2020年05月12日

泣き虫しょったんの奇跡 邦画DVD

泣き虫しょったんの奇跡 邦画DVD 2018年公開

 地味な映画でしが、良作でした。
 生きている限り、終わりはない。
 一度夢破れても、再起して、夢をかなえるといういい映画でした。今年観て良かった一本です。

 26歳の年齢制限でプロの将棋指しになれなかった主人公が、アマチュアでがんばってアマチュア名人になって、投票を経た特例によって、プロ棋士との六番勝負で三番勝ち、プロ棋士になったという内容でした。

 学校の先生の松たか子さんの応援が良かった。「熱中したことは、将来必ず役に立つときがくる」
 イッセー尾形さんの最初の対戦相手を変えてくれというお願い交渉が後半への伏線になっています。主人公の会社の同僚女性の言葉が良かった。「(年齢制限に関して)それって、本当に実力の世界なんですか。(年令に関わらず勝負に勝てばプロの資格があるのではないか)」
 
 小学生時代に、自宅トイレの壁にびっしりと詰将棋の棋譜がはってあったのがおもしろかった。

 映画では、将棋の駒の動きについてはほとんど紹介されません。将棋好きには物足りないかも。

 師弟物語であり、親子のストーリーであり、友情話であり、主人公はたくさんの人たちに支えられています。
 主人公本人の言葉として、「大丈夫。いろんな考えの人がいる(だから、自信をもって進む)」

 印象に残ったセリフなどとして、
「将棋は負けても、次の一局がある」
「(女子に励まされたあと)ありがとう、こんど、寿司おごるよ」
 亡くなったお父さんは優しかった。「好きなことを仕事にするのが一番だよ」(親であるオレが応援しなかったらだれが息子であるおまえを応援するんだという深い意思を感じとりました)
 
「自分のためだけに戦う将棋は終わった。勝つと喜んでくれる人がいるから戦う」「負けっぱなしでは終われない」

 主人公の母、「(神に祈るがごとく)勝たせてあげて」

この記事へのトラックバックURL

http://kumataro.mediacat-blog.jp/t139011
※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません
上の画像に書かれている文字を入力して下さい