2024年11月27日
3000万 NHK土曜ドラマ 第7話と第8話最終話
3000万 NHK土曜ドラマ 土曜日夜10時 全8話 NHKとか、NHK+(エネエチケープラス)とか。第7話と第8話最終話 終わってしまいました。
『第7話』
今回を含めてあと2回の放送となりました。
今回、犯罪グループを率いる大ボスの姿も判明したようです。
話の展開がおもしろい。
悪いことをした人間たちが一致団結して大ボスを狙うのです。(ねらうのです)。
だけど、うまくいきません。
一致団結して、自分たちの利益のためにチームワークを形成してがんばっているのですが、各自秘密をかかえています。すべてをオープンにはできないし、オープンするつもりもない。視聴者には、各自がどんな秘密を抱えているのか、わからない部分もあります。
緊張感が長く続く時間経過です。
『(大ボスが)ばか女の顔が見たい』
ホラー映画(恐怖映画)のようでもある。
『(ソラの言葉として)みんな、泥舟(どろぶね)に乗っている』
自分たちが犯罪行為をしたという証拠を消したい。
どうしてなのか、井上陽水さんの歌曲、『夢の中へ』がバックグラウンドミュージックで流れます。わたしが高校生のころよくはやった曲です。
これは(ドラマは)、夢の中での出来事なのか。いろいろ、あれこれ勘繰ります。(かんぐる:気を回して疑う。悪いほうに考える)。
わたしは、女刑事が大ボスじゃなかろうかと勘繰ったときもありました。
今回明らかになった大ボスは、本当にそうなのだろうか。もうひとつなにか仕掛けがしてあるような気がしないでもない。
税務署さんか、ありえないこともない。そんな気分になりました。
正義の味方が、悪の道に進んだら、正直者はバカをみます。
(メンバーが)売られた。
(犯罪相手の協力者が)警察になってしまった。警察も犯罪者に、じょうずに操られている(あやつられている)のではないか。
(最終回につづく)
『第8話 最終話』
終わってしまいました。
なかなか最近類を見ない形の犯罪ドラマで良かった。おもしろい企画でした。
闇バイトとか、高齢者詐欺とか、トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)のお話が設定してありました。
最後はどうなるのか興味津々(きょうみしんしん。次から次へと気持ちが動く)でした。
視聴者に考えさせる形で、中途半端に終わるのかと思っていたら、ラストシーンでちゃんとした終わり方をしたので良かった。(わたしは、安達祐実さんは警察へ自首したと判断しています)
逃げきれないのです。自分ひとりだけなら、秘密をひたすら隠し続けることができるのかもしれませんが、同居する夫やこどもがいると精神的にかなり苦しい。
たぶん、NHKドラマとしては、こういう終わり方を選択するしかありません。健全です。公序良俗に反する終わり方はできません。公序良俗:社会において人として守るべき最低限の対応。
ドラマにもありましたが、いっけん善人に見える人間が、実は悪人ということはあります。
まだ今読んでいるさいちゅうですが、『果てしなき渇き(はてしなきかわき) 深町秋生(ふかまち・あきお) 宝島文庫 犯罪小説です』に出てくる警察官の娘(女子高生)が善人と悪人の顔を合わせもったような人物なのです。本当の悪人は、映画やドラマに出てくるような悪人の顔はしていないのです。ふつーの顔をしているのです。
人は見かけや地位では判断できません。犯罪を行っているのは、反社会勢力だろうと思って観ていたドラマ、『3000万』でしたが、違っていました。
(その後のこと)
11月24日日曜日の夜に、NHKBSドラマ『一橋桐子の犯罪日記(ひとつばしきりこの犯罪日記)』を観ていたら、こちらのドラマ、『3000万』で刑事役として出ていた俳優さんが出てきたのでびっくりしました。『3000万』で、年配の刑事役、野添義弘を演じておられた奥島誠吾さんとういう方でした。一橋桐子のドラマでは、高齢者の婚活申し込みをして、高齢者男女の交流バス旅行に参加されていました。
さらに、火曜日夜にあるNHKドラマ10、『宙わたる教室(そらわたるきょうしつ)』に大学教授役で伊之瀬嘉之を演じている長谷川初範さんという方が、一橋桐子のドラマに、これまた高齢者同士の婚活中の人物として出てきてびっくりしました。家族で観ていておおいに盛り上がりました。
『第7話』
今回を含めてあと2回の放送となりました。
今回、犯罪グループを率いる大ボスの姿も判明したようです。
話の展開がおもしろい。
悪いことをした人間たちが一致団結して大ボスを狙うのです。(ねらうのです)。
だけど、うまくいきません。
一致団結して、自分たちの利益のためにチームワークを形成してがんばっているのですが、各自秘密をかかえています。すべてをオープンにはできないし、オープンするつもりもない。視聴者には、各自がどんな秘密を抱えているのか、わからない部分もあります。
緊張感が長く続く時間経過です。
『(大ボスが)ばか女の顔が見たい』
ホラー映画(恐怖映画)のようでもある。
『(ソラの言葉として)みんな、泥舟(どろぶね)に乗っている』
自分たちが犯罪行為をしたという証拠を消したい。
どうしてなのか、井上陽水さんの歌曲、『夢の中へ』がバックグラウンドミュージックで流れます。わたしが高校生のころよくはやった曲です。
これは(ドラマは)、夢の中での出来事なのか。いろいろ、あれこれ勘繰ります。(かんぐる:気を回して疑う。悪いほうに考える)。
わたしは、女刑事が大ボスじゃなかろうかと勘繰ったときもありました。
今回明らかになった大ボスは、本当にそうなのだろうか。もうひとつなにか仕掛けがしてあるような気がしないでもない。
税務署さんか、ありえないこともない。そんな気分になりました。
正義の味方が、悪の道に進んだら、正直者はバカをみます。
(メンバーが)売られた。
(犯罪相手の協力者が)警察になってしまった。警察も犯罪者に、じょうずに操られている(あやつられている)のではないか。
(最終回につづく)
『第8話 最終話』
終わってしまいました。
なかなか最近類を見ない形の犯罪ドラマで良かった。おもしろい企画でした。
闇バイトとか、高齢者詐欺とか、トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)のお話が設定してありました。
最後はどうなるのか興味津々(きょうみしんしん。次から次へと気持ちが動く)でした。
視聴者に考えさせる形で、中途半端に終わるのかと思っていたら、ラストシーンでちゃんとした終わり方をしたので良かった。(わたしは、安達祐実さんは警察へ自首したと判断しています)
逃げきれないのです。自分ひとりだけなら、秘密をひたすら隠し続けることができるのかもしれませんが、同居する夫やこどもがいると精神的にかなり苦しい。
たぶん、NHKドラマとしては、こういう終わり方を選択するしかありません。健全です。公序良俗に反する終わり方はできません。公序良俗:社会において人として守るべき最低限の対応。
ドラマにもありましたが、いっけん善人に見える人間が、実は悪人ということはあります。
まだ今読んでいるさいちゅうですが、『果てしなき渇き(はてしなきかわき) 深町秋生(ふかまち・あきお) 宝島文庫 犯罪小説です』に出てくる警察官の娘(女子高生)が善人と悪人の顔を合わせもったような人物なのです。本当の悪人は、映画やドラマに出てくるような悪人の顔はしていないのです。ふつーの顔をしているのです。
人は見かけや地位では判断できません。犯罪を行っているのは、反社会勢力だろうと思って観ていたドラマ、『3000万』でしたが、違っていました。
(その後のこと)
11月24日日曜日の夜に、NHKBSドラマ『一橋桐子の犯罪日記(ひとつばしきりこの犯罪日記)』を観ていたら、こちらのドラマ、『3000万』で刑事役として出ていた俳優さんが出てきたのでびっくりしました。『3000万』で、年配の刑事役、野添義弘を演じておられた奥島誠吾さんとういう方でした。一橋桐子のドラマでは、高齢者の婚活申し込みをして、高齢者男女の交流バス旅行に参加されていました。
さらに、火曜日夜にあるNHKドラマ10、『宙わたる教室(そらわたるきょうしつ)』に大学教授役で伊之瀬嘉之を演じている長谷川初範さんという方が、一橋桐子のドラマに、これまた高齢者同士の婚活中の人物として出てきてびっくりしました。家族で観ていておおいに盛り上がりました。
2024年11月25日
新幹線利用スマートEX その後のこと
新幹線利用スマートEX その後のこと
ちょっと前から、スマホにダウンロードした新幹線チケット予約システム『スマートEX』アプリに、所得に応じた負担金支払いで地下鉄・市バスが無料になる交通系ICカードである『敬老パス』をひもづけして新幹線利用を始めました。
『早得21ワイド』とか、『早得7』という割引で買えるチケットのことは画面で観ましたが、自分に誤解がありました。
そういう安いチケットは、なにかしら条件があるに違いない。いざというときに別の列車に変更ができないに違いないと思いこんでいました。
変更はできる。ただし、割引の条件を整えていない(21日前を過ぎて、乗車する前日になっていたりするとか)と、通常料金に不足する差額を払えばいいということがわかりました。それもアプリの中で処理してもらえます。いったんキャンセルして再度購入という手順でした。まあ、キャンセル手数料はとられます。しかたありません。
キャンセルしなければ割引料金でお安く乗車できます。
なんというか、アプリをダウンロードしたときは、スマホやアプリの使い方の研修を受けているわけではないので、画面の文章をいっしょうけんめい読み込みますが、すんなり理解できない文章が書いてあることもあります。わかるまでが、ひと苦労です。
乗る予定の列車の座席位置を変更することもできます。画面に座席が表示されるので、ひとりで新幹線に乗車するときは、乗車する前に、気楽に座ることができる座席位置を指定することができて助かります。
初めてスマホのカメラで交通系ICカードを読み取って登録したのですが、これもすんなりやりかたがわからず四苦八苦しました。(番号を入力するやり方もあります)
『画面に、カードをくっつけてください』みたいに書いてあって、交通系ICカード(敬老パス)をスマホの画面側にくっつけても反応はなく、スマホの裏側にくっつけてみたり、カードを縦にしたり横にしたりしましたがだめで、画面の映像に、カードの四角(よすみ)と、カード番号部分の枠(わく)があるのを見つけてようやく理解できて、カードをスマホから離してカードを撮影して、使用するカードの登録ができました。
疲れましたが、できると満足感が湧きます。歳をとりましたが、新しいやり方になんとかついていきたい。アナログ時代に育った人間のデジタルへの挑戦です。
あんがい、ほかのことでも、日常生活で誤解していることって多いんじゃないかなと気づきました。自分の思いこみを過信しないようにしよう。自信を持ちすぎてはいけないのです。
その後、台風10号が日本列島へ来襲して、スマートEXで予約した新幹線チケットを払い戻しすることになりました。
新幹線が台風を避けるために、運行する前日などに計画運休になったときには、どうなるのだろうか?
そう思っていたら、本当に台風が二週続けて来て、新幹線が計画運休になってしまいました。
心配はいりませんでした。JRからのスマホアプリへの案内表示があって、乗車する期間を示して、すでに予約したチケットのキャンセル手数料は無料ですと、スマホアプリの画面に表示がでました。
安心してキャンセルしました。キャンセルできる乗車予定の期間は、長めに設定されていました。なにせ、往復で新幹線を利用するわけですから、行きがだめなら、帰りもだめになるのです。
(この文章は、今年の9月に作成したのですが、ブログにアップし忘れていました。数日前に気づいて今回アップしました。旅の参考になれば幸いです。敬老パス1枚で、全国あちこちの駅まで行くことができてたいへん便利です)
ちょっと前から、スマホにダウンロードした新幹線チケット予約システム『スマートEX』アプリに、所得に応じた負担金支払いで地下鉄・市バスが無料になる交通系ICカードである『敬老パス』をひもづけして新幹線利用を始めました。
『早得21ワイド』とか、『早得7』という割引で買えるチケットのことは画面で観ましたが、自分に誤解がありました。
そういう安いチケットは、なにかしら条件があるに違いない。いざというときに別の列車に変更ができないに違いないと思いこんでいました。
変更はできる。ただし、割引の条件を整えていない(21日前を過ぎて、乗車する前日になっていたりするとか)と、通常料金に不足する差額を払えばいいということがわかりました。それもアプリの中で処理してもらえます。いったんキャンセルして再度購入という手順でした。まあ、キャンセル手数料はとられます。しかたありません。
キャンセルしなければ割引料金でお安く乗車できます。
なんというか、アプリをダウンロードしたときは、スマホやアプリの使い方の研修を受けているわけではないので、画面の文章をいっしょうけんめい読み込みますが、すんなり理解できない文章が書いてあることもあります。わかるまでが、ひと苦労です。
乗る予定の列車の座席位置を変更することもできます。画面に座席が表示されるので、ひとりで新幹線に乗車するときは、乗車する前に、気楽に座ることができる座席位置を指定することができて助かります。
初めてスマホのカメラで交通系ICカードを読み取って登録したのですが、これもすんなりやりかたがわからず四苦八苦しました。(番号を入力するやり方もあります)
『画面に、カードをくっつけてください』みたいに書いてあって、交通系ICカード(敬老パス)をスマホの画面側にくっつけても反応はなく、スマホの裏側にくっつけてみたり、カードを縦にしたり横にしたりしましたがだめで、画面の映像に、カードの四角(よすみ)と、カード番号部分の枠(わく)があるのを見つけてようやく理解できて、カードをスマホから離してカードを撮影して、使用するカードの登録ができました。
疲れましたが、できると満足感が湧きます。歳をとりましたが、新しいやり方になんとかついていきたい。アナログ時代に育った人間のデジタルへの挑戦です。
あんがい、ほかのことでも、日常生活で誤解していることって多いんじゃないかなと気づきました。自分の思いこみを過信しないようにしよう。自信を持ちすぎてはいけないのです。
その後、台風10号が日本列島へ来襲して、スマートEXで予約した新幹線チケットを払い戻しすることになりました。
新幹線が台風を避けるために、運行する前日などに計画運休になったときには、どうなるのだろうか?
そう思っていたら、本当に台風が二週続けて来て、新幹線が計画運休になってしまいました。
心配はいりませんでした。JRからのスマホアプリへの案内表示があって、乗車する期間を示して、すでに予約したチケットのキャンセル手数料は無料ですと、スマホアプリの画面に表示がでました。
安心してキャンセルしました。キャンセルできる乗車予定の期間は、長めに設定されていました。なにせ、往復で新幹線を利用するわけですから、行きがだめなら、帰りもだめになるのです。
(この文章は、今年の9月に作成したのですが、ブログにアップし忘れていました。数日前に気づいて今回アップしました。旅の参考になれば幸いです。敬老パス1枚で、全国あちこちの駅まで行くことができてたいへん便利です)
2024年11月24日
宙わたる教室 第7話 浮遊惑星のランデブー
宙わたる教室(そらわたるきょうしつ) NHKドラマ10 毎週火曜日午後10時放送 全10話 『第7話 浮遊惑星のランデブー』(ランデブーは、出会い、待ち合わせ、ドッキングなどの意味)
教室に火星をつくれないか。
火星のランパート・クレーターを定時制高校の実験室で再現する。
リム:クレーター作成実験で、鉄の玉を砂地に落とすと、砂がはじかれて、円形に穴があき、その穴のふちが盛り上がるのですが、その盛り上がった部分をリムと呼ぶ。
ランパート・クレーター:リムのまわりに、エジェクタ堆積物が花びらみたいに広がった状態をいう。
エジェクタ:排出。エジェクタ堆積物を研究者は、『ローブ』と呼ぶ。
定時制高校の実験室で火星の重力をつくる。
藤竹先生にいやがらせをしてくる高島礼子さんが演じる大学教授の名前が、石神怜生(いしがみ・れい)というのですが、原作の小説では、『M大学の教授』としか表示されていませんでした。だから、わたしが小説を読んだ時は、男性の教授だと思いこんでいました。
実験です。
みんなで工夫する。(くふうする:あれこれ考えて、いい結果につなげる)。
お金がないから工夫する。
知恵を絞る(しぼる)。
実験ボックスの話が出ます。
以下は小説に書いてあったことです。
実験ボックス(大きいほうの木箱→透明のアクリル容器に変更した。側面が扉のように開く。長辺40cmの箱である)にデジタルカメラをつける。
コンピューター準備室の角(すみ)に、角材で組まれた櫓(やぐら)がある。
天井パネルが2枚はずされている。
その穴に、櫓(やぐら)の頭が少しつっこんでいる。
天井の穴から、自転車のホイールが下半分だけ見える。
櫓(やぐら)の高さは3mである。
滑車にワイヤーが釣り下がっている。ワイヤーの片方に実験ボックス、もう片方におもりの役目を果たす小箱が付いている。
火星の重力は、0.38Gである。
その持続時間は、0.6秒である。
実験ボックスの中に、標的の砂(砂を火星の地表として、0.38Gの環境をつくって、隕石にたとえた金属球を撃ち込むのでしょう)を入れたプラスチック容器を入れる。
実験ボックスが滑車で落下する間に、上から金属球の弾(たま)を打ち込んで、クレーターをつくる。
実験ボックスの上に、金属球の発射装置を付ける。実験ボックスと金属球の発射装置は、一体である。両者は一体となって落下する。
発射装置は、スプリング式空気銃の仕組みを応用したものとする。
発射装置はアルミ製の筒で、長さは20cmぐらい、内部に、強力なばねとピストンが仕込まれている。(こどものころ、竹でつくった水鉄砲みたいです)
押しつぶしたばねが、元に戻る力で(伸びる)ピストンを押し出し、圧縮された空気が弾を撃ち出す。
この発射装置が、実験ボックスの上ぶたに金具で取り付けられている。
アクリル製実験ボックスの箱の上に、アルミの筒が立っている。アクリル箱の上ぶたには、筒から弾を通すための丸い穴が開いている。
引き金にばねを取り付ける。収縮したばねが動かないように小さな金属の留め金でとめる。留め具と櫓の最上部とを紐(ひも)でつなぐ。実験ボックスが、紐の長さまで落下したときに、留め具がはずれて、ばねが引き金を引いて隕石にたとえた球が、火星の地表にたとえた砂に向かって発射される。
紐は、細くてがんじょうなチェーンにした。チェーンの長さで、引き金を引くタイミングを調整する。誤射を防ぐ安全装置も装着した。製造業を職としていた長嶺省造さんのアイデアと技術です。ストッパーである留め具はアルミ製にした。
名取佳純について、学力優秀な姉とあきらめやすい妹である自分の話が出ます。
『すっごい、くやしくて、そんなことないって言い返して……』
自分の気持ちを相手に言葉でちゃんと伝える。佳純は佳純、姉と比べることはないと、越川アンジェラが佳純を励まします。
石神怜生(いしがみ・れい))教授が、JAXA(ジャクサ。宇宙開発研究機構)の担当責任者(藤竹先生の友だち)に対して、時間を守れとか、予定である時間通りにさっさとやれと叱責します。しっせき。𠮟りつけるように圧力をかける。予定通りに仕事が進んでいないので、担当責任者は非常にあせっています。
研究や実験における『時間』については、時間をかけるもので、急ぐものではありません。あせって失敗すると後始末が大変です。ときに人命がからんだりもします。
期限はありません。そのときの担当者が亡くなったら、次世代の人間が研究や実験を引き継ぎます。
藤竹先生の言葉です。
『自分の居場所は、自分で決めるよ』
『僕には、僕の信念があります。それを証明するだけです』
藤竹先生は、こんなやつらにできるわけがないというメンバーを集めて、実験を成功させて発表して、晴れの舞台をメンバーに踏ませてやりたいのです。今まで、学歴の低い人間を見下してきた大学上層部にいる人間を驚かせて、人間の実力を証明したいのです。人間は学歴じゃないということをアピール(主張)したいのです。だから、藤竹先生は、定時制高校の教師になったのです。(だけど、それはそれで、メンバーからの反発があります。自分たちをできそこないと位置付けて実験するのは良くないと)。
名取佳純が、コンピューターオタクである昼間部の男子高校生に言います。
『(火星探査車)オポチュニティ(を)知ってます? わたしのお守りみたいな存在です』
定時制高校の生徒である名取佳純(なとり・かすみ。起立性調節障害。父母離婚。母が親権者なるも、母は、姉をひいきして、妹の佳純を差別する。佳純をやっかい者扱いする)。
名取佳純は、定時制高校の教室を火星とし、保健室をハブ(火星での宇宙飛行士の居住施設)とする。名取佳純は、ハブ(保健室)でしか、呼吸ができない。
名取佳純は、EVAで(エバ:宇宙服を着ての施設外活動)、教室(ハブを出て火星の空間)に行く。決死の覚悟がいる。
過換気:発作的に息苦しくなって、呼吸が早くなる。
過呼吸:緊張、ストレスで、呼吸の深さが増加する。
火星探査車である『オポチュニティ』は、地球から遠く離れた火星で、ひとりぼっちでがんばった。火星の写真をたくさん撮って、地球に送ってくれた。ドラマでは、オポチュニティが撮影した火星の青い夕焼けが紹介されます。
オポチュニティは、2003年(平成15年)7月に打ち上げられ、2004年(平成16年)に火星に到着した。運用期間3か月の予定だったが、気がつけば、15年間火星での旅を続けてくれた。
2018年(平成30年)、オポチュニティは、大規模な砂嵐に襲われて、太陽電池がダウンして、機能が停止した。
2019年(平成31年)2月、NASA(アメリカ航空宇宙局)は、ミッション終了を宣言した。
オポチュニティは、調査中に、前輪を一つ失ったり、砂だまりにはまりこんだり、原因不明の電力低下に見舞われたり、数々の困難に直面したが、克服し続けた。
『この子(オポチュニティ)は、自分の後ろに続く轍(わだち)を見て、ただ孤独を感じたわけではないのだ。きっと、もう少しだけ前へ進もうと思ったに違いない……』。
オポチュニティの背後には、地球に応援してくれる仲間がいた(NASAのスタッフメンバー)。この子(名取佳純)にも、仲間が必要だ(定時制高校科学部の生徒が仲間です)。
教室に火星をつくれないか。
火星のランパート・クレーターを定時制高校の実験室で再現する。
リム:クレーター作成実験で、鉄の玉を砂地に落とすと、砂がはじかれて、円形に穴があき、その穴のふちが盛り上がるのですが、その盛り上がった部分をリムと呼ぶ。
ランパート・クレーター:リムのまわりに、エジェクタ堆積物が花びらみたいに広がった状態をいう。
エジェクタ:排出。エジェクタ堆積物を研究者は、『ローブ』と呼ぶ。
定時制高校の実験室で火星の重力をつくる。
藤竹先生にいやがらせをしてくる高島礼子さんが演じる大学教授の名前が、石神怜生(いしがみ・れい)というのですが、原作の小説では、『M大学の教授』としか表示されていませんでした。だから、わたしが小説を読んだ時は、男性の教授だと思いこんでいました。
実験です。
みんなで工夫する。(くふうする:あれこれ考えて、いい結果につなげる)。
お金がないから工夫する。
知恵を絞る(しぼる)。
実験ボックスの話が出ます。
以下は小説に書いてあったことです。
実験ボックス(大きいほうの木箱→透明のアクリル容器に変更した。側面が扉のように開く。長辺40cmの箱である)にデジタルカメラをつける。
コンピューター準備室の角(すみ)に、角材で組まれた櫓(やぐら)がある。
天井パネルが2枚はずされている。
その穴に、櫓(やぐら)の頭が少しつっこんでいる。
天井の穴から、自転車のホイールが下半分だけ見える。
櫓(やぐら)の高さは3mである。
滑車にワイヤーが釣り下がっている。ワイヤーの片方に実験ボックス、もう片方におもりの役目を果たす小箱が付いている。
火星の重力は、0.38Gである。
その持続時間は、0.6秒である。
実験ボックスの中に、標的の砂(砂を火星の地表として、0.38Gの環境をつくって、隕石にたとえた金属球を撃ち込むのでしょう)を入れたプラスチック容器を入れる。
実験ボックスが滑車で落下する間に、上から金属球の弾(たま)を打ち込んで、クレーターをつくる。
実験ボックスの上に、金属球の発射装置を付ける。実験ボックスと金属球の発射装置は、一体である。両者は一体となって落下する。
発射装置は、スプリング式空気銃の仕組みを応用したものとする。
発射装置はアルミ製の筒で、長さは20cmぐらい、内部に、強力なばねとピストンが仕込まれている。(こどものころ、竹でつくった水鉄砲みたいです)
押しつぶしたばねが、元に戻る力で(伸びる)ピストンを押し出し、圧縮された空気が弾を撃ち出す。
この発射装置が、実験ボックスの上ぶたに金具で取り付けられている。
アクリル製実験ボックスの箱の上に、アルミの筒が立っている。アクリル箱の上ぶたには、筒から弾を通すための丸い穴が開いている。
引き金にばねを取り付ける。収縮したばねが動かないように小さな金属の留め金でとめる。留め具と櫓の最上部とを紐(ひも)でつなぐ。実験ボックスが、紐の長さまで落下したときに、留め具がはずれて、ばねが引き金を引いて隕石にたとえた球が、火星の地表にたとえた砂に向かって発射される。
紐は、細くてがんじょうなチェーンにした。チェーンの長さで、引き金を引くタイミングを調整する。誤射を防ぐ安全装置も装着した。製造業を職としていた長嶺省造さんのアイデアと技術です。ストッパーである留め具はアルミ製にした。
名取佳純について、学力優秀な姉とあきらめやすい妹である自分の話が出ます。
『すっごい、くやしくて、そんなことないって言い返して……』
自分の気持ちを相手に言葉でちゃんと伝える。佳純は佳純、姉と比べることはないと、越川アンジェラが佳純を励まします。
石神怜生(いしがみ・れい))教授が、JAXA(ジャクサ。宇宙開発研究機構)の担当責任者(藤竹先生の友だち)に対して、時間を守れとか、予定である時間通りにさっさとやれと叱責します。しっせき。𠮟りつけるように圧力をかける。予定通りに仕事が進んでいないので、担当責任者は非常にあせっています。
研究や実験における『時間』については、時間をかけるもので、急ぐものではありません。あせって失敗すると後始末が大変です。ときに人命がからんだりもします。
期限はありません。そのときの担当者が亡くなったら、次世代の人間が研究や実験を引き継ぎます。
藤竹先生の言葉です。
『自分の居場所は、自分で決めるよ』
『僕には、僕の信念があります。それを証明するだけです』
藤竹先生は、こんなやつらにできるわけがないというメンバーを集めて、実験を成功させて発表して、晴れの舞台をメンバーに踏ませてやりたいのです。今まで、学歴の低い人間を見下してきた大学上層部にいる人間を驚かせて、人間の実力を証明したいのです。人間は学歴じゃないということをアピール(主張)したいのです。だから、藤竹先生は、定時制高校の教師になったのです。(だけど、それはそれで、メンバーからの反発があります。自分たちをできそこないと位置付けて実験するのは良くないと)。
名取佳純が、コンピューターオタクである昼間部の男子高校生に言います。
『(火星探査車)オポチュニティ(を)知ってます? わたしのお守りみたいな存在です』
定時制高校の生徒である名取佳純(なとり・かすみ。起立性調節障害。父母離婚。母が親権者なるも、母は、姉をひいきして、妹の佳純を差別する。佳純をやっかい者扱いする)。
名取佳純は、定時制高校の教室を火星とし、保健室をハブ(火星での宇宙飛行士の居住施設)とする。名取佳純は、ハブ(保健室)でしか、呼吸ができない。
名取佳純は、EVAで(エバ:宇宙服を着ての施設外活動)、教室(ハブを出て火星の空間)に行く。決死の覚悟がいる。
過換気:発作的に息苦しくなって、呼吸が早くなる。
過呼吸:緊張、ストレスで、呼吸の深さが増加する。
火星探査車である『オポチュニティ』は、地球から遠く離れた火星で、ひとりぼっちでがんばった。火星の写真をたくさん撮って、地球に送ってくれた。ドラマでは、オポチュニティが撮影した火星の青い夕焼けが紹介されます。
オポチュニティは、2003年(平成15年)7月に打ち上げられ、2004年(平成16年)に火星に到着した。運用期間3か月の予定だったが、気がつけば、15年間火星での旅を続けてくれた。
2018年(平成30年)、オポチュニティは、大規模な砂嵐に襲われて、太陽電池がダウンして、機能が停止した。
2019年(平成31年)2月、NASA(アメリカ航空宇宙局)は、ミッション終了を宣言した。
オポチュニティは、調査中に、前輪を一つ失ったり、砂だまりにはまりこんだり、原因不明の電力低下に見舞われたり、数々の困難に直面したが、克服し続けた。
『この子(オポチュニティ)は、自分の後ろに続く轍(わだち)を見て、ただ孤独を感じたわけではないのだ。きっと、もう少しだけ前へ進もうと思ったに違いない……』。
オポチュニティの背後には、地球に応援してくれる仲間がいた(NASAのスタッフメンバー)。この子(名取佳純)にも、仲間が必要だ(定時制高校科学部の生徒が仲間です)。
2024年11月23日
出川哲朗の充電バイクの旅 広島宮島→因島
出川哲朗の充電させてもらえませんか? 瀬戸内島めぐり 広島宮島→因島(いんのしま) 鈴木奈々 石原良純 TVer(ティーバー)とか、ネットもテレ東とか。
■瀬戸内海<海めぐり>120キロ■安芸の宮島から(あきのみやじまから)<とびしま街道>を激走■ゴールは因島のパワスポ<五百羅漢(ごひゃくらかん>■鈴木奈々&石原良純は大はしゃぎ!ヤバイよヤバイよSP
景色がきれいです。青い海と灰色の低い山の峰がくっきりです。
そして、地元の人たちが心優しい。
いやされました。
宮島、因島(いんのしま)、尾道あたりは行ったことがあるので、雰囲気を思い出しながら映像を観ました。
また、こちらの充電バイクの旅では、以前も同じようなルートで走ったし、東野&岡村の旅猿でも観たし、太川陽介さんたちのバス旅でも観たことがあるので身近に感じられます。
ゲストの鈴木奈々さんは、言動がわざとらしいけれど、一生懸命なのはよく伝わってきます。
石原良純さんは、口うるさいのですが、出川さんと口喧嘩しながらにぎやかに、少しずつ前進です。お互いに心を許しあっているからいいたいことを言えるということはあります。
出川さんの石原良純さんに対する言葉です。『(充電するつもりだった入浴施設に入ることを石原さんが拒んで、バッテリーの充電が切れそうになって)アンタがフロ入んないからこんなことになったんだろーー』(親しくないとなかなか使えない言葉づかいです)。
瀬戸内ルートは、食べ物がおいしい。
海鮮料理を中心にして、いろいろなおいしいものが、安価で、たくさん出てきます。
路地売りのようなお店で、シャインマスカットが、2房で500円でした。びっくりしました。
同じお店で、キャベツひと玉が108円です。うちの近くにあるスーパーは安さで有名なのですが、そこでは、キャベツはひと玉280円で売っています。半分の大きさだと198円です。
その後の食堂などで、えび天がおいしそうでした。なにもかもがおいしそうで、映像を見ながら唾(つば)が口の中に出てきます。
別の場所で出たイカもおいしそうでした。(たしか、大三島(おおみしま)のイカ)。
鯛(たい)のお刺身もおいしそうでした。
はっさくゼリーもおいしそうでした。
BGM(バックグラウンドミュージック)の『瀬戸の花嫁 小柳ルミ子』がなつかしい。昭和の時代の流行歌です。わたしはまだ中学生だった記憶です。いい歌です。
人が優しい。八百屋みたいなお店を営んでおられる77歳の女性の言葉がおもしろかった。
『(売れ残りの野菜の)腐る(くさる)一歩手前を食べるから(体が元気で長生きできる。長生きの秘訣です)』(おもしろい)。
79歳の組合長という漁港のそばの商店街の人と、彼をとりまくおばちゃんたちのやりとりに爆笑しました。
みなさん、保育園のときからの付き合いだそうです。にぎやかです。やっぱ、いなかの人はいいなーー 若い頃のラブラブ話、モテモテ話がおもしろい。同窓会みたいです。みんな友だちです。おもしろすぎる。今はもうみんな年寄りです。いい人生を送られています。
メンバーのみなさん、出川さん、鈴木奈々さん、石原良純さん、土方ディレクター(ひじかたディレクター)は、若いから(わたしよりも)元気いっぱいです。うらやましい。
公民館のような、地元の交流施設のような、『かもめ館』というところの高齢者の人たちがおもしろかった。館長さんが、(自分は)いうこときかん長というだじゃれを何度も飛ばして、石原良純さんに対しては、あんたはかっこよくない!みたいな暴言をはいて、ふたりでごたごたとコントのようなことをやって、おもしろかった。年寄りは言いたい放題やっても許される年齢なのです。
瀬戸内にお住いの人たちは、みんな、地に足を付けて、しっかり生活しておられることがよく伝わってきました。住むのにはいい地域です。
どこかのシーンで、自宅の庭にある倉庫に冷蔵庫がおいてあって、冷蔵庫のドアを開けて出川さんたちに飲み物をふるまっておられて、いなかは、敷地が広く、家も大きく、心も広くなると思いました。
まあ、昔風の、女性が男を立てて暮らしていくという風習や慣例が残っているのでしょうが、それで生活が安定していくのならそれでもいいのではないかと感じた次第です。男は女性の期待に応えるし(こたえるし)、実は女性が家のかじ取りをしているという構図があるのです。
4年前、充電バイクの旅番組で、出川さんが、香取慎吾君と来たという話が出ました。わたしもその番組を観たので、今回の映像を観ながら、いつか観た風景に似ているなと思いました。
そのとき番組を観た感想メモが残っていました。2021年(令和3年)1月のものです。一部をここに落としてみます。
『出川哲朗の充電バイクの旅 広島県竹原市から厳島神社(いつくしまじんじゃ) テレビ番組』
竹原市は行ったことがあります。映像を観て、ああ、歩いたことがある古い町並みの通りだと思い出しました。映画「時をかける少女」のロケ地であることは知りませんでした。
ゲストは、香取慎吾さんです。とにかくよく食べる方だったのでびっくりしました。それだけ仕事をしているのでしょうが、カロリーのとりすぎなので病気になります。体に気をつけてくださいな。
最初のうちは予定調和みたいでおもしろくありませんでした。とくに出川哲朗さんと香取慎吾さんの出会いのシーンのテイク3とか、なんども撮り直す部分はいらなかった。やっぱり、つくりものではないガチでやってほしい。
されど、その後の、はちゃめちゃぶりにはびっくりしました。瀬戸内海に浮かぶ島に渡ってから、出川哲朗さんの『安全策はとらない』という方針で、無理を承知で前進したため、泊まれる宿がなかなか見つかりません。バッテリーの充電も切れて、前に進んだり、後に戻ったりです。
(そのあとドタバタ騒ぎが続きました)
こちらの番組に戻ります。すごい旅のしかたです。夜中になっても泊まる宿が見つかりません。
真っ暗な道で、車に乗った地元の宿泊施設の人がバイク集団を見つけてくれて、うちに来て泊まってくださいと声をかけてこられました。すごいなあ。
豪華な宿泊施設でした。良かった。いい人がいます。
翌朝は雨の中、石原良純さんとたいへんな思いをされました。
気象予報士でもある石原良純さんの言動がいいかげんで笑いました。
土方ディクターは、ドジだけど、善人なので、好感をもっています。えびすよしかずさんみたいなキャラ(個性)です。石原良純さんは、勢いがある人です。
移動の途中で出会った人が充電バイクのファンで、記念写真を撮ろうとしたら、ご自身のスマホが見つからなくて、手提げ袋の中身をいっぱい取り出してもスマホが見つからなくて、スマホ自体がないことは一大事ではないかと大騒ぎになったのですが、ご自身がはいているズボンの後ろのポケットにスマホが入っているのがわかって一同爆笑でした。映像を見ているほうも愉快でした。
最後のほうで出た、石原良純さんの言葉で、『海はいいだろーー』がとても良かった。
■瀬戸内海<海めぐり>120キロ■安芸の宮島から(あきのみやじまから)<とびしま街道>を激走■ゴールは因島のパワスポ<五百羅漢(ごひゃくらかん>■鈴木奈々&石原良純は大はしゃぎ!ヤバイよヤバイよSP
景色がきれいです。青い海と灰色の低い山の峰がくっきりです。
そして、地元の人たちが心優しい。
いやされました。
宮島、因島(いんのしま)、尾道あたりは行ったことがあるので、雰囲気を思い出しながら映像を観ました。
また、こちらの充電バイクの旅では、以前も同じようなルートで走ったし、東野&岡村の旅猿でも観たし、太川陽介さんたちのバス旅でも観たことがあるので身近に感じられます。
ゲストの鈴木奈々さんは、言動がわざとらしいけれど、一生懸命なのはよく伝わってきます。
石原良純さんは、口うるさいのですが、出川さんと口喧嘩しながらにぎやかに、少しずつ前進です。お互いに心を許しあっているからいいたいことを言えるということはあります。
出川さんの石原良純さんに対する言葉です。『(充電するつもりだった入浴施設に入ることを石原さんが拒んで、バッテリーの充電が切れそうになって)アンタがフロ入んないからこんなことになったんだろーー』(親しくないとなかなか使えない言葉づかいです)。
瀬戸内ルートは、食べ物がおいしい。
海鮮料理を中心にして、いろいろなおいしいものが、安価で、たくさん出てきます。
路地売りのようなお店で、シャインマスカットが、2房で500円でした。びっくりしました。
同じお店で、キャベツひと玉が108円です。うちの近くにあるスーパーは安さで有名なのですが、そこでは、キャベツはひと玉280円で売っています。半分の大きさだと198円です。
その後の食堂などで、えび天がおいしそうでした。なにもかもがおいしそうで、映像を見ながら唾(つば)が口の中に出てきます。
別の場所で出たイカもおいしそうでした。(たしか、大三島(おおみしま)のイカ)。
鯛(たい)のお刺身もおいしそうでした。
はっさくゼリーもおいしそうでした。
BGM(バックグラウンドミュージック)の『瀬戸の花嫁 小柳ルミ子』がなつかしい。昭和の時代の流行歌です。わたしはまだ中学生だった記憶です。いい歌です。
人が優しい。八百屋みたいなお店を営んでおられる77歳の女性の言葉がおもしろかった。
『(売れ残りの野菜の)腐る(くさる)一歩手前を食べるから(体が元気で長生きできる。長生きの秘訣です)』(おもしろい)。
79歳の組合長という漁港のそばの商店街の人と、彼をとりまくおばちゃんたちのやりとりに爆笑しました。
みなさん、保育園のときからの付き合いだそうです。にぎやかです。やっぱ、いなかの人はいいなーー 若い頃のラブラブ話、モテモテ話がおもしろい。同窓会みたいです。みんな友だちです。おもしろすぎる。今はもうみんな年寄りです。いい人生を送られています。
メンバーのみなさん、出川さん、鈴木奈々さん、石原良純さん、土方ディレクター(ひじかたディレクター)は、若いから(わたしよりも)元気いっぱいです。うらやましい。
公民館のような、地元の交流施設のような、『かもめ館』というところの高齢者の人たちがおもしろかった。館長さんが、(自分は)いうこときかん長というだじゃれを何度も飛ばして、石原良純さんに対しては、あんたはかっこよくない!みたいな暴言をはいて、ふたりでごたごたとコントのようなことをやって、おもしろかった。年寄りは言いたい放題やっても許される年齢なのです。
瀬戸内にお住いの人たちは、みんな、地に足を付けて、しっかり生活しておられることがよく伝わってきました。住むのにはいい地域です。
どこかのシーンで、自宅の庭にある倉庫に冷蔵庫がおいてあって、冷蔵庫のドアを開けて出川さんたちに飲み物をふるまっておられて、いなかは、敷地が広く、家も大きく、心も広くなると思いました。
まあ、昔風の、女性が男を立てて暮らしていくという風習や慣例が残っているのでしょうが、それで生活が安定していくのならそれでもいいのではないかと感じた次第です。男は女性の期待に応えるし(こたえるし)、実は女性が家のかじ取りをしているという構図があるのです。
4年前、充電バイクの旅番組で、出川さんが、香取慎吾君と来たという話が出ました。わたしもその番組を観たので、今回の映像を観ながら、いつか観た風景に似ているなと思いました。
そのとき番組を観た感想メモが残っていました。2021年(令和3年)1月のものです。一部をここに落としてみます。
『出川哲朗の充電バイクの旅 広島県竹原市から厳島神社(いつくしまじんじゃ) テレビ番組』
竹原市は行ったことがあります。映像を観て、ああ、歩いたことがある古い町並みの通りだと思い出しました。映画「時をかける少女」のロケ地であることは知りませんでした。
ゲストは、香取慎吾さんです。とにかくよく食べる方だったのでびっくりしました。それだけ仕事をしているのでしょうが、カロリーのとりすぎなので病気になります。体に気をつけてくださいな。
最初のうちは予定調和みたいでおもしろくありませんでした。とくに出川哲朗さんと香取慎吾さんの出会いのシーンのテイク3とか、なんども撮り直す部分はいらなかった。やっぱり、つくりものではないガチでやってほしい。
されど、その後の、はちゃめちゃぶりにはびっくりしました。瀬戸内海に浮かぶ島に渡ってから、出川哲朗さんの『安全策はとらない』という方針で、無理を承知で前進したため、泊まれる宿がなかなか見つかりません。バッテリーの充電も切れて、前に進んだり、後に戻ったりです。
(そのあとドタバタ騒ぎが続きました)
こちらの番組に戻ります。すごい旅のしかたです。夜中になっても泊まる宿が見つかりません。
真っ暗な道で、車に乗った地元の宿泊施設の人がバイク集団を見つけてくれて、うちに来て泊まってくださいと声をかけてこられました。すごいなあ。
豪華な宿泊施設でした。良かった。いい人がいます。
翌朝は雨の中、石原良純さんとたいへんな思いをされました。
気象予報士でもある石原良純さんの言動がいいかげんで笑いました。
土方ディクターは、ドジだけど、善人なので、好感をもっています。えびすよしかずさんみたいなキャラ(個性)です。石原良純さんは、勢いがある人です。
移動の途中で出会った人が充電バイクのファンで、記念写真を撮ろうとしたら、ご自身のスマホが見つからなくて、手提げ袋の中身をいっぱい取り出してもスマホが見つからなくて、スマホ自体がないことは一大事ではないかと大騒ぎになったのですが、ご自身がはいているズボンの後ろのポケットにスマホが入っているのがわかって一同爆笑でした。映像を見ているほうも愉快でした。
最後のほうで出た、石原良純さんの言葉で、『海はいいだろーー』がとても良かった。
2024年11月22日
ミッドナイトスワン 邦画 2020年
ミッドナイトスワン 邦画 2020年(令和2年) 2時間4分 動画配信サービス
監督:内田英治
俳優:草彅剛(くさなぎ・つよし)、服部樹咲(はっとり・みさき)、根岸季衣(ねぎし・としえ)、水川あさみ、田口トモロヲ、真飛聖(まとぶ・せい)
なかなかいい映画でした。
草薙剛さんは一生懸命です。体当たりの演技で、貴重な足跡を残しました。
最初、女装していても草薙さんは、『男』です。
だんだん、母になって、あそこもちょんぎって、きれいなおっぱいになって、最後は、『女』に変身します。変身というか、役柄のキャラクター(個性)では、もともと女性なのです。
おのれがおのれであるために、こう生きる。
観始めて思う。
この映画のテーマはなんだろう(なにを観客にアピールしたいのだろう)。
最初思うのは、『児童福祉(家庭内暴力があります。こどもの自傷行為もあります。自分の腕を噛むとかリストカットとか。まあ、バカ親がいます。こどもの心が壊れます)。性的目的で、お金でこどもの女子を買おうとする男がいます』、次に、『家族愛とか、家庭愛とか』。
女装した草薙さんは、きつい言葉をいとこの子(中学生女子)にぶつけるけれど、本当は、とても心の優しい人という役柄です。生きるつらさを知っているから、中学生女子に優しくできるのです。
『才能』の話が出ます。お金がなくても才能があるこどもの能力は伸ばすのが基本です。スポンサーがいります。社会に貢献してくれる人材を育てます。
『家族って何だろう。家族ってどういうものなんだろう』と考える映画です。
押したり引いたりのバランスがいい。
噛み合わないというよりも、意図的に噛み合わせないという話のつくりがうまい。
じょうずにつくってある脚本です。
暗い内容の映画ですが、つらさを通り越して、ユーモアすら感じられます。
力作です。
中学生の女の子役の演技力が足りないかなと思いましたが、バレエはかなりじょうずです。
ハチミツの生姜焼き(しょうがやき)=ハニージンジャーが、伏線でした。
仲良し家族の基本は、おいしいお料理です。
あと、バレリーナは、体調管理がたいへんだろうなあと思いました。
それから、ビルの屋上で踊った女友だちのバレエパフォーマンスがすごかった。話のつくり方にびっくりしました。たいしたものです。
自分の好みとしては、最後のほうにある海のシーンはいらなかったかなあ。
以下は、細かな感想です。
関係者の塊り(かたまり)の世界です。
冒頭の男性?(女性)メンバーによる白鳥の湖の踊りをもっと長い時間観たかった。
身内内の(みうちないの)暴力があります。こどもへの虐待です。家族のうちのだれかをストレスのはけ口にすることはやめましょう。
態度や言葉にだまされてはいけません。まずは、人を疑うことから始める。それが現実です。相手がひどい人だと判断出来たら突き放す。
がまんしすぎたら、心を病んでしまいます。(やんでしまいます)。
草薙さんが言います。『(なになにしなかったら)あんた殺すから』(きついけれど、優しい気持ちが伝わってきました)。
どうしてワタシは、こんな家に生まれてきたのだろう
通報=役所の人=児童相談所の職員さんでしょう。
差別と侮辱(ぶじょく)の世界があります。されど、ここで生きる決心があります。
何もしゃべらない女子中学生です。あいさつもしません。(それではだめです)
またタバコです。日本映画は喫煙シーンが多すぎます。映画製作者はいまだに喫煙行為が蔓延(まんえん。はびこり広がる)していた過去の世界で生きているのだろうか。
女子中学生は、蒼井優さんのように見える。似ています。
バレエシューズというのは、薄いのね。
師匠と弟子の関係で、職人技の演技をするスターが育ちます。
女子中学生がおそうじしたあとの草薙さんの部屋がステキでした。ビューティフルでした。
オギャーとこの世に生まれたとたん、お金があるこどもと、お金がないこどもがいます。同級生です。だけど、その後の人生で、お金があったこどもは、親の会社倒産で一文無し(いちもんなし)になることもあるし、お金がなかったこどもが努力して、大金持ちになることもあります。
ときおり、『虚無(きょむ。なにもない)』の時間帯があります。
バレエがとてもじょうずです。本物の『鳥』がいるように観えます。
女性同士、同性同士の会話があります。疑似ラブです。詩のようでした。
草薙さんを観ていて、今年劇場で観た山崎育三郎さんを思い出しました。ミュージカル、『トッツィー』を観ました。
最近よく女性の心を持った男の人の話題をテレビやネットで見るのですが、わたしは、長いこと生きてきましたが、そういう男性を直接見たことはありません。人にはわからないように隠されていたのかなあ。でも、心当たりがあるような男性を見たこともありません。
監督:内田英治
俳優:草彅剛(くさなぎ・つよし)、服部樹咲(はっとり・みさき)、根岸季衣(ねぎし・としえ)、水川あさみ、田口トモロヲ、真飛聖(まとぶ・せい)
なかなかいい映画でした。
草薙剛さんは一生懸命です。体当たりの演技で、貴重な足跡を残しました。
最初、女装していても草薙さんは、『男』です。
だんだん、母になって、あそこもちょんぎって、きれいなおっぱいになって、最後は、『女』に変身します。変身というか、役柄のキャラクター(個性)では、もともと女性なのです。
おのれがおのれであるために、こう生きる。
観始めて思う。
この映画のテーマはなんだろう(なにを観客にアピールしたいのだろう)。
最初思うのは、『児童福祉(家庭内暴力があります。こどもの自傷行為もあります。自分の腕を噛むとかリストカットとか。まあ、バカ親がいます。こどもの心が壊れます)。性的目的で、お金でこどもの女子を買おうとする男がいます』、次に、『家族愛とか、家庭愛とか』。
女装した草薙さんは、きつい言葉をいとこの子(中学生女子)にぶつけるけれど、本当は、とても心の優しい人という役柄です。生きるつらさを知っているから、中学生女子に優しくできるのです。
『才能』の話が出ます。お金がなくても才能があるこどもの能力は伸ばすのが基本です。スポンサーがいります。社会に貢献してくれる人材を育てます。
『家族って何だろう。家族ってどういうものなんだろう』と考える映画です。
押したり引いたりのバランスがいい。
噛み合わないというよりも、意図的に噛み合わせないという話のつくりがうまい。
じょうずにつくってある脚本です。
暗い内容の映画ですが、つらさを通り越して、ユーモアすら感じられます。
力作です。
中学生の女の子役の演技力が足りないかなと思いましたが、バレエはかなりじょうずです。
ハチミツの生姜焼き(しょうがやき)=ハニージンジャーが、伏線でした。
仲良し家族の基本は、おいしいお料理です。
あと、バレリーナは、体調管理がたいへんだろうなあと思いました。
それから、ビルの屋上で踊った女友だちのバレエパフォーマンスがすごかった。話のつくり方にびっくりしました。たいしたものです。
自分の好みとしては、最後のほうにある海のシーンはいらなかったかなあ。
以下は、細かな感想です。
関係者の塊り(かたまり)の世界です。
冒頭の男性?(女性)メンバーによる白鳥の湖の踊りをもっと長い時間観たかった。
身内内の(みうちないの)暴力があります。こどもへの虐待です。家族のうちのだれかをストレスのはけ口にすることはやめましょう。
態度や言葉にだまされてはいけません。まずは、人を疑うことから始める。それが現実です。相手がひどい人だと判断出来たら突き放す。
がまんしすぎたら、心を病んでしまいます。(やんでしまいます)。
草薙さんが言います。『(なになにしなかったら)あんた殺すから』(きついけれど、優しい気持ちが伝わってきました)。
どうしてワタシは、こんな家に生まれてきたのだろう
通報=役所の人=児童相談所の職員さんでしょう。
差別と侮辱(ぶじょく)の世界があります。されど、ここで生きる決心があります。
何もしゃべらない女子中学生です。あいさつもしません。(それではだめです)
またタバコです。日本映画は喫煙シーンが多すぎます。映画製作者はいまだに喫煙行為が蔓延(まんえん。はびこり広がる)していた過去の世界で生きているのだろうか。
女子中学生は、蒼井優さんのように見える。似ています。
バレエシューズというのは、薄いのね。
師匠と弟子の関係で、職人技の演技をするスターが育ちます。
女子中学生がおそうじしたあとの草薙さんの部屋がステキでした。ビューティフルでした。
オギャーとこの世に生まれたとたん、お金があるこどもと、お金がないこどもがいます。同級生です。だけど、その後の人生で、お金があったこどもは、親の会社倒産で一文無し(いちもんなし)になることもあるし、お金がなかったこどもが努力して、大金持ちになることもあります。
ときおり、『虚無(きょむ。なにもない)』の時間帯があります。
バレエがとてもじょうずです。本物の『鳥』がいるように観えます。
女性同士、同性同士の会話があります。疑似ラブです。詩のようでした。
草薙さんを観ていて、今年劇場で観た山崎育三郎さんを思い出しました。ミュージカル、『トッツィー』を観ました。
最近よく女性の心を持った男の人の話題をテレビやネットで見るのですが、わたしは、長いこと生きてきましたが、そういう男性を直接見たことはありません。人にはわからないように隠されていたのかなあ。でも、心当たりがあるような男性を見たこともありません。
2024年11月21日
書いてはいけない 日本経済墜落の真相 森永卓郎
書いてはいけない 日本経済墜落の真相 森永卓郎 三五館シンシャ(さんごかんしんしゃ)
わたしは、著者のことをほとんど知りません。
森永卓郎(もりなが・たくろう):経済アナリスト(分析家)、1957年(昭和32年)生まれ、67歳。2023年12月にがんであることを公表した。
お金の話(投資)かと思ってこの本を買いましたが、表紙を開いてみると、書いてあることは、①ジャニーズ事務所の話 ②財務省と統一教会の話 ③御巣鷹山に墜落した日航ジャンボ機の話 ④日本経済が墜落した話でした。週刊誌の記事みたい。
まあ、ざーっと読んでみます。
『まえがき』に、本当のことを言ったら、瞬時にメディアに出られなくなるとあります。
がんになったから、覚悟を決められたということもあるのでしょう。
ようやく出版を受けてくれる出版社が見つかったそうです。三五館シンシャ(さんごかんしんしゃ)は、一人で経営している出版社だそうです。以前、職業体験をされた一般人の方々が書いた同社の本を何冊か読んだことがあります。
『第1章 ジャニーズ事務所』
セクハラ行為のことが書いてあります。
人事権があるかなり年上の男が、支配下にある少年たち多数に対して、性的に異常な行為をしたのです。
わたしは、組織の上層部にいる人に、いい人はいないと思っています。組織の上層部にいる人の役割は、利潤の追求という目的を達成するために、自分より下の地位にある人間を将棋の駒のように動かしたり、扱ったりすることが仕事です。人情を排除して、非人間的な面を求められることもある立場です。
そして、人間には二面性があります。あんな感じがいい人が、あんなことをするのかと驚くこともあります。コワイ、コワイです。
勉強ができる頭のいい人たちは、事件や事故が起きたときに、自分や自分たちの都合がよくなるように、何も起きていない、何も起こらなかったという状況を想定することができる人たちです。オソロシイ人たちがいます。
人の気持ちや命よりも、自分たちの利益を優先することが、資本主義とか、社会主義、民主主義だと思っている人がいます。
マスコミ(マスメディア)は、正義ではありません。人心を誘導する力をもっているコワイ組織です。
カリスマ型人間がいます。生きている神さまです。生き神さま的立場の人のそばに、人がたくさん集まってきて、彼あるいは彼女と組織に心理をコントロールされて、組織の上層部にいる一部の人間だけが得をするシステムを構築します。古代卑弥呼(ひみこ)の時代から続く人間界のありようです。人間界には、天才的な詐欺師(さぎし)がいます。そこに(彼や彼女、そして、組織に)お金が集まるのです。
日本には、『長い物には巻かれろ』ということわざがあります。(自分よりも強い相手にはさからわない。そのほうが自分にとって得になる)。
先日、NHKスペシャルでジャニーズ事務所の件について、報道番組が流れていました。わたしは見ていませんが、家族がその番組を見て、なにか話をしていました。闇(やみ)は深い。
『放置』が、モンスターを育てて、のさばらせた。モンスターをかばう身内である親族がいた。利益がからんだ関係者たちが口をつぐんだ。(黙った)。
いっけん対立する組織同士であっても、上層部同志は知り合いということもあります。私立中学校から大学までの同窓生であったり、ときには、仕事では対立する立場であっても、お互いに親族関係があったりもするでしょう。
グル(仲間)なのです。対立する立場であっても、互いが組んで、権力を思いのままに操作できる人間関係とシステムがあります。同じ箱(類似職業世界)の中でなら、やれることです。
自分や自分のグループが被害を受けなければ、他人がどうなってもいいという感覚が、身にしみついている人がいます。
抗拒不能(こうきょふのう):抵抗できない。
2003年7月東京高等裁判所判決:加害者と事務所による名誉棄損で出版社を訴えた裁判の判決は、加害者による性被害を認めた。民事事件だった。
2004年2月、最高裁が上告を棄却。高裁の判決が確定した。明らかに刑事事件に該当する事件だった。
警察は動かなかった。マスコミは騒がなかった。
以降も性被害は続いた。
おぞましい。(ぞっとする。不気味(ぶきみ))。
芸能界だから、そんなこともあるだろうで、見すごされたのか。
それに耐えて、売れるのが、芸能人の仕事ぶりと判断されたのだろうか。
なんともひどい世界ですが、一般企業で同じようなことがあってもおかしくはありません。
事務所のタレントは、まじめで、努力家で、人間性も豊かだったとあります。
著者が理解できなかったのは、なぜ一般人の女性たちが、彼らのようなタレントに熱狂するのかという点だったそうです。
かれらよりもかっこいい男子は、一般社会にもいる。(彼女たちは洗脳されている。マインドコントロール)。
まだこどもの頃から、タレントを育てる。タレントを、自分が育てた自分の創作物とする気持ちが女性の側にあるそうです。
熱狂する女性たちと同じ感覚を、異常な性的志向をもっていた加害者が有していた。
事務所には、テレビ界・芸能界に対する『圧力』という武器があった。お金の流れと、うっとうしさという側面がある『圧力』だった。
なにかしら、きついことがいろいろ書いてあります。
事務所の記者会見をわたしもテレビで見ましたが、表面上はおだやかな話し方でも、じっさいにあった事実は、この本によるとかなりひどくきつい。不信感はつのるばかりです。
なんというか、芸能界とかテレビ界では重要なことなのでしょうが、暗黙の忖度(そんたく。相手に言われなくても相手にとって有利な方向へ話を導く)とか、芸能界でのおかしな慣例の事例を読むと、利害関係にない者からすると、ばかばかしい行為に思えます。違法行為とも思えるテレビ局から事務所に対する忖度(そんたく)があります。
人間のまっすぐな心がゆがめられています。ひどい。
性加害を意図的に表に出さない、『共犯者、共犯組織』があります。さらに、それぐらいいいじゃないかという意識もあります。鬼や悪人がいます。日本人社会にありがちな傾向です。
人間の(日本人の)もつ闇の部分が、イギリスの放送局によって(外国人によって)暴かれて(あばかれて)います。日本人社会によくある、『同調圧力』です。だれかを助けるために、だれかをみんなでいじめるのです。自分たちの反対勢力を徹底的に叩く(たたく)のです。犠牲者がいます。まるで生贄(いけにえ)のようです。
ふりかえってみると、昭和の時代は、いいところもありましたが、前記したようなよくないところもありました。みんなの感覚が鈍って(にぶって)いました。
テレビ局の中にも役所のような縦割り行政のようなものがあることは、本を読んで初めて知りました。『報道番組部門』と『バラエティ番組部門』です。両者に壁があるそうです。
事務所の権力は、『恐怖による支配』だったそうです。
わたしは、テレビ報道は、人心を操作することができるので、気をつけなければならないと思っています。
情報を丸のみにして信じてはいけないと常日頃から思って番組を見ています。
報道されたとおりに、未来がそうならないこともままあります。
テレビの人は、予想がはずれても知らん顔です。
わたしはテレビやネットの情報をあてにしていません。ニュース報道や解説、出演者の発言などは、たいてい疑いながら見たり聞いたり読んだりしています。本当だろうか? だまされないぞという意識です。
バーター(抱き合わせ):売れているタレントを出演させる引き換えに若手を売り込む。
人権感覚が、鈍い(にぶい)とあります。
『第2章 ザイム真理教』
う~む。78ページまで読んで思ったことです。
センセーショナル(人の心をかきたてる。かきまわす。あおる。ゆすぶる。あっといわせる)に書いてある。おおげさに感じます。それから、もう終わったことです。いまさらという気持ちも湧きます。著者はあせっているのか……
財務省のことが書いてあります。
『税金』の話です。
ときおり、税収が増えたと、いいことがあったかのようなニュースが流れます。
税収が増えることは、本当にいいことなのだろうか。
喜ぶのは、税金徴収とそれをもとに予算をつくたり、執行したりする関係者だけではなかろうか。
財務省という組織の体質は、芸能事務所と同じ、カルト教団(教団の上層部が、信者から財産を搾取(さくしゅ。ぶんどる。しぼりとる)する)と同じというような書きぶりです。
アベノミクスについて書いてあります。
2012年(平成24年)12月発足第二次安倍晋三政権の政策です。
おもに、異次元の金融緩和と財政出動です。大規模な資金供給拡大があったとあります。
物価が下がる。給料が上がらないという時代が長らく続いていたが改善のきざしがあった。それなりの良い効果があった。
2014年(平成26年)4月に消費税を5%から8%に上げたとたん、経済は冷えた。アクセルを踏みながらブレーキを踏んだようなものだった。
いろいろ書いてあります。
内容は、国から(財務省から)、補助金(利益)を受けている有名人・有名企業は、国の(財務省の)味方である。(だから、増税に賛成する。利益をもらったお返しに、増税をPRするための広告塔の役割を果たす。もちつもたれつ)ということです。
そして、財務省の方針(増税)に反対する個人や法人には、税務調査に入って、不正があったとして、税金を追加徴収して、さらしものにするという制裁を課すのです。税務職員には、裁量権があるので、グレーゾーンにあたる行為に対しては、特定の意思をもって、いやがらせが合法的にできるそうです。
お金と人事の権力をもっている幹部や特定の職員が頂点に立って、政治家も国民も自らの支配下に置こうとしているのです。(なんだかすごい話です。極端な表現もあるような気もしますが……)
財務省内では、増税を『勝ち』、減税を、『負け』と呼ぶそうです。
『勝ち』を続けた人が、天下りができて得をするそうです。天下りができる人の数はそれほど多くはないらしい。(そこまでしてお金が欲しいのか)。
『増税』でふえた税収は、どこへ行ったのだろう?
著者は、景気上昇のために、消費税の減税を強く訴えています。
景気を良くして、所得税の税収を増やすことが社会を良くすると判断されています。
増税に代わる保険料の引き上げは、邪道(じゃどう。正しくないやりかた)だと主張されています。
83ページに、『高齢者は年金をもらいすぎている?』という項目があります。
わたしは、年金は、長生きをした人が得をする制度だと思っています。こまかくいえば、年金をもらう前に亡くなれば、納めた年金保険料はパーになるし、超高齢まで生きれば、納めた年金保険料よりも得をします。
基本的には、年金制度は世代間の支え合いですが、ふつうに考えると、貯金的感覚で、自分が納めた年金保険料という貯金を、歳をとって働けなくなったから食いつぶしていくという体感があります。
わたしはまず、これまでに自分がいくら年金保険料を納めたかを計算します。サラリーマンは給料からしっかり各種税金も各種保険料も差し引かれます。
次に、事業主負担がいくらだったかを把握します。合計の年金保険料をこれから先、何年生きたらペイ(消化、消費、元をとれる)できるかを計算します。事業主負担については、事業主が支払った年金保険料(個人が払う額と同額)ですが、わたしは、朝早くから夜遅くまで働いたサービス残業(無料奉仕。タダ働き)の分や仕事関係で自腹を切った自己負担分が事業主負担分だという理屈で自分の気持ちを納得させています。
預金や国債の利子もあったとして計算した合計額は、けっこう長く生きないと元は取り戻せません。
そして命は、いつ尽きるのかはわかりません。
高齢者が年金をもらい過ぎているという実感はありません。なぜなら、自分がすでに納めた保険料という自分のお金を返してもらっているという意識があるからです。
サラリーマンとして、イヤな仕事に耐え続けて年金保険料を納付してきた結果です。後ろめたさはありません。とても長い歳月にわたる忍耐と努力と根性の成果なのです。
権力者たちは、みんなグル(悪い仲間)で、自分たちの利益のために徒党(ととう。良からぬことをたくらむ集まり)を組んでいるというような書き方がしてあります。(すべてとは思えませんが、あたっている面もあるのでしょう。上級国民は、法に守られるのです)。
ときに、職務に忠実な正義を訴える公務員がうつ病になって自殺してしまいます。それでも悪人はケロっとしています。責任は感じません。責任を感じるような脳みそはもっていないのです。
お金と人事権をもっている部署は強い。
教科書に書いてある、『三権分立(さんけんぶんりつ。立法、行政、司法は、各自独立していて、権力の濫用(らんよう。むやみやたらに使う)はしないで、国民の権利と自由を守る』ということは、ないのです。特定の人と組織を守るのです。
本を読みながら、昔、公務員が不祥事をおかして損害を与えたときは、まずは、自治体なりが、賠償をして、その後、自治体なりが、不祥事をおかした本人に賠償請求をすると習ったことがありますが、あれは、そう文章に書いてあっただけで、現実に実行はされていないということなのだろうかと思いました。
『第3章 日航123便はなぜ墜落したのか』
すごいことが書いてあります。映画にできそうな内容です。
御巣鷹山(おすたかやま)に日航ジャンボ機が墜落して大事故になったとき、わたしは、帰省した九州福岡の実家でその時、そのテレビニュースを見ていました。
夕方のニュースでした。自分も飛行機で帰省をしていたので、他人事とは思えませんでした。大きなショックを受けました。
速報があったそのときは、たしかまだ、事故があったらしいジャンボジェット機の機体がどこにいるのか見つからないという報道でした。(自衛隊が墜落現場を特定したのは、公式発表で、翌朝4時39分とされている)。
ところが、それはウソだったと本に書いてあります。機体は、墜落直後に見つかっていた。自衛隊機の小型ジェット機が二機、ジャンボ機の後ろを飛んでいた。米軍機もすみやかに現場に到着していた。米軍のヘリも救援に駆け付けた。しかし、救出活動にストップがかかった。
そんな恐ろしい話が書いてあります。さらに、事故原因は、その後公表されたジャンボ機の機体後部にある圧力隔壁が破損したことによるものではない。圧力隔壁の破損が、過去の尻もち事故の修理に欠陥や問題があったのではない。そのとき自衛隊が実験だか練習だかで、なんとか(可能性として、「対艦誘導弾」)を発射したら、それが、偶然日航ジャンボ機の尾翼のまんなかあたりに当たってしまったそうです。だから、自衛隊はあわてて、二機の小型ジェット戦闘機で乗客乗員500人以上が乗ったジャンボ機を追いかけたのです。
そんな話、初めて聞きました。さらに、そのことに引き続いて、ひどい話がどんどん書いてあります。乗客乗務員の命は、国家の不祥事を隠すために犠牲になったのです。救出活動をすみやかに実行すれば、助かった命があった。
読み始める前、最初はこの部分を、航空機事故についてなにか問題があったようだが、いかんせん、もうずいぶん前のことだ、いまさらという気分で読み始めました。
1985年(昭和60年)8月12日18時12分発日本航空123便羽田→伊丹。18時56分群馬県にある御巣鷹山の尾根に墜落した。乗員乗客524人中520人が死亡した。
読んで、かなりショックを受けました。政府を始め、権力者たちはひどいことをします。そして、報道機関もグル(悪だくみの仲間)です。
裁判は、法律論で結論付けられる。人間の感情は度外視される。どがいし:無視される。
そうか、あれは、嘘(うそ)だったのか。
昔は、『(秘密を)墓場まで持って行く』と言ったものですが、最近は、持って行かない人が出てきました。
お互いに権利義務関係がなくなって、生活の糧(かて。お金)の心配がなくなると、がまんしていたものをがまんしなくてもすむようになります。
事故や事件を実行した関係者が亡くなると、公表の自由が保障されたりもします。
本当のことがわかる世の中に変化してきています。
それでも、亡くなった命が生き返ることはありません。人の世は非情です。
事実を確認できる証拠が示されていきます。
一般的に事件とか、事故の真実には、驚くべきものがあります。
本当のことは、当事者とそのそばにいて深く関りになる立場の者にしかわかりません。(報道等は、うわべだけのことです)。数式を解くように、公式とか論理で事実が進行していくわけではありません。
まさか、そんなことがあったのか、(普通は考えられないチョンボ(失策、エラー。うっかりミス))ということがあります。
あわせて、トラブルとか、チョンボは、単体で順番に起きるわけではありません。
複数のチョンボが、同時進行で、起きます。関連のないものが、最後に関連をもって、大きな事故や事件につながります。
だから、責任者の立場にある人は、危機管理の気持ちをゆるめてはいけないのです。チョンボは避けられません。だけど、被害を最小限に食い止める努力は、毎日必要です。
読みながらそんなことを考えました。
自衛隊は本当に国民を守ってくれるのだろうか。
自衛隊が守るのは、自衛隊という組織と自衛隊の関係者だけではなかろうか。
同様に、警察も、警察という組織と警察職員を守るためにあるのではなかろうか。
読んでいると、いろいろな不信感が増幅していきます。
マスコミも同様のパターンに思えてきます。
それが人間界の現実と限界なのでしょう。
考えが、『人間とは何か』にまで及んでいきます。
お金もうけは、じょうずに人心をあやつって、できるだけ多くの人から薄く広くお金を集めた人が成功するものと思えてきます。
日航ジャンボ機は、神奈川県にある横田基地に緊急着陸したかった。
だれかが、あるいは、どこかの組織が、その願いをはばんだ。
横田基地への着陸をあきらめたジャンボ機は、長野県内にあったレタス畑に着陸を考えた。それもかなわなかった。
証拠隠滅のために、自衛隊の特殊部隊が、証拠を焼いた。(第4エンジン)。
ジャンボジェット機に備え付けられていたブラックボックス(ボイスレコーダーとフライトレコーダー)を調べればわかるが、非公開となっている。情報開示をしない。もし公開しても、改ざん(変更)された情報が発表される可能性がある。
そんなことが書いてあります。
結局、権力者と権力を持つ組織は信用できない。
彼らは、自分たちの都合のよいように、歴史を書き換えてしまう。(外国ではありそうなことです)。
『第4章 日本経済墜落の真相』
プレゼンス:存在感。
歴史が流れていく中で、衰退していく日本企業の経済活動を解説されています。
繁栄を誇った1980年代(昭和55年代)がありました。
日航ジャンボ機墜落事故が、1985年(昭和60年)8月12日です。
同年9月22日プラザ合意(ニューヨークにあるプラザホテルに先進5か国の代表者が集まって、日本円の急激な円高をもたらす合意がなされた。1ドル240円台が、1987年年末に120円台まで円高になった。日本の輸出商品の現地価格がとても高くなった。(円高は、日本経済にマイナスの影響を与える)。輸出総額が年々減っていった。
1986年(昭和61年)9月2日に、日米半導体協定が締結された。(わたしは、この部分を読んでも理屈を理解することができませんが、世界シェア50%を超えていた日本の半導体産業は、このあとぼろぼろになったと書いてあります)
日航ジャンボ機墜落事故の原因をボーイング社に押し付けた反動(反作用)として、日本は米国の要求を飲んだという理屈立てになっています。
読んでいて、なかば信じられないのですが、現実には、そういうことってあるのだろうなあという気分になります。
責任は取りたくないけれど地位と名誉とお金が欲しい人が責任者になっているという構図です。あれこれ、策略を考えて、自分や自分の組織だけのために作戦を立てて実行する人です。
著者は、政府とか、国の幹部職員、日銀のやりかたを批判しています。
わたしもリアルタイムであの渦巻の中にいるような時代にいたわけで、思い出してみると、住宅ローンは高金利であり、ああもう自分は、一生、中古マンションも買えないとあきらめた時期がありました。
株式の持ち合い:取引関係にある企業間で、お互いに株式を持ち合う仕組み。企業の乗っ取り防止策。
不動産担保金融:金融機関が不動産を担保にとって融資をする。
不良債権:担保割れ。担保にした不動産に十分な価値がない。
2001年(平成13年)4月自民党総裁選がありました。小泉純一郎首相が誕生しました。
そのときのニュース番組でのご自身の質問発言をとても後悔されています。そのことが、小泉純一郎内閣の誕生につながったと判断されています。メンバーは、橋本龍太郎氏、麻生太郎氏、亀井静香氏、小泉純一郎氏です。コメントをしていた著者の前振りの言葉を起点にして、そのとき、小泉純一郎氏から、『私は自民党をぶっこわす。構造改革だ!』という発言が飛び出しています。小泉劇場が開幕したとあります。
アメリカ合衆国有利の政策がなされた。日本はアメリカの言いなりになった。
郵政民営化と不良債権処理だった。
元本保証のある郵便貯金を、元本保証のない投資信託に誘導する。
国民がコツコツ貯めてきたばく大な郵便貯金を、投資に回してもらって、そのお金を外国のハゲタカ組織が狙う(ねらう)という構図を解説されています。
読み終えると、もう日本の未来はだめなのかなあと、元気がなくなる本でした。
わたしは、著者のことをほとんど知りません。
森永卓郎(もりなが・たくろう):経済アナリスト(分析家)、1957年(昭和32年)生まれ、67歳。2023年12月にがんであることを公表した。
お金の話(投資)かと思ってこの本を買いましたが、表紙を開いてみると、書いてあることは、①ジャニーズ事務所の話 ②財務省と統一教会の話 ③御巣鷹山に墜落した日航ジャンボ機の話 ④日本経済が墜落した話でした。週刊誌の記事みたい。
まあ、ざーっと読んでみます。
『まえがき』に、本当のことを言ったら、瞬時にメディアに出られなくなるとあります。
がんになったから、覚悟を決められたということもあるのでしょう。
ようやく出版を受けてくれる出版社が見つかったそうです。三五館シンシャ(さんごかんしんしゃ)は、一人で経営している出版社だそうです。以前、職業体験をされた一般人の方々が書いた同社の本を何冊か読んだことがあります。
『第1章 ジャニーズ事務所』
セクハラ行為のことが書いてあります。
人事権があるかなり年上の男が、支配下にある少年たち多数に対して、性的に異常な行為をしたのです。
わたしは、組織の上層部にいる人に、いい人はいないと思っています。組織の上層部にいる人の役割は、利潤の追求という目的を達成するために、自分より下の地位にある人間を将棋の駒のように動かしたり、扱ったりすることが仕事です。人情を排除して、非人間的な面を求められることもある立場です。
そして、人間には二面性があります。あんな感じがいい人が、あんなことをするのかと驚くこともあります。コワイ、コワイです。
勉強ができる頭のいい人たちは、事件や事故が起きたときに、自分や自分たちの都合がよくなるように、何も起きていない、何も起こらなかったという状況を想定することができる人たちです。オソロシイ人たちがいます。
人の気持ちや命よりも、自分たちの利益を優先することが、資本主義とか、社会主義、民主主義だと思っている人がいます。
マスコミ(マスメディア)は、正義ではありません。人心を誘導する力をもっているコワイ組織です。
カリスマ型人間がいます。生きている神さまです。生き神さま的立場の人のそばに、人がたくさん集まってきて、彼あるいは彼女と組織に心理をコントロールされて、組織の上層部にいる一部の人間だけが得をするシステムを構築します。古代卑弥呼(ひみこ)の時代から続く人間界のありようです。人間界には、天才的な詐欺師(さぎし)がいます。そこに(彼や彼女、そして、組織に)お金が集まるのです。
日本には、『長い物には巻かれろ』ということわざがあります。(自分よりも強い相手にはさからわない。そのほうが自分にとって得になる)。
先日、NHKスペシャルでジャニーズ事務所の件について、報道番組が流れていました。わたしは見ていませんが、家族がその番組を見て、なにか話をしていました。闇(やみ)は深い。
『放置』が、モンスターを育てて、のさばらせた。モンスターをかばう身内である親族がいた。利益がからんだ関係者たちが口をつぐんだ。(黙った)。
いっけん対立する組織同士であっても、上層部同志は知り合いということもあります。私立中学校から大学までの同窓生であったり、ときには、仕事では対立する立場であっても、お互いに親族関係があったりもするでしょう。
グル(仲間)なのです。対立する立場であっても、互いが組んで、権力を思いのままに操作できる人間関係とシステムがあります。同じ箱(類似職業世界)の中でなら、やれることです。
自分や自分のグループが被害を受けなければ、他人がどうなってもいいという感覚が、身にしみついている人がいます。
抗拒不能(こうきょふのう):抵抗できない。
2003年7月東京高等裁判所判決:加害者と事務所による名誉棄損で出版社を訴えた裁判の判決は、加害者による性被害を認めた。民事事件だった。
2004年2月、最高裁が上告を棄却。高裁の判決が確定した。明らかに刑事事件に該当する事件だった。
警察は動かなかった。マスコミは騒がなかった。
以降も性被害は続いた。
おぞましい。(ぞっとする。不気味(ぶきみ))。
芸能界だから、そんなこともあるだろうで、見すごされたのか。
それに耐えて、売れるのが、芸能人の仕事ぶりと判断されたのだろうか。
なんともひどい世界ですが、一般企業で同じようなことがあってもおかしくはありません。
事務所のタレントは、まじめで、努力家で、人間性も豊かだったとあります。
著者が理解できなかったのは、なぜ一般人の女性たちが、彼らのようなタレントに熱狂するのかという点だったそうです。
かれらよりもかっこいい男子は、一般社会にもいる。(彼女たちは洗脳されている。マインドコントロール)。
まだこどもの頃から、タレントを育てる。タレントを、自分が育てた自分の創作物とする気持ちが女性の側にあるそうです。
熱狂する女性たちと同じ感覚を、異常な性的志向をもっていた加害者が有していた。
事務所には、テレビ界・芸能界に対する『圧力』という武器があった。お金の流れと、うっとうしさという側面がある『圧力』だった。
なにかしら、きついことがいろいろ書いてあります。
事務所の記者会見をわたしもテレビで見ましたが、表面上はおだやかな話し方でも、じっさいにあった事実は、この本によるとかなりひどくきつい。不信感はつのるばかりです。
なんというか、芸能界とかテレビ界では重要なことなのでしょうが、暗黙の忖度(そんたく。相手に言われなくても相手にとって有利な方向へ話を導く)とか、芸能界でのおかしな慣例の事例を読むと、利害関係にない者からすると、ばかばかしい行為に思えます。違法行為とも思えるテレビ局から事務所に対する忖度(そんたく)があります。
人間のまっすぐな心がゆがめられています。ひどい。
性加害を意図的に表に出さない、『共犯者、共犯組織』があります。さらに、それぐらいいいじゃないかという意識もあります。鬼や悪人がいます。日本人社会にありがちな傾向です。
人間の(日本人の)もつ闇の部分が、イギリスの放送局によって(外国人によって)暴かれて(あばかれて)います。日本人社会によくある、『同調圧力』です。だれかを助けるために、だれかをみんなでいじめるのです。自分たちの反対勢力を徹底的に叩く(たたく)のです。犠牲者がいます。まるで生贄(いけにえ)のようです。
ふりかえってみると、昭和の時代は、いいところもありましたが、前記したようなよくないところもありました。みんなの感覚が鈍って(にぶって)いました。
テレビ局の中にも役所のような縦割り行政のようなものがあることは、本を読んで初めて知りました。『報道番組部門』と『バラエティ番組部門』です。両者に壁があるそうです。
事務所の権力は、『恐怖による支配』だったそうです。
わたしは、テレビ報道は、人心を操作することができるので、気をつけなければならないと思っています。
情報を丸のみにして信じてはいけないと常日頃から思って番組を見ています。
報道されたとおりに、未来がそうならないこともままあります。
テレビの人は、予想がはずれても知らん顔です。
わたしはテレビやネットの情報をあてにしていません。ニュース報道や解説、出演者の発言などは、たいてい疑いながら見たり聞いたり読んだりしています。本当だろうか? だまされないぞという意識です。
バーター(抱き合わせ):売れているタレントを出演させる引き換えに若手を売り込む。
人権感覚が、鈍い(にぶい)とあります。
『第2章 ザイム真理教』
う~む。78ページまで読んで思ったことです。
センセーショナル(人の心をかきたてる。かきまわす。あおる。ゆすぶる。あっといわせる)に書いてある。おおげさに感じます。それから、もう終わったことです。いまさらという気持ちも湧きます。著者はあせっているのか……
財務省のことが書いてあります。
『税金』の話です。
ときおり、税収が増えたと、いいことがあったかのようなニュースが流れます。
税収が増えることは、本当にいいことなのだろうか。
喜ぶのは、税金徴収とそれをもとに予算をつくたり、執行したりする関係者だけではなかろうか。
財務省という組織の体質は、芸能事務所と同じ、カルト教団(教団の上層部が、信者から財産を搾取(さくしゅ。ぶんどる。しぼりとる)する)と同じというような書きぶりです。
アベノミクスについて書いてあります。
2012年(平成24年)12月発足第二次安倍晋三政権の政策です。
おもに、異次元の金融緩和と財政出動です。大規模な資金供給拡大があったとあります。
物価が下がる。給料が上がらないという時代が長らく続いていたが改善のきざしがあった。それなりの良い効果があった。
2014年(平成26年)4月に消費税を5%から8%に上げたとたん、経済は冷えた。アクセルを踏みながらブレーキを踏んだようなものだった。
いろいろ書いてあります。
内容は、国から(財務省から)、補助金(利益)を受けている有名人・有名企業は、国の(財務省の)味方である。(だから、増税に賛成する。利益をもらったお返しに、増税をPRするための広告塔の役割を果たす。もちつもたれつ)ということです。
そして、財務省の方針(増税)に反対する個人や法人には、税務調査に入って、不正があったとして、税金を追加徴収して、さらしものにするという制裁を課すのです。税務職員には、裁量権があるので、グレーゾーンにあたる行為に対しては、特定の意思をもって、いやがらせが合法的にできるそうです。
お金と人事の権力をもっている幹部や特定の職員が頂点に立って、政治家も国民も自らの支配下に置こうとしているのです。(なんだかすごい話です。極端な表現もあるような気もしますが……)
財務省内では、増税を『勝ち』、減税を、『負け』と呼ぶそうです。
『勝ち』を続けた人が、天下りができて得をするそうです。天下りができる人の数はそれほど多くはないらしい。(そこまでしてお金が欲しいのか)。
『増税』でふえた税収は、どこへ行ったのだろう?
著者は、景気上昇のために、消費税の減税を強く訴えています。
景気を良くして、所得税の税収を増やすことが社会を良くすると判断されています。
増税に代わる保険料の引き上げは、邪道(じゃどう。正しくないやりかた)だと主張されています。
83ページに、『高齢者は年金をもらいすぎている?』という項目があります。
わたしは、年金は、長生きをした人が得をする制度だと思っています。こまかくいえば、年金をもらう前に亡くなれば、納めた年金保険料はパーになるし、超高齢まで生きれば、納めた年金保険料よりも得をします。
基本的には、年金制度は世代間の支え合いですが、ふつうに考えると、貯金的感覚で、自分が納めた年金保険料という貯金を、歳をとって働けなくなったから食いつぶしていくという体感があります。
わたしはまず、これまでに自分がいくら年金保険料を納めたかを計算します。サラリーマンは給料からしっかり各種税金も各種保険料も差し引かれます。
次に、事業主負担がいくらだったかを把握します。合計の年金保険料をこれから先、何年生きたらペイ(消化、消費、元をとれる)できるかを計算します。事業主負担については、事業主が支払った年金保険料(個人が払う額と同額)ですが、わたしは、朝早くから夜遅くまで働いたサービス残業(無料奉仕。タダ働き)の分や仕事関係で自腹を切った自己負担分が事業主負担分だという理屈で自分の気持ちを納得させています。
預金や国債の利子もあったとして計算した合計額は、けっこう長く生きないと元は取り戻せません。
そして命は、いつ尽きるのかはわかりません。
高齢者が年金をもらい過ぎているという実感はありません。なぜなら、自分がすでに納めた保険料という自分のお金を返してもらっているという意識があるからです。
サラリーマンとして、イヤな仕事に耐え続けて年金保険料を納付してきた結果です。後ろめたさはありません。とても長い歳月にわたる忍耐と努力と根性の成果なのです。
権力者たちは、みんなグル(悪い仲間)で、自分たちの利益のために徒党(ととう。良からぬことをたくらむ集まり)を組んでいるというような書き方がしてあります。(すべてとは思えませんが、あたっている面もあるのでしょう。上級国民は、法に守られるのです)。
ときに、職務に忠実な正義を訴える公務員がうつ病になって自殺してしまいます。それでも悪人はケロっとしています。責任は感じません。責任を感じるような脳みそはもっていないのです。
お金と人事権をもっている部署は強い。
教科書に書いてある、『三権分立(さんけんぶんりつ。立法、行政、司法は、各自独立していて、権力の濫用(らんよう。むやみやたらに使う)はしないで、国民の権利と自由を守る』ということは、ないのです。特定の人と組織を守るのです。
本を読みながら、昔、公務員が不祥事をおかして損害を与えたときは、まずは、自治体なりが、賠償をして、その後、自治体なりが、不祥事をおかした本人に賠償請求をすると習ったことがありますが、あれは、そう文章に書いてあっただけで、現実に実行はされていないということなのだろうかと思いました。
『第3章 日航123便はなぜ墜落したのか』
すごいことが書いてあります。映画にできそうな内容です。
御巣鷹山(おすたかやま)に日航ジャンボ機が墜落して大事故になったとき、わたしは、帰省した九州福岡の実家でその時、そのテレビニュースを見ていました。
夕方のニュースでした。自分も飛行機で帰省をしていたので、他人事とは思えませんでした。大きなショックを受けました。
速報があったそのときは、たしかまだ、事故があったらしいジャンボジェット機の機体がどこにいるのか見つからないという報道でした。(自衛隊が墜落現場を特定したのは、公式発表で、翌朝4時39分とされている)。
ところが、それはウソだったと本に書いてあります。機体は、墜落直後に見つかっていた。自衛隊機の小型ジェット機が二機、ジャンボ機の後ろを飛んでいた。米軍機もすみやかに現場に到着していた。米軍のヘリも救援に駆け付けた。しかし、救出活動にストップがかかった。
そんな恐ろしい話が書いてあります。さらに、事故原因は、その後公表されたジャンボ機の機体後部にある圧力隔壁が破損したことによるものではない。圧力隔壁の破損が、過去の尻もち事故の修理に欠陥や問題があったのではない。そのとき自衛隊が実験だか練習だかで、なんとか(可能性として、「対艦誘導弾」)を発射したら、それが、偶然日航ジャンボ機の尾翼のまんなかあたりに当たってしまったそうです。だから、自衛隊はあわてて、二機の小型ジェット戦闘機で乗客乗員500人以上が乗ったジャンボ機を追いかけたのです。
そんな話、初めて聞きました。さらに、そのことに引き続いて、ひどい話がどんどん書いてあります。乗客乗務員の命は、国家の不祥事を隠すために犠牲になったのです。救出活動をすみやかに実行すれば、助かった命があった。
読み始める前、最初はこの部分を、航空機事故についてなにか問題があったようだが、いかんせん、もうずいぶん前のことだ、いまさらという気分で読み始めました。
1985年(昭和60年)8月12日18時12分発日本航空123便羽田→伊丹。18時56分群馬県にある御巣鷹山の尾根に墜落した。乗員乗客524人中520人が死亡した。
読んで、かなりショックを受けました。政府を始め、権力者たちはひどいことをします。そして、報道機関もグル(悪だくみの仲間)です。
裁判は、法律論で結論付けられる。人間の感情は度外視される。どがいし:無視される。
そうか、あれは、嘘(うそ)だったのか。
昔は、『(秘密を)墓場まで持って行く』と言ったものですが、最近は、持って行かない人が出てきました。
お互いに権利義務関係がなくなって、生活の糧(かて。お金)の心配がなくなると、がまんしていたものをがまんしなくてもすむようになります。
事故や事件を実行した関係者が亡くなると、公表の自由が保障されたりもします。
本当のことがわかる世の中に変化してきています。
それでも、亡くなった命が生き返ることはありません。人の世は非情です。
事実を確認できる証拠が示されていきます。
一般的に事件とか、事故の真実には、驚くべきものがあります。
本当のことは、当事者とそのそばにいて深く関りになる立場の者にしかわかりません。(報道等は、うわべだけのことです)。数式を解くように、公式とか論理で事実が進行していくわけではありません。
まさか、そんなことがあったのか、(普通は考えられないチョンボ(失策、エラー。うっかりミス))ということがあります。
あわせて、トラブルとか、チョンボは、単体で順番に起きるわけではありません。
複数のチョンボが、同時進行で、起きます。関連のないものが、最後に関連をもって、大きな事故や事件につながります。
だから、責任者の立場にある人は、危機管理の気持ちをゆるめてはいけないのです。チョンボは避けられません。だけど、被害を最小限に食い止める努力は、毎日必要です。
読みながらそんなことを考えました。
自衛隊は本当に国民を守ってくれるのだろうか。
自衛隊が守るのは、自衛隊という組織と自衛隊の関係者だけではなかろうか。
同様に、警察も、警察という組織と警察職員を守るためにあるのではなかろうか。
読んでいると、いろいろな不信感が増幅していきます。
マスコミも同様のパターンに思えてきます。
それが人間界の現実と限界なのでしょう。
考えが、『人間とは何か』にまで及んでいきます。
お金もうけは、じょうずに人心をあやつって、できるだけ多くの人から薄く広くお金を集めた人が成功するものと思えてきます。
日航ジャンボ機は、神奈川県にある横田基地に緊急着陸したかった。
だれかが、あるいは、どこかの組織が、その願いをはばんだ。
横田基地への着陸をあきらめたジャンボ機は、長野県内にあったレタス畑に着陸を考えた。それもかなわなかった。
証拠隠滅のために、自衛隊の特殊部隊が、証拠を焼いた。(第4エンジン)。
ジャンボジェット機に備え付けられていたブラックボックス(ボイスレコーダーとフライトレコーダー)を調べればわかるが、非公開となっている。情報開示をしない。もし公開しても、改ざん(変更)された情報が発表される可能性がある。
そんなことが書いてあります。
結局、権力者と権力を持つ組織は信用できない。
彼らは、自分たちの都合のよいように、歴史を書き換えてしまう。(外国ではありそうなことです)。
『第4章 日本経済墜落の真相』
プレゼンス:存在感。
歴史が流れていく中で、衰退していく日本企業の経済活動を解説されています。
繁栄を誇った1980年代(昭和55年代)がありました。
日航ジャンボ機墜落事故が、1985年(昭和60年)8月12日です。
同年9月22日プラザ合意(ニューヨークにあるプラザホテルに先進5か国の代表者が集まって、日本円の急激な円高をもたらす合意がなされた。1ドル240円台が、1987年年末に120円台まで円高になった。日本の輸出商品の現地価格がとても高くなった。(円高は、日本経済にマイナスの影響を与える)。輸出総額が年々減っていった。
1986年(昭和61年)9月2日に、日米半導体協定が締結された。(わたしは、この部分を読んでも理屈を理解することができませんが、世界シェア50%を超えていた日本の半導体産業は、このあとぼろぼろになったと書いてあります)
日航ジャンボ機墜落事故の原因をボーイング社に押し付けた反動(反作用)として、日本は米国の要求を飲んだという理屈立てになっています。
読んでいて、なかば信じられないのですが、現実には、そういうことってあるのだろうなあという気分になります。
責任は取りたくないけれど地位と名誉とお金が欲しい人が責任者になっているという構図です。あれこれ、策略を考えて、自分や自分の組織だけのために作戦を立てて実行する人です。
著者は、政府とか、国の幹部職員、日銀のやりかたを批判しています。
わたしもリアルタイムであの渦巻の中にいるような時代にいたわけで、思い出してみると、住宅ローンは高金利であり、ああもう自分は、一生、中古マンションも買えないとあきらめた時期がありました。
株式の持ち合い:取引関係にある企業間で、お互いに株式を持ち合う仕組み。企業の乗っ取り防止策。
不動産担保金融:金融機関が不動産を担保にとって融資をする。
不良債権:担保割れ。担保にした不動産に十分な価値がない。
2001年(平成13年)4月自民党総裁選がありました。小泉純一郎首相が誕生しました。
そのときのニュース番組でのご自身の質問発言をとても後悔されています。そのことが、小泉純一郎内閣の誕生につながったと判断されています。メンバーは、橋本龍太郎氏、麻生太郎氏、亀井静香氏、小泉純一郎氏です。コメントをしていた著者の前振りの言葉を起点にして、そのとき、小泉純一郎氏から、『私は自民党をぶっこわす。構造改革だ!』という発言が飛び出しています。小泉劇場が開幕したとあります。
アメリカ合衆国有利の政策がなされた。日本はアメリカの言いなりになった。
郵政民営化と不良債権処理だった。
元本保証のある郵便貯金を、元本保証のない投資信託に誘導する。
国民がコツコツ貯めてきたばく大な郵便貯金を、投資に回してもらって、そのお金を外国のハゲタカ組織が狙う(ねらう)という構図を解説されています。
読み終えると、もう日本の未来はだめなのかなあと、元気がなくなる本でした。
2024年11月20日
『PIN(ピン)』を設定する。
『PIN(ピン)』を設定する。
以前使っていて、引き出しにしまってあるノートパソコンのDドライブに保存してあるエクセルファイルのデータが必要になりました。
1年以上立ち上げていなかったのですが、電源を入れて、画面が現れて(あらわれて)、PINの入力を求められました。PINを忘れました。
いくつか、これだったんじゃなかろうかというようなものを入力してみましたが、ノートパソコンは受け付けてくれません。
しかたなく、パスワードを入力して立ち上げました。(PINかパスワードか、どちらでも立ち上げることができます)
必要なデータをUSBメモリにコピーしました。
やることをやったので、ノートパソコンは再び必要になるまで保管したままになります。
あるいは、もう立ち上げることがないのかもしれません。
迷いました。
ネットにつながれば、パスワードで立ち上がるからこのままにしておこうか。
終活をする立場のわたしです。
わたしが死んだあと、パソコンを開くことができなくて困ることがあるかもしれないと思い、PINを設定することにしました。
何度も失敗を繰り返してうまくいかなかったのですが、チャレンジを始めて、三日目にきちんとPINを設定することができました。
途中、ノートパソコンから、『間違えた回数が多すぎる』とか、メールを送るから暗号(番号)みたいなものを入力してくれとか、いろいろ要求がありました。(二重認証システム)
ウィルス対策ソフトを更新してくれとかで、再起動をしたりして時間がかかりました。
やりとげてみれば、達成感で心が満たされたのでした。
PIN(ピン):そのパソコンだけで通用する英数字。そのパソコンを立ち上げることができる。他者からの遠隔操作で悪用されることはない。
パスワード:他人に知られると、遠隔操作で悪用されることがある。
そんなふうに違いを理解しています。
以前使っていて、引き出しにしまってあるノートパソコンのDドライブに保存してあるエクセルファイルのデータが必要になりました。
1年以上立ち上げていなかったのですが、電源を入れて、画面が現れて(あらわれて)、PINの入力を求められました。PINを忘れました。
いくつか、これだったんじゃなかろうかというようなものを入力してみましたが、ノートパソコンは受け付けてくれません。
しかたなく、パスワードを入力して立ち上げました。(PINかパスワードか、どちらでも立ち上げることができます)
必要なデータをUSBメモリにコピーしました。
やることをやったので、ノートパソコンは再び必要になるまで保管したままになります。
あるいは、もう立ち上げることがないのかもしれません。
迷いました。
ネットにつながれば、パスワードで立ち上がるからこのままにしておこうか。
終活をする立場のわたしです。
わたしが死んだあと、パソコンを開くことができなくて困ることがあるかもしれないと思い、PINを設定することにしました。
何度も失敗を繰り返してうまくいかなかったのですが、チャレンジを始めて、三日目にきちんとPINを設定することができました。
途中、ノートパソコンから、『間違えた回数が多すぎる』とか、メールを送るから暗号(番号)みたいなものを入力してくれとか、いろいろ要求がありました。(二重認証システム)
ウィルス対策ソフトを更新してくれとかで、再起動をしたりして時間がかかりました。
やりとげてみれば、達成感で心が満たされたのでした。
PIN(ピン):そのパソコンだけで通用する英数字。そのパソコンを立ち上げることができる。他者からの遠隔操作で悪用されることはない。
パスワード:他人に知られると、遠隔操作で悪用されることがある。
そんなふうに違いを理解しています。