2024年11月08日

3000万 NHK土曜ドラマ 第4話と第5話

3000万 NHK土曜ドラマ 土曜日夜10時 全8話 NHKとか、NHK+(エネエチケープラス)とか。第4話と第5話

『第4話』
 犯罪グループの指示役である坂本が怖い。物に当たる。大声で怒鳴る。
 一生懸命やっているから切れるということはあります。
 そういう人って実際にいます。
 それが上司だと、部下は困り果てます。さからえません。犯罪グループにおいても同じです。
 
 のほほ~んとしただんなさんの態度がいい感じです。奥さんから見れば腹が立ちます。あんたは、気楽でいいわね!です。
 いっけん役立たずに見えるだんなさんですが、本当は違うと、わたしは観察しています。

 ああ、やっぱり3000万円は、ソラの祖母のお金でした。
 『とりかえした』
 『おかあさんずっと泣き寝入りでいいの?』
 母と娘が愛情でつながっていません。
 
 『ナリタが逮捕された』(ナリタってだれ?)(その後、レンタカーの運転手、運び屋役だとわかりました)

 シンくん=薬物で逮捕された。(バンドマン。だんなさんの友だち)

 シンプルな流れだけれど、ややこしい。
 隠さなければ、スムーズに解決に向かうけれど、そうはいかない。

『第5話』
 物語は、タイムリーな話題です。(現在の社会状況に合致している)
 闇バイトとか、トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)の類似パターンです。
 現実の出来事と並行しながら脚本をつくったり、演技内容を変化させたりしているのではないかとすら思えます。

 佐々木夫婦が、犯罪グループから横取りした3000万円のうちの200万円ぐらいを、佐々木夫婦は、息子のピアノ購入費などで消費してしまったのですが、妻は犯罪グループに捕まってしまい、犯罪の手助けをさせられます。
 200万円使ったのですが、1000万円返せと言われています。800万円は経費だそうです。
 佐々木祐子(安達祐実)は、どんどん奈落の底へ落ちていきます。(抜け出すことができない。どうしようもない)。
 
 子役さんの男の子がうまい。両親を拒否します。

 犯罪グループが使用している賃貸マンションの一室です。お年寄りの家にだましの電話をかけることが業務です。
 テレホンセンターみたいな感じです。
 あらかじめ用意してある名簿に従って高齢者宅に電話をかけます。
 家族構成、資産状況、生活実態を聞き出して、強盗にするターゲット(獲物えもの)として都合のいい家をピックアップします。
 警察や犯罪グループにとっての参考とか研修に使えそうな映像です。

 佐々木夫婦は、犯罪グループに脅されているというこの苦境をなんとか脱出しようと努力します。
 夫婦間で、いろいろ衝突はありますが、仲の良い夫婦です。だんなさんのキャラ(個性)がいい。本気で苦しみを体感されない、気ままでじょうぶなキャラです。夫婦は、よく会話します。会話のない夫婦ではありません。

 ようやく、『カマチ(赤松良太郎)』の名前の件がわかりました。気にしていたのは、自分だけかもしれませんが、愛称が、『カマチ』で、本名が、『赤松良太郎』でした。どうして、同じ人間に違う名前があるのだろうかとずっと不審でした。

 闇組織の大津が逮捕され(指示役の坂本は逃げ切った)、刑事の奥嶋が定年退職しました。
 いったん解決したかに見える事件ですが、そうはいかないでしょう。

 ボスの大津については、公務執行妨害ぐらいしか罪が見つかりません。短期間で、釈放されるでしょう。
 佐々木夫婦の犯罪は、近いうちに明るみに出てしまうでしょう。うっかり、ちゃっかりとはいえ、罪の内容はかなり重い。とくに奥さんである安達祐実さんの罪については重い刑罰が予想されます。
 この話は、最終的にどこに着地点をもっていくのか、あれやこれや予想しています。
 一番楽な話のもっていきかたは、佐々木夫婦のこれまでの行為と、犯罪グループによる犯罪の全容解明、そして関係者全員の処分ですが、それではドラマになりません。
 かといって、悪いことを表に出さずにしゃんしゃんで、終わりにすることもできません。
 今のところ自分は、物語の着地点を想像できません。  

2024年11月07日

出川哲朗の充電させてもらえませんか? 越前大野城→山中座

出川哲朗の充電させてもらえませんか? 福井県越前大野城→石川県山中座 TVer(ティーバー)とか、ネットもテレ東とか。

■北陸絶景街道110キロ■天空の<越前大野城>から<東尋坊(とうじんぼう)>へ■ゴールは<加賀温泉郷>山中温泉なんですが■朝日奈央と陣内智則がハプニング!ヤバイよヤバイよSP

 黄色い田んぼ(イネ)が、とてもきれいな景色です。ずーっと広がっています。

 越前大仏、そして、恐竜博物館を見学しました。
 越前大仏が日本一の大きさなのにどうして有名ではないのかと繰り返し強調する出川哲朗さんですが、できたのが、1987年(昭和62年)ですから、いたしかたありません。歴史の年数が浅いのです。

 恐竜博物館の駐車場は満車で驚きました。大人気ですな。
 ちびっこたちは、恐竜が大好きです。
 実物の化石である骨がけっこう大きい。なにせ恐竜ですから。地球上にいたのは、2億3000万年前から6600万年前ですから、ずいぶん昔のこととです。今はまだ、西暦2024年です。

 鮎のお店に立ち寄りました。
 たくさんのお魚です。大きい。太い。焼いて食べます。おいしい。

 充電依頼先の奥さんたちが、出川さんたちが来てすごく喜んでおられました。
 良かった。撮影を避けたい人も多い中、受けてくださる人には感謝です。
 高校一年生と、中学三年生、小学四年生のこどもさんたちがおられました。

 焼き肉屋のアルバイトさんが、広瀬すずさん似で盛り上がりましが、なまりが強くてしゃべるといなかの人で、そういうものだと納得しました。
 21歳工学部の大学生で、大学院へ行くだろうとのことでした。生まれてから一度も東京へ行ったことが無くて、原宿に行ってみたいとお話しされていました。
 あんがい、全国の地方に、彼女のような若い男女がたくさんいるような気がします。

(次回へつづく)

 陣内智則さんが、朝からバイクに乗ってずぶ濡れです。
 雨男ですなあ。前回の沖縄の時も大雨の中のバイク運転でした。
 ところが、途中から、快晴になったのです。同じ一日の天気とは思えないような、急激な回復でした。

 雨が降る中、海岸の砂浜でビーチバレーの練習をしていたのが、国体に出場する選手だとは思いませんでした。女性ふたりとご家族でした。びっくりしました。
 充電バイクチームとビーチバレーで勝負をしましたが、雨が降る中で、砂浜ですから、充電バイクチームは、ころんで倒れて砂まみれです。天気が悪かったのが気の毒でした。

 わたしは、福井県の海岸にある東尋坊(とうじんぼう)には何度も行ったことがありますが、陣内智則さんが東尋坊に初めて来たと言うので、珍しいなと思いました。自分には、イカ焼きがおいしかった記憶が残っています。
 自殺の名所、切り立ったコワイ岩場なのですが、以前、テレビ番組、『探偵ナイトスクープ』で、岩場のてっぺんからはるか下にある海面に飛び込んで、そのあと、ケロッとして、素手で岩場を登ってくる男性がいて、しかも、その行為を何回も繰り返すのです。びっくりしました。ぜんぜん死なないのです。気持ちよさそうに飛び込みをされていました。(マネはやめましょう)。自殺の名所とは思えませんでした。すごい人がいたものです。(歳をとられて、今は、やっていないとインタビューに答えられていました)

 橋でつながった雄島(おしま)というところへ行きました。
 こんなところまでと言うと失礼になってしまうのですが、日本人も知らないマイナー(小さい存在で目立たない)なところへ、外国人観光客の人たちが来ています。外国人観光客の目が肥えて(こえて。いいものを見慣れて)、旅の目的が、有名な観光地だけでは、なくなってきているのでしょう。

 電動バイクのバッテリーが切れて、充電のお願いをしたいのですが、なにせ人の姿がありません。家がたくさん建っていても、屋外に人は歩いていません。
 78歳だったか、79歳だったかの男性とその奥さんが、心よく陣内智則さんを迎え入れてくださいました。
 ご主人が、冥土(めいど。天国への旅)のいい思い出になりましたと言っておられました。自分も前期高齢者なのでお気持ちはわかります。日本人男性の平均寿命は、81歳ぐらいです。

 山代温泉の銭湯タイプの建物の映像を見ながら、温泉町である大分県の別府を思い出しました。なんとなく雰囲気が似ています。

 山中温泉の山中座という舞台劇場で、芸者さんの踊りを観ました。
 上品な感じの踊りでした。
 172席あるそうです。

 旅館の女将さんと(おかみさんと)、出川さんとの思わぬ再会がありました。
 縁とは不思議なもので、縁がある人とは何度でも出会います。まさか、こんなところでとか、ここまで来てという場所で、偶然出会うこともあります。不思議なものです。  

2024年11月06日

東野・岡村の旅猿26『黒田プロデュース鳥取県の旅』

東野・岡村の旅猿26~プライベートでごめんなさい… TVer(ティーバー)とかhulu(フールー)とかBS日テレ火曜23時とか。『黒田プロデュース鳥取県の旅』

第1話 ロケ日は、2024年9月15日(日)16日(月・祝日)でした。
 お笑いコンビメッセンジャーの黒田有さん(くろだたもつさん)が案内人です。岡村さんたちのほうが吉本では先輩です。

 仲が良くて信頼関係が築けているから、お互いに乱暴な言葉づかいでの応酬が続きます。
 以前番組、『旅猿』で、鳥取県を訪れたことがあるのをわたしも覚えています。記録を調べたら2018年(平成30年)のことでした。
 そのとき訪れたところと同じ場所とか、同じアクティビティ(体を動かす活動)を黒田さんがこれからやろうと企画していたことが徐々に判明してきて、なんだまたやるのかと、あとのふたりから文句が出てきます。重複内容になります。それでいいのか。

 前回訪問時と同じ海鮮料理が出る場所、パラグライター、鳥取砂丘という内容になりそうです。
 市場では、白いか、もさえび、ばい貝を購入しました。
 それから梨園に行って梨狩りをしました。みずみずしいおいしい梨だったようです。
 鳥取県の魅力を探る旅ですが、どうもいまのところ、大成功しているようには見えません。
 なんというか、訪れるところが少なくて観光地が決まっているとか、人口が少ないとか、コンビニが少ないとか、マイナスのイメージが表に出ています。

 次回は、砂の美術館と大雨の鳥取砂丘だそうです。
 う~む。鳥取県は、農林水産業の県、観光の県なのでしょう。
 鳥取県に限らず、地方の経済は人口減少もあって、衰退化し冷たくなっています。地方創生が必要ですが、なにせ人が少ない。今回、鳥取県出身の総理大臣が生まれたので、なにかしら手は打ってくれるのでしょう。

第2話
 2回の放送で終わりかと思っていたら違っていました。第3話以降もあります。
 今回は、『砂の美術館訪問』と、『鳥取砂丘でパラグライダー(東野さんだけ)』が放映されました。

 砂の彫刻は陶器のようです。
 砂像(さぞう)というそうです。『ミニ砂像づくりの体験コーナー』があります。クマの顔を砂でつくります。こういうところがあることは初めて知りました。
 ときおり黒田さんが、東野さんに、『にいさん』と声をかけます。先輩を立てます。感じがいい。
 砂像づくりはむずかしそうでした。

 パラグライダーは、あいにくの雨模様の天候でしたが、東野さんだけがチャレンジして、じょうずに成功しました。あとのふたりはイヤがってやりませんでした。傘もないから雨に濡れて、早く帰りたいようすでした。
 やりとりの中で、『(パラグライダーの飛行時間は)10分ぐらいですか?』という問いに対して、インストラクターが、『10秒ぐらいです』に笑いました。じっさい、10秒ぐらいでしたが、かなり長い時間に感じました。東野さんはごきげんでした。空中滑走は、むずかしくはない、簡単だそうです。

第3話
 若い女性がとてもおもしろかった。ひなちゃんと呼ばれていました。大阪のラウンジ(夜のお店。女性とお酒や会話を楽しむ)で黒田さんと知り合ったそうです。世の中にはいろんな人がいます。お客である黒田さんの隣で、夜12時になったからといって自分のお弁当を広げて食べ始めて、黒田さんがびっくりしたそうです。その後、地元の暮らしに戻って、お父さんの居酒屋を手伝っておられます。
 ひなちゃんは、見た目が、かわいらしいし、スタイルもいい女性なのですが、変なのです。そこが魅力の個性です。
 ひなちゃんは、東野さんたちのファンなんですと言いながら、岡村さんの下の名前を知りません。岡村隆史ではなく、岡村たけしと言います。
 黒ばい貝の煮つけ、ハタハタの干物(意外に大きい)、白ばい貝の刺身、どれもおいしそうでした。

 第3話の放送では、鳥取県倉吉の街を訪れて、江戸時代の町並みを楽しみます。
 犬のグッズの店で、犬用の甲冑(かっちゅう。武士の鎧(よろい))とか、梨の木でできた犬が噛む骨のようなもの、犬のゴーグル・サングラスなどを見ます。東野さんが犬をペットとして飼っているそうですが、東野さんの飼い犬は、セレブな犬(裕福な人が飼う犬)で、散歩をさせてくれる人が付いているそうです。

 お醤油の製造をしている古いお店もたずねます。
 おしょうゆのアイスクリームを楽しみました
 お金の支払いを黒田さんに押し付けるふたりです。以前もこのパターンがありました。
 東野さんは、現金をもっていない。ペイペイで支払いをする人です。おしょうゆ屋さんでペイペイが使えたのですが、今回は東野さんがごねたので、黒田さんが支払いをしました。

 雨が降ったりやんだりでたいへんなロケになりました。
 メンバーの服が濡れたので、途中ユニクロで着替えを買って着替えました。

第4話 最終話
 円形劇場というところを訪問した三人さんです。
 フィギャアを展示してあります。お料理の模型です。倉吉フィギャアミュージアムとありました。
 食品サンプルの展示です。スパゲティとかがあります。
 食品サンプルを手に持って、楽し気な(たのしげな)背景画をバックにして、各自でスマホ撮影をして楽しみます。なかなか良かった。
 麺が飛び出したラーメンどんぶりを頭から帽子のようにかぶって撮影をすることもできます。
 おもしろい。
 トラロープでつくった虎がありました。力作です。
 白い恐竜のフィギャに色付け体験というのがあったのですが、もう宿に行く時間だったのでパスでした。準備して待っていたスタッフさんがかわいそうでした。

 本日のお宿は豪華なところでした。
 部屋に立派な温泉風呂があって、サウナまであります。
 夕食も豪華な海鮮料理でした。
 フロ遊びをして、ごちそうの数々を食して、仕事中なのに、リラックスして、ずらりと並んだ、お魚や和牛をいただきます。これはおいしいでしょう。
 『これ、なんぼするんやろ』(かなり高そうです)
 岡村さんの頭のてっぺんが薄くなっていることがわかる映像です。
 東野さんとのやりとりがなんやかんやがあって、岡村さんが言います。
 『インスタなんか、ほんまのやつあげたらいけませんよ』(インスタというものを知らないわたしにはなんのことかわかりません)

 あしたは、早く起きて、(湖を見渡す)いい景色を見るそうです。

 翌朝、黒田さんが、岡村さんのイビキが、えげつなかった。(朝4時半に起きて、ロビーですごしたそうです。黒田さんは先輩のふたりにかなり気をつかっていて気の毒でした)。
 黒田さんが、頭の毛がどんどん抜けてはげた夢を見たといったので、つながりができておもしろかった。(昨夜夕食時に岡村さんの薄くなってきている頭のてっぺんの映像を思い出したのです)

 以前岡村さんが言っていました。『旅をすると人のイヤなところがいっぱい見えてくる。(だけど)それを通り越して、(お互いが)仲良くなれるのが、旅のいいところです』
 相手に、なにかひとつでも尊敬できることがあれば、ほかのイヤなところはがまんできるということはあります。夫婦でも友人でもそうです。

 最後は、静かな湖の景色でした。
 先輩、後輩にこだわる黒田さんでした。苦労されています。

 次回は、八丈島だそうです。ゲストは、華丸さん(はなまるさん)です。楽しみです。  

2024年11月05日

ちびっこたちへプレゼントする絵本

ちびっこたちへプレゼントする絵本

 年に1回ぐらい、九州福岡で親族が集まって、大衆食堂の広い座敷で2時間半ほどの昼食会をしています。今年は9月末に実施しました。
 親族は、自分より上の世代はほとんど亡くなって、自分よりも下の世代ばかりになりました。三十代とそのこどもたちが多いです。親族のうちのひとりが高校生のころにバイトをしていた大衆食堂なので、気軽に利用できます。わたしが奮発して、みんなをもてなしています。すでに亡くなりましたが、わたしの父親や義父(妻の父)が、それぞれの親族を招いて、ときおりそのような食事会を開催していました。それをわたしも真似しています。

 世の中は少子化ですが、うちの親族は、毎年のようにあかちゃんが生まれて、人数がだんだん増えてきました。今年も昨年に引き続き5月にあかちゃんが生まれました。
 ちびっこたちに会うたびに、ひとりずつ絵本と人形類、お菓子などをプレゼントしています。みんなよくなついてくれていて、体にまとわりついてくるのでうれしいです。
 あかちゃんの小さな5本指で、わたしのひとさし指1本をぎゅっと握ってもらうと、胸に幸福感が広がります。

 さて、今回ちびっこたちへのプレゼントとして選んだ絵本です。

 7歳女児小学一年生へ
 『11ぴきのねことあほうどり 馬場のぼる こぐま社』
 かなりおもしろいです。『11ぴきのねこが コロッケのみせをはじめました』から始まります。コロッケ販売店です。『ごっこ遊び』があります。ちびっこは『ごっこ遊び』が大好きです。じゃがいもをゆでて、つぶして、パン粉をつけて、油であげます。どんどんつくって、どんどん売ります。

 6歳保育園女児へ
 『いろいろおふろはいり隊! 穂高順也・作 西村敏雄・絵 教育画劇』
 絵本の帯に、『おいしいおふろ、しょうかいします!』とあることからピンときました。お料理が関係している絵本に違いない。絵本の表紙をめくると、お顔が描いてあるタマネギさん、マイクを両手に持ったニンジンさん、ジャガイモさんの絵が、コンニチワと声をかけてきます。おふろ=お鍋(なべ)じゃないのかな。(あたりです)

 5歳保育園女児へ
 『やさいのおしゃべり 泉なお・作 いもとようこ・絵 金の星社』
 野菜の擬人化です。まず、きゅうりが出てきます。次に、きゅうりがキライな、小学一年生のれいちゃんが出てきます。(わたしは、きゅうりは、味がしないけれど、腸の中をきれいにそうじしてくれるような気がします)。そのあと、物を乱暴に扱うおかあさんが登場します。

 3歳保育園男児へ
 『きいろいのはちょうちょ 五味太郎(ごみ・たろう) 偕成社』
 よくできたしかけ絵本です。かなりおもしろい。虫とり網を右手にもったぼくちゃんの登場です。ぼくちゃんがつかまえたいのは、黄色いちょうちょです。(でも、なかなかつかまえられません)。ちょうちょかなと思ったら、つかまえてみるとちょうちょじゃないのです。

 1歳4か月男児へ
 『すしん たなかひかる ポプラ社』
 かなりおもしろかった。お寿司の話です。握りずしの下に、車輪が取り付けられます。まぐろの握りが、『すしーーーーん』と走り出します。爽快です。(そうかい:さわやかで気持ちが良い)。たまごと、えびも走ります。『すしーーーーん』、『すしーーーーん』。そのあとを、貝と、あなごと、いくらとウニとタコとイカとサーモンと鉄火巻きが走ります。『すしーーーーん』、『すしーーーーん』、『すしーーーーん』。

 生後4か月男児へ 3冊まとめてプレゼントです。
 まだちょっと早いですけど、じきに絵本を見ることができるようになるでしょう。
 『だるまさんと かがくい・ひろし ブロンズ新社』
 あいさつ、コミュニケーション、スキンシップを学んで楽しみます。
 『おつきさまこんばんは 林明子 福音館書店』
 最初にスリムなネコの黒い影絵があります。アメリカ映画のピンクパンサーみたい。かっこいい。黒い影の一戸建ての家があって、ネコが2匹いて、あたりは、真っ暗。室内に黄色い電灯がついている。屋根の上が少しだけ黄色いだ円になる。ほんの少し明るい。エジプト絵画みたい。明るい。太陽のような月が目を閉じている。おめめをあけてくださーい。金太郎顔のお月さんです。
 『とりがいるよ 風木一人(かぜき・かずひと) 角川書店』
 まだ、ひよっこのような幼児向けの絵本です。二歳半から三歳ぐらいの年齢に読んであげるのが良さそうです。ちびっこの外見が、いちばん可愛い時期です。これからオムツがはずれそうなころです。さて、絵本です。とりさんがいっぱいいます。鳥は右向きに歩いています。

 座敷で広げてそれぞれに渡しましたが、今回は、絵本よりもちいさな人形さんのほうが大好評でした。びっくりしました。

『7歳女児小学一年生と5歳保育園女児へ(白いクマの小さなぬいぐるみ。キーホルダーの形状で名前の頭文字(かしらもじ))イニシャルのアルファベットが付いています』
 かなり気に入ってくれました。洋服のあちこちにぶら下げて、にぎやかに喜んでくれました。

『6歳保育園女児へ(ライオンの小さなぬいぐるみ)』
 わーっ! わたしの好きなライオンだーーと言って喜んでくれました。右肩の上にのせて、小さなライオンのぬいぐるみの上に自分が着ているシャツの肩部分をかぶせてライオンを固定して、ずっとライオンを肩の上にのせながらあれやこれやしていました。

『3歳保育園男児と生後4か月男児へ(スヌーピーとパンダの小さなお人形』
 3歳の男の子は、小さなスヌーピーをかわいいと言ってくれて、うれしそうでした。

 喜んでもらえて良かったです。  

Posted by 熊太郎 at 07:50Comments(0)TrackBack(0)熊太郎の語り

2024年11月04日

ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 2002年

ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 2002年(平成14年) 2時間59分 動画配信サービス

 ネットで名作リストを見て、この映画が書いてあったので観てみました。
 むずかしい。
 映像は美しい。
 シリーズになっているようで、(タイトルを聞いたことはありますが、わたしは中身を知りません)ホビットの映画も含めて、6本観たほうがいいとアドバイスが書いてありました。

 ロード・オブ・ザ・リング 2001年公開
 ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 2002年公開
 ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還
 ホビット思いがけない冒険 2012年公開
 ホビット竜に奪われた王国 2013年公開
 ホビット 決戦のゆくえ 2014年公開

 今年ですが、2024年12月にもう1本、『ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い』という映画が出てくるようです。

 うわべだけの感想になってしまいますが、ぽつぽつ文章を落としてみます。

 特殊撮影が持ち味であり、売りの作品だと感じました。

 荘厳な音楽です。そうごん:おごそか、重々しい。

 闇の勢力とされるサルマンとサウロンという民族VSローハンというところの民族の争いと理解しました。
 サルマンには、アイゼンガルドのオルサンクの塔があり、サウロンのところには、モルドールのバラド・ドゥアの塔があると理解しました。(もしかしたら、単語の表記が違うかもしれません)

 『旅の仲間』というフレーズがいいなあと感じました。

 タイトルは最初、指輪の道かと思いましたが、道ではなく、支配者であることに気づきました。指輪の持ち主。
 指輪の意味とか効果は、よくわかりませんでした。
 
 サルみたいな人間みたいな生き物が出てきます。ちょっと気持ち悪い。

 ホビットというのは、(身長・体格が)小さな人のことを言うことが途中でわかりました。

 全体的に男社会です。女子も出ますが、戦力にはなっていません。
 欧米では、魔法使いとか魔女はポピュラーなのでしょうが、日本人のわたしには実感がわきません。

 森の樹木が動き出して、目があって、そこらへんがおもしろかった。
 森の守護神だそうです。
 
 沼の中への吸い込まれは、ホラー映画みたいでした。
 
 見ている者に錯覚をつくり出す映画です。

 なんとなく、日本神話に似ています。
 古事記とか日本書紀に出てくる、ヤマタノオロチを退治する須佐之男命(スサノオノミコト)みたいです。

 灰色のガンダルフという老人は、白のガンダルフになった。

 なにやら宗教的でもあり、先日観た、『エクソシスト』(悪魔が少女の体内に入る)を思い出しました。

 『暗(あん)』から、『明(めい)』へ。

 ときおり、男女の愛の表現シーンが入るのですが、観ていて、なんのことかわかりません。
 退屈でした。

 敵だーーー
 テレビゲームみたいな戦いです。
 巨大なネズミみたいな生き物が、馬のような役割を果たしています。
 爆発シーンは少ない。
 
 指輪は、人間のところへ行きたい。世界が滅ぶ? 指輪は滅ぶことに影響するのか。よくわかりませんでした。

 指輪をはめると姿を消せるそうです。
 
 人海戦術のような戦いです。兵士の群れがすごい数です。
 
 観ていて思うのは、人は変わるということ、気持ちは変化するということ、侵略者は攻撃されるということ。

 登場人物による御託は多い。ごたく:アピール、メッセージ、意思表明、言い訳、自己鼓舞(こぶ。ふるいたたせる)、自己認定など。

 こういう戦いは、相手のトップの首をとったほうが勝ちになると思うのですが、おおぜい同士がぶつかって、なんだかよくわかりません。
 自然災害のようなダメージが効果的です。

 観ていて、さらに思ったことです。
 人間にはふたつある。
 競争したがる人たち、そして、競争をしない人たちです。
 競争はしなくても生きてはいけるということはありますが、強い相手に支配されるという悲しみがあります。

 景色は、地球創世のみたいでした。

(参考)
 アイゼンガルドのオルサンクの塔(魔法使いサルマンの本拠地)
 モルドールのバラド・ドゥアの塔

 闇の勢力として、
 サルマン:(悪い)魔法使い。
 サウロン:肉体は亡びているが(ほろびているが)、精神は残っているそうです。モルドールの支配者

 闇の勢力に対抗するものとして、
 ローハン:人間の王国。都は、エドラス。王は、セドデン王

 旅の仲間:8人。ホビット4人、魔法使い、人間、エルフ国王の子、ドワーフ族の戦士

 オーク:敵

 フロッドとサム:モルドールにある滅びの山をめざして旅をしている。道案内が、やせたサルみたいなゴラム(指輪の前所有者だそうです)

 翼をもったでかいけもの(ヤマタノオロチみたい)にナズグルがのっている。

 アラゴルンとレゴラスとギムリの3人:オークとウルク=ハイにさらわれたメリーとピピンを追いかけていた。
 
 バルログ:悪鬼
 
 ガンダルフ:老人。(良い)魔法使い。人間の味方。白の魔法使いになった。(パワーアップした)

 スメアゴル:おさるさんみたいな、人間みたいな生き物。  

2024年11月03日

宙わたる教室(そらわたるきょうしつ) 第3話と第4話

宙わたる教室(そらわたるきょうしつ) NHKドラマ10 毎週火曜日午後10時放送 第3話と第4話 全10話

『第3話 オポチュニティの轍(わだち。車輪の跡)』
 火星の話です。
 ソル:火星における一日のこと。約24時間40分
 ハブ:火星での宇宙飛行士の居住施設
 星を継ぐもの:イギリスのSF(サイエンス・フィクション)作家ジェームス・P・ホーガン(1941年(日本だと昭和16年)-2010年(平成22年)69歳没)のSF小説。
 EVA(エバ):宇宙服を着ての船外活動(施設外活動)。
 火星の人:アメリカ合衆国のSF作家アンディ・ウィアー(1972年生まれ(昭和47年)51歳)の作品。アメリカの小説家。火星の人は、2011年発表(平成23年)。洋画で映画化されています。『オデッセイ アメリカ映画 2時間21分 2015年(平成27年)公開』です。オデッセイは、『長い冒険旅行』という意味です。

<来室ノート>:保健室に置いてあったノート。4年間ぐらいだれも書き込みをしていなかった。保健室登校をしている名取佳純が書き込んでいる。(定時制高校にも保健室登校というものがあるのかと驚きました)。
 名取佳純(起立性調節障害。父母離婚。母が親権者なるも、母は、姉をひいきして、妹の佳純を差別する。佳純をやっかい者扱いする)。

 定時制高校の教室を火星とし、保健室をハブとする。名取佳純は、ハブ(保健室)でしか、呼吸ができない。
 名取佳純は、EVAで(宇宙服を着ての施設外活動)、教室に行く。決死の覚悟がいる。
 過換気:発作的に息苦しくなって、呼吸が早くなる。
 過呼吸:緊張、ストレスで、呼吸の深さが増加する。

 現実にあった火星探査の記録です。アメリカ合衆国のNASA(ナサ)がかかわっています。
 オポチュニティ:火星で活動する無人探査車の名称。英語の直訳は、『チャンスとか、機会』とか。
 オポチュニティの轍(わだち。左右に3つずつの車輪の2本の跡(あと))が、人生の軌跡と重なります。火星探査船オポチュニティを擬人化してあります。リストカット(カミソリによる自傷行為によってできた腕の傷。自殺企図(じさつきと)、されど死なない)とオポチュニティの車輪のあとを重ねてあります。

 火星探査車である『オポチュニティ』は、地球から遠く離れた火星で、ひとりぼっちでがんばったのです。火星の写真をたくさん撮って、地球に送ってくれたのです。ドラマでは、オポチュニティが撮影した火星の青い夕焼けが紹介されます。

 オポチュニティは、2003年(平成15年)7月に打ち上げられ、2004年(平成16年)に火星に到着した。運用期間3か月の予定だったが、気がつけば、15年間火星での旅を続けてくれた。
 2018年(平成30年)、オポチュニティは、大規模な砂嵐に襲われて、太陽電池がダウンして、機能が停止した。
 2019年(平成31年)2月、NASA(アメリカ航空宇宙局)は、ミッション終了を宣言した。

 オポチュニティは、調査中に、前輪を一つ失ったり、砂だまりにはまりこんだり、原因不明の電力低下に見舞われたり、数々の困難に直面したが、克服し続けた。
 『この子(オポチュニティ)は、自分の後ろに続く轍(わだち)を見て、ただ孤独を感じたわけではないのだ。きっと、もう少しだけ前へ進もうと思ったに違いない……』。
 オポチュニティの背後には、地球に応援してくれる仲間がいた(NASAのスタッフメンバー)。この子(名取佳純)にも、仲間が必要だ(定時制高校科学部の生徒が仲間です)。

 保健室の先生は、原作の小説では、髪を真っ赤に染めています。ドラマではつやつやの黒髪でした。赤いほうが良かったのに。
 保健室の先生は、過去に、生徒をひとり死なせています。

 連絡ノートを使って、生徒と理科担当藤竹先生の交流が始まります。
 
 名取佳純の再起の足を引っ張る女子がいます。
 『依存』のかたまりのような女子です。人のせいにします。人を巻き込まないでほしい。自分のことは、自分の脳みそで思考してほしい。自分がすることを他人に判断させてはいけません。ましてや、あなたがこうすればいいと言ったからそうしたのにうまくいかなかった。うまくいかなかったのはあなたのせいだと相手を責めることは卑怯者がすることです。ひきょうもの:心が卑しい(いやしい)人間。

 火星探査車であるオポチュニティの存在は、『願い』でもあります。
 オポチュニティは、人間の人生のように、長い旅をしていたのです。
 
 名取佳純から、両親が離婚してから会わなくなった父親との夜空を見上げた宇宙観測の思い出話が出ます。楽しかったそうです。名取佳純は、父親に会いたい。自分を差別する冷たい母親からは離れたい。

 火星には、今もなお、壊れたオポチュニティがいる。

 『育てる(そだてる)』とか、『育む(はぐくむ)』、『学ぶ(まなぶ)』という人生の基本があります。
 轍は(わだちは。車輪の跡は)、懸命に生きた証(あかし)なのです。


『第4話 金の卵の衝突実験』
 イッセー尾形さんの熱演が光っています。
 先生役の窪田正孝さんもうまい。
 
 シーンは、病院見舞いの先生の姿で始まり、だれの見舞いかは、あとから判明します。イッセー尾形さんの奥さんが、じん肺で長期継続入院中です。

 小説では細かく経歴が紹介されていますが、ドラマは時間の制限もあるのでそこまでは情報提供されていませんので、ここに書いておきます。

長嶺省造:定時制高校二年生。昭和23年生まれ。74歳。金属加工の会社を自営で経営していたが、70歳で会社経営を閉じた。子どもはふたりで、孫がいる。福島の常磐炭田(じょうばんたんでん)の炭鉱町で育った。炭鉱が斜陽化したためもあり、中卒で、集団就職で東京に来て町工場でがんばった。37歳で独立した。父親は10歳のときに炭鉱事故で亡くなった。

長嶺江美子:長嶺省造の妻。『じん肺(仕事中に大量の粉塵(ふんじん。ほこり、金属の粒(つぶ)などを長期間吸い込んで肺の組織が壊れた)』で現在は入院中。退院はいつになるのかわからない。学歴は中学卒業。青森から集団就職で上京して、タイル工場で10年間粉まみれで働いた。高校に行きたかった。

 集団就職の話が出ます。15歳で列車に乗せられて、遠くの都会へ労働力として運ばれていきます。就職するときに、企業は親にお金を払います。こどもは労働に縛られます。(しばられます)。
 ドラマでは、中卒で、福島から東京へ来た長嶺さん(ながみねさん。イッセー尾形さん)と青森から東京へ来た長嶺さんの奥さん(朝加真由美さん)について語られます。

 本が一冊あります。『集団就職 高度経済成長を支えた金の卵たち 澤宮優(さわみや・ゆう) 弦書房(げんしょぼう)』です。
 大手紡績会社、繊維会社、陶器会社、鉄鋼会社、自動車工場、大手スーパー、いろいろあります。寿司屋とか、床屋とかの、職人仕事もあります。
 地方出身をばかにされた。
 会社の寮暮らしです。事業所への住み込みもあります。
 邦画、『ALWAYS 三丁目の夕日』を思い出します。青森から集団就職列車に乗って東京へ出て来たという設定の堀北真希さんが熱演でした。『鈴木オート』という自動車屋で工員として働くのです。泣けました。
 こちらの集団就職の本では、定時制高校への通学話も出てきます。みんなが高校に行きたかった。でも学力があってもお金がなくて高校に行けないこどもがたくさんいた時代です。

 タバコ吸いの柳田岳人(やなぎだ・たけと 21歳。演者は、小林虎之助さん)を長嶺さんが注意します。喫煙は、お金と時間の浪費です。体も家庭も壊れます。
 長嶺さんはヘビースモーカーだった。じん肺の奥さんを気づかってやれなかったことを深く後悔しています。長嶺さんは今は非喫煙者です。

 この話は、藤竹先生が企画した、『壮大な実験』なのです。
 背景には、『無念』があります。優遇される人たちや、上層部が得をする組織運営に対する『怒り(いかり)』が、壮大な実験を実現させる原動力です。

 長嶺さんの言葉に、藤竹先生の気持ちがこめられています。
 『はいあがってやるという気概はないのか!』(気概(きがい):困難に屈しない強い気持ち)
 真剣なやりとりがあります。

 『学ぶ』ということを、真剣に考えさせられるドラマです。

 『あんた食えんな』(ずるがしこい。気を許せない。長嶺さんが、藤竹先生に言った言葉です。藤竹先生は策略家です。かけひき、戦術家)。

 実験結果を学会で発表する。『火星をつくる』。