2022年01月28日
ワケあり!?なるほど語源辞典
ワケあり!?なるほど語源辞典 監修・冨樫純一 絵・さがわゆめこ 編者・グラフィオ 金の星社
子どもさん向けだろうと思って読み始めましたが、小学校低学年にはむずかしすぎそうです。
51ページまで読んだところで、感想を書き始めます。全体は、143ページです。
言葉の語源です。本のカバーには『おまる』『うぐいす』『からだ』などが書いてあり、なにやら楽しそうです。
もくじを見ます。
第1章 人・体・生き物編
第2章 身近なコトバ編
第3章 伝統文化・宗教編
第4章 ことわざ・慣用句・外来語編
『体(からだ)』は、「からっぽだ」から体になった。わたしは、体は借り物だという意識をもっています。魂が(たましいが)体を借りているのです。
死んだら魂は体から抜けると解釈しています。ゆえに、遺体である死体の中には、もうその人はいないと感じています。抜け殻(がら)なのです。
『はは(母)』の発音は、大昔は『ぱぱ』だったそうです。パパは英語です。「はは」ではなく、「かあちゃん」が庶民の言葉のような気がします。
『いぬ』の語源です。犬は昔、「インイン」と鳴いていたそうな。ゆえに「いぬ」になったそうな。ふーむ。
『きゅうり』は、黄色く熟するから黄色い瓜で「きゅうり」だそうです。昔は、黄色くなってから食べていたのか。今は、緑色のときに食べます。
『さめ』は、「小さい目」という意味だそうです。なるほど。おもしろい。海のギャング「サメ」です。「シャチ」の語源はなんだろう。本には書いてありません。
『ねこ』は、よく寝る子だから「ねこ」なるほど。
昆虫や小動物、植物の語源がたくさん書いてあります。
さて、第2章を読みます。
小学校低学年のこどもでも興味をもって読める部分があります。
『ありがとう』は、有ることが難い(かたい。むずかしい)なかなかないことだ。だから、神さまに感謝するのだ。ゆえに「ありがとう」という流れだそうです。そうか。ありがたい言葉です。
『生きる』は、息をするから「生きる」という説明の文脈です。案外生きることは簡単なのかもしれない。息をし続ければ生き続けることができるのです。
思い悩むことがあったとしても息をし続ければいいのです。
『すばらしい』は『みすぼらしい』を嫌味(いやみ。相手に対していじわるで)で言った言葉だそうです。みすぼらしい、みすぼらしい、すぼらしい、すばらしい。意外でした。
触れた時に爪が痛いから『冷たい』なるほど。
『さようなら』さようならば。それじゃ。さらば。あばよ。さようならばよ。ごきげんよう。おさらば。それなら。そんなら。別れの言葉はいろいろあります。おもしろい。
『勉強』は中国から伝わってきた言葉で、いやいや努力することだそうです。自分が思うに、勉強とは、ひとりでコツコツ孤独にやるものです。飲食店や公共スペースの人がいっぱいいるところで人に囲まれて、テーブルの上に勉強道具を広げている学生さんたちは勉強しているふりをしているのです。
『おまる』小さい子にうけそうです。(うける:喜ぶ)おまるとは、『くそまる』ということ。くそはうんこで、まるは行為を表す。ふたつ合わせて、排便という意味だそうです。「うんこをする」くそまる。くそまる。おまる。と変化した。古事記や日本書紀に書いてあるそうです。人間の行為の基本です。食べて出す。
なかなかいい本です。
今年読んで良かった一冊になりました。
『世界』は仏教用語だそうです。『世』が、過去・現在・未来の時間。『界』が東西南北上下の空間。なるほど。納得しました。
テレビ番組『チコちゃんに叱られる』の問題になりそうなことがたくさん掲載されています。
47都道府県の由来は、おもしろみはありませんが、知識習得としての勉強にはなりました。
全体をとおして『万葉集』『古事記』『日本書紀』が起源とか説明の根拠です。「言葉」は、奈良・平安時代と江戸時代に発達した。枕草子とか源氏物語とか。
江戸時代をつくった徳川家康さんは偉大です。
小学校低学年の孫たちにはむずかしそうですが、いちおうこの本を与えてみます。
案外、興味をもってくれるかも。
『芝居(しばい)』芝の上に居てやるから芝居。なるほど。案外、単純な成り立ちの言葉もあります。
『だいじょうぶ』は、中国語からきた言葉だそうです。対立ばかりせず、隣国の人たちとは仲良くしたい。
『土壇場(どたんば)』は、斬首場(ざんしゅじょう。死刑を執行する所)だそうです。恐ろしい。死んじゃいます。
『ばか』は、サンスクリット語(ヒンドゥー教の言語)で「モハ(無知)」が変化したそうです。モハ、モハ、モハ、バカ。『瓦(かわら)』もまたサンスクリット語で、「カパーラ」カパーラ、カパーラ、カワラ。
遠い昔から国際交流は盛んだったとわかります。
『市松模様(いちまつもよう)』は、歌舞伎からきている。
鬼滅の刃の模様も市松模様ではなかろうか。
落語の『オチ』は、締めくくりの部分。
第4章はちょっとむずかしい。ことわざ・慣用句・外来語編です。
『青二才(あおにさい)』青は青い果実。二才はお魚の二才魚で、どちらも未熟という意味だそうです。
『頭隠して尻隠さず』が、鳥のキジのことだとは知りませんでした。サルのことだろうと思っていました。「見ざる聞かざる言わざる」からそう思ったのです。
『いたちごっこ』いたちごっこ、ねずみごっこと言って、延々と相手をつねるこどもの遊びだそうです。知らないことばかりです。
『うちあわせ(打合せ)』は、雅楽からきている。
『そりがあわない』は、日本刀の刃(やいば)と鞘(さや)の組み合わせからきている。なるほど。
『たぬきねいり』は、たぬきが寝たふりをする。(死んだふりをする)クマに会った時は、人間が死んだふりをする。
『つきとすっぽん』月もすっぽんも丸いけれど、ぜんぜん違う。
『W.C』というトイレをさす言葉は、日本でしか使われていないそうです。ウオーター・クローゼット(便所、手洗い場)
『トラベル』今では旅行は慰安ですが、昔は拷問のようなものだったそうです。トラベルの語源は拷問するときの器具だそうです。怖い。昔の旅行は、徒歩によるもで、かつ、盗賊や獣がいて危険だった。
『ハイジャック』「ハーイ、ジャック!」と乗務員に声をかけて、拳銃を向けて、航空機を乗っ取るところからきたそうな。本当だろうか。
『マニア』は、ギリシャ語で「狂気」。いまでは、良い意味で使われています。
『ミシン』は、機械「マシーン」からきている。なるほど。
ほかにもたくさん解説があります。
読んでいて楽しかった。
子どもさん向けだろうと思って読み始めましたが、小学校低学年にはむずかしすぎそうです。
51ページまで読んだところで、感想を書き始めます。全体は、143ページです。
言葉の語源です。本のカバーには『おまる』『うぐいす』『からだ』などが書いてあり、なにやら楽しそうです。
もくじを見ます。
第1章 人・体・生き物編
第2章 身近なコトバ編
第3章 伝統文化・宗教編
第4章 ことわざ・慣用句・外来語編
『体(からだ)』は、「からっぽだ」から体になった。わたしは、体は借り物だという意識をもっています。魂が(たましいが)体を借りているのです。
死んだら魂は体から抜けると解釈しています。ゆえに、遺体である死体の中には、もうその人はいないと感じています。抜け殻(がら)なのです。
『はは(母)』の発音は、大昔は『ぱぱ』だったそうです。パパは英語です。「はは」ではなく、「かあちゃん」が庶民の言葉のような気がします。
『いぬ』の語源です。犬は昔、「インイン」と鳴いていたそうな。ゆえに「いぬ」になったそうな。ふーむ。
『きゅうり』は、黄色く熟するから黄色い瓜で「きゅうり」だそうです。昔は、黄色くなってから食べていたのか。今は、緑色のときに食べます。
『さめ』は、「小さい目」という意味だそうです。なるほど。おもしろい。海のギャング「サメ」です。「シャチ」の語源はなんだろう。本には書いてありません。
『ねこ』は、よく寝る子だから「ねこ」なるほど。
昆虫や小動物、植物の語源がたくさん書いてあります。
さて、第2章を読みます。
小学校低学年のこどもでも興味をもって読める部分があります。
『ありがとう』は、有ることが難い(かたい。むずかしい)なかなかないことだ。だから、神さまに感謝するのだ。ゆえに「ありがとう」という流れだそうです。そうか。ありがたい言葉です。
『生きる』は、息をするから「生きる」という説明の文脈です。案外生きることは簡単なのかもしれない。息をし続ければ生き続けることができるのです。
思い悩むことがあったとしても息をし続ければいいのです。
『すばらしい』は『みすぼらしい』を嫌味(いやみ。相手に対していじわるで)で言った言葉だそうです。みすぼらしい、みすぼらしい、すぼらしい、すばらしい。意外でした。
触れた時に爪が痛いから『冷たい』なるほど。
『さようなら』さようならば。それじゃ。さらば。あばよ。さようならばよ。ごきげんよう。おさらば。それなら。そんなら。別れの言葉はいろいろあります。おもしろい。
『勉強』は中国から伝わってきた言葉で、いやいや努力することだそうです。自分が思うに、勉強とは、ひとりでコツコツ孤独にやるものです。飲食店や公共スペースの人がいっぱいいるところで人に囲まれて、テーブルの上に勉強道具を広げている学生さんたちは勉強しているふりをしているのです。
『おまる』小さい子にうけそうです。(うける:喜ぶ)おまるとは、『くそまる』ということ。くそはうんこで、まるは行為を表す。ふたつ合わせて、排便という意味だそうです。「うんこをする」くそまる。くそまる。おまる。と変化した。古事記や日本書紀に書いてあるそうです。人間の行為の基本です。食べて出す。
なかなかいい本です。
今年読んで良かった一冊になりました。
『世界』は仏教用語だそうです。『世』が、過去・現在・未来の時間。『界』が東西南北上下の空間。なるほど。納得しました。
テレビ番組『チコちゃんに叱られる』の問題になりそうなことがたくさん掲載されています。
47都道府県の由来は、おもしろみはありませんが、知識習得としての勉強にはなりました。
全体をとおして『万葉集』『古事記』『日本書紀』が起源とか説明の根拠です。「言葉」は、奈良・平安時代と江戸時代に発達した。枕草子とか源氏物語とか。
江戸時代をつくった徳川家康さんは偉大です。
小学校低学年の孫たちにはむずかしそうですが、いちおうこの本を与えてみます。
案外、興味をもってくれるかも。
『芝居(しばい)』芝の上に居てやるから芝居。なるほど。案外、単純な成り立ちの言葉もあります。
『だいじょうぶ』は、中国語からきた言葉だそうです。対立ばかりせず、隣国の人たちとは仲良くしたい。
『土壇場(どたんば)』は、斬首場(ざんしゅじょう。死刑を執行する所)だそうです。恐ろしい。死んじゃいます。
『ばか』は、サンスクリット語(ヒンドゥー教の言語)で「モハ(無知)」が変化したそうです。モハ、モハ、モハ、バカ。『瓦(かわら)』もまたサンスクリット語で、「カパーラ」カパーラ、カパーラ、カワラ。
遠い昔から国際交流は盛んだったとわかります。
『市松模様(いちまつもよう)』は、歌舞伎からきている。
鬼滅の刃の模様も市松模様ではなかろうか。
落語の『オチ』は、締めくくりの部分。
第4章はちょっとむずかしい。ことわざ・慣用句・外来語編です。
『青二才(あおにさい)』青は青い果実。二才はお魚の二才魚で、どちらも未熟という意味だそうです。
『頭隠して尻隠さず』が、鳥のキジのことだとは知りませんでした。サルのことだろうと思っていました。「見ざる聞かざる言わざる」からそう思ったのです。
『いたちごっこ』いたちごっこ、ねずみごっこと言って、延々と相手をつねるこどもの遊びだそうです。知らないことばかりです。
『うちあわせ(打合せ)』は、雅楽からきている。
『そりがあわない』は、日本刀の刃(やいば)と鞘(さや)の組み合わせからきている。なるほど。
『たぬきねいり』は、たぬきが寝たふりをする。(死んだふりをする)クマに会った時は、人間が死んだふりをする。
『つきとすっぽん』月もすっぽんも丸いけれど、ぜんぜん違う。
『W.C』というトイレをさす言葉は、日本でしか使われていないそうです。ウオーター・クローゼット(便所、手洗い場)
『トラベル』今では旅行は慰安ですが、昔は拷問のようなものだったそうです。トラベルの語源は拷問するときの器具だそうです。怖い。昔の旅行は、徒歩によるもで、かつ、盗賊や獣がいて危険だった。
『ハイジャック』「ハーイ、ジャック!」と乗務員に声をかけて、拳銃を向けて、航空機を乗っ取るところからきたそうな。本当だろうか。
『マニア』は、ギリシャ語で「狂気」。いまでは、良い意味で使われています。
『ミシン』は、機械「マシーン」からきている。なるほど。
ほかにもたくさん解説があります。
読んでいて楽しかった。
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