2020年01月06日

はなちゃんのみそ汁 邦画DVD

はなちゃんのみそ汁 邦画DVD 2015年公開

 幼稚園児はなちゃんのママで、乳がんで亡くなった千恵さんの思い出話です。

 千恵さんはまだ結婚前ですが、左のおっぱい全摘、癌患者となりましたから始まります。やがて癌は全身に転移します。こどもは産めないだろうということです。

 九州弁の心がこもったセリフが良かった。
 結婚する前の話として、(夫の母親が)「そしたら、わたしら、孫も抱けんやん(怒り)」
 妊娠したときの話として、(妻の実父が)「死ぬ気で産め」
 生まれてきたばかりのはなちゃんに、(千恵ママが)「はなちゃんは、すばらしい世界にやってきたとよ」
 
 妻の実父が膠原病で亡くなって、映画の半分が終わりました。次の1時間は、第2話が始まる感じです。こんどは、娘さんである千恵さんが亡くなってしまいます。

 後半は重苦しい。
 歌やコーラスを優先しなければならないのは制作上しかたがないのでしょう。あと、スポンサーなどの映像も。おとなの気持ちが入っていて、そのへんは残念ですが、商業映画なのでしかたがありません。
 医療外の食事療法はうさんくさいものがありましたが、これもしかたがないのでしょう。

 歌い終わったあと、マンションの階上のご夫婦が拍手してくれたシーンが良かった。
 水筒に入れたあったみそ汁を飲むシーンが良かった。
 
 「わたしはツイていた」の決めゼリフは、ピンときませんでした。

 長生きすることはむずかしいことだと感じました。

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