2023年02月15日
おはよう! しゅうしゅうしゃ 竹下文子・作 鈴木まもる・絵
おはよう! しゅうしゅうしゃ 竹下文子・作 鈴木まもる・絵 偕成社
ごみしゅうしゅう車のおはなし絵本です。
作業員さんたちのおかげで、清潔な暮らしができると、こどもたちに教えたい。
絵を描いた鈴木まもるさんの作品は『せんろはつづくどこまでつづく 金の星社』で楽しんだことがあります。作者はたしかこの本と同じく竹下文子さんでした。ほかに『せんろはつづく』『せんろはつづくまだつづく』という作品もありました。
カラスたちは生ごみしゅうしゅうの天敵です。
うちもこないだやられました。
うちの奥さんが玄関前で悲鳴をあげていました。
さっき出した生ごみぶくろをカラスがつついてぐちゃぐちゃにしていました。
忍者みたいなやつです。カラスは。ひっそりと、こっそりと、ごみ袋をあさっていました。
絵を見ます。
作業員の姿に動きがあります。
本当に道路上を走っているようです。
どこにでもある朝の風景です。
出勤するおとうさんたちがいます。
通学する中学生や高校生たちがいます。
もちろん小学生もいます。
ごみ袋をぶらさげてあわてて走ってくるどこかのサラリーマンパパもいます。
さだまさしさんの歌で『関白失脚(かんぱくしっきゃく)』という歌があります。お父さんが、たしか、右手に定期券、左手に生ごみぶくろをさげて走っているのです。いい歌です。
団地のようなマンション群があります。
ごみの分別を守りましょう。
共同住宅だと、だれが出したのかわからないので、ごみ出しルールを守らない人がいます。
ごみを出したあと散らかっていても、自分が出したんじゃないと、知らん顔をする人がいます。
絵本を読みながらこどもには、そんなおとなになっちゃいけないと教育します。
片づけをきちんとできない人は、仕事もきちんとできないに違いない。
インターネットが発達しました。
粗大ごみの申し込みは、ネットで申し込みができるようになりました。
電話申し込みの時は、なかなかつながりませんでした。
22ページに、ちゃっかり絵本の宣伝が入れてあります。
『のりもの絵本フェア!!』です。
パトカー、宅配便、バス、はしご車、クレーン、いろいろあります。
わたしがこどものころのごみ収集方法を思い出しました。
仕事のしかたがずいぶんちがいます。
半世紀以上前のいなかでは、たぶん役場に雇われたお年寄りが、リヤカーを引きながらごみを集めていました。
家の前に各世帯のごみ箱が置いてありました。うちは、木製のみかん箱を代用していました。
ずいぶん昔にわたしが書いたごみ収集に関する文章を見つけたので、このあと書いておきます。
絵本のシーンは、ごみ焼却工場になりました。
焼却工場に行ったことはありますか?
わたしは行ったことがあります。
ハイエース(人や物を運搬するための大きなワゴン車です)に仕事場で出たごみを積んで、自分で運転して、同僚といっしょに、ごみ処分場にごみを搬入しました。大きな工場でした。
絵本の絵は、マンガのようで、こどもさんには好まれるでしょう。
いい雰囲気の絵です。
色もきれいでわかりやすい。
夕映えの景色がきれいでした。
『ごみ収集のおじいさん』
小学生のころ住んでいた栃木県の山奥にある町は、冬は雪国でした。
長屋の前には、各家庭のごみ箱が置いてありました。
木製のみかん箱に各自が思い思いに工夫して、ふたをかぶせてありました。
長屋の間取りは、玄関を入ってすぐが台所、その左隣が4畳半和室、奥が6畳の和室、その向こうが少し広い庭でした。
トイレとお風呂は、自宅から離れたところにあり共同でした。
父は、毎朝、午前6時半ころ、自転車で職場にでかけます。
母と弟とわたしが4畳半の和室で朝食を食べていると、突然無施錠の玄関の引き戸が開いて、おじいさんが何も言わずにうちの家の中に入ってきて、玄関と台所の境目にある少し高い段差のある板の間をイスのようにして腰かけます。
母が、おじいさんに、お茶とミカンを出して『ごくろうさま』らしきことを言います。
おじいさんは『アーッ』と声を出す程度でした。
しばらくすると、おじいさんはゴニョゴニョとか言って家を出て行ってしまいます。
おじいさんの仕事はごみの収集で、各家庭の家の前に置いてある木製のごみ箱からごみを出して、自分が引っ張っているリヤカーに積んで運んでいたのです。
町役場から依頼されて行っている仕事だったのでしょう。
小学生のわたしが一度話しかけるとおじいさんが、この家は気楽だから休憩がしやすいというような返事でした。
冬は雪が降り積もる中、ごみを乗せたリヤカーを引っぱって行く作業は、さぞかしたいへんだっただろうと思います。
ごみしゅうしゅう車のおはなし絵本です。
作業員さんたちのおかげで、清潔な暮らしができると、こどもたちに教えたい。
絵を描いた鈴木まもるさんの作品は『せんろはつづくどこまでつづく 金の星社』で楽しんだことがあります。作者はたしかこの本と同じく竹下文子さんでした。ほかに『せんろはつづく』『せんろはつづくまだつづく』という作品もありました。
カラスたちは生ごみしゅうしゅうの天敵です。
うちもこないだやられました。
うちの奥さんが玄関前で悲鳴をあげていました。
さっき出した生ごみぶくろをカラスがつついてぐちゃぐちゃにしていました。
忍者みたいなやつです。カラスは。ひっそりと、こっそりと、ごみ袋をあさっていました。
絵を見ます。
作業員の姿に動きがあります。
本当に道路上を走っているようです。
どこにでもある朝の風景です。
出勤するおとうさんたちがいます。
通学する中学生や高校生たちがいます。
もちろん小学生もいます。
ごみ袋をぶらさげてあわてて走ってくるどこかのサラリーマンパパもいます。
さだまさしさんの歌で『関白失脚(かんぱくしっきゃく)』という歌があります。お父さんが、たしか、右手に定期券、左手に生ごみぶくろをさげて走っているのです。いい歌です。
団地のようなマンション群があります。
ごみの分別を守りましょう。
共同住宅だと、だれが出したのかわからないので、ごみ出しルールを守らない人がいます。
ごみを出したあと散らかっていても、自分が出したんじゃないと、知らん顔をする人がいます。
絵本を読みながらこどもには、そんなおとなになっちゃいけないと教育します。
片づけをきちんとできない人は、仕事もきちんとできないに違いない。
インターネットが発達しました。
粗大ごみの申し込みは、ネットで申し込みができるようになりました。
電話申し込みの時は、なかなかつながりませんでした。
22ページに、ちゃっかり絵本の宣伝が入れてあります。
『のりもの絵本フェア!!』です。
パトカー、宅配便、バス、はしご車、クレーン、いろいろあります。
わたしがこどものころのごみ収集方法を思い出しました。
仕事のしかたがずいぶんちがいます。
半世紀以上前のいなかでは、たぶん役場に雇われたお年寄りが、リヤカーを引きながらごみを集めていました。
家の前に各世帯のごみ箱が置いてありました。うちは、木製のみかん箱を代用していました。
ずいぶん昔にわたしが書いたごみ収集に関する文章を見つけたので、このあと書いておきます。
絵本のシーンは、ごみ焼却工場になりました。
焼却工場に行ったことはありますか?
わたしは行ったことがあります。
ハイエース(人や物を運搬するための大きなワゴン車です)に仕事場で出たごみを積んで、自分で運転して、同僚といっしょに、ごみ処分場にごみを搬入しました。大きな工場でした。
絵本の絵は、マンガのようで、こどもさんには好まれるでしょう。
いい雰囲気の絵です。
色もきれいでわかりやすい。
夕映えの景色がきれいでした。
『ごみ収集のおじいさん』
小学生のころ住んでいた栃木県の山奥にある町は、冬は雪国でした。
長屋の前には、各家庭のごみ箱が置いてありました。
木製のみかん箱に各自が思い思いに工夫して、ふたをかぶせてありました。
長屋の間取りは、玄関を入ってすぐが台所、その左隣が4畳半和室、奥が6畳の和室、その向こうが少し広い庭でした。
トイレとお風呂は、自宅から離れたところにあり共同でした。
父は、毎朝、午前6時半ころ、自転車で職場にでかけます。
母と弟とわたしが4畳半の和室で朝食を食べていると、突然無施錠の玄関の引き戸が開いて、おじいさんが何も言わずにうちの家の中に入ってきて、玄関と台所の境目にある少し高い段差のある板の間をイスのようにして腰かけます。
母が、おじいさんに、お茶とミカンを出して『ごくろうさま』らしきことを言います。
おじいさんは『アーッ』と声を出す程度でした。
しばらくすると、おじいさんはゴニョゴニョとか言って家を出て行ってしまいます。
おじいさんの仕事はごみの収集で、各家庭の家の前に置いてある木製のごみ箱からごみを出して、自分が引っ張っているリヤカーに積んで運んでいたのです。
町役場から依頼されて行っている仕事だったのでしょう。
小学生のわたしが一度話しかけるとおじいさんが、この家は気楽だから休憩がしやすいというような返事でした。
冬は雪が降り積もる中、ごみを乗せたリヤカーを引っぱって行く作業は、さぞかしたいへんだっただろうと思います。
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