2025年01月06日
インデックス投資は勝者のゲーム ジョン・C・ボーグル
インデックス投資は勝者のゲーム 株式市場から利益を得る常識的方法 ジョン・C・ボーグル[著] 長尾慎太郎[監修] 藤原玄(ふじわら・げん)[訳] パンローリング株式会社
インデックス投資:特定の指数(インデックス)に連動した投資方法。指数例=「日経平均」とか、「S&P500(スタンダード・アンド・プアーズ500の指数。米国の500社)
オールカントリー・ワールド・インデックス:先進国23か国、新興国24か国、合計47か国の株価指数
投資信託:投資家からお金を集める。集めたお金を専門家が分散投資する。(株式、債券、不動産など)。得られた利益を投資家に分配する。
著者であるジョン・C・ボーグル:投資信託会社バンガード・グループの創業者兼元会長
1974年(昭和49年)バンガードを設立した。
まずは、1回全体のページをめくってみます。めくりながら、どんなことが書いてあるのか最後まで目を通してみます。
(1回目の本読み)
『勝者のゲームを敗者のゲームにしてしまうのか』という文章があります。
前回読んだ株式投資の本が、『敗者のゲーム チャールズ・エリス著 鹿毛雄二(かげ・ゆうじ)+鹿毛房子(かげ・ふさこ)・訳 日本経済新聞社』という本でした。その本と、これから読むこちらの本と、同じようなことが書いてありそうです。
複利が有利と書いてあります。複利:利子にも利子が付くこと。お金が、雪の玉をころがすように大きくなっていく。
『長期的な株式投資は、勝者のゲームなのだ』と書いてあります。
ゼロサムゲーム:だれかが得をするということは、だれかが損をしたということ。サムとは、『総和のこと。総計』
ひとたび株式投資を始めたら、カジノには近づくなという忠告があります。
ギャンブルはやめよというご指導なのでしょう。ギャンブルをする必要はない。
この本を書いている、『わたし』の言葉だけを信じることはないと書いてあります。ごもっともです。いろいろな人の話を聞いて、判断して実行して反省するのは、自分自身です。
コストに注意する。(購入時手数料、保有する限り付いて回る年間マーケティング費用、売買時の手数料など)。
配当について。投資信託のファンドマネージャーは、配当収入を重視していない。
ファンドマネージャー:運用する担当者
ファンドの破綻率は、80%にもなる。
失敗もあるということか。
『枯れ草の山で針を探すな。枯れ草を買え』(ちょっと意味がわかりません)
RIA:登録投資顧問会社
メリルリンチ:投資銀行。ほかに、ゴールドマン・サックス、モルガンスタンレー
ロボットアドバイザー:ロボットによるアドバイス
『賭けは敗者のゲーム(である)』
『賢明なる投資家はなぜ債権を保有するのか』
ETF:株価指数連動型上場投資信託
ベンジャミン・グレアム:アメリカ合衆国の経済学者。投資家。1976年(昭和51年)82歳没
『インデックス運用は、最高の戦略ではないかもしれないが、これよりもひどい投資戦略はかぎりなく存在する……』
かなり、専門的な内容の本と感じました。
(2回目の本読み)
ああしろ、こうしろというマニュアル本です。(手引き)
されど、読んでいると、物語を読んでいるような気分になります。
もう答えは出ているわけです。答え以外は、物語です。
答え:株式投資は『長期』で臨む。インデックスファンドを活用することが最善の策(アメリカ株式市場のほとんどの銘柄で固めた投資信託)。インデックスファンドを永遠に保有する。
常識をもちなさいと書いてあります。常識:健全な一般人がもつ普通の知識と思慮分別(しりょぶんべつ。やっていいことよくないことの区別がつく。きちんと考える)
助言者(コンサルタント)の言うことは聞かなくていい。コンサルタントは、個人投資家が払う謝礼(手数料)で生活している。
株式市場は、取引交渉関係者が手数料でもうける場所という側面がある。
個人投資家にとっては、利益を得ても、コスト(必要経費)で助言者にお金をもっていかれてしまう。
自分なりに自分がこれまでにしたことをふりかえってみました。
4年ぐらい前、銀行定期の預金利子が微々たるものだったので、銀行でそんな話をしたら、投資信託とか株式投資を勧められました。
いくつかの投資信託をNISA(ニーサ)も活用して申し込みました。得をしたものもあるし、損をしたものもあります。
毎月分配型の投資信託で、毎月利益が口座に振り込まれるのを見ていて喜んでいましたが、もしかして、これは、自分が最初に銀行さんにまとめて納めたお金から少しずつお金が戻ってきているだけではなかろうかと思うようになりました。不信感が芽生えました。(1年半ぐらいで投資信託をすべて引き上げました)。
次に株式投資を始めました。株式投資を始めたときに、投資信託は引き上げて、そのお金を株式投資に回しました。
いろいろ試行錯誤をしました。得をしたこともあるし、損をしたこともあります。ぼーっとしていると、お金が溶けていくという恐ろしい体験もしましたが、トータルではなんとかプラスを維持しています。ちょうど日本の株式市場が右肩上がりになった時期で運が良かっただけだと思います。
そして、日本の株式市場は、今は、停滞の時期を迎えています。銘柄にもよりますが、あまり利益が出ない時期を迎えています。
投資信託よりも、株式投資のほうが、利益が大きかった。利益を増やす楽しみも大きかった。だから、この本に書いてあるとおりにやる気は今のところはありません。
株式投資を基本に従って余裕資金でやっているので、たまに、自分は何のためにこんなことをしているのかと思うことがあります。
最初に戻って、定期預金の利子の代わりが、『配当金』だと気づきます。あわせて、株主優待が楽しみということもあります。株主優待でもらったお肉を焼き肉にして孫たちに食べさせたらとても喜んでくれました。宅配便で、冷凍されたお肉が送られてきます。株から得た利益は親族のために使うようにしています。
株式投資活動の目的は、『社会とのつながり』ということに達します。自分は、無職の年金生活者ではありますが、社会の一員で、なにかしらの役割を果たしていると安心します。
そんなことを思いながら、39ページ第2章以下を読み進めます。
書いてあることはむずかしい。
重要視されていることが、『S&P500指数』の活用です。
コンポジット指数:時間の経過に伴う株式市場全体のパフォーマンス(成果、実績)を表す。
S&P500の銘柄として、アップル、マイクロソフト、アルファベット、エクソンモービル、ジョンソンアンドジョンソン、バークシャー・ハザウェイ、アマゾン……
コスト(経費)に留意する。コストの差がある。
コストの低いファンドがリターン(得られる利益)の点で優位である。
伝統的なインデックスファンド(TIF)がもっともコストが低い。
TIF:アメリカ地方政府による再開発の自立的ファイナンス手法(よくわかりませんが、日本だと地方自治体とか地方公営企業が個人投資家からお金を集めて目的の事業を行う手法で、投資家に還元があるというようなやりかたなのだろうかと考えました)
これまでに読んできての自分なりのまとめです。
お金持ちになるにはということです。
二十代~三十代のときはしっかり働く。社会活動の基本を身に付ける。業務に関する知識をたくわえる。人脈を築く。一日24時間、一年365日、すべての時間を仕事につぎ込むつもりで、しっかり働き社会活動の仕組みを学ぶ。
そして、40歳になる前ぐらいに起業する。
40歳以降も、サラリーマンや公務員を続けても、お金持ちにはなれない。お金持ちになりたい人は、人に雇われるのではなく、人を雇って使う立場になる。まあ、サラリーマンや公務員なら、管理職になるという手もあります。
投資でお金を増やしていく。
お金持ちになるためのひとつの方法です。
自分が思うに、ほかの方法として、もともとお金持ちの人とくっつくという手法もありです。女の人がお金持ちの男の人と結婚するみたいな感じですが、それはそれで、それなりの苦労がありそうです。(夫の浮気とか)。男が資産家の女性とくっつくという逆パターンもあるのでしょうが、最初からそれをねらうのではなく、結果的にそうなったという形が理想です。まずは、愛情です。
配当について書いてあります。
配当を得る。
それから、できるだけ手数料がかからないファンド(商品)を選択するとあります。せっかくもうけても、証券会社等に手数料をたくさん払ったらもったいないと書いてあります。
勝てるファンドを選択することはとてもむずかしい。
過去に栄光があったとしても、未来はどうなるかわからない。むしろ衰退するファンドが多い。
インデックスファンドがいいと勧めがあります。長期保有で少しずつ利益を得ます。コストの低い、『S&P500インデックスファンド』で、著者の関係するバンガードのファンドをお勧めされています。
投資信託では、長期的に安定したパフォーマンスの商品を選ぶ。評価を示す星のマークの数はあてにならない。
5つ星のついたファンドのほとんどは、10年後、平均回帰(RTM)で、パフォーマンスは、平均に戻るかそれ以下に下がる。
投資信託にはふたつの運用方法がある。
パッシブ運用のインデックスファンド:目標と同様の運用をめざす。手数料は安め。(こちらを選択するのが良い)
アクティブ運用:目標を上回る運用をめざす。手数料が高め。
読んでいてもわたしには意味がわからない文章が続きます。
この本は、著者が創業した投資信託会社バンガード・グループの宣伝本です。
自画自賛の本です。自信に満ちています。
いくつか参考になる文節があるので書き落としてみます。
『賭けは敗者のゲームだ』(投資で無理をしてはいけないと受け止めました)
『株式市場の指数に連動する伝統的なインデックスファンドを底値で取得することが究極の選択となる』(なるほど。そして、長期保有ですね)
『賢明な投資家は債券を保有する……』(日本だと国債がいいのでしょうね)
『低い手数料、広範な分散、そして、一に保有、二に保有、三に保有である』(気長にいこう)
『短期的なマーケティングに成功した戦略が長期的な投資作戦として最適だった試しはない』(スポーツ選手に似ています。好調は、長続きはしない)
著者は学者です。オタクです。この分野に極端な興味をもって、精神集中されています。
もしかしたら、自分が興味を持つこと以外のことについては、まったく興味がない人なのかもしれません。
気が向くことは徹底的にやる。気が向かないことはいつまでたってもやらない。そういう人っています。すぐやれば、すぐ終わるのに、絶対にやらずに先延ばしする。そして、ついにやらない。そういう人を部下にもつと上司は悩みます。
276ページに、洋画、『フォレスト・ガンプ』のセリフが出て来ました。(著者は、映画は観るんだ)
本では、分析が続きます。
わたしにはわからない文章が多いので、流し読みに入った240ページあたりです。
ETF:株価指数連動型上場投資信託
アロケーションファンド:金融資産の配分割合の決定。株式、債券、その他
290ページに手紙があります。バフェットさんが書いた手紙です。
アメリカ経済は長期にわたって成長を続けるそうです。(アメリカ市場に投資したほうがいいのでしょう)
株式と債券を50対50の割合で運用するのがいいと書いてあります。
年金のことが書いてあります。米国の年金のことですから、日本と同じということはないのかもしれませんが、寿命を82歳として、62歳の人について書いてあります。年金の受給開始時期を62歳から72歳に先送りにすると、年金月額が上がっても、86歳まで生きないと元がとれないと書いてあります。(わたしは、人間は病気や事故でいつ死ぬかわからないから、受給開始年齢の先送りはしないほうがいいと考えています)
319ページ以降に、有益な投資についての有益なアドバイスが箇条書きで書いてあります。知りたい人は本を買って読んでください。
趣旨として、あなたが考えていることはみんなも考えている。自分だけが賢い(かしこい)とは思わないほうがいいという部分について愉快に感じました。
そして、知らないことを知るためには、知恵がいるのです。
全体をとおしての教訓として、327ページに書いてあるのが、『基本に忠実たれ』です。忍耐と一貫性が、投資家にとって価値ある資産だそうです。『やりきりなさい』というアドバイスがあります。
最後まで読んで、著者は仕事人間だと思いました。
『謝辞』のところを読みました。
社員が家族なのでしょう。
インデックス投資:特定の指数(インデックス)に連動した投資方法。指数例=「日経平均」とか、「S&P500(スタンダード・アンド・プアーズ500の指数。米国の500社)
オールカントリー・ワールド・インデックス:先進国23か国、新興国24か国、合計47か国の株価指数
投資信託:投資家からお金を集める。集めたお金を専門家が分散投資する。(株式、債券、不動産など)。得られた利益を投資家に分配する。
著者であるジョン・C・ボーグル:投資信託会社バンガード・グループの創業者兼元会長
1974年(昭和49年)バンガードを設立した。
まずは、1回全体のページをめくってみます。めくりながら、どんなことが書いてあるのか最後まで目を通してみます。
(1回目の本読み)
『勝者のゲームを敗者のゲームにしてしまうのか』という文章があります。
前回読んだ株式投資の本が、『敗者のゲーム チャールズ・エリス著 鹿毛雄二(かげ・ゆうじ)+鹿毛房子(かげ・ふさこ)・訳 日本経済新聞社』という本でした。その本と、これから読むこちらの本と、同じようなことが書いてありそうです。
複利が有利と書いてあります。複利:利子にも利子が付くこと。お金が、雪の玉をころがすように大きくなっていく。
『長期的な株式投資は、勝者のゲームなのだ』と書いてあります。
ゼロサムゲーム:だれかが得をするということは、だれかが損をしたということ。サムとは、『総和のこと。総計』
ひとたび株式投資を始めたら、カジノには近づくなという忠告があります。
ギャンブルはやめよというご指導なのでしょう。ギャンブルをする必要はない。
この本を書いている、『わたし』の言葉だけを信じることはないと書いてあります。ごもっともです。いろいろな人の話を聞いて、判断して実行して反省するのは、自分自身です。
コストに注意する。(購入時手数料、保有する限り付いて回る年間マーケティング費用、売買時の手数料など)。
配当について。投資信託のファンドマネージャーは、配当収入を重視していない。
ファンドマネージャー:運用する担当者
ファンドの破綻率は、80%にもなる。
失敗もあるということか。
『枯れ草の山で針を探すな。枯れ草を買え』(ちょっと意味がわかりません)
RIA:登録投資顧問会社
メリルリンチ:投資銀行。ほかに、ゴールドマン・サックス、モルガンスタンレー
ロボットアドバイザー:ロボットによるアドバイス
『賭けは敗者のゲーム(である)』
『賢明なる投資家はなぜ債権を保有するのか』
ETF:株価指数連動型上場投資信託
ベンジャミン・グレアム:アメリカ合衆国の経済学者。投資家。1976年(昭和51年)82歳没
『インデックス運用は、最高の戦略ではないかもしれないが、これよりもひどい投資戦略はかぎりなく存在する……』
かなり、専門的な内容の本と感じました。
(2回目の本読み)
ああしろ、こうしろというマニュアル本です。(手引き)
されど、読んでいると、物語を読んでいるような気分になります。
もう答えは出ているわけです。答え以外は、物語です。
答え:株式投資は『長期』で臨む。インデックスファンドを活用することが最善の策(アメリカ株式市場のほとんどの銘柄で固めた投資信託)。インデックスファンドを永遠に保有する。
常識をもちなさいと書いてあります。常識:健全な一般人がもつ普通の知識と思慮分別(しりょぶんべつ。やっていいことよくないことの区別がつく。きちんと考える)
助言者(コンサルタント)の言うことは聞かなくていい。コンサルタントは、個人投資家が払う謝礼(手数料)で生活している。
株式市場は、取引交渉関係者が手数料でもうける場所という側面がある。
個人投資家にとっては、利益を得ても、コスト(必要経費)で助言者にお金をもっていかれてしまう。
自分なりに自分がこれまでにしたことをふりかえってみました。
4年ぐらい前、銀行定期の預金利子が微々たるものだったので、銀行でそんな話をしたら、投資信託とか株式投資を勧められました。
いくつかの投資信託をNISA(ニーサ)も活用して申し込みました。得をしたものもあるし、損をしたものもあります。
毎月分配型の投資信託で、毎月利益が口座に振り込まれるのを見ていて喜んでいましたが、もしかして、これは、自分が最初に銀行さんにまとめて納めたお金から少しずつお金が戻ってきているだけではなかろうかと思うようになりました。不信感が芽生えました。(1年半ぐらいで投資信託をすべて引き上げました)。
次に株式投資を始めました。株式投資を始めたときに、投資信託は引き上げて、そのお金を株式投資に回しました。
いろいろ試行錯誤をしました。得をしたこともあるし、損をしたこともあります。ぼーっとしていると、お金が溶けていくという恐ろしい体験もしましたが、トータルではなんとかプラスを維持しています。ちょうど日本の株式市場が右肩上がりになった時期で運が良かっただけだと思います。
そして、日本の株式市場は、今は、停滞の時期を迎えています。銘柄にもよりますが、あまり利益が出ない時期を迎えています。
投資信託よりも、株式投資のほうが、利益が大きかった。利益を増やす楽しみも大きかった。だから、この本に書いてあるとおりにやる気は今のところはありません。
株式投資を基本に従って余裕資金でやっているので、たまに、自分は何のためにこんなことをしているのかと思うことがあります。
最初に戻って、定期預金の利子の代わりが、『配当金』だと気づきます。あわせて、株主優待が楽しみということもあります。株主優待でもらったお肉を焼き肉にして孫たちに食べさせたらとても喜んでくれました。宅配便で、冷凍されたお肉が送られてきます。株から得た利益は親族のために使うようにしています。
株式投資活動の目的は、『社会とのつながり』ということに達します。自分は、無職の年金生活者ではありますが、社会の一員で、なにかしらの役割を果たしていると安心します。
そんなことを思いながら、39ページ第2章以下を読み進めます。
書いてあることはむずかしい。
重要視されていることが、『S&P500指数』の活用です。
コンポジット指数:時間の経過に伴う株式市場全体のパフォーマンス(成果、実績)を表す。
S&P500の銘柄として、アップル、マイクロソフト、アルファベット、エクソンモービル、ジョンソンアンドジョンソン、バークシャー・ハザウェイ、アマゾン……
コスト(経費)に留意する。コストの差がある。
コストの低いファンドがリターン(得られる利益)の点で優位である。
伝統的なインデックスファンド(TIF)がもっともコストが低い。
TIF:アメリカ地方政府による再開発の自立的ファイナンス手法(よくわかりませんが、日本だと地方自治体とか地方公営企業が個人投資家からお金を集めて目的の事業を行う手法で、投資家に還元があるというようなやりかたなのだろうかと考えました)
これまでに読んできての自分なりのまとめです。
お金持ちになるにはということです。
二十代~三十代のときはしっかり働く。社会活動の基本を身に付ける。業務に関する知識をたくわえる。人脈を築く。一日24時間、一年365日、すべての時間を仕事につぎ込むつもりで、しっかり働き社会活動の仕組みを学ぶ。
そして、40歳になる前ぐらいに起業する。
40歳以降も、サラリーマンや公務員を続けても、お金持ちにはなれない。お金持ちになりたい人は、人に雇われるのではなく、人を雇って使う立場になる。まあ、サラリーマンや公務員なら、管理職になるという手もあります。
投資でお金を増やしていく。
お金持ちになるためのひとつの方法です。
自分が思うに、ほかの方法として、もともとお金持ちの人とくっつくという手法もありです。女の人がお金持ちの男の人と結婚するみたいな感じですが、それはそれで、それなりの苦労がありそうです。(夫の浮気とか)。男が資産家の女性とくっつくという逆パターンもあるのでしょうが、最初からそれをねらうのではなく、結果的にそうなったという形が理想です。まずは、愛情です。
配当について書いてあります。
配当を得る。
それから、できるだけ手数料がかからないファンド(商品)を選択するとあります。せっかくもうけても、証券会社等に手数料をたくさん払ったらもったいないと書いてあります。
勝てるファンドを選択することはとてもむずかしい。
過去に栄光があったとしても、未来はどうなるかわからない。むしろ衰退するファンドが多い。
インデックスファンドがいいと勧めがあります。長期保有で少しずつ利益を得ます。コストの低い、『S&P500インデックスファンド』で、著者の関係するバンガードのファンドをお勧めされています。
投資信託では、長期的に安定したパフォーマンスの商品を選ぶ。評価を示す星のマークの数はあてにならない。
5つ星のついたファンドのほとんどは、10年後、平均回帰(RTM)で、パフォーマンスは、平均に戻るかそれ以下に下がる。
投資信託にはふたつの運用方法がある。
パッシブ運用のインデックスファンド:目標と同様の運用をめざす。手数料は安め。(こちらを選択するのが良い)
アクティブ運用:目標を上回る運用をめざす。手数料が高め。
読んでいてもわたしには意味がわからない文章が続きます。
この本は、著者が創業した投資信託会社バンガード・グループの宣伝本です。
自画自賛の本です。自信に満ちています。
いくつか参考になる文節があるので書き落としてみます。
『賭けは敗者のゲームだ』(投資で無理をしてはいけないと受け止めました)
『株式市場の指数に連動する伝統的なインデックスファンドを底値で取得することが究極の選択となる』(なるほど。そして、長期保有ですね)
『賢明な投資家は債券を保有する……』(日本だと国債がいいのでしょうね)
『低い手数料、広範な分散、そして、一に保有、二に保有、三に保有である』(気長にいこう)
『短期的なマーケティングに成功した戦略が長期的な投資作戦として最適だった試しはない』(スポーツ選手に似ています。好調は、長続きはしない)
著者は学者です。オタクです。この分野に極端な興味をもって、精神集中されています。
もしかしたら、自分が興味を持つこと以外のことについては、まったく興味がない人なのかもしれません。
気が向くことは徹底的にやる。気が向かないことはいつまでたってもやらない。そういう人っています。すぐやれば、すぐ終わるのに、絶対にやらずに先延ばしする。そして、ついにやらない。そういう人を部下にもつと上司は悩みます。
276ページに、洋画、『フォレスト・ガンプ』のセリフが出て来ました。(著者は、映画は観るんだ)
本では、分析が続きます。
わたしにはわからない文章が多いので、流し読みに入った240ページあたりです。
ETF:株価指数連動型上場投資信託
アロケーションファンド:金融資産の配分割合の決定。株式、債券、その他
290ページに手紙があります。バフェットさんが書いた手紙です。
アメリカ経済は長期にわたって成長を続けるそうです。(アメリカ市場に投資したほうがいいのでしょう)
株式と債券を50対50の割合で運用するのがいいと書いてあります。
年金のことが書いてあります。米国の年金のことですから、日本と同じということはないのかもしれませんが、寿命を82歳として、62歳の人について書いてあります。年金の受給開始時期を62歳から72歳に先送りにすると、年金月額が上がっても、86歳まで生きないと元がとれないと書いてあります。(わたしは、人間は病気や事故でいつ死ぬかわからないから、受給開始年齢の先送りはしないほうがいいと考えています)
319ページ以降に、有益な投資についての有益なアドバイスが箇条書きで書いてあります。知りたい人は本を買って読んでください。
趣旨として、あなたが考えていることはみんなも考えている。自分だけが賢い(かしこい)とは思わないほうがいいという部分について愉快に感じました。
そして、知らないことを知るためには、知恵がいるのです。
全体をとおしての教訓として、327ページに書いてあるのが、『基本に忠実たれ』です。忍耐と一貫性が、投資家にとって価値ある資産だそうです。『やりきりなさい』というアドバイスがあります。
最後まで読んで、著者は仕事人間だと思いました。
『謝辞』のところを読みました。
社員が家族なのでしょう。