2022年02月28日
話を聞かない男、地図が読めない女
話を聞かない男、地図が読めない女 アラン・ピーズ+バーバラ・ピーズ/藤井留美=訳 男脳・女脳が「謎」を解く 主婦の友社
とても売れている本ですということが、前面に押し出された本の帯(おび)となっています。
帯には380万部、カバーの著者紹介では、世界で600万部、売れたと表示してあります。
自分が読むのは初めてです。
タイトルに違和感をもつのは、自分が日本人だからでしょう。
日本人ならふつうの表記が『男は話を聞かない。女は地図を読めない』となります。
英語のタイトルが、Why men don‘t listen & Women can’t read maps ですからタイトルのような日本語訳になるのでしょう。
脳に、男とか女とか区別があるのだろうか。
疑問を持ちながらの読書のスタートです。
著者のふたりは、紹介文を読むと、オーストラリアブリスベーンに住む人とあります。紹介文を読んでも、職業がはっきりわかりません。何かを教えることを仕事にしているようです。
おふたりは、ご夫婦です。
とりあえず1回目の本読みです。
1ページずつゆっくりめくりながら最後までいきます。
2000年(平成12年)3月に単行本が発行されているそうです。
それから20年が経過しています。
タイトルからは、男女の対立を想像してしまいます。
男と女しかいないのですから、対立は避けたい。
68ページに人間の脳の解体案内図があります。
先日は『海馬 脳は疲れない』という脳に関する対談集を読みました。池谷裕二・糸井重里 新潮文庫 その本と同じような脳の図面がありますが、こちらは、部位ではなく、男女それぞれが考えている事柄を図に落としてあります。
男性の脳の中心が『セックス』女性の脳の中心が『鼻を突っ込みたい欲求』とあります。鼻を突っ込みたい欲求というのは、何のことかわかりません。
読み物として、おもしろそうです。
129ページには、いくつかの顔の絵が、男女別で書いてあります。
喜怒哀楽の表情です。
154ページには、『女が地方自治体の首長になったら、路上駐車は全面禁止になるだろう』と書いてあります。小池都知事が思い浮かびます。全面駐車禁止、東京は、そのようにはなっていません。
うさんくさい本だろうか。(あやしい。疑わしい)
159ページに、職業別の男女の割合表があります。
運転関係の職に就いているのは男性が多いのですが、今どきは、女性ドライバーを多くみかけます。やっぱりあやしそうな本です。
後半は、『性』の話で、男女を獣(けもの)として、研究、分析されているようです。
脳の病気じゃないかと思うような男性の『盗撮』『のぞき』行為があります。
裸を見慣れていないからそうなるのかもしれません。
祖父母、父母、兄弟姉妹、夫婦、親子で、ふだんからお互いの素っ裸(すっぱだか)を見たり、下着を見たりしていたら、慣れてしまって、興味をもたないような気がします。
家事で、せんたくやアイロンかけをしていると母親や妻や娘の下着の整理整とんもするわけで、下着を見ながら、いちいちワクワクなどしておられません。
しょせん人間の体です。どれも似たようなつくりです。病気やけがで痛んでいたりもします。
本の最後半部は、物事を判断する時の、脳の構造に触れてあります。
『否定』はしない。最近そう思います。生きるか死ぬかという事案でなければ、提案されたとおりにやってみればいい。成功することもあるし失敗することもある。それだけのことです。
最後までページをめくって思ったことは、言いたいことをはっきり言う本が売れるということでした。
(2回目の本読み)
文字数が多い文章です。
流し読みをすることにします。
この本の目的は何だろう? 著者夫婦の蓄財しか思い浮かびません。
男はこう、女はこうと決めつけられません。ケースバイケースです。
インタビューに基づいて、分析、研究、考察されたそうです。
インタビューの相手はふつう構えます。あとさきのことを考えて、本音(ほんね)は言いません。
インタビューを受けた人に報酬を支払ったのだろうか。なにがしかのお礼はしたことでしょう。不正確な調査結果が生じます。
欧米諸国では、結婚後、半数が離婚するそうです。
結婚して半年たって、こんなはずじゃなかったということは、よくある話です。
たいていは、こんなはずじゃなかったというところを話し合って協力して克服していきます。
女は男が、なんだかんだとしてくれなくて『(男は)セックスばかりしたがる』と怒るそうです。
いっぽう男は、女が、『あれもこれも能力がない』と責めるそうです。
どっちもどっちのような気がします。
おもしろかったのは、ドライブで道に迷った時、男は地図を見る。女は人に道をたずねるという部分でした。
自分が歳をとってみて気づいたことがあります。
歳をとると、男とか女という感覚が薄れてきます。
みんな男のようでもあるし、みんな女のようでもあります。
性別が中和されるのです。(中間になる)
とくに見た目はみんな、おばあさんのようにも、おじいさんのようにも見えます。
頭の中の感じ方や考え方も同じようになってきます。
そう思うとこの本は、若い世代向けに書かれた本だろうと推察するのです。
男が優位で、女は劣位(れつい)というのも、ずばりあてはまるものでもありません。
今となっては、数々のデータが古い。1978年(昭和53年)のこと、1962年(昭和37年)のこと、1980年代(昭和55年-平成元年)のこと、1990年代(平成2年-平成11年)のこと、1999年(平成11年)のこと。
『愛情豊かに育てられた子どものほうが、健康で幸福なおとなになることが多い』『性犯罪、児童への性的いたずらに走る者は、こどもの頃から人から拒絶されたり、暴力をふるわれてばかりで、抱きしめられた経験が少なかった傾向がある。』この部分は、説得力がありました。
『男脳・女脳テスト』の部分は、LGBT(体と心の性的不一致)判定テストに通じるのだろうか。脳のパターンが、男っぽいか、女っぽいかを調べるためのものです。
この本は、男性が読む本なのか、女性が読む本なのか。女性が読む本のような気がします。
この本から、何か得るものがあるのか。
そんなことを考えている133ページ付近です。
(つづく)
女性の車の運転が芳しくないとか(かんばしくない)、縦列駐車ができないとかの話が続きます。
男性でも車の運転が苦手な人はいます。
女性は、地図を読めないとありますが、今はもう車の運転は、カーナビに誘導される時代です。加えて、駐車も車によっては、自動運転で、ハンドルが勝手に回って駐車してくれます。運転者が車を降りて、リモコンボタンで、車自身が駐車動作をしてくれる車もあります。
時代が変わって、安全のためにできることはなんでも自動化です。
『九割の女は空間能力に限度がある』とあります。そうだろうか?
自分は男ですが方向オンチです。徒歩だとスマホの地図があっても道に迷います。東西南北がわかりません。
女性と男性の能力に関して、あれは劣る(おとる。程度が低い)、これは劣る、というようなことをいろいろと書いてあるのですが、だから何だというのだろう。
著者夫婦は脳科学者ではないと思います。
根拠は受け売りです。(人から聞いた話や知識)引用が多い。
(つづく)
ホモとかゲイの話、性生活の話へと続き、延々と男女関係の体の関係の話、同じく同性愛の話が続きます。一夫一婦制と一夫多妻制の話もでます。
単婚の動物は、キツネ、ガチョウ、ワシなどだそうです。
男性は女性にどのようにサービスを提供すればいいかのアドバイスがあります。①雰囲気づくり ②食べさせる ③火をたく ④花を贈る ⑤踊りに行く ⑥チョコレートとシャンパンを買う
もう、年寄りにとっては、不要な話です。ハグするだけでいい。綾小路きみまろさんの言葉にありました。『昔ラブラブ今、介護』です。
それより、長生きのための健康維持の話のほうが大事です。
この本は若い人向けでしょう。
生活が多様化した現在、この本の中身は古くなっています。
とても売れている本ですということが、前面に押し出された本の帯(おび)となっています。
帯には380万部、カバーの著者紹介では、世界で600万部、売れたと表示してあります。
自分が読むのは初めてです。
タイトルに違和感をもつのは、自分が日本人だからでしょう。
日本人ならふつうの表記が『男は話を聞かない。女は地図を読めない』となります。
英語のタイトルが、Why men don‘t listen & Women can’t read maps ですからタイトルのような日本語訳になるのでしょう。
脳に、男とか女とか区別があるのだろうか。
疑問を持ちながらの読書のスタートです。
著者のふたりは、紹介文を読むと、オーストラリアブリスベーンに住む人とあります。紹介文を読んでも、職業がはっきりわかりません。何かを教えることを仕事にしているようです。
おふたりは、ご夫婦です。
とりあえず1回目の本読みです。
1ページずつゆっくりめくりながら最後までいきます。
2000年(平成12年)3月に単行本が発行されているそうです。
それから20年が経過しています。
タイトルからは、男女の対立を想像してしまいます。
男と女しかいないのですから、対立は避けたい。
68ページに人間の脳の解体案内図があります。
先日は『海馬 脳は疲れない』という脳に関する対談集を読みました。池谷裕二・糸井重里 新潮文庫 その本と同じような脳の図面がありますが、こちらは、部位ではなく、男女それぞれが考えている事柄を図に落としてあります。
男性の脳の中心が『セックス』女性の脳の中心が『鼻を突っ込みたい欲求』とあります。鼻を突っ込みたい欲求というのは、何のことかわかりません。
読み物として、おもしろそうです。
129ページには、いくつかの顔の絵が、男女別で書いてあります。
喜怒哀楽の表情です。
154ページには、『女が地方自治体の首長になったら、路上駐車は全面禁止になるだろう』と書いてあります。小池都知事が思い浮かびます。全面駐車禁止、東京は、そのようにはなっていません。
うさんくさい本だろうか。(あやしい。疑わしい)
159ページに、職業別の男女の割合表があります。
運転関係の職に就いているのは男性が多いのですが、今どきは、女性ドライバーを多くみかけます。やっぱりあやしそうな本です。
後半は、『性』の話で、男女を獣(けもの)として、研究、分析されているようです。
脳の病気じゃないかと思うような男性の『盗撮』『のぞき』行為があります。
裸を見慣れていないからそうなるのかもしれません。
祖父母、父母、兄弟姉妹、夫婦、親子で、ふだんからお互いの素っ裸(すっぱだか)を見たり、下着を見たりしていたら、慣れてしまって、興味をもたないような気がします。
家事で、せんたくやアイロンかけをしていると母親や妻や娘の下着の整理整とんもするわけで、下着を見ながら、いちいちワクワクなどしておられません。
しょせん人間の体です。どれも似たようなつくりです。病気やけがで痛んでいたりもします。
本の最後半部は、物事を判断する時の、脳の構造に触れてあります。
『否定』はしない。最近そう思います。生きるか死ぬかという事案でなければ、提案されたとおりにやってみればいい。成功することもあるし失敗することもある。それだけのことです。
最後までページをめくって思ったことは、言いたいことをはっきり言う本が売れるということでした。
(2回目の本読み)
文字数が多い文章です。
流し読みをすることにします。
この本の目的は何だろう? 著者夫婦の蓄財しか思い浮かびません。
男はこう、女はこうと決めつけられません。ケースバイケースです。
インタビューに基づいて、分析、研究、考察されたそうです。
インタビューの相手はふつう構えます。あとさきのことを考えて、本音(ほんね)は言いません。
インタビューを受けた人に報酬を支払ったのだろうか。なにがしかのお礼はしたことでしょう。不正確な調査結果が生じます。
欧米諸国では、結婚後、半数が離婚するそうです。
結婚して半年たって、こんなはずじゃなかったということは、よくある話です。
たいていは、こんなはずじゃなかったというところを話し合って協力して克服していきます。
女は男が、なんだかんだとしてくれなくて『(男は)セックスばかりしたがる』と怒るそうです。
いっぽう男は、女が、『あれもこれも能力がない』と責めるそうです。
どっちもどっちのような気がします。
おもしろかったのは、ドライブで道に迷った時、男は地図を見る。女は人に道をたずねるという部分でした。
自分が歳をとってみて気づいたことがあります。
歳をとると、男とか女という感覚が薄れてきます。
みんな男のようでもあるし、みんな女のようでもあります。
性別が中和されるのです。(中間になる)
とくに見た目はみんな、おばあさんのようにも、おじいさんのようにも見えます。
頭の中の感じ方や考え方も同じようになってきます。
そう思うとこの本は、若い世代向けに書かれた本だろうと推察するのです。
男が優位で、女は劣位(れつい)というのも、ずばりあてはまるものでもありません。
今となっては、数々のデータが古い。1978年(昭和53年)のこと、1962年(昭和37年)のこと、1980年代(昭和55年-平成元年)のこと、1990年代(平成2年-平成11年)のこと、1999年(平成11年)のこと。
『愛情豊かに育てられた子どものほうが、健康で幸福なおとなになることが多い』『性犯罪、児童への性的いたずらに走る者は、こどもの頃から人から拒絶されたり、暴力をふるわれてばかりで、抱きしめられた経験が少なかった傾向がある。』この部分は、説得力がありました。
『男脳・女脳テスト』の部分は、LGBT(体と心の性的不一致)判定テストに通じるのだろうか。脳のパターンが、男っぽいか、女っぽいかを調べるためのものです。
この本は、男性が読む本なのか、女性が読む本なのか。女性が読む本のような気がします。
この本から、何か得るものがあるのか。
そんなことを考えている133ページ付近です。
(つづく)
女性の車の運転が芳しくないとか(かんばしくない)、縦列駐車ができないとかの話が続きます。
男性でも車の運転が苦手な人はいます。
女性は、地図を読めないとありますが、今はもう車の運転は、カーナビに誘導される時代です。加えて、駐車も車によっては、自動運転で、ハンドルが勝手に回って駐車してくれます。運転者が車を降りて、リモコンボタンで、車自身が駐車動作をしてくれる車もあります。
時代が変わって、安全のためにできることはなんでも自動化です。
『九割の女は空間能力に限度がある』とあります。そうだろうか?
自分は男ですが方向オンチです。徒歩だとスマホの地図があっても道に迷います。東西南北がわかりません。
女性と男性の能力に関して、あれは劣る(おとる。程度が低い)、これは劣る、というようなことをいろいろと書いてあるのですが、だから何だというのだろう。
著者夫婦は脳科学者ではないと思います。
根拠は受け売りです。(人から聞いた話や知識)引用が多い。
(つづく)
ホモとかゲイの話、性生活の話へと続き、延々と男女関係の体の関係の話、同じく同性愛の話が続きます。一夫一婦制と一夫多妻制の話もでます。
単婚の動物は、キツネ、ガチョウ、ワシなどだそうです。
男性は女性にどのようにサービスを提供すればいいかのアドバイスがあります。①雰囲気づくり ②食べさせる ③火をたく ④花を贈る ⑤踊りに行く ⑥チョコレートとシャンパンを買う
もう、年寄りにとっては、不要な話です。ハグするだけでいい。綾小路きみまろさんの言葉にありました。『昔ラブラブ今、介護』です。
それより、長生きのための健康維持の話のほうが大事です。
この本は若い人向けでしょう。
生活が多様化した現在、この本の中身は古くなっています。
2022年02月26日
太川&えびす路線バスの旅 宮崎県青島から長崎市グラバー園
太川陽介&えびすよしかずのローカル路線バス乗り継ぎ人情旅 第23弾 宮崎県青島から長崎市グラバー園 2016年放送分の再放送 BSテレ東
以前DVDで観たことがありますが、再放送があったので、録画してまた観ました。
ゲストのはいだしょうこさんのきれいな歌声が今も耳に残っています。
長崎県内にある絵本に出てくるようなバス停の中で歌っておられました。
えびすさんが『歌がうまいねー』とほめていました。
えびすさんは、はいだしょうこさんが歌を歌う人であることを知らないようで、きっと今も知らなくて、認知症になって、もう、はいだしょうこさんのことも忘れてしまっているのでしょう。
いろいろと、何度見ても新しい発見がある番組です。
以前見た時は、どうして、熊本空港から熊本市内に行くバスに乗らないのだろうと疑問をもちました。今回もう一度見て、大分県別府市がチェックポイントになっていたことを知りました
ぼんやり見ていたので気づきませんでした。
この番組で、認知症予防の訓練をしているようなものです。
おいしいお料理として、宮崎県の地鶏(じどり)のあぶり焼き、鶏南蛮(とりなんばん)、マンゴー太陽のタマゴ、たけのこのてんぷらなど。
また、三人とも長時間歩いています。
二時間とかの歩きのときもあります。
気の毒です。
海岸線沿いの道路を路線バスとか乗用車で移動するのは、意外と退屈です。
バスの車内だといねむりしてしまいそうです。
はいだしょうこさんの歌声が美しい。
トトロのものまね。くまモンの歌。手拍子を入れたおもちゃのチャチャチャ。
やはり、バス停でのワンショットが光っています。曲名は知りませんが、『空にあこがれて 空に駆けていく(かけていく)』とお歌いになられた声が美しかった。いつまでも記憶に残ります。才能を感じました。はいだしょうこさんは、いい人でした。
映像に出てくる阿蘇の草千里の詩があったはずです。(草千里には行ったことがあります)
歳をとりました。詩があったことは覚えていますが、詩の内容は忘れています。
この番組を観た頃に『海馬 脳は疲れない 池谷裕二 糸井重里』という本を読んでいました。
脳みそにある海馬(かいばという部分)は、記憶の内容について、取捨選択をしますというようなことが書いてありました。
元気はつらつとしていた人が記憶障害になることがあります。90歳近くになって、昔のことは覚えているけれど、ここ数日のことは覚えていない。脳細胞の半分が死んでいる。
残った半分の脳細胞を大事にする。残った半分を生かし続けて、なおかつ、半分だけど、記憶能力をパワーアップさせる。
読んでいた本には、そんなことが書いてありました。
自分は認知症にはなりたくないけれど、もしかしたら、なってしまうかもしれません。
自分の配偶者が認知症になると、けっこうつらい。
自分だけではなく、予防のために、配偶者にも、頭を使わせなきゃいけません。
映像に出てきた九州を横断するやまなみハイウェイは高校生の時に、林間学校のバスで通過しました。
夏の青空に晴れ渡った風景が、実に素晴らしかった。
車窓から見えた大分県にある由布岳(ゆふだけ)の姿も絶景で雄大でした。
映像を観ていて、同じく、高校生だった別の時期に、大分県別府駅で、長時間の電車の待ち時間を体験したことを思い出しました。
自分は行かずに待合室で荷物番をしていましたが、クラブの先輩たちは、市内にある温泉につかりに行きました。
太川さんたちは、一時的にその場所を通過する旅人です。
通過するのと、そこで暮らすのとは、ずいぶん違います。
お店のテーブルに並んで、ちゃんぽんを食べるえびす三きょうだい(姉、兄、ご本人)の姿からは、九州人の家族だなという、あったかみが伝わってきました。
(2021年1月の番組視聴感想メモから)
太川陽介&蛭子能収のローカル路線バス乗継の旅 第23弾 宮崎-長崎 DVD 2016年放映分
以前、テレビでチラリと短いシーンだけ観たことがあります。別府鉄輪温泉(かんなわおんせん)で無駄なバスの利用があったところと、長崎のグラバー園で蛭子能収さんがごきょうだいと対面されたところのシーンでした。
テレビ放映のときは、熊本地震のときと重なって、放映を先延ばしにされたとの記憶です。
地震の発生が、2016年4月14日夜、同じく16日のお昼で、ロケが、4月12日から15日の3泊4日です。宿泊場所は、12日が宮崎県高千穂、13日が別府鉄輪温泉、14日が佐賀市です。
映像で街並みを見ながら自分も行った気分になれました。やはり九州はのんびりした田舎でいい雰囲気です。
不思議だったのは、ルートを見ていると、熊本空港から熊本駅方向へ行くバスに乗ればいいのに大分、別府方面へ回っています。
蛭子能収(えびすよしかず)さん語録として、
「自分が神さま(えびすだから)自分は神さま仏さまを信じない」
九州長崎出身者ですが、どうも九州の地理には詳しくない。
「(長崎で)兄貴に会うよりも大村ボート(競艇場)へ行ったほうがよい」
「グラバー邸はたいしたことないけれど、そこからの(海をのぞむ)景色がいい」
ロケはたいへんです。とくにマドンナは大変です。今回は、はいだしょうこさんでした。長崎のみかんの形をしたバス停の中で歌ったときの歌声がよかった。そこはフルーツ街道で、メロン、スイカ、イチゴの形をしたバス停が続いていました。
自分も行ったことがある場所がいくつも出てきてなつかしかった。九州の人の言葉もなつかしい。
有明海でとれた海苔(のり)、魚のてんぷらの揚げ物がおいしそうでした。
以前DVDで観たことがありますが、再放送があったので、録画してまた観ました。
ゲストのはいだしょうこさんのきれいな歌声が今も耳に残っています。
長崎県内にある絵本に出てくるようなバス停の中で歌っておられました。
えびすさんが『歌がうまいねー』とほめていました。
えびすさんは、はいだしょうこさんが歌を歌う人であることを知らないようで、きっと今も知らなくて、認知症になって、もう、はいだしょうこさんのことも忘れてしまっているのでしょう。
いろいろと、何度見ても新しい発見がある番組です。
以前見た時は、どうして、熊本空港から熊本市内に行くバスに乗らないのだろうと疑問をもちました。今回もう一度見て、大分県別府市がチェックポイントになっていたことを知りました
ぼんやり見ていたので気づきませんでした。
この番組で、認知症予防の訓練をしているようなものです。
おいしいお料理として、宮崎県の地鶏(じどり)のあぶり焼き、鶏南蛮(とりなんばん)、マンゴー太陽のタマゴ、たけのこのてんぷらなど。
また、三人とも長時間歩いています。
二時間とかの歩きのときもあります。
気の毒です。
海岸線沿いの道路を路線バスとか乗用車で移動するのは、意外と退屈です。
バスの車内だといねむりしてしまいそうです。
はいだしょうこさんの歌声が美しい。
トトロのものまね。くまモンの歌。手拍子を入れたおもちゃのチャチャチャ。
やはり、バス停でのワンショットが光っています。曲名は知りませんが、『空にあこがれて 空に駆けていく(かけていく)』とお歌いになられた声が美しかった。いつまでも記憶に残ります。才能を感じました。はいだしょうこさんは、いい人でした。
映像に出てくる阿蘇の草千里の詩があったはずです。(草千里には行ったことがあります)
歳をとりました。詩があったことは覚えていますが、詩の内容は忘れています。
この番組を観た頃に『海馬 脳は疲れない 池谷裕二 糸井重里』という本を読んでいました。
脳みそにある海馬(かいばという部分)は、記憶の内容について、取捨選択をしますというようなことが書いてありました。
元気はつらつとしていた人が記憶障害になることがあります。90歳近くになって、昔のことは覚えているけれど、ここ数日のことは覚えていない。脳細胞の半分が死んでいる。
残った半分の脳細胞を大事にする。残った半分を生かし続けて、なおかつ、半分だけど、記憶能力をパワーアップさせる。
読んでいた本には、そんなことが書いてありました。
自分は認知症にはなりたくないけれど、もしかしたら、なってしまうかもしれません。
自分の配偶者が認知症になると、けっこうつらい。
自分だけではなく、予防のために、配偶者にも、頭を使わせなきゃいけません。
映像に出てきた九州を横断するやまなみハイウェイは高校生の時に、林間学校のバスで通過しました。
夏の青空に晴れ渡った風景が、実に素晴らしかった。
車窓から見えた大分県にある由布岳(ゆふだけ)の姿も絶景で雄大でした。
映像を観ていて、同じく、高校生だった別の時期に、大分県別府駅で、長時間の電車の待ち時間を体験したことを思い出しました。
自分は行かずに待合室で荷物番をしていましたが、クラブの先輩たちは、市内にある温泉につかりに行きました。
太川さんたちは、一時的にその場所を通過する旅人です。
通過するのと、そこで暮らすのとは、ずいぶん違います。
お店のテーブルに並んで、ちゃんぽんを食べるえびす三きょうだい(姉、兄、ご本人)の姿からは、九州人の家族だなという、あったかみが伝わってきました。
(2021年1月の番組視聴感想メモから)
太川陽介&蛭子能収のローカル路線バス乗継の旅 第23弾 宮崎-長崎 DVD 2016年放映分
以前、テレビでチラリと短いシーンだけ観たことがあります。別府鉄輪温泉(かんなわおんせん)で無駄なバスの利用があったところと、長崎のグラバー園で蛭子能収さんがごきょうだいと対面されたところのシーンでした。
テレビ放映のときは、熊本地震のときと重なって、放映を先延ばしにされたとの記憶です。
地震の発生が、2016年4月14日夜、同じく16日のお昼で、ロケが、4月12日から15日の3泊4日です。宿泊場所は、12日が宮崎県高千穂、13日が別府鉄輪温泉、14日が佐賀市です。
映像で街並みを見ながら自分も行った気分になれました。やはり九州はのんびりした田舎でいい雰囲気です。
不思議だったのは、ルートを見ていると、熊本空港から熊本駅方向へ行くバスに乗ればいいのに大分、別府方面へ回っています。
蛭子能収(えびすよしかず)さん語録として、
「自分が神さま(えびすだから)自分は神さま仏さまを信じない」
九州長崎出身者ですが、どうも九州の地理には詳しくない。
「(長崎で)兄貴に会うよりも大村ボート(競艇場)へ行ったほうがよい」
「グラバー邸はたいしたことないけれど、そこからの(海をのぞむ)景色がいい」
ロケはたいへんです。とくにマドンナは大変です。今回は、はいだしょうこさんでした。長崎のみかんの形をしたバス停の中で歌ったときの歌声がよかった。そこはフルーツ街道で、メロン、スイカ、イチゴの形をしたバス停が続いていました。
自分も行ったことがある場所がいくつも出てきてなつかしかった。九州の人の言葉もなつかしい。
有明海でとれた海苔(のり)、魚のてんぷらの揚げ物がおいしそうでした。
2022年02月25日
ムーンライト アメリカ映画
ムーンライト アメリカ映画 2016年(平成28年) 動画配信サービス
お笑いコンビオードリーの若林正恭さんの本を読んだことがきっかけで観た映画です。
うーむ。暗かった。自分には合いませんでした。
若林正恭さんは、キューバへ旅行した時のことを本に書いたのですが、この映画では、キューバの話は出てきますが、ちょっとだけ触れてあるだけでした。
黒人差別、同性愛者差別、貧困、売春、大麻の売人、そういうお話です。加えて、学校でのいじめもあります。
黒人が月光に照らされるとブルーに見えることがあるそうです。青黒く見える。そこから映画のタイトル『ムーンライト』がきています。
主人公はシャロン(あだながリトル(ばかにしている意味があるらしい))男子ですが、こども時代と成長してからの高校生は別の役者さんです。
母子家庭で気持ちが満たされない息子がいます。(まだ、中学1年生ぐらい)
こどもたちが、原っぱで固まって、走りながらなにかスポーツをして遊んでいるシーンを見て、何をしているのだろう? と画面を見つめていました。
何をしているのかが、わかったときには、びっくりして笑ってしまいました。なつかしい。自分らも貧困な小学生時代を送っていた頃は、新聞紙を丸めて、ガムテープでぐるぐる巻きにして、ドッチボールや、野球のボールにして遊んでいました。ボールを買うお金がありませんでした。親が買ってくれることは期待できませんでした。
映画では、男の子たちが、新聞紙でつくったボールで、ラグビーをしているように見えました。
外国人も日本人も、貧乏人の子どもの遊び方は同じだと共感しました。
こどものなかのいじめのシーンでは、主人公が抵抗しないことが不満でした。
やられっぱなしでいいのか。それでいいのか。
やられたらやりかえせ、が自分たちの親世代の教育でした。
まずは自分がこぶしをあげなければなりません。
人の助けをあてにしてもむだです。
格闘技を学んでもいい。
毎日いじめられるのは、ごめんこうむりたい。
違法薬物の売人男性が少年に親切です。
自分のようにはなるなという思いがあるのでしょう。
男性は少年に海で泳ぎを教えます。
海面上で、背泳ぎのときのように、あおむけになって、力を抜くと、とても楽で、気持ちが良くなります。顔や体にあたる太陽光線がありがたい。
男性のセリフです。『黒人はどこにでもいる。世界中にいる。自分の出身はキューバで、キューバには、黒人がいっぱいいる』『自分の未来は自分で決めろ』
観ている途中で、男性はたぶん死んでしまうのだろうなとピンときます。
話は進んでいくのですが、優しかった男性は、いつの間にか亡くなっていました。
薬物中毒の母親と息子は分離したほうがいい。
映画では、母親を見る息子の瞳は、不信感でいっぱいです。
もう何十年も昔に、知り合いのお年寄りの男性と話をしたときのことを思い出しました。
『精神病の親とは、親子の縁を切るのが、こどもためだ』と、ご老人はお話しされていました。厳しいけれど、愛情はこもっていました。
差別用語が次々と出てきます。『オカマ』『ニガ(黒人をさげすむ言葉)』ほかに『ゲイ』
主役は成長してもいじめられています。
今どきだと、いじめられている人間は、いじめる人間をナイフで刺します。
いじめるほうも覚悟がいります。ネット社会です。社会的制裁も待っています。
薬物中毒の母親は精神が崩れていきます。
ヤクと売春があります。幻聴もあります。
お金はありません。お金、お金、お金がない。
演技力不足なのか、外国語作品のためなのか、成長した少年ふたりの映像を日本人の自分が観ていても、人間のもつ悲しみがこちらに伝わってきません。
シーンは、情緒に流されています。
ストーリーがあるようで、表現したいことが見えてこない。
母子関係の絆(きずな)の描き方は弱い。
友人同士の会話は、きちんとしすぎています。
無理にいろいろ設定してあります。
感動できません。気持ちが冷めていきます。
それでも1時間3分経過したあたりの少年の深層心理を描いたあたりは良かった。<役所のいじめ相談担当女性職員の話が、少年の耳に入ってこないシーン>
BGM(バックグラウンドミュージック)で視聴者の心を不安にさせる手法はつまらない。
友人同士は、友人のふりをしていただけの友人に見えます。
会話の言葉がきちんとしすぎています。
比較してはいけないのですが、観ていて、邦画の名作『砂の器(すなのうつわ)』を思い出しました。
言葉のやりとりがなくても、父子の深くて強い愛情が、見ている者に力強く伝わってきました。
こちらの映画は、ぬるい展開です。
眠たくなるシーンもあります。
いちずな男同士の愛は、自分にとっては、ちょっと無理でした。
お笑いコンビオードリーの若林正恭さんの本を読んだことがきっかけで観た映画です。
うーむ。暗かった。自分には合いませんでした。
若林正恭さんは、キューバへ旅行した時のことを本に書いたのですが、この映画では、キューバの話は出てきますが、ちょっとだけ触れてあるだけでした。
黒人差別、同性愛者差別、貧困、売春、大麻の売人、そういうお話です。加えて、学校でのいじめもあります。
黒人が月光に照らされるとブルーに見えることがあるそうです。青黒く見える。そこから映画のタイトル『ムーンライト』がきています。
主人公はシャロン(あだながリトル(ばかにしている意味があるらしい))男子ですが、こども時代と成長してからの高校生は別の役者さんです。
母子家庭で気持ちが満たされない息子がいます。(まだ、中学1年生ぐらい)
こどもたちが、原っぱで固まって、走りながらなにかスポーツをして遊んでいるシーンを見て、何をしているのだろう? と画面を見つめていました。
何をしているのかが、わかったときには、びっくりして笑ってしまいました。なつかしい。自分らも貧困な小学生時代を送っていた頃は、新聞紙を丸めて、ガムテープでぐるぐる巻きにして、ドッチボールや、野球のボールにして遊んでいました。ボールを買うお金がありませんでした。親が買ってくれることは期待できませんでした。
映画では、男の子たちが、新聞紙でつくったボールで、ラグビーをしているように見えました。
外国人も日本人も、貧乏人の子どもの遊び方は同じだと共感しました。
こどものなかのいじめのシーンでは、主人公が抵抗しないことが不満でした。
やられっぱなしでいいのか。それでいいのか。
やられたらやりかえせ、が自分たちの親世代の教育でした。
まずは自分がこぶしをあげなければなりません。
人の助けをあてにしてもむだです。
格闘技を学んでもいい。
毎日いじめられるのは、ごめんこうむりたい。
違法薬物の売人男性が少年に親切です。
自分のようにはなるなという思いがあるのでしょう。
男性は少年に海で泳ぎを教えます。
海面上で、背泳ぎのときのように、あおむけになって、力を抜くと、とても楽で、気持ちが良くなります。顔や体にあたる太陽光線がありがたい。
男性のセリフです。『黒人はどこにでもいる。世界中にいる。自分の出身はキューバで、キューバには、黒人がいっぱいいる』『自分の未来は自分で決めろ』
観ている途中で、男性はたぶん死んでしまうのだろうなとピンときます。
話は進んでいくのですが、優しかった男性は、いつの間にか亡くなっていました。
薬物中毒の母親と息子は分離したほうがいい。
映画では、母親を見る息子の瞳は、不信感でいっぱいです。
もう何十年も昔に、知り合いのお年寄りの男性と話をしたときのことを思い出しました。
『精神病の親とは、親子の縁を切るのが、こどもためだ』と、ご老人はお話しされていました。厳しいけれど、愛情はこもっていました。
差別用語が次々と出てきます。『オカマ』『ニガ(黒人をさげすむ言葉)』ほかに『ゲイ』
主役は成長してもいじめられています。
今どきだと、いじめられている人間は、いじめる人間をナイフで刺します。
いじめるほうも覚悟がいります。ネット社会です。社会的制裁も待っています。
薬物中毒の母親は精神が崩れていきます。
ヤクと売春があります。幻聴もあります。
お金はありません。お金、お金、お金がない。
演技力不足なのか、外国語作品のためなのか、成長した少年ふたりの映像を日本人の自分が観ていても、人間のもつ悲しみがこちらに伝わってきません。
シーンは、情緒に流されています。
ストーリーがあるようで、表現したいことが見えてこない。
母子関係の絆(きずな)の描き方は弱い。
友人同士の会話は、きちんとしすぎています。
無理にいろいろ設定してあります。
感動できません。気持ちが冷めていきます。
それでも1時間3分経過したあたりの少年の深層心理を描いたあたりは良かった。<役所のいじめ相談担当女性職員の話が、少年の耳に入ってこないシーン>
BGM(バックグラウンドミュージック)で視聴者の心を不安にさせる手法はつまらない。
友人同士は、友人のふりをしていただけの友人に見えます。
会話の言葉がきちんとしすぎています。
比較してはいけないのですが、観ていて、邦画の名作『砂の器(すなのうつわ)』を思い出しました。
言葉のやりとりがなくても、父子の深くて強い愛情が、見ている者に力強く伝わってきました。
こちらの映画は、ぬるい展開です。
眠たくなるシーンもあります。
いちずな男同士の愛は、自分にとっては、ちょっと無理でした。
2022年02月24日
海馬 脳は疲れない 池谷裕二 糸井重里
海馬(かいば) 脳は疲れない 池谷裕二 糸井重里 新潮文庫
脳についての対談集です。
2002年(平成14年)当時のこととして、次の状態でスタートします。
池谷裕二(いけがや・ゆうじ):脳の研究者。31歳。東京大学薬学部に所属する学者。小学生の時は、漢字の成績が極端に悪かった。漢字の読み書きがにがてだった。また、算数の九九ができなかった。おとなになった今も九九はあまりできない。電卓を使用している。九九のまる暗記ができない。ひとつずつ計算して答を導き出す脳みそになっている。公式を暗記しない。9かける8は、90から9を2回引いて、72という答えを導き出す。それでも一番得意な科目は数学である。(問題をつくる側の人間としての能力が優れている(すぐれている))親からは、一度も勉強しなさいと言われたことがない。中学生になって、英語を学び出したことがきっかけになって、勉強の能力が花開いた。
糸井重里(いとい・しげさと):コピーライター(広告文案作成者)。53歳。こどもの頃塾で「あなたは来なくていい」と言われたことがある。
表紙をめくります。脳みその絵、脳の説明図から始まります。
脳みその中身の名称と位置図です。
大脳、小脳、脊髄(せきずい)、延髄(えんずい)、扁桃体(へんとうたい。好き嫌いを判断する部位)…… そして、海馬(かいば。情報が必要か不要かを判断する部位。小指ぐらいの大きさ。長さ5センチぐらい。直径1センチぐらい)です。
(タイトルの「かいば」。海の馬、語源は何だろう。調べてみました。ギリシャ神話に出てくる海の神ポセイドンが乗った馬車を半分馬、半分魚の動物が引っ張っているのですが、その馬のしっぽの形(すがたかたち)に海馬の形状が似ているそうです。ほかには、タツノオトシゴの形に似ているという説もあるそうです)
目次に目を落とします。
『ウソをつくのが脳の本性』とあります。
瞬間的につじつまの合う嘘をつける人がいます。だまされたほうは、人間不信になります。
この世は、上手にイメージづくりをした人が、金もうけができる仕組みになっています。詐欺(さぎ。だまし)です。気をつけましょう。
この本の趣旨です。『よりよく生きるために、頭を良くする』
高齢者がすぐに思い出せないのは、長く生きてきて、たくさんの情報を脳にためたからだそうです。(そうだったのか。こどもは、ためた情報量が少ないから、簡単に思い出せるそうです)
脳は、手を動かすことによって活発に活動するそうです。
最近、手書きや手処理をばかにするコマーシャルをテレビで見て不快になりました。手仕事で社会を支えてきた高齢者世代を見下しています。製作者の気持ちが映像に表れています。
今年読んで良かった本になりそうです。
新鮮な情報に触れ続けることで、若さを保てる。
『物知り』と『頭がいい』は違う。
『バランス』の話が出ます。何事も相反する(あいはんする)ふたつの力があって、安定を保っています。アクセルとブレーキです。
文脈は、理屈をこねくり回して楽しんでいるような雰囲気です。自画自賛のやりとりで満足するおふたりです。褒め合う(ほめあう)
『こどもは、(自由な時間がたっぷりあって)根気があるから、ポケモンカードを一日中見ていられる。だから、ポケモンの名前を何百も憶えられる(おぼえられる)』(自分は、そういうちびっこを知っています)
本のサブタイトルにある『脳は疲れない』という言葉が出てきました。
脳にとって、休憩は良くないそうです。(体は休めても)脳の中では、考え続けたほうがいいそうです。『脳はいつでも元気で、ぜんぜん疲れない』そうです。疲れるのは目を始めとした姿勢がらみの体のほうだそうです。
『人間は眼に頼る』自分は、老眼と片目が病気になってから、目が見えにくくなり、そのことが、脳にも不都合な影響があって、物事を考えることがすんなりいかなくなりました。本に書いてあることについて、実感があります。
いろいろ書いてあるのですが、どこまでが本当だろうかという懐疑心が生まれます。(かいぎしん:疑う心。信用していいのだろうかという迷い)
問題集を全部解けても、最高の能力ではない。問題をつくる側の人間になれなければ、人に使われているだけのポジションというような意味合いの文章があります。(なるほど。お金持ちになるには、雇われサラリーマンではなく、個人事業主で、人を雇う立場にならねばならないということはあります)
脳の錯覚について書いてあります。95ページ以降に続く図や絵は不思議です。
だまし絵です。
『人間はものを両目では見ていない(脳が見える物を調整処理している。脳は自分の都合のいいように見なかったことに処理するそうです)』
そういえば、昔読んだ外国の本に、目の手術をした盲人の人が、手術をして見えるようになってから、それまで目が見えなくてもできていたことが、できなくなったとありました。
見えるということは、目だけではなく、脳神経や脳細胞の理解がつながっているそうです。結局、目の手術をした人は、見えていても見えないと意識して生活したそうです。
『情報を保存する(記憶する)』
単なる暗記が「意味記憶(暗記メモリー)」
体験で記憶するのが「方法記憶(経験メモリー』
経験メモリー同士がつながると爆発的に頭の働きが良くなるそうです。
記憶で大事なことが『可塑性(かそせい)形を変える。変化したものが変化した状態で残る』
可塑性とは、記憶をすることができるという状態。そうでないと、人間は環境に適応できない。
可塑性に富んだ場所が『海馬(情報の取捨選択を行う部位)』
本に書いてあることと類似の自分の事例として、『あのときは、たいへんだったなあ』という思い出があるのですが、具体的に何がたいへんだったのかという記憶が残っていません。
海馬が記憶の取捨選択をしたのでしょう。
偏桃体(へんとうたい):脳にある。感情の記憶を担当している。以前読んだ本があります。『アーモンド ソン・ウォンピョン 矢島暁子 訳 祥伝社』生まれつき喜怒哀楽の感情を表現する力が乏しい(とぼしい)青年のお話でした。偏桃体(豆であるアーモンドの形をしている)です。
人の名前は忘れても、その人が自分にとっていい人かそうでないかは思えている。
偏桃体は危険から自分の身を守るためにあるようです。偏桃体がなくなると『恐怖心』がなくなるそうです。
認知症の状態のようなお話が出てきます。
自宅へ帰れない高齢者というような話が出てきます。
海馬への入力が大事(経験をするということと理解しました)
喜怒哀楽の刺激をたくさん受けることが大事とあります。
病院のベッド上でずっと寝ていると海馬の働きが衰える。
ほどよい旅は、頭をよくするそうです。
糸井重里さんのお母さんは、80歳でアフリカのケープタウンに行かれたそうです。すごい。あやかりたい(そのようになりたい)ものすごくお元気だそうです。
「第三章 脳に効く薬」
この部分を読んだあと、化学兵器とか、毒という言葉が思い浮かびました。脳の機能を薬物で破壊するのです。例として、フグ中毒。
逆に、認知症をよくするとか、長寿になるという効果の話もあります。
薬というものは恐ろしい。人を生かしも殺しもします。
シナプス:脳にある神経細胞同士をつなぐ。神経細胞が都市で、シナプスが交差点。シナプスには、可塑性がある。かそせい。変化したあとの形を維持する。
薬は、薬が効いている間だけ効果がある。
一部の機能だけ上昇させて、知性のバランスがとれなくなってしまってはいけない。
ドーピングという言葉が出てきます。もめた冬季オリンピックの女子フィギュア選手を思い出しました。
薬局で売っているサプリメントのような話も出てきます。
朝鮮人参、イチョウの葉、漢方薬、DHA(栄養素)など。
大学の薬学部とか薬剤師とかの仕事を思いうかべる文脈です。
サムゲタンは韓国に行ったときに食べました。
食べ方がよくわからなくて、塩をかけすぎてしまいました。
丸裸の鳥が、スープのなかで、鳥の姿で沈んでいました。
やる気を生み出す脳の場所が『側坐核(そくざかく)』リンゴの種みたいな部位。
睡眠の大切さについて書いてあります。
眠らないと幻覚、幻視が発生するそうです。
サーカディアンリズム:寝て起きて生活するリズム。
眠っている間に、海馬が『夢』をつくる。寝ないと、起きているときに夢をつくってしまう。
睡眠は無駄な時間ではないとあります。よく眠りましょう。
2002年のことなので、『認知症』という言葉ではなく、『痴ほう症』という言葉が出てきます。2004年に厚生労働省が、『認知症』という言葉を言い出しています。
脳神経細胞が死んでしまう。死んだ細胞は生き返らない。治療としては、生き残っている神経細胞の可塑性を高める(能力を高める)、もうひとつが、生き残っている神経細胞を死なないようにさせる。
アルツハイマー型認知症:脳神経細胞が早く減る。もの忘れ。時間や場所がわからなくなる。暴言、暴行、不安な行動心理状態になる。やがて寝たきりになって死亡する。
パーキンソン病:手の震え。動作緩慢。ころびやすい。
225ページまで読みました。この本は、脳を科学で研究する本です。
自分も脳の病気で手術をして入退院を繰り返したことがあるので、身近に感じながら読み続けています。
ドーパミン:神経伝達物質。脳内ホルモン。やる気が出る。
ひと安心できる言葉として『ミスをしたサルのほうが記憶の定着率がいい』間違えることは、脳にとっては飛躍のチャンスだそうです。やはり、失敗は成功のもと。ピンチはチャンスなのです。
(つづく)
全体を読み終えました。
わかったことです。
脳は疲れない。疲れたと感じるのは、目の疲れと、姿勢による体の疲れ。脳は疲れないので、どれだけ使ってもいい。長時間使うと、すごいこともできる。(例として、手塚治さんと宮崎駿(みやざきはやお)さんのマンガ・アニメ製作仕事時間がとても長い。膨大な量をつくれば、それらの中から選び出されて、いいものが残る)
「第四章 やりすぎが天才をつくる」
経験メモリー(「方法記憶」「HOWの記憶」)
経験メモリーを得れば得るほど、能力は飛躍的に高まる。(2の何乗という飛躍的な割合)
脳細胞のつながり、組み合わせの話があります。
『てんかんは、脳神経細胞の重婚状態』
『頑固(がんこ)が頭を悪くする』頑固は、パターンの組み合わせが少ない。
「あとがき」から
『心とは、脳が活動している状態を指す』
大事なのは、脳神経細胞のつながり。
つながりから、新しい物事を発見する。
『試行錯誤、探求と失敗の繰り返し、人生とは、「編集作業」』とあります。
(その他)
池谷裕二さんは世界中を旅されたそうです。
貧困は、即、不幸ではないという光景を見たというレポートがあります。
食べ物や薬や衣類がなくても、子どもたちや親たちは、そこにある物や環境のなかで、最高に幸せそうに暮らしていたそうです。(幸せの基準は千差万別ということでしょう。(せんさばんべつ。ありとあらゆる状態がある))
以前、江戸時代に日本を訪れた外国人の手記を読んだことがあります。世界中を旅したけれど、日本は、楽園のような素晴らしい国だという評価でした。海の幸、山の幸に恵まれ、豊かな食生活がある。こどもの顔はまるまるとしていて笑顔がある。自然は美しく、ことに富士山が美しい。支配している武士は、よその国と違って、質素な暮らしをしている。士農工商という身分制度はあるけれど、当事者たちは、身分の上下を意識しないで仲良く暮らしている。世界で一番幸福に暮らせる国だというものでした。読んで、とても嬉しかったです。
『目に見えているものだけが、すべてではない』
『人間にとって「神さま」という存在は必要である』(人間の脳は、『神』の存在を認めている。側頭葉に「神さまが見える領域」があるそうです)
今年読んでよかった本でした。
既成概念を壊す良書でした。(きせいがいねん。そいういうものだという考え方の枠組み(わくぐみ)を壊す)
脳についての対談集です。
2002年(平成14年)当時のこととして、次の状態でスタートします。
池谷裕二(いけがや・ゆうじ):脳の研究者。31歳。東京大学薬学部に所属する学者。小学生の時は、漢字の成績が極端に悪かった。漢字の読み書きがにがてだった。また、算数の九九ができなかった。おとなになった今も九九はあまりできない。電卓を使用している。九九のまる暗記ができない。ひとつずつ計算して答を導き出す脳みそになっている。公式を暗記しない。9かける8は、90から9を2回引いて、72という答えを導き出す。それでも一番得意な科目は数学である。(問題をつくる側の人間としての能力が優れている(すぐれている))親からは、一度も勉強しなさいと言われたことがない。中学生になって、英語を学び出したことがきっかけになって、勉強の能力が花開いた。
糸井重里(いとい・しげさと):コピーライター(広告文案作成者)。53歳。こどもの頃塾で「あなたは来なくていい」と言われたことがある。
表紙をめくります。脳みその絵、脳の説明図から始まります。
脳みその中身の名称と位置図です。
大脳、小脳、脊髄(せきずい)、延髄(えんずい)、扁桃体(へんとうたい。好き嫌いを判断する部位)…… そして、海馬(かいば。情報が必要か不要かを判断する部位。小指ぐらいの大きさ。長さ5センチぐらい。直径1センチぐらい)です。
(タイトルの「かいば」。海の馬、語源は何だろう。調べてみました。ギリシャ神話に出てくる海の神ポセイドンが乗った馬車を半分馬、半分魚の動物が引っ張っているのですが、その馬のしっぽの形(すがたかたち)に海馬の形状が似ているそうです。ほかには、タツノオトシゴの形に似ているという説もあるそうです)
目次に目を落とします。
『ウソをつくのが脳の本性』とあります。
瞬間的につじつまの合う嘘をつける人がいます。だまされたほうは、人間不信になります。
この世は、上手にイメージづくりをした人が、金もうけができる仕組みになっています。詐欺(さぎ。だまし)です。気をつけましょう。
この本の趣旨です。『よりよく生きるために、頭を良くする』
高齢者がすぐに思い出せないのは、長く生きてきて、たくさんの情報を脳にためたからだそうです。(そうだったのか。こどもは、ためた情報量が少ないから、簡単に思い出せるそうです)
脳は、手を動かすことによって活発に活動するそうです。
最近、手書きや手処理をばかにするコマーシャルをテレビで見て不快になりました。手仕事で社会を支えてきた高齢者世代を見下しています。製作者の気持ちが映像に表れています。
今年読んで良かった本になりそうです。
新鮮な情報に触れ続けることで、若さを保てる。
『物知り』と『頭がいい』は違う。
『バランス』の話が出ます。何事も相反する(あいはんする)ふたつの力があって、安定を保っています。アクセルとブレーキです。
文脈は、理屈をこねくり回して楽しんでいるような雰囲気です。自画自賛のやりとりで満足するおふたりです。褒め合う(ほめあう)
『こどもは、(自由な時間がたっぷりあって)根気があるから、ポケモンカードを一日中見ていられる。だから、ポケモンの名前を何百も憶えられる(おぼえられる)』(自分は、そういうちびっこを知っています)
本のサブタイトルにある『脳は疲れない』という言葉が出てきました。
脳にとって、休憩は良くないそうです。(体は休めても)脳の中では、考え続けたほうがいいそうです。『脳はいつでも元気で、ぜんぜん疲れない』そうです。疲れるのは目を始めとした姿勢がらみの体のほうだそうです。
『人間は眼に頼る』自分は、老眼と片目が病気になってから、目が見えにくくなり、そのことが、脳にも不都合な影響があって、物事を考えることがすんなりいかなくなりました。本に書いてあることについて、実感があります。
いろいろ書いてあるのですが、どこまでが本当だろうかという懐疑心が生まれます。(かいぎしん:疑う心。信用していいのだろうかという迷い)
問題集を全部解けても、最高の能力ではない。問題をつくる側の人間になれなければ、人に使われているだけのポジションというような意味合いの文章があります。(なるほど。お金持ちになるには、雇われサラリーマンではなく、個人事業主で、人を雇う立場にならねばならないということはあります)
脳の錯覚について書いてあります。95ページ以降に続く図や絵は不思議です。
だまし絵です。
『人間はものを両目では見ていない(脳が見える物を調整処理している。脳は自分の都合のいいように見なかったことに処理するそうです)』
そういえば、昔読んだ外国の本に、目の手術をした盲人の人が、手術をして見えるようになってから、それまで目が見えなくてもできていたことが、できなくなったとありました。
見えるということは、目だけではなく、脳神経や脳細胞の理解がつながっているそうです。結局、目の手術をした人は、見えていても見えないと意識して生活したそうです。
『情報を保存する(記憶する)』
単なる暗記が「意味記憶(暗記メモリー)」
体験で記憶するのが「方法記憶(経験メモリー』
経験メモリー同士がつながると爆発的に頭の働きが良くなるそうです。
記憶で大事なことが『可塑性(かそせい)形を変える。変化したものが変化した状態で残る』
可塑性とは、記憶をすることができるという状態。そうでないと、人間は環境に適応できない。
可塑性に富んだ場所が『海馬(情報の取捨選択を行う部位)』
本に書いてあることと類似の自分の事例として、『あのときは、たいへんだったなあ』という思い出があるのですが、具体的に何がたいへんだったのかという記憶が残っていません。
海馬が記憶の取捨選択をしたのでしょう。
偏桃体(へんとうたい):脳にある。感情の記憶を担当している。以前読んだ本があります。『アーモンド ソン・ウォンピョン 矢島暁子 訳 祥伝社』生まれつき喜怒哀楽の感情を表現する力が乏しい(とぼしい)青年のお話でした。偏桃体(豆であるアーモンドの形をしている)です。
人の名前は忘れても、その人が自分にとっていい人かそうでないかは思えている。
偏桃体は危険から自分の身を守るためにあるようです。偏桃体がなくなると『恐怖心』がなくなるそうです。
認知症の状態のようなお話が出てきます。
自宅へ帰れない高齢者というような話が出てきます。
海馬への入力が大事(経験をするということと理解しました)
喜怒哀楽の刺激をたくさん受けることが大事とあります。
病院のベッド上でずっと寝ていると海馬の働きが衰える。
ほどよい旅は、頭をよくするそうです。
糸井重里さんのお母さんは、80歳でアフリカのケープタウンに行かれたそうです。すごい。あやかりたい(そのようになりたい)ものすごくお元気だそうです。
「第三章 脳に効く薬」
この部分を読んだあと、化学兵器とか、毒という言葉が思い浮かびました。脳の機能を薬物で破壊するのです。例として、フグ中毒。
逆に、認知症をよくするとか、長寿になるという効果の話もあります。
薬というものは恐ろしい。人を生かしも殺しもします。
シナプス:脳にある神経細胞同士をつなぐ。神経細胞が都市で、シナプスが交差点。シナプスには、可塑性がある。かそせい。変化したあとの形を維持する。
薬は、薬が効いている間だけ効果がある。
一部の機能だけ上昇させて、知性のバランスがとれなくなってしまってはいけない。
ドーピングという言葉が出てきます。もめた冬季オリンピックの女子フィギュア選手を思い出しました。
薬局で売っているサプリメントのような話も出てきます。
朝鮮人参、イチョウの葉、漢方薬、DHA(栄養素)など。
大学の薬学部とか薬剤師とかの仕事を思いうかべる文脈です。
サムゲタンは韓国に行ったときに食べました。
食べ方がよくわからなくて、塩をかけすぎてしまいました。
丸裸の鳥が、スープのなかで、鳥の姿で沈んでいました。
やる気を生み出す脳の場所が『側坐核(そくざかく)』リンゴの種みたいな部位。
睡眠の大切さについて書いてあります。
眠らないと幻覚、幻視が発生するそうです。
サーカディアンリズム:寝て起きて生活するリズム。
眠っている間に、海馬が『夢』をつくる。寝ないと、起きているときに夢をつくってしまう。
睡眠は無駄な時間ではないとあります。よく眠りましょう。
2002年のことなので、『認知症』という言葉ではなく、『痴ほう症』という言葉が出てきます。2004年に厚生労働省が、『認知症』という言葉を言い出しています。
脳神経細胞が死んでしまう。死んだ細胞は生き返らない。治療としては、生き残っている神経細胞の可塑性を高める(能力を高める)、もうひとつが、生き残っている神経細胞を死なないようにさせる。
アルツハイマー型認知症:脳神経細胞が早く減る。もの忘れ。時間や場所がわからなくなる。暴言、暴行、不安な行動心理状態になる。やがて寝たきりになって死亡する。
パーキンソン病:手の震え。動作緩慢。ころびやすい。
225ページまで読みました。この本は、脳を科学で研究する本です。
自分も脳の病気で手術をして入退院を繰り返したことがあるので、身近に感じながら読み続けています。
ドーパミン:神経伝達物質。脳内ホルモン。やる気が出る。
ひと安心できる言葉として『ミスをしたサルのほうが記憶の定着率がいい』間違えることは、脳にとっては飛躍のチャンスだそうです。やはり、失敗は成功のもと。ピンチはチャンスなのです。
(つづく)
全体を読み終えました。
わかったことです。
脳は疲れない。疲れたと感じるのは、目の疲れと、姿勢による体の疲れ。脳は疲れないので、どれだけ使ってもいい。長時間使うと、すごいこともできる。(例として、手塚治さんと宮崎駿(みやざきはやお)さんのマンガ・アニメ製作仕事時間がとても長い。膨大な量をつくれば、それらの中から選び出されて、いいものが残る)
「第四章 やりすぎが天才をつくる」
経験メモリー(「方法記憶」「HOWの記憶」)
経験メモリーを得れば得るほど、能力は飛躍的に高まる。(2の何乗という飛躍的な割合)
脳細胞のつながり、組み合わせの話があります。
『てんかんは、脳神経細胞の重婚状態』
『頑固(がんこ)が頭を悪くする』頑固は、パターンの組み合わせが少ない。
「あとがき」から
『心とは、脳が活動している状態を指す』
大事なのは、脳神経細胞のつながり。
つながりから、新しい物事を発見する。
『試行錯誤、探求と失敗の繰り返し、人生とは、「編集作業」』とあります。
(その他)
池谷裕二さんは世界中を旅されたそうです。
貧困は、即、不幸ではないという光景を見たというレポートがあります。
食べ物や薬や衣類がなくても、子どもたちや親たちは、そこにある物や環境のなかで、最高に幸せそうに暮らしていたそうです。(幸せの基準は千差万別ということでしょう。(せんさばんべつ。ありとあらゆる状態がある))
以前、江戸時代に日本を訪れた外国人の手記を読んだことがあります。世界中を旅したけれど、日本は、楽園のような素晴らしい国だという評価でした。海の幸、山の幸に恵まれ、豊かな食生活がある。こどもの顔はまるまるとしていて笑顔がある。自然は美しく、ことに富士山が美しい。支配している武士は、よその国と違って、質素な暮らしをしている。士農工商という身分制度はあるけれど、当事者たちは、身分の上下を意識しないで仲良く暮らしている。世界で一番幸福に暮らせる国だというものでした。読んで、とても嬉しかったです。
『目に見えているものだけが、すべてではない』
『人間にとって「神さま」という存在は必要である』(人間の脳は、『神』の存在を認めている。側頭葉に「神さまが見える領域」があるそうです)
今年読んでよかった本でした。
既成概念を壊す良書でした。(きせいがいねん。そいういうものだという考え方の枠組み(わくぐみ)を壊す)
2022年02月23日
路線バス対決の旅 鬼ごっこ 茨城県日立市から福島県郡山市
ローカル路線バス乗り継ぎ対決の旅 鬼ごっこ 茨城県日立市から福島県郡山市 テレビ番組
松本利夫チームの三人さんが、みなさん人柄が良くて良かった。DJ KOOさん。松本さんもコーさんもすずさんも、みんないい人です。バス車内での高校生女子、男子とのからみも良かった。
とくに、山之内すずさんが、光っていました。これからもすくすく育ってほしい。びゅんびゅん走れる体力があるし、頭の回転も早い。だれかが、彼女を、ポジティブオーラ(前向きで積極的な空気感)が出ているとほめていました。
太川陽介チーム:横山由依さんとTKO木本武宏さん。
先日観た過去作品のえびすさんとのバス旅ルートと途中までが似たようなルートだったので身近に感じました。(茨城県偕楽園から長野県善光寺)
あちらこちらのバスターミナル設備とか施設がきれいです。アスファルトもコンクリートも新しい。
地方都市の街並みも世代交代のお化粧直しをしているところが多い。
逃げ子の太川陽介さんが、鬼の松本さんチームに捕まって、それまでは、自信たっぷりだったので、相当なショックを受けておられました。(言葉も出ないようすでした)
頭の中は、『なぜ、なぜ、なぜ』と繰り返されていたことでしょう。
なにせ、あの手この手(隠れたり、別ルートを選んだり、妨害したり、あとあとのためにわざと捕まらなかったり、あらゆる手段が飛び出します)で混乱します。
松本利夫さんのカーリング挑戦は、あまりにも下手で大笑いできました。見た目はできそうなのに、やってみないとわからないものです。
タクりましょう:タクシーに乗って移動しましょうという意味であることがわかりました。
いなかは、道路が碁盤の目のようにはつくられていません。
集落がぽつりぽつりと存在しています。
血縁関係のあるご親族が固まって住んでいることが多い。
バスの運行本数は少なくても、バスがあって良かったということもあります。
DJ KOOさんが、歩きには不適なおしゃれ靴で参加していましたが、途中で、背中にしょったバッグの中から運動靴を出したので笑いました。(太川陽介さんが冒頭のシーンで、そんな靴では長時間は歩けないとちゃかしていました。おもしろがる)コーさんは、元ラガーマン(ラグビーの選手)だそうで、けっこう動きがいいのでびっくりしました。
太川チームが、バス停の近くに停車してあった一般の親子(母親と娘さん)の方の自家用車の中に隠れたシーンがおもしろくて、楽しかった。
栃木県民クイズはなかなか良かった。宇都宮駅前の待ち合わせ場所目印として、餃子の像があると聞きほーっと息をついて、感心して納得しました。
松本利夫さんは、一般人から、(あなたは)格闘家ですか? とか、プロレスラーですか? とか真顔で質問されていて笑いました。(EXILE エグザイルの人とはあまり知られていない)
田舎を走る路線バスは、たいていお客さんが乗っていなくて、空気を運んでいる感じです。廃線にならないといいのですが、利用者が少ないのはつらいところです。
松本さんチームは、終バスが終わっていて(それほど遅い時刻でもないのですが)残念でした。(目的地にたどり着けなかった)
太川さんチームは、勝利を手にして、おめでとうございました。
松本利夫チームの三人さんが、みなさん人柄が良くて良かった。DJ KOOさん。松本さんもコーさんもすずさんも、みんないい人です。バス車内での高校生女子、男子とのからみも良かった。
とくに、山之内すずさんが、光っていました。これからもすくすく育ってほしい。びゅんびゅん走れる体力があるし、頭の回転も早い。だれかが、彼女を、ポジティブオーラ(前向きで積極的な空気感)が出ているとほめていました。
太川陽介チーム:横山由依さんとTKO木本武宏さん。
先日観た過去作品のえびすさんとのバス旅ルートと途中までが似たようなルートだったので身近に感じました。(茨城県偕楽園から長野県善光寺)
あちらこちらのバスターミナル設備とか施設がきれいです。アスファルトもコンクリートも新しい。
地方都市の街並みも世代交代のお化粧直しをしているところが多い。
逃げ子の太川陽介さんが、鬼の松本さんチームに捕まって、それまでは、自信たっぷりだったので、相当なショックを受けておられました。(言葉も出ないようすでした)
頭の中は、『なぜ、なぜ、なぜ』と繰り返されていたことでしょう。
なにせ、あの手この手(隠れたり、別ルートを選んだり、妨害したり、あとあとのためにわざと捕まらなかったり、あらゆる手段が飛び出します)で混乱します。
松本利夫さんのカーリング挑戦は、あまりにも下手で大笑いできました。見た目はできそうなのに、やってみないとわからないものです。
タクりましょう:タクシーに乗って移動しましょうという意味であることがわかりました。
いなかは、道路が碁盤の目のようにはつくられていません。
集落がぽつりぽつりと存在しています。
血縁関係のあるご親族が固まって住んでいることが多い。
バスの運行本数は少なくても、バスがあって良かったということもあります。
DJ KOOさんが、歩きには不適なおしゃれ靴で参加していましたが、途中で、背中にしょったバッグの中から運動靴を出したので笑いました。(太川陽介さんが冒頭のシーンで、そんな靴では長時間は歩けないとちゃかしていました。おもしろがる)コーさんは、元ラガーマン(ラグビーの選手)だそうで、けっこう動きがいいのでびっくりしました。
太川チームが、バス停の近くに停車してあった一般の親子(母親と娘さん)の方の自家用車の中に隠れたシーンがおもしろくて、楽しかった。
栃木県民クイズはなかなか良かった。宇都宮駅前の待ち合わせ場所目印として、餃子の像があると聞きほーっと息をついて、感心して納得しました。
松本利夫さんは、一般人から、(あなたは)格闘家ですか? とか、プロレスラーですか? とか真顔で質問されていて笑いました。(EXILE エグザイルの人とはあまり知られていない)
田舎を走る路線バスは、たいていお客さんが乗っていなくて、空気を運んでいる感じです。廃線にならないといいのですが、利用者が少ないのはつらいところです。
松本さんチームは、終バスが終わっていて(それほど遅い時刻でもないのですが)残念でした。(目的地にたどり着けなかった)
太川さんチームは、勝利を手にして、おめでとうございました。
2022年02月22日
太川&えびす路線バス乗り継ぎ旅 偕楽園から善光寺 再放送
太川&えびすのローカル路線バス乗り継ぎの旅 茨城県偕楽園(かいらくえん)から長野県善光寺 2016年1月放送分の再放送 BSテレ東
再放送ですが、観たのは初めてです。
茨城県にある偕楽園は、小学3年生か4年生の時に学校からバス旅行で行きました。アルバムのどこかにテレビ番組のウルトラマンだったか、ウルトラQだったかに登場していたピグモンのかっこうをして友だちと写った白黒写真があります。
両手の手のひらを胸の前でたらんとたらしたポーズです。
母親に、写真を撮ってもらう時は、ちゃんとした格好(かっこう)で写りなさいと叱られた思い出が残っています。
長野県にある善光寺は、これまでご縁がなかったのか、行ったことがありません。いつか行ってみたい。
ゲストは、南明奈(みなみ・あきな アッキーナ)さんです。お笑いコンビよゐこ(よいこ)の濱口優(はまぐち・まさる)さんがご主人です。おふたりとも性格がいい方なので、出演される番組は安心して見ていられます。
結果は、長野県善光寺の手前40kmのところで、その日乗れるバスがなくなってしまったので、目的を達成することができませんでしたが、それでも、よくそこまで行けたと三人の努力を讃えたい(たたえたい。ほめる)気持ちでいっぱいになりました。
本当によく歩かれました。
見ていて思ったのですが、発想を変えてもいいのではないか。
最近の太川陽介さんの路線バス関連番組は競争方式になっていますが、『緊張』と『鬼のような形相(ぎょうそう。かおつき)』が続くのを長時間観続けるのは、けっこうつらいです。
自分が路線バスの番組を楽しむのは、①自分が以前行ったことがある場所が映像に出てくるのが楽しみ ②親族や友人が住んでいるところの景色が映像に出てくるのが楽しみ ③これからどこを観光しようかと映像に出てくる景色を参考にするのが楽しみ。 ということです。旧作では、そこに、えびすよしかずさんのおもしろおかしい言動が加わります。
自分なりに考えた案です。
『原則として、歩かない(長時間の徒歩は禁止)』(えびすよしかずさんが番組の中でときおり「路線バスの旅ではなく、歩きの旅になっている」と強く主張されます。この長時間徒歩の部分の課題が、いつまでたっても改善されません)
旅の目的地は定めない。
どこへ行き着くのかわからない状態で、日本国内を、その時の参加者の希望を出して相談しながら、路線バスを乗り継ぎながら移動していく。
宿泊はする。
バス路線が行き止まりになって、次の新たな場所に向かえなくなったら、来た道を路線バスで戻る。
そうやって、最終的にどこにたどり着けるのかを楽しむ。どこに行けるかは、やってみないとわかりません。
企画の基本的な骨組みはそれぐらいで、あとは、娯楽的なものを付け加えていく。
たとえば、できるだけ遠くまで行くとか。なにか、価値のあるものをたくさん集めるとか。(わらしべ長者(ちょうじゃ)の旅。物々交換の旅とか)
さて、こちらの番組のほうは、えびすよしかずさんが、あいかわらずだめなおとなを演じています。
南明奈さんに何度も会っているのに、えびすさんはアッキーナさんに何度も初対面だと言い張ります。ひどいおとなです。たぶん、南明奈さんはえびすよしかずさんの好みではないのでしょう。えびすさんは根がばか正直です。(性格)
えびすさんは、バスの車内で出会った親切な大学の先生に向かって、教授と女子大生の不倫話をして、質問します。(いつもだれに対しても無礼(ぶれい。礼儀知らず)です)
頭の中はお金のことばかり考えているギャンブル依存症のえびすよしかずさんです。金銭欲と性欲が、かいま見える、どこにでもいそうな正直おじさんです。
茨城県水戸市内では、江戸時代のトイレを見学しました。
きっと都会で生まれ育って、都会で亡くなっていく人たちは、知らずに人生を終わると思いますが、今でも、汲み取り便所や、浄化槽方式(じょうかそう)のトイレは各地に残っています。
太川陽介さんは、ときおりルート選択や場所を発見できないミスがあります。
コツとして、歩道は、目的地に向かって、左側の歩道を歩いたほうがいい。(バス停の存在を見落とさないため)
それから、信号機にくっついている地名表示板の文字をしっかり見る。(見落とし防止のため)
昭和時代の小物がたくさん置いてある喫茶店が出てきました。
映像を観ながら、昔をなつかしむことができました。
再放送ですが、観たのは初めてです。
茨城県にある偕楽園は、小学3年生か4年生の時に学校からバス旅行で行きました。アルバムのどこかにテレビ番組のウルトラマンだったか、ウルトラQだったかに登場していたピグモンのかっこうをして友だちと写った白黒写真があります。
両手の手のひらを胸の前でたらんとたらしたポーズです。
母親に、写真を撮ってもらう時は、ちゃんとした格好(かっこう)で写りなさいと叱られた思い出が残っています。
長野県にある善光寺は、これまでご縁がなかったのか、行ったことがありません。いつか行ってみたい。
ゲストは、南明奈(みなみ・あきな アッキーナ)さんです。お笑いコンビよゐこ(よいこ)の濱口優(はまぐち・まさる)さんがご主人です。おふたりとも性格がいい方なので、出演される番組は安心して見ていられます。
結果は、長野県善光寺の手前40kmのところで、その日乗れるバスがなくなってしまったので、目的を達成することができませんでしたが、それでも、よくそこまで行けたと三人の努力を讃えたい(たたえたい。ほめる)気持ちでいっぱいになりました。
本当によく歩かれました。
見ていて思ったのですが、発想を変えてもいいのではないか。
最近の太川陽介さんの路線バス関連番組は競争方式になっていますが、『緊張』と『鬼のような形相(ぎょうそう。かおつき)』が続くのを長時間観続けるのは、けっこうつらいです。
自分が路線バスの番組を楽しむのは、①自分が以前行ったことがある場所が映像に出てくるのが楽しみ ②親族や友人が住んでいるところの景色が映像に出てくるのが楽しみ ③これからどこを観光しようかと映像に出てくる景色を参考にするのが楽しみ。 ということです。旧作では、そこに、えびすよしかずさんのおもしろおかしい言動が加わります。
自分なりに考えた案です。
『原則として、歩かない(長時間の徒歩は禁止)』(えびすよしかずさんが番組の中でときおり「路線バスの旅ではなく、歩きの旅になっている」と強く主張されます。この長時間徒歩の部分の課題が、いつまでたっても改善されません)
旅の目的地は定めない。
どこへ行き着くのかわからない状態で、日本国内を、その時の参加者の希望を出して相談しながら、路線バスを乗り継ぎながら移動していく。
宿泊はする。
バス路線が行き止まりになって、次の新たな場所に向かえなくなったら、来た道を路線バスで戻る。
そうやって、最終的にどこにたどり着けるのかを楽しむ。どこに行けるかは、やってみないとわかりません。
企画の基本的な骨組みはそれぐらいで、あとは、娯楽的なものを付け加えていく。
たとえば、できるだけ遠くまで行くとか。なにか、価値のあるものをたくさん集めるとか。(わらしべ長者(ちょうじゃ)の旅。物々交換の旅とか)
さて、こちらの番組のほうは、えびすよしかずさんが、あいかわらずだめなおとなを演じています。
南明奈さんに何度も会っているのに、えびすさんはアッキーナさんに何度も初対面だと言い張ります。ひどいおとなです。たぶん、南明奈さんはえびすよしかずさんの好みではないのでしょう。えびすさんは根がばか正直です。(性格)
えびすさんは、バスの車内で出会った親切な大学の先生に向かって、教授と女子大生の不倫話をして、質問します。(いつもだれに対しても無礼(ぶれい。礼儀知らず)です)
頭の中はお金のことばかり考えているギャンブル依存症のえびすよしかずさんです。金銭欲と性欲が、かいま見える、どこにでもいそうな正直おじさんです。
茨城県水戸市内では、江戸時代のトイレを見学しました。
きっと都会で生まれ育って、都会で亡くなっていく人たちは、知らずに人生を終わると思いますが、今でも、汲み取り便所や、浄化槽方式(じょうかそう)のトイレは各地に残っています。
太川陽介さんは、ときおりルート選択や場所を発見できないミスがあります。
コツとして、歩道は、目的地に向かって、左側の歩道を歩いたほうがいい。(バス停の存在を見落とさないため)
それから、信号機にくっついている地名表示板の文字をしっかり見る。(見落とし防止のため)
昭和時代の小物がたくさん置いてある喫茶店が出てきました。
映像を観ながら、昔をなつかしむことができました。