2017年08月12日

多動力、好きなことだけで生きていく

多動力(だどうりょく) 堀江貴文 幻冬舎

 この人のことは嫌いです。
 嫌いですが、本は読みます。
 これまで築き上げてきたことを、全面的に否定する人です。
 一理あるときもあります。
 時代の流れということもあります。

 頭脳明晰に生まれついて、親の愛情を受けずに育つとこういう人になる。
 以前、彼の生い立ち史を読んだときの感想です。
 「ゼロ」というタイトルでした。
 彼がどんな罪を犯したのかはよくわかりません。
 彼は、どこまでいっても「孤独」です。

 本の内容は、多彩な才能をもった人向けです。
 凡人にはできません。
 詐欺的行動で成功を収めるためのノウハウです。

 それでも共感する趣旨はあります。
「全部自分でやらないといけない」はダメ、「準備万端にしないといけない」、それもダメ。「だれも、あなたには興味はない」、あたっています。

 彼の「格言集」のような本です。
 気に入った言葉として、「くだらない責任感」
 「手塚は60歳、石ノ森も60歳、赤塚は72歳の若さで死んだ。」
 
 不快な部分は飛ばす。読まない。
 HIUが何のことかわからない。(後記にあり)

 自己肯定の自慢話が続く。
 特殊な狭い世界の出来事です。
 参考にならない。

 若い。
 「今」が、これからも続くことはない。
 自分は、いっけん無意味な時間帯に、人のぬくもりがあることに、歳をとってから気づいた。

 「ボク」の世界しかない。

 「フリーランス:主君をもたず、領主に契約で雇われた兵隊さん」

 多動力という本は、じっとしておれない人の本でした。




好きなことだけで生きていく。 堀江貴文 ポプラ新書

 もう1冊、読みました。
 口述筆記でちょちょいのちょいで書いてある本なので、読む方もそのように読みます。重複内容の部分は読み飛ばします。
 前に読んだ本にあった「HIU」の意味がこの本でわかりました。「堀江イノベーション(技術革新)大学」。メンバー1000人、月額会費1万円(これだけで、月収1千万)
 
 ロジック(論理)だけで、人は生きていけない。
 
 自画自賛が続きます。
 「協調性はいらない」
 そうでしょうか。
 
 「ベーシックインカム:国民全員に一定の金銭給付をすることのようです」

 例示は宣伝です。

 今後の車社会に関する予測は正しい。

 大学なんて必要ない。(共感として、もう大卒新人はいらない)

 電話をかけてこられるのは嫌い。始終スマホをいじっている。目の前に相手がいてもメールですますタイプ(じっさい、そういう人が一般にもいます)
 古い考え方の人たちは、「あなたたちの都合」でしかない。

 家も車もいらない。(家族もいらない)

 「Uberというサービス:スマホで運転手付き高級車を呼ぶシステム。ウーバー」

 「でもでも厨:ちゅう。幼稚な発言。中学生」

 「記憶力より検索力」

 苦痛の代償が給料という発想はだめだそうです。意味不明です。だから、タイトル、好きなことだけでいきていくのだそうです。

 こどもが熱中していることをやめさせてはいけないには同感です。

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