2024年10月19日
宙わたる教室(そらわたるきょうしつ) 第1話と第2話
宙わたる教室(そらわたるきょうしつ) 第1話と第2話 NHKドラマ10 毎週火曜日午後10時放送 全10回
本は、今年5月に読みました。『宙わたる教室(そらわたるきょうしつ) 伊予原新(いよはら・しん) 文藝春秋』。読書の感想は、5月13日付で長々と書いておきました。読んだ時、ドラマになることは知りませんでした。さっそくドラマを観てみました。
『第1話 夜8時の青空教室』
定時制高校、東京都立東新宿高校です。(架空の高校です)
3人の若者は不良には見えない。スタイルとフェイス(お顔)が良すぎます。<もっとクセのある役者さんが向いている役柄です>
『(勉強とか実験とか研究は)とにかく手を動かすのです』
本を読んだのでわかるのですが、このあと、話は、ものすごくまじめな方向へと向かっていきます。
『(自分は)不良品なんだよ!』
『中卒は、口のききかたも知らんのか!』
『また、クビか』
定時制の高校生である柳田岳人(やなぎだ・たけと)は、一途な(いちずな)人です。直線的な男です。
彼、そして、登場人物たちが、だんだん、宇宙に目が向いていきます。
『ぜんぜん意味が入ってこない』
物理担当の藤竹先生役の窪田正孝さん(くぼた・まさたかさん)が、うまいなあ。いい演技です。
『よってたかってばかにしやがって、ちくしょーー ちくしょーー』
『くっだらねぇ』(映像を観ていて、自分はおもしろい)
『空はなぜ青いのか。知りたくないですか?』
『むだにするかどうかは、自分しだいです』
『ここには(定時制高校)、なんだってあります』
『ここは(定時制高校)、あきらめたものを取り戻す場所です』
ときおり、殴る蹴るのケンカになりそうなシーンがあります。
<一般論として、社会では、暴力を振るったほうの人間の人生が終わります。必ず後悔します。法律は加害者を守ってはくれません。社会的制裁も待ち受けています。仕事が見つからなくなります。感情的になったほうが負けます。だから我慢します>
『もし、なければ、つくればいい』
『科学部をつくりたい。部員が3人いる。柳田くん、いっしょにやりませんか』
『めんどくせえ』
『…… 火星の夕焼けって、青いんです』
『第2話 雲と火山のレシピ』
実験なのです。
これは、物理学者藤竹先生によって企画された実験なのです。
本にそう書いてあったのです。
柳田岳人(やなぎだ・たけと)役の人が、かっこ良すぎます。本のイメージと違います。
ほかの登場人物の役者さんたちも美しすぎます。
映像になると、本読みで味わった自分の想像した世界が失われてしまうということはあります。
現実味が薄くなるのです。
差別があります。
定時制高校の生徒だから、人の物を盗むだろうという思い込みがあります。
根拠のない言いがかりに対しては、写真撮影、動画、録音などしておいて、あとで対抗するときに証拠として残しておいたほうがいい。証人も押さえておく。
『だめだよケンカは』
『ダメダメ暴力はダメ』
<都会はいろいろと出来事が多い>
『まずはとにかく手を動かしましょう(そうやって理解する)』
犯人扱い。外国人に対して、『ガイジン』と言う差別があります。
見た目は外国人でも、中身は同じ人間ということはあります。
いまどきの風潮で、すぐに辞めさせようとします。
日本人の心が狭くなりました。
半世紀ぐらい前は、日本人の心に余裕がありました。『まあ、いいか』の精神がありました。だれだって間違いはあります。お互いさまです。
ドラマでは、藤竹先生の言葉が、『気持ち悪くてすっきりしない』。事実確認をしないで、退学という処分だけを先に決めようとすることを、気持ち悪いと表現します。
紛争事件は、理由なく起きることはありません。経過を把握する。被害者に見えるほうが、実は加害者だったということもあります。
藤竹先生は、『観察』をしている。<実験だから>
なんというか、何かを続けていると、たいてい<辞めようか(やめようか)>と思う時があります。そして、たいてい<もう少しやってみよう>と思って、続ける道を選びます。その繰り返しで、何かをずっと続けているということはあります。
物事(ものごと)というものは、いったん始めたら、きちんとした区切りが付く節目までは続けることが基本ですが、応援してくれる人がいないと続かないということはあります。
言いがかりをつける役の人がうまくない。ロボットみたいです。そこのシーンだけ、雰囲気が違って見えます。言い方が一本調子(いっぽんちょうし。単調)で、セリフに表情がありません。『うぜぇ』という言い方が平坦(へいたん)でつまらなかった。『うっぜぇ(んだよ)!』ぐらい力を入れたほうがいい。自分の大切なものを人に盗まれた人間は、心底から怒ります(いかります)。(受信料を払っているので、正直に書いてしまいます)
生徒はみんなそれぞれ事情があって定時制高校へ通っている。
人間は、『気持ち』で生きている。
『きれいな心』をもつ。
越川アンジェラ40歳女性は、高校生になりたかった。越川アンジェラは、こどものころは小学校の先生になりたかった。
同じ年齢でも、人生体験がずいぶん異なって(ことなって)、おとなっぽい人もいるし、こどもっぽい人もいます。
本は、今年5月に読みました。『宙わたる教室(そらわたるきょうしつ) 伊予原新(いよはら・しん) 文藝春秋』。読書の感想は、5月13日付で長々と書いておきました。読んだ時、ドラマになることは知りませんでした。さっそくドラマを観てみました。
『第1話 夜8時の青空教室』
定時制高校、東京都立東新宿高校です。(架空の高校です)
3人の若者は不良には見えない。スタイルとフェイス(お顔)が良すぎます。<もっとクセのある役者さんが向いている役柄です>
『(勉強とか実験とか研究は)とにかく手を動かすのです』
本を読んだのでわかるのですが、このあと、話は、ものすごくまじめな方向へと向かっていきます。
『(自分は)不良品なんだよ!』
『中卒は、口のききかたも知らんのか!』
『また、クビか』
定時制の高校生である柳田岳人(やなぎだ・たけと)は、一途な(いちずな)人です。直線的な男です。
彼、そして、登場人物たちが、だんだん、宇宙に目が向いていきます。
『ぜんぜん意味が入ってこない』
物理担当の藤竹先生役の窪田正孝さん(くぼた・まさたかさん)が、うまいなあ。いい演技です。
『よってたかってばかにしやがって、ちくしょーー ちくしょーー』
『くっだらねぇ』(映像を観ていて、自分はおもしろい)
『空はなぜ青いのか。知りたくないですか?』
『むだにするかどうかは、自分しだいです』
『ここには(定時制高校)、なんだってあります』
『ここは(定時制高校)、あきらめたものを取り戻す場所です』
ときおり、殴る蹴るのケンカになりそうなシーンがあります。
<一般論として、社会では、暴力を振るったほうの人間の人生が終わります。必ず後悔します。法律は加害者を守ってはくれません。社会的制裁も待ち受けています。仕事が見つからなくなります。感情的になったほうが負けます。だから我慢します>
『もし、なければ、つくればいい』
『科学部をつくりたい。部員が3人いる。柳田くん、いっしょにやりませんか』
『めんどくせえ』
『…… 火星の夕焼けって、青いんです』
『第2話 雲と火山のレシピ』
実験なのです。
これは、物理学者藤竹先生によって企画された実験なのです。
本にそう書いてあったのです。
柳田岳人(やなぎだ・たけと)役の人が、かっこ良すぎます。本のイメージと違います。
ほかの登場人物の役者さんたちも美しすぎます。
映像になると、本読みで味わった自分の想像した世界が失われてしまうということはあります。
現実味が薄くなるのです。
差別があります。
定時制高校の生徒だから、人の物を盗むだろうという思い込みがあります。
根拠のない言いがかりに対しては、写真撮影、動画、録音などしておいて、あとで対抗するときに証拠として残しておいたほうがいい。証人も押さえておく。
『だめだよケンカは』
『ダメダメ暴力はダメ』
<都会はいろいろと出来事が多い>
『まずはとにかく手を動かしましょう(そうやって理解する)』
犯人扱い。外国人に対して、『ガイジン』と言う差別があります。
見た目は外国人でも、中身は同じ人間ということはあります。
いまどきの風潮で、すぐに辞めさせようとします。
日本人の心が狭くなりました。
半世紀ぐらい前は、日本人の心に余裕がありました。『まあ、いいか』の精神がありました。だれだって間違いはあります。お互いさまです。
ドラマでは、藤竹先生の言葉が、『気持ち悪くてすっきりしない』。事実確認をしないで、退学という処分だけを先に決めようとすることを、気持ち悪いと表現します。
紛争事件は、理由なく起きることはありません。経過を把握する。被害者に見えるほうが、実は加害者だったということもあります。
藤竹先生は、『観察』をしている。<実験だから>
なんというか、何かを続けていると、たいてい<辞めようか(やめようか)>と思う時があります。そして、たいてい<もう少しやってみよう>と思って、続ける道を選びます。その繰り返しで、何かをずっと続けているということはあります。
物事(ものごと)というものは、いったん始めたら、きちんとした区切りが付く節目までは続けることが基本ですが、応援してくれる人がいないと続かないということはあります。
言いがかりをつける役の人がうまくない。ロボットみたいです。そこのシーンだけ、雰囲気が違って見えます。言い方が一本調子(いっぽんちょうし。単調)で、セリフに表情がありません。『うぜぇ』という言い方が平坦(へいたん)でつまらなかった。『うっぜぇ(んだよ)!』ぐらい力を入れたほうがいい。自分の大切なものを人に盗まれた人間は、心底から怒ります(いかります)。(受信料を払っているので、正直に書いてしまいます)
生徒はみんなそれぞれ事情があって定時制高校へ通っている。
人間は、『気持ち』で生きている。
『きれいな心』をもつ。
越川アンジェラ40歳女性は、高校生になりたかった。越川アンジェラは、こどものころは小学校の先生になりたかった。
同じ年齢でも、人生体験がずいぶん異なって(ことなって)、おとなっぽい人もいるし、こどもっぽい人もいます。