2023年02月09日

めくってわかる*からだのしくみ 人体絵本

めくってわかる*からだのしくみ 人体絵本(じんたいえほん) ジュリアーノ・フォルナーリ・作 加藤季子(かとう・すえこ)・訳 ポプラ社

 こどもさん向けの人体解剖図です。
 とてもいい本です。
 今年読んで良かった一冊になりました。
 外国の本を日本語に翻訳してあります。

 縦長の絵本で、上部でとじてあり、ページをめくりあげる形式です。
 人間の体が、縦長に描いてあって、体内の部分をめくるというしかけ絵本になっています。めくるとさらに、からだの内部がわかるようになっています。

 医師や看護師、医療業務関係者、福祉業務関係者、スポーツ、マッサージ、整体などの体を扱う関係者が読む本のようです。
 こどもさんが、将来それらの道をめざすきっかけになる絵本かもしれません。
 
 「からだのなりたち」が書いてあります。しくみとはたらきもわかりやすい。
 内容はそれほどむずかしいものではありません。わかりやすい人体解剖図です。
 解体新書を記した杉田玄白の気持ちがわかります。わくわくしたことでしょう。
 杉田玄白(すぎた・げんぱく):江戸時代の蘭学医(らんがくい)。1733年-1817年。83歳没。1774年『解体新書』を刊行。

 からだの骨は全部で206個ある。
 がいこつの図は、こどものころにテレビで見た『黄金バット』を思い出させてくれます。
 がいこつ図を見ていて、人間のからだは、奇跡のかたまりに思えてきます。

 項目として、
(1)からだのなかをみてみよう
(2)骨格と脳と神経
(3)筋肉の働き
(4)血液と呼吸と生殖
(5)消火器と泌尿器

 命の誕生の仕組みがわかります。
 人間の体の不思議さと神秘が伝わってきます。(しんぴ:神さまがしたことではないかと思えるようなこと)
 性教育に使える本です。
 行為についての説明があります。
 愛情があってこその合体です。
 
 「大腸」は、自分が思っていたよりもけっこう上の位置から始まっていました。
 
 すごい本でした。

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