相棒 シーズン2 DVD 2003年10月~2004年3月

1話~2話
 寺脇康文さん演じる亀山薫さんだけが普通の人で、あとの人は変わり者ばかりに見えます。
 鑑賞した今日、富田林警察署から逃走した犯人が逮捕されたのですが、DVDとはいえ、偶然ドラマのなかで殺人事件の死刑囚が逃走したので縁を感じました。
 毒殺ものです。犯人と杉下右京たち、右京と亀山さんのかけひきがおもしろい。鑑識の六角さんも登場してなんだか同窓会みたい。
 クラッシック音楽の「アダージョ」が雰囲気を占めて緊張感と情感を高めています。

3話~4話
 首相補佐官が自殺に見せかけた他殺で殺害されるという事件です。盗聴器の設置がからんでいます。女性国会議員が悪党のひとりです。

 議員を守るために『自死』を選択する極限状態を上手に会話で表現してあります。すごい忠誠心です。箱の中の狭い世界で仕事いちずの毎日を送っているとこうなる。
 ただ、話のひとつの出来事として、秘書課長が、自死を決意したのに生前に理由を記した手紙を投函することが解せません。

 相棒の薫さんカップルが変な雰囲気です。別れたみたい。

 敵も能力が高い。最後は杉下右京がどうするのか興味をもちました。杉下右京ではなく、女性議員のほうが動きました。

 杉下右京はだれも信じないのでしょう。

 自らを欺く嘘が一番罪が重い。自分はこうしたいという方向があるが、あえて、そうしないために嘘をつく。国会議員瀬戸内米蔵の言葉でした。

5話
 一酸化炭素中毒自殺にみせかけた精神科医師の殺人事件です。
 犯人が最後までわかりませんでした。
 「共存症」です。
 亀山薫刑事は、お見合いパーティー参加で、クモの巣にひっかかった虫状態でした。

6話
 小野田官房長官の友人犯罪小説作家が登場します。
 『含みのある言い方:言外の意味がある気配を感じさせる言い方』
 自分を殺してみろという作家からのメッセージがあります。
 最後はお見事でした。

7話
 ヤミ金が憎いという話です。闇金融とか090金融という言葉がありました。今ではもう聞きません。簡易カメラ「写ルンです」は、今もあります。
 遺体のすり替えでトリックをつくる葬儀業者です。

8話
 ビール瓶で頭をかち割られているシーンからスタートです。虚偽の殺人自白があります。
 麻丘めぐみさんだと途中まで気づきませんでした。
 人間の見たくない部分、見せられない部分、見せたくない部分を扱った事件です。
 「あなたがかばっているのは彼女」、証拠がない。杉下右京は、証拠をつくる男です。

9話
 1枚2000万円する明治時代の硬貨と偽硬貨をめぐる殺人事件です。
 犯人と動機、経過が最後までわかりませんでしたが、偶発性が高すぎます。

10話
 金をせびる資産家の息子が医師で、彼の執刀で父親が死にます。
 なかなかひねりがきいた作品でした。
 劇中で杉下右京が知恵の輪を解きますが、その知恵の輪のような展開でした。離れ業(わざ)です。
 坂上忍さんが若い。
 定番のセリフとして、「ひまか?」と「特命係のカメヤマー」が、耳にたこになりました。

11話
 衆議院議員の病死を殺人と見せかける秘書3人です。そして殺人事件が起こります。
 充実の一作です。
 議員秘書の独特な世界観があります。亀山刑事はそれを「異星人」と呼びます。
 そして、「議員バッジ」は、「誇り」です。
 なぜ、議員を燃やして切断して同じ場所に捨てたのか。杉下右京の疑問は、わからないときは、わからないこととして、その場をおさめる。そして、謎を解いていく。

12話
 公園のまんなか、手錠でつながれた杉下と亀山。クイズ殺人の始まりです。誤答は、ライフル狙撃手の引き金になります。
 「円周率:円周の直径に対する比」
 杉下右京が、東大卒塾講師の完全犯罪に挑みます。
 コンビニ人間を見ているようでした。まるで、アンドロイドの喜多嶋舞さんです。
 漢字検定、日本語検定のようでした。

13話
 夫から妻への家庭内暴力あり。ひとりっ子の7歳女児が悩む。
 シリーズのなかでは、名作になる作品でしょう。
 鋭い視線で構築された一話です。人間は、内なる顔と外なる顔をもつ。
 細川俊之2011年平成23年70歳没神父役

14話
 死体の心臓が凍るほどの凍死体です。なのに、汗をかいたあとがある。
 恨みによる復讐を扱った作品です。

15話・16話
 21歳北海道出身女性の売春、売春あっせんから始まり、死刑囚がらみの犯罪へと移っていきます。
 札幌市内に路面電車があることを知りました。

 杉下右京の人の生き方を説法するシーンがうけるのでしょう。ただ、こんなに感情に流される脚本なのかと暗い雰囲気のドラマをながめていました。

17話
 子どもの誘拐事件ですが、誘拐される子どもの数がそれぞれ単体で16人です。そういう設定の発想があるんだなあと感心しました。
 右京さんの良かったセリフとして、「第一ラウンドは我々の完敗ですね」
 最後に(そういうことか)、よくできているとまた感心しました。

18話
 既婚警察監査担当職員と若い女性の無理心中事件です。
 警察内部は、身内のぼろを握りつぶそうとします。
 鑑識の六角さんがときおり言う「努力します」というフレーズが好きです。
 終わりかと思ったらそうではなく、深い真相がありました。感嘆しました。

19話
 ヨークシャテリアのラブという犬が誘拐されて、引き続き殺人事件が発生します。
 弁護士の言葉「人間には疲れますよ」に共感です。
 伏線がしっかりはってありました。
 犬の習性を知っていないとできない脚本でした。

20話
 歩道橋で若い女性が男性を突き落としました。
 容疑者と思う割れる人物はふたごです。姉の犯行か妹の犯行か明瞭ではありません。
 そそっかしい姉と完ぺきな妹。張り合うふたご同士。
 バックに流れるピアノの音が効果的でした。

最終話
 警察組織、法務省、検察庁、内部告発暴露ものです。
 ずいぶん前に観た検事が連続刺殺事件の犯人、そして脱走した死刑囚だった話の続きです。
 理詰めがすごい。上手につくられています。検察庁の妖怪とくそ坊主(法務大臣)の戦いです。
 事情聴取しても、しょせん最後は、「無言」、「反応せず」で、うやむやになることが多い。あいまいで、証拠は残らない。
 自殺にみせかけた殺人が2件発生します。
 最後は、弱かった。
 最後のセリフ、主役のふたりをさして、「ああ、君たちはいいな。自由奔放で」が良かった。
 岸田今日子 2006年76歳没  津川雅彦 2018年78歳没

この記事へのトラックバックURL

※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません
上の画像に書かれている文字を入力して下さい