2023年01月30日
相棒 シーズン14 第17話・第18話・第19話 2016年
相棒 シーズン14 第17話「物理学者と猫」第18話「神隠しの山」 第19話「神隠しの山の始末」2016年2月・3月放送分(平成28年) 動画配信サービス
「第17話 物理学者と猫」
うまくつくってあります。感心しました。
始まって20分ぐらいで犯人が確定してしまい結末を迎えて、どうするのだろうと見ていた思ったら、時間が逆行して、異なるパターンが始まりました。
パターンによって犯人が変わるのです。時間がいったりきたりします。人が生きたり死んだりします。こういう話のつくり方ってあるのだなあ。
堀井という物理学教授を中心にミステリーがつくってあります。
鍵を握る言葉として『RT』意味は『再検討』です。聞き漏らしましたが、TはThinkスインクで、もういちど考えねばというように聞こえました。つまり、もういちど考え直す必要がある。Reconderかもしれません。
もうひとつの文章が『シュレディンガーの猫』というものです。猫が生きている世界と猫が死んでいる世界が重なっているそうです。カゴに猫が入れられていて、カゴのフタを開けた瞬間に猫の生死が確認できるそうです。(凡人にはわかりかねます。わかったような、わからないようなです)
人が死ぬ原因が、液体窒素漏れです。自分が、皮膚科でイボみたいな小さいブツブツを焼いて除去してもらった時に使われました。なんというか、液体ですがすぐ気化するような白い気体でした。綿棒で液体を患部に付けて焼くのです。ちょっと痛くて熱い感触があります。
物理の教授は変わった人です。教授の脳みそのなかにある世界が複数のパターンで映像化されていきます。
なんだか、大学の先生が、簡単に人を殺してしまうのですが、逮捕されたあとの自分の人生がどんなにひどい目にあうかとか、服役が終了したとしても、出所後の自分の生活がどうなるのか想像できないのだろうかとか。再就職したいときに、履歴書に無職期間の理由を書きにくい。そんなこともわからない頭脳で、それでも大学の先生なのだろうかと、途中思ってしまいました。
嫌いな人をどうしても殺したい大学の先生です。やれやれ。逮捕有罪となれば、自分の親族まで社会的制裁を浴びてしまいます。まじめに努力して、コツコツと実績を積み上げていくのが一番なのに。
最後の大どんでん返しには、観ていてひっかかりました。
たいしたものです。
お金とかポスト(学者の地位。名誉)とか、夫婦仲のうまくいかなさとか、いろいろあります。
相手をなになに先生と呼ぶ世界は、凡人から見ると異様です。
人間というものは、複雑で愛情深いもの。
研究者の世界が人間ドラマとしてドラマチック(感情をゆさぶる)に描かれていました。
空間にものをつくる。
猫と電話機の受話器はずれが、きっかけ、ヒントにもつながりました。つくりがうまい。
「第18話 神隠しの山」
一話完結かと思って見ていたら次に続くだったのでびっくりしました。
内容はつかみどころのないお話で、何が言いたいのだろうかと思いながら見ていました。
都市伝説です。東京都と山梨県の間にある夕霧岳に登ると、山道に迷って白いスーツ男のオバケが出てきて誘われて行方不明になるという下地です。冠城亘(かぶらぎ・わたる)はそのオバケを見たことがあるらしい。(この件は、おもしろおかしくオチがつきます)
杉下右京も崖から落下して行き先不明になるのです。実態は、山の中の一軒家で過ごします。その家の夫婦に助けられますが、杉下右京はやがて犯罪に巻き込まれます。
夫婦はグルの犯罪者で、村人若い女性のつきまとい男が悪(ワル)のようですが、はっきりしません。
杉下右京はピンチに陥ります。(おちいります)
「第19話 神隠しの山の始末」
うーむ。なかなか出来栄えのいい終わり方でした。
映像に出ていましたが「公衆電話」の数は減りました。
いなかでは、路線バスの路線の数も減少したことでしょう。
生れてくるこどもの数も減りました。
結婚する男女カップルも減りました。
何が増えたのだろう。
あと40年ぐらいすると、ひとり暮らし高齢者ばかりが増えるのでしょう。
もうそのころわたしはこの世にはいない。
あとはよろしく。
(ぼんやりそんなことを考えながら、ミステリーのなぞ解きを杉下右京から聴きました)
過疎の村は運営が厳しい。
話題づくりが必要なのです。
根は正直でいい人たちが、お金集めのために利用されて悩みます。
以前読んだ本で、世界をひとり旅した女性が書いていました。『世界は誤解と錯覚で成り立っている』
上手にイメージづくりをしたところにお金が落ちる。そう考えることができます。
組織を管理運営する立場にある人には『責任』があります。
『責任』を果たすためには、人が死んでもしかたがないという理屈が通るのです。
背徳(はいとく):道徳にそむくこと。人の道にはずれること。
「第17話 物理学者と猫」
うまくつくってあります。感心しました。
始まって20分ぐらいで犯人が確定してしまい結末を迎えて、どうするのだろうと見ていた思ったら、時間が逆行して、異なるパターンが始まりました。
パターンによって犯人が変わるのです。時間がいったりきたりします。人が生きたり死んだりします。こういう話のつくり方ってあるのだなあ。
堀井という物理学教授を中心にミステリーがつくってあります。
鍵を握る言葉として『RT』意味は『再検討』です。聞き漏らしましたが、TはThinkスインクで、もういちど考えねばというように聞こえました。つまり、もういちど考え直す必要がある。Reconderかもしれません。
もうひとつの文章が『シュレディンガーの猫』というものです。猫が生きている世界と猫が死んでいる世界が重なっているそうです。カゴに猫が入れられていて、カゴのフタを開けた瞬間に猫の生死が確認できるそうです。(凡人にはわかりかねます。わかったような、わからないようなです)
人が死ぬ原因が、液体窒素漏れです。自分が、皮膚科でイボみたいな小さいブツブツを焼いて除去してもらった時に使われました。なんというか、液体ですがすぐ気化するような白い気体でした。綿棒で液体を患部に付けて焼くのです。ちょっと痛くて熱い感触があります。
物理の教授は変わった人です。教授の脳みそのなかにある世界が複数のパターンで映像化されていきます。
なんだか、大学の先生が、簡単に人を殺してしまうのですが、逮捕されたあとの自分の人生がどんなにひどい目にあうかとか、服役が終了したとしても、出所後の自分の生活がどうなるのか想像できないのだろうかとか。再就職したいときに、履歴書に無職期間の理由を書きにくい。そんなこともわからない頭脳で、それでも大学の先生なのだろうかと、途中思ってしまいました。
嫌いな人をどうしても殺したい大学の先生です。やれやれ。逮捕有罪となれば、自分の親族まで社会的制裁を浴びてしまいます。まじめに努力して、コツコツと実績を積み上げていくのが一番なのに。
最後の大どんでん返しには、観ていてひっかかりました。
たいしたものです。
お金とかポスト(学者の地位。名誉)とか、夫婦仲のうまくいかなさとか、いろいろあります。
相手をなになに先生と呼ぶ世界は、凡人から見ると異様です。
人間というものは、複雑で愛情深いもの。
研究者の世界が人間ドラマとしてドラマチック(感情をゆさぶる)に描かれていました。
空間にものをつくる。
猫と電話機の受話器はずれが、きっかけ、ヒントにもつながりました。つくりがうまい。
「第18話 神隠しの山」
一話完結かと思って見ていたら次に続くだったのでびっくりしました。
内容はつかみどころのないお話で、何が言いたいのだろうかと思いながら見ていました。
都市伝説です。東京都と山梨県の間にある夕霧岳に登ると、山道に迷って白いスーツ男のオバケが出てきて誘われて行方不明になるという下地です。冠城亘(かぶらぎ・わたる)はそのオバケを見たことがあるらしい。(この件は、おもしろおかしくオチがつきます)
杉下右京も崖から落下して行き先不明になるのです。実態は、山の中の一軒家で過ごします。その家の夫婦に助けられますが、杉下右京はやがて犯罪に巻き込まれます。
夫婦はグルの犯罪者で、村人若い女性のつきまとい男が悪(ワル)のようですが、はっきりしません。
杉下右京はピンチに陥ります。(おちいります)
「第19話 神隠しの山の始末」
うーむ。なかなか出来栄えのいい終わり方でした。
映像に出ていましたが「公衆電話」の数は減りました。
いなかでは、路線バスの路線の数も減少したことでしょう。
生れてくるこどもの数も減りました。
結婚する男女カップルも減りました。
何が増えたのだろう。
あと40年ぐらいすると、ひとり暮らし高齢者ばかりが増えるのでしょう。
もうそのころわたしはこの世にはいない。
あとはよろしく。
(ぼんやりそんなことを考えながら、ミステリーのなぞ解きを杉下右京から聴きました)
過疎の村は運営が厳しい。
話題づくりが必要なのです。
根は正直でいい人たちが、お金集めのために利用されて悩みます。
以前読んだ本で、世界をひとり旅した女性が書いていました。『世界は誤解と錯覚で成り立っている』
上手にイメージづくりをしたところにお金が落ちる。そう考えることができます。
組織を管理運営する立場にある人には『責任』があります。
『責任』を果たすためには、人が死んでもしかたがないという理屈が通るのです。
背徳(はいとく):道徳にそむくこと。人の道にはずれること。
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