2014年03月15日
人生、ブラボー! 映画 DVD
人生、ブラボー! 映画 DVD
2011年、フランス語によるカナダ映画です。観終えて、カナダ国というのは、今まで、米国の属国だと思っていましたが、そうではなく、フランス国なのだという、目からウロコが落ちた思いがしました。
実家の精肉店で運転手をする独身息子ダヴィッドは、88年から90年の若い頃に精子提供のアルバイトをしていた。20年ぐらいが経過して、提供した精子で生まれたこどもたちが、裁判で原告団を結成して、自分たちの父親探しを始めたというものです。原告団の数は、142人で、子どもたちの数は500人を超えています。なかなかおもしろい設定です。
ダヴィッドは、自分が父親であることを伏せて、こどもたちひとりひとりに会いに行き始めます。こどもといっても、もう20才前後です。
俳優志望の息子を助けるシーンが良かった。こどもたちは、それぞれ、幸せではありません。しかし、ダヴィッドが関与することで、幸せへの道が開けていきます。ハッピー路線の映画です。現実には個々にお金の話をはじめとした権利義務関係が発生するのですが、映画はそれらの点を切り捨てています。
だれしも人生の転機があります。ダヴィッド自身も、さえない借金をかかえた独身者です。交際相手はいるけれど、収入が少ないから結婚までに至れません。皮肉なことに、恋人が妊娠しても手放しで喜べません。人生最高の出来事が最悪の出来事扱いなのです。恋人女性は、ダヴィッドに生活力がないから、自分ひとりで子どもを育てていくと宣言します。
個々のセリフがいい。ひとことひとことにジンときました。気持ちをセリフに出さずに演技で感情を表現するところもいい。良作でした。
2011年、フランス語によるカナダ映画です。観終えて、カナダ国というのは、今まで、米国の属国だと思っていましたが、そうではなく、フランス国なのだという、目からウロコが落ちた思いがしました。
実家の精肉店で運転手をする独身息子ダヴィッドは、88年から90年の若い頃に精子提供のアルバイトをしていた。20年ぐらいが経過して、提供した精子で生まれたこどもたちが、裁判で原告団を結成して、自分たちの父親探しを始めたというものです。原告団の数は、142人で、子どもたちの数は500人を超えています。なかなかおもしろい設定です。
ダヴィッドは、自分が父親であることを伏せて、こどもたちひとりひとりに会いに行き始めます。こどもといっても、もう20才前後です。
俳優志望の息子を助けるシーンが良かった。こどもたちは、それぞれ、幸せではありません。しかし、ダヴィッドが関与することで、幸せへの道が開けていきます。ハッピー路線の映画です。現実には個々にお金の話をはじめとした権利義務関係が発生するのですが、映画はそれらの点を切り捨てています。
だれしも人生の転機があります。ダヴィッド自身も、さえない借金をかかえた独身者です。交際相手はいるけれど、収入が少ないから結婚までに至れません。皮肉なことに、恋人が妊娠しても手放しで喜べません。人生最高の出来事が最悪の出来事扱いなのです。恋人女性は、ダヴィッドに生活力がないから、自分ひとりで子どもを育てていくと宣言します。
個々のセリフがいい。ひとことひとことにジンときました。気持ちをセリフに出さずに演技で感情を表現するところもいい。良作でした。
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