかしく楽しいものを期待したのですが、ちょっぴり期待はずれでした。
 以前読んだ同作者の『ぼくのおふろ PHP』と『おしりをしりたい 小学館』のほうが、水準が上です。こちらは、ちょっと質が落ちるかな。おふろとおしりの話はいい内容でした。
 今回の作品は自分に合わなかっただけかもしれません。
 大事なのはちびっこの反応です。
 絵と文章が、期待したよりもわかりにくいです。
 読み手の自分には、笑えないということがあります。

 絵を見ていて、先日テレビで放送された『探偵ナイトスクープ』を思い出しました。昔放送した作品で良かった作品を振り返るという内容で、間寛平さんとスタッフがおならをしたときの肛門の動きを写真におさめるという奇想天外な内容のものでした。かなりおもしろかった。おならといっしょにおならではない、う○こが飛び出してきて、映像では流すことができないので、イラストまんがで放送されていました。ばかばかしいことなのですが、そこまでやるかと、あわせて、人目を気にせず、なりふりかまわず、なんというか、超越(ちょうえつ)した言動があり驚愕(きょうがく)と笑いとともに、ちいさな感動が生まれました。
 人間はなんとしてでも生きていけるのです。
 同じく同番組で思い出した相談内容として、中学生ぐらいの男子のお尻の穴のまわりにたくさん毛が生えていて、その中学生のお母さんが、息子のパンツを脱がせて、ガムテープでなんどもお尻の穴のまわりに生えている毛を抜いてあげて、お尻の穴まわりがきれいになったというものがあります。自分が産んだこどものお尻の穴を見てなにが悪いです。性的な思考はあり得ないのです。
 すごいのです。『探偵ナイトスクープ』という番組は。
 関西パワーに圧倒されます。
 人はなんとしてでも生きていけるのです。
 たしか、自殺の名所福井県東尋坊(とうじんぼう)の崖の上から何度も飛び込む男性という番組内容のときがありました。そうとう高い崖の上から平気で頭から海に飛び込んで、なんと、素手(すで)で、切り立った崖を登って上がって来て、再び飛び込んだりするのです。自殺願望者がそれを見たら驚愕して(きょうがくして)、自殺を思いとどまるかもしれません。
 『探偵ナイトスクープ』は、なんともすごい番組です。

 さて、こちらの絵本です。
 おならの音の考察があります。
 りくつっぽいところが、笑いにつながりません。
 おならの名称の由来があります。音をならすという言葉『ならし』に『お』が付いたそうです。(諸説あり)
 音が出ない時の『へぇ~』は、笑えました。
 おならが出る仕組みの解説があります。人の内臓の絵が出てきます。
 おならの音は、おしりの穴の筋肉が音をつくっている。
 おならとうんちの出し分けの説明があります。
 後半の絵では、複数の家の配置が内臓を表しているのですが、わかりにくいです。
 おならの研究書のような絵本でした。  

Posted by 熊太郎 at 06:27Comments(0)TrackBack(0)読書感想文