2021年09月06日
東野&岡村の旅猿 ジミープロデュース芸術満喫の旅
東野&岡村の旅猿 ジミープロデュース芸術満喫の旅 2021年3月放送分 hulu(フールー 動画配信サービス)
ジミー大西さんのおもしろさが爆発していました。笑いました。ときに大笑いしました。さきの予想が読めないので思わず笑いがこみあげてきたり、小さく爆発するような笑いが生まれたりします。
以前の番組では、ジミー大西さんが女性ゲストに突如抱きつこうとするわけで、まわりのメンバーたちが、ジミー大西さんの背中から両腕を入れて止めたり、ジミーさんの前に出て、女性ゲストに触れさせないようにしたりして大変でした。なんと凶暴な人なのだろうかと驚きました。好きという感情をストレートに出す人です。笑いをとろうとしてやっているようには見えないのです。それでももしかしたら計算しているのかもしれません。いや、やっぱりそんなことはないような気がします。
番組では、途中から出川哲朗さんが合流します。
「飛行機をつくる」
芸術を教えてくれる先生役がジミーさんになるのでしょうが、役をちゃんと務めることはできていません。奇妙なやりとりが続きます。くだらないといえば、くだらないやりなのですが、笑いが生まれる時間帯です。映像を観ているほうは笑います。
このあといろいろ挑戦しますが、岡村隆史さんの几帳面さが作品によく表れていました。きちんとやる。美しく仕上げる。対してジミーさんは、うまくいかないと「しゃーない」ですませます。
ロケ地を移動するロケバスの中の騒ぎもおもしろい。
「ワイン食堂にて」
ジミーさんが外国語で乾杯の音頭をとります。『バス』と全員で唱和して乾杯をしました。
『バス』がスペイン語だろうと思って乾杯したメンバーたちなのですが、『意味は?』とたずねた
ら、ジミーさんが『道を走っているバスのこと』と答えたのにはおもしろくて笑いました。たまたま窓から道を走っているバスが見えたようです。
三人の食事が終わって、そこへ遅れてきた出川哲朗さんが、自分も食事をとろうとしたら「ない」と言われて、真剣に怒って『クソ番組だな!』と怒鳴ったのには驚きましたが、本当にときおり、この番組はクソ番組だと思うことがあります。
それからも、男で、だれの裸のお尻がきれいかという話になり、東野幸治さんのお尻が芸能界で一番きれいだろうとか、いやいや日村勇紀さんではなかろうかとかくだらない話が続いたのです。
ミカン狩りをしたあと、ミカンの皮で、チョウチョをつくったのですが、クックックーと笑えました。
そこでは、オレンジセンターというところからの夕日がきれいでした。
最近の「旅猿」企画内容を厳しく批評するコマンダンテの石井輝明さんの話が出ます。東野幸治さんが「石井くん、うるさいねん!」
東野幸治さんが何度も食べたいと言っていたイサキの「なめろう」が出ました。イサキはお魚の種類で、なめろうは、身を細かく切って、味噌、ネギ、青じそ、しょうがなどと合わせて、包丁でたたいたもの。千葉県房総半島の郷土料理だそうです。
ごちそうがたくさん出て、おいそうでした。
次回ジミープロデュースの話で盛り上がって終わりましたが、ジミーさんは明らかに太り過ぎです。160cmぐらいの身長で、92kgで、57歳ぐらいだと思いますが、少しでもやせたほうがいい。厳しく言うと、このままいくと、短命になってしまいます。これからももっと長生きして笑わせてほしいから、次回の旅はジミー大西さんのダイエットの旅がいいと勝手に提案させてもらいます。
ジミー大西さんのおもしろさが爆発していました。笑いました。ときに大笑いしました。さきの予想が読めないので思わず笑いがこみあげてきたり、小さく爆発するような笑いが生まれたりします。
以前の番組では、ジミー大西さんが女性ゲストに突如抱きつこうとするわけで、まわりのメンバーたちが、ジミー大西さんの背中から両腕を入れて止めたり、ジミーさんの前に出て、女性ゲストに触れさせないようにしたりして大変でした。なんと凶暴な人なのだろうかと驚きました。好きという感情をストレートに出す人です。笑いをとろうとしてやっているようには見えないのです。それでももしかしたら計算しているのかもしれません。いや、やっぱりそんなことはないような気がします。
番組では、途中から出川哲朗さんが合流します。
「飛行機をつくる」
芸術を教えてくれる先生役がジミーさんになるのでしょうが、役をちゃんと務めることはできていません。奇妙なやりとりが続きます。くだらないといえば、くだらないやりなのですが、笑いが生まれる時間帯です。映像を観ているほうは笑います。
このあといろいろ挑戦しますが、岡村隆史さんの几帳面さが作品によく表れていました。きちんとやる。美しく仕上げる。対してジミーさんは、うまくいかないと「しゃーない」ですませます。
ロケ地を移動するロケバスの中の騒ぎもおもしろい。
「ワイン食堂にて」
ジミーさんが外国語で乾杯の音頭をとります。『バス』と全員で唱和して乾杯をしました。
『バス』がスペイン語だろうと思って乾杯したメンバーたちなのですが、『意味は?』とたずねた
ら、ジミーさんが『道を走っているバスのこと』と答えたのにはおもしろくて笑いました。たまたま窓から道を走っているバスが見えたようです。
三人の食事が終わって、そこへ遅れてきた出川哲朗さんが、自分も食事をとろうとしたら「ない」と言われて、真剣に怒って『クソ番組だな!』と怒鳴ったのには驚きましたが、本当にときおり、この番組はクソ番組だと思うことがあります。
それからも、男で、だれの裸のお尻がきれいかという話になり、東野幸治さんのお尻が芸能界で一番きれいだろうとか、いやいや日村勇紀さんではなかろうかとかくだらない話が続いたのです。
ミカン狩りをしたあと、ミカンの皮で、チョウチョをつくったのですが、クックックーと笑えました。
そこでは、オレンジセンターというところからの夕日がきれいでした。
最近の「旅猿」企画内容を厳しく批評するコマンダンテの石井輝明さんの話が出ます。東野幸治さんが「石井くん、うるさいねん!」
東野幸治さんが何度も食べたいと言っていたイサキの「なめろう」が出ました。イサキはお魚の種類で、なめろうは、身を細かく切って、味噌、ネギ、青じそ、しょうがなどと合わせて、包丁でたたいたもの。千葉県房総半島の郷土料理だそうです。
ごちそうがたくさん出て、おいそうでした。
次回ジミープロデュースの話で盛り上がって終わりましたが、ジミーさんは明らかに太り過ぎです。160cmぐらいの身長で、92kgで、57歳ぐらいだと思いますが、少しでもやせたほうがいい。厳しく言うと、このままいくと、短命になってしまいます。これからももっと長生きして笑わせてほしいから、次回の旅はジミー大西さんのダイエットの旅がいいと勝手に提案させてもらいます。
2021年09月05日
東野&岡村の旅猿 神奈川県で海外ドラマ観まくりの旅
東野&岡村の旅猿 神奈川県で海外ドラマ観まくりの旅 hulu(フール― 動画配信サービス) 2021年2月放送分
旅館で一泊して、「ホームランド」という海外ドラマ全12話を観続けます。知らない人が聞いたら、なんですか、それは? と言われそうな企画です。
以前何本か、同内容の企画でDVDを観ました。「全12話」と聞いて、少ないなあと率直に感じました。手抜きだろうかという疑惑発生です。以前は、その倍ぐらいの本数がありました。過酷なロケでした。
ゲストは、岡山の旅で一緒だった濱口優さん(はまぐちまさるさん)です。
東野幸治さんは、ジーンズ発祥の地岡山で購入した新品のジーンズを、断捨離をしたときに勘違いして捨ててしまったそうです。
なんということでしょう。岡山でのジーンズの購入シーンはこの番組で観ました。
そのジーンズを巡って、メンバーたちのなかで、あれやこれやの小さなこぜりあいがあります。まあ、笑いにつなげてのものです。
海外ドラマ「ホームランド」は、政治サスペンスドラマだそうです。
昼食のうなぎがおいしそうでした。
1作観終えるごとに、東野幸治さんはハムを1枚食べます。濱口優さんは、イチゴを一粒食べます。岡村隆史さんは、Tシャツを1枚ずつ重ね着していきます。岡村隆史さんの動きがおもしろかった。笑いました。おすもうさんのようでもあり、歌舞伎役者のようでもありました。
最近の旅猿番組内容に対して苦言を出しているコマンダンテの石井輝明さんが旅館の部屋に登場しました。いろいろおもしろかった。
石井輝明さんからコーヒーの提供があるのですが、ジミー大西さんがつくった特製のマグカップの模様が感じ良かった。
内容が内容であることもあって、石井輝明さんが指摘するように、番組内容に山も谷もありません。
どきどきキャンプの岸さんが、観たドラマの内容からクイズを1問出しました。定番のコーナーになりました。答は、紅茶の種類で「ヨークシャーゴールド」
今回は、映像のスピードを1.5倍速にして鑑賞はしなかったそうです。珍しくまじめでした。石井輝明さんからまじめにやりすぎて、おもしろくなかったという指摘が出ました。
本数を多くして、過酷な状態をつくったほうが、観ているほうには笑いが生まれます。いじめみたいでよくありませんが、それが仕事で報酬がもらえるというのなら許容範囲内なのです。
旅館で一泊して、「ホームランド」という海外ドラマ全12話を観続けます。知らない人が聞いたら、なんですか、それは? と言われそうな企画です。
以前何本か、同内容の企画でDVDを観ました。「全12話」と聞いて、少ないなあと率直に感じました。手抜きだろうかという疑惑発生です。以前は、その倍ぐらいの本数がありました。過酷なロケでした。
ゲストは、岡山の旅で一緒だった濱口優さん(はまぐちまさるさん)です。
東野幸治さんは、ジーンズ発祥の地岡山で購入した新品のジーンズを、断捨離をしたときに勘違いして捨ててしまったそうです。
なんということでしょう。岡山でのジーンズの購入シーンはこの番組で観ました。
そのジーンズを巡って、メンバーたちのなかで、あれやこれやの小さなこぜりあいがあります。まあ、笑いにつなげてのものです。
海外ドラマ「ホームランド」は、政治サスペンスドラマだそうです。
昼食のうなぎがおいしそうでした。
1作観終えるごとに、東野幸治さんはハムを1枚食べます。濱口優さんは、イチゴを一粒食べます。岡村隆史さんは、Tシャツを1枚ずつ重ね着していきます。岡村隆史さんの動きがおもしろかった。笑いました。おすもうさんのようでもあり、歌舞伎役者のようでもありました。
最近の旅猿番組内容に対して苦言を出しているコマンダンテの石井輝明さんが旅館の部屋に登場しました。いろいろおもしろかった。
石井輝明さんからコーヒーの提供があるのですが、ジミー大西さんがつくった特製のマグカップの模様が感じ良かった。
内容が内容であることもあって、石井輝明さんが指摘するように、番組内容に山も谷もありません。
どきどきキャンプの岸さんが、観たドラマの内容からクイズを1問出しました。定番のコーナーになりました。答は、紅茶の種類で「ヨークシャーゴールド」
今回は、映像のスピードを1.5倍速にして鑑賞はしなかったそうです。珍しくまじめでした。石井輝明さんからまじめにやりすぎて、おもしろくなかったという指摘が出ました。
本数を多くして、過酷な状態をつくったほうが、観ているほうには笑いが生まれます。いじめみたいでよくありませんが、それが仕事で報酬がもらえるというのなら許容範囲内なのです。
2021年09月04日
ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 陣取り合戦in夏の信州
ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 陣取り合戦in夏の信州 地上波テレ東 ネットもテレ東
最後は、意外な終わり方をしました。思いがけない結末でした。
太川陽介チームの追い上げが見事でした。
太川陽介チームの村重杏奈さんが元気いっぱいで圧倒されました。
参加されている皆さんのお人柄がいいので、安心して楽しめました。この番組は、参加者の個性が魅力的です。
河合郁人(かわいふみと)さんの成長が著しい。いずれは、太川陽介さんのあとを継いで、鉄道チームの村井美樹さんと対決するときが来るのではないかということを予感しました。
太川陽介チーム:HKT48の村重杏奈さん(むらしげ・あんなさん) 天竺鼠(てんじくねずみ)の瀬下豊さん(気合と、ど根性が売りものだそうです)
河合郁人チーム(A.B.C-Z かわい・ふみとチーム) 笑い飯の哲夫さん エイトブリッジの別府ともひこさん(常連さんのようになりました。河合郁人さんとのコンビネーションがいい)
村重杏奈さん語録として、
「よろしげー 楽しげー あげあげー がんばるしげ」おもしろい。最初はわからなかったのですが、自分の名前の「重(しげ)」とかけあわせてあるのだろうということに途中で気づきました。
村重杏奈さんは、ご両親のどっちかがロシア人のハーフで、いつかロシアでバス旅をやりましょうと提案がありました。実現すると、すごい偉業です。
「(村重杏奈さんが)人生で、軽井沢に行くことが夢でした(番組内では、ルート上にありましたが、結局行けませんでした)」
アゲ:意味がわからなかったので調べました。テンション(気分や気持ち)が高い状態を表す若者言葉。アゲアゲと言って精神状態を高める。
「ぜったいにうまくいくよー イェイイェイ」
「ぴえん、ぱおん やっぽい」太川陽介さんが真似をしますがついていけません。「ぴえん」を「ぴょーん」と言い間違えました。
「(わたしは)長女だからわかります!」このあと、太川陽介さんが末っ子であることがわかり、にぎやかで楽しい時間帯が続きます。「太川陽介さんの言動は、うちの末っ子4歳の妹と同じです(という発言に笑いました。きっとそのとおりです。自己中心的)」
村重杏奈さんは、どこからあんな大きな声が出るのだろうかと驚きました。
上田城跡にある真田幸村さん(さなだゆきむらさん)の像が、映像で見ると、自分は、浦島太郎さんに見えてしまいます。(失礼で申し訳ないのですが、そうだったのです。釣竿(つりざお)をもっている姿に見えたのです)
ゴールの長野県上田城跡公園は、以前、「出川哲朗の充電バイクの旅」のロケ地でも観ました。
長野県のこのあたりは、コロナ禍にあって、ロケがしやすい地域なのでしょう。
今回の対決旅は、一泊二日です。早朝から遅くまでお疲れさまでした。
太川陽介さん、村重杏奈さん、瀬下豊さんの三人が、マスクをしながら無言で、土俵上で(どひょうじょうで)上手にソーシャルディスタンス相撲(すもう)をしているシーンがおもしろかった。三人ともとてもお上手でした。
体力と気力が勝負の鍵を握る企画です。
夏のマスク着用ロケはたいへんです。
早くコロナ禍が終息してほしいと願いました。
長野県にある松本城、白樺湖や霧ケ峰高原、諏訪湖(すわこ)あたりは、観光旅行やキャンプやスキーで何度か行ったことがあります。
映像にあるように、ほんとうに山の中の風景です。
哲夫さんと別府さんとの神社・仏閣に関する会話が楽しい。
①とりあえずチェックポイントを知るためだけに隣町まで歩いて行って、また歩いて戻ってくる(その町でのアクションを指示するしおりのシールをめくるため。河合郁人チーム)
②とりあえずチェックポイントの場所をバスの中から見て、その場を通過して、ずいぶんあとから再びタクシーでそのチェックポイントを訪れる(太川陽介さんの頭脳的作戦)
③お互いに偽りの情報を相手に与える(電話による情報交換。両チームでうそつき合戦。とくに現在地とタクシー利用回数)
かなり手が込んでいます。同じところを、移動手段を変えながら行ったり来たりです。
太川陽介さんのアイデア出しの量と発想はすごい。勝利への執念が感じられます。
今回は、これまではあまり見られなかったバスの中での一般人との交流シーンもいくつか出て来て好感をもちました。気持ちがほっとして嬉しくなれます。
最後は、意外な終わり方をしました。思いがけない結末でした。
太川陽介チームの追い上げが見事でした。
太川陽介チームの村重杏奈さんが元気いっぱいで圧倒されました。
参加されている皆さんのお人柄がいいので、安心して楽しめました。この番組は、参加者の個性が魅力的です。
河合郁人(かわいふみと)さんの成長が著しい。いずれは、太川陽介さんのあとを継いで、鉄道チームの村井美樹さんと対決するときが来るのではないかということを予感しました。
太川陽介チーム:HKT48の村重杏奈さん(むらしげ・あんなさん) 天竺鼠(てんじくねずみ)の瀬下豊さん(気合と、ど根性が売りものだそうです)
河合郁人チーム(A.B.C-Z かわい・ふみとチーム) 笑い飯の哲夫さん エイトブリッジの別府ともひこさん(常連さんのようになりました。河合郁人さんとのコンビネーションがいい)
村重杏奈さん語録として、
「よろしげー 楽しげー あげあげー がんばるしげ」おもしろい。最初はわからなかったのですが、自分の名前の「重(しげ)」とかけあわせてあるのだろうということに途中で気づきました。
村重杏奈さんは、ご両親のどっちかがロシア人のハーフで、いつかロシアでバス旅をやりましょうと提案がありました。実現すると、すごい偉業です。
「(村重杏奈さんが)人生で、軽井沢に行くことが夢でした(番組内では、ルート上にありましたが、結局行けませんでした)」
アゲ:意味がわからなかったので調べました。テンション(気分や気持ち)が高い状態を表す若者言葉。アゲアゲと言って精神状態を高める。
「ぜったいにうまくいくよー イェイイェイ」
「ぴえん、ぱおん やっぽい」太川陽介さんが真似をしますがついていけません。「ぴえん」を「ぴょーん」と言い間違えました。
「(わたしは)長女だからわかります!」このあと、太川陽介さんが末っ子であることがわかり、にぎやかで楽しい時間帯が続きます。「太川陽介さんの言動は、うちの末っ子4歳の妹と同じです(という発言に笑いました。きっとそのとおりです。自己中心的)」
村重杏奈さんは、どこからあんな大きな声が出るのだろうかと驚きました。
上田城跡にある真田幸村さん(さなだゆきむらさん)の像が、映像で見ると、自分は、浦島太郎さんに見えてしまいます。(失礼で申し訳ないのですが、そうだったのです。釣竿(つりざお)をもっている姿に見えたのです)
ゴールの長野県上田城跡公園は、以前、「出川哲朗の充電バイクの旅」のロケ地でも観ました。
長野県のこのあたりは、コロナ禍にあって、ロケがしやすい地域なのでしょう。
今回の対決旅は、一泊二日です。早朝から遅くまでお疲れさまでした。
太川陽介さん、村重杏奈さん、瀬下豊さんの三人が、マスクをしながら無言で、土俵上で(どひょうじょうで)上手にソーシャルディスタンス相撲(すもう)をしているシーンがおもしろかった。三人ともとてもお上手でした。
体力と気力が勝負の鍵を握る企画です。
夏のマスク着用ロケはたいへんです。
早くコロナ禍が終息してほしいと願いました。
長野県にある松本城、白樺湖や霧ケ峰高原、諏訪湖(すわこ)あたりは、観光旅行やキャンプやスキーで何度か行ったことがあります。
映像にあるように、ほんとうに山の中の風景です。
哲夫さんと別府さんとの神社・仏閣に関する会話が楽しい。
①とりあえずチェックポイントを知るためだけに隣町まで歩いて行って、また歩いて戻ってくる(その町でのアクションを指示するしおりのシールをめくるため。河合郁人チーム)
②とりあえずチェックポイントの場所をバスの中から見て、その場を通過して、ずいぶんあとから再びタクシーでそのチェックポイントを訪れる(太川陽介さんの頭脳的作戦)
③お互いに偽りの情報を相手に与える(電話による情報交換。両チームでうそつき合戦。とくに現在地とタクシー利用回数)
かなり手が込んでいます。同じところを、移動手段を変えながら行ったり来たりです。
太川陽介さんのアイデア出しの量と発想はすごい。勝利への執念が感じられます。
今回は、これまではあまり見られなかったバスの中での一般人との交流シーンもいくつか出て来て好感をもちました。気持ちがほっとして嬉しくなれます。
2021年09月03日
八月の銀の雪 伊予原新
八月の銀の雪 伊予原新(いよはら・しん) 新潮社
短編5本です。書評の評判が良かったので読んでみました。
「八月の銀の雪」
舞台は東京西部新宿線あたりで、堀川というだらしのない大学四年生が出てきます。一年間ひきこもりのような感じで大学を留年しています。
コンビニにアジア系二十代アルバイト女性がいます。名前は「グエン(マイさん)」で、コンビニ仕事は上手ではありません。外国人日本語留学生というのが表向きの彼女の姿です。
堀川と同じ大学を卒業してまもなくの清田といういいかげんな男が出てきます。投資話で後輩の大学生から金銭を巻き上げる詐欺的行為をグループの一員として画策しています。
悶々としながら読んでいました。心の中にもやもやするものがあって消化不良です。
アフィリエイター:ブログやSNSで商品の宣伝をして、生じた利益に応じて企業から報酬を受け取る人。
マルチ商法:会員が新規会員を連鎖的に勧誘していくことで、勧誘者が紹介料を手にしていく。
ネットワークビジネス:マルチ商法のこと。
読んでいて、気持ちのいいお話ではありません。
お祈りメール:就活での不採用通知。「今後のご活躍をお祈りいたします」(お祈りメールという名付け方に感心しました。受け取ったことがある人には不快な感想かもしれませんが。)
24ページの「論文」あたりからおもしろくなります。
地震学の学問の話。読んでいるとグイグイと引き込まれていきます。
P波・S波:P波は液体を通る。
地球の話があります。地球の話を人間の体と重ね合わせるという文脈の運び方をします。新鮮な発想です。
50ページを過ぎたあたりで、ああ、小説だなあという感慨が胸に湧いてきます。
集団の中で、仲間外れになりがちな者同士で共に行動する。
ベトナム人であるマイさんの日本人に対する言葉が胸にぐっときます。趣旨として、昔の日本人は真面目に勉強してこつこつがんばっていいものをつくって日本という国をつくった。(いまどきの)口先だけの日本人とは違います。
彼女はベトナム人ですが、昔の日本人を真似たい。いいものを真似ることは、いけないことではないという彼女の強い主張が耳に残りました。
タイトル「八月の銀の雪」の意味がわかります。地球という球体も人間も同じなのです。
地球構造の中心には内核(固体)があって、まわりに液体部分があって、地殻へとつながっていく。雪のことはそのなかで話があります。
今年読んで良かった作品でした。
「海へ還る日」
満員電車内で、ベビーカーの母子が困っています。自分も類似体験があるので、母親の気持ちがわかります。
京成高砂駅と京成上野駅です。自分も利用したことがある駅なので読んでいて景色が頭に浮かびます。2歳9か月のお嬢さんのお名前が「野村果穂さん」です。
すべてではありませんが、日本人は、知らん顔をする人ばかりになってしまいました。みんなスマホを見ながら歩いたり座ったりを繰り返している街中風景です。たまに表情が変わる時はクレームをつけるときです。
そんななかで若い母親の野村さんは、70歳ぐらいの女性宮下和恵さんと出会いました。宮下和恵さんは、野村さんに声をかけて、満員電車のなかで野村さん親子に席を譲ってくれました。
若い母親の野村さんは、家庭や家族に恵まれていない母子家庭です。
クジラの話が続くのですが、町田そのこ作品「52ヘルツのクジラたち」とも重なる部分があります。音の周波数の話です。
今回の物語では、クジラの頭の中にある歌の話です。
あかちゃんを欲しいと思ったことがないのに、できちゃった結婚をした。もともと夫は野村さんに愛情はなかったようで、あかちゃんができたのでしかたなく結婚をしたことから、夫は家庭をかえりみず離婚につながった。そんな不幸話が続きます。負の連鎖があります。母親の野村さんには、自分が産んだこどもの果穂さんを育てていく自信がありません。
動物界の話として、母親以外のメスが子を預かるようにして育てていく。アロペアレンティング。
年配者の宮下和恵さんから、若い母親である野村さんに対する励ましがあります。
「大事なことはなにかしてあげることじゃない……と続きます(ここには書きません)」
繰り返される文節として「(若い母親の野村さんが言うのですが、自分は)当たっていない」
最後まで読んで、ちょっと作品が出したい意味合いまではわかりませんでした。
クジラが考えるということについては、深いものがあると想像しました。
「アルノーと檸檬(レモン)」
アルノーは伝書鳩の名前で、レモンは男性主人公の実家が瀬戸内海に浮かぶ島のレモン農家なのです。
孤独とか孤立のお話です。
短編ですが、かなり複雑にからませてあります。
読み終えた時に、内容がもう少しシンプルでも感慨が湧く作品に仕上がっていたと思いました。
本を読みながら考えたことがあります。自分は、就職して、結婚して、こどもができて、孫ができて、定年退職をしてという人生を過ごしてきました。こどもたちも独立して巣立って、たぶん自分はこのさき、妻よりは先に死んでいくのだと思います。夫婦は生き別れをするように、互いに入院とか施設入所で別々になって、両方が生きてはいても会えなくなるというところで、夫婦の暮らしは別々になるのだろうと思っています。親族がいてもいなくても最期はひとりで迎えます。
この作品を読みながら考えたのは、人生において、冠婚葬祭にまつわる体験がなかった人たちは、人生の最終ステージにたったとき、どんな気持ちなのだろう。孤独とか孤立のお話です。
以前考えたときは、子孫がいてもいなくても、配偶者を亡くせば、最後は、ひとりになるというところは、未婚も既婚も同じことだろうと考えていました。
その後、考えに変化がありました。結婚までの道のりの苦労とか結婚後の苦労、育児の苦労とか、子育ての苦労、仕事と家庭の両立にまつわる苦労、仕事やお金のやりくりの苦労、その後のあれやこれや、たまに感じる幸せ気分、そういったことの体験があるかないかで、人生の最後にひとりになったときの気持ちは、やはり異なるのではないか。
体験の無い人、あるいは部分的な体験の人は、いくら歳をとっていても、気持ちは、十代の頃の少年であり、少女であるような気がするのです。この短編作品ではその部分にも触れてあるという印象が残りました。
鳩の脳の中を探求するのです。鳩の帰巣本能をからめてあります。この本の最初の作品は「地球(のたぶん脳部分のこと)」次の作品は「クジラの脳」でした。最初の「地球」が斬新で、自分は好みです。
主人公の園田正樹はもうすぐ40歳ですが、読み手が、あなたは、なにをやっているんだと言いたくなるような人物です。帰る実家を自分の荒い言動で失くしています。彼は未婚です。彼は少年です。
彼と彼のまわりに出てくる人間たちも含めて、わびしい話が続きます。孤独、孤立、そして鳩までもが孤立しています。
半世紀ぐらい昔だと、他人同士で固まって、疑似家族を形成して助け合っていたこともありましたが、最近はあまり聞きません。メンバーが高齢化したのでしょう。
新聞社が情報伝達のために伝書鳩を飼っていたという話は、「イラストで見る 昭和の消えた仕事図鑑 原書房」で読んだことがあるのでわかりやすかった。「新聞社伝書鳩係」で紹介されていました。
「玻璃を拾う(はりをひろう)」
玻璃(はり):ガラス。書中では、喫茶店名
珪藻(けいそう):単細胞性の藻(も)
珪藻(けいそう)という生き物を自分の脳内にうまくイメージすることができなくて、読んでいて、ピンとくることもなく読み終えたのでした。不思議なお話でした。
舞台は大阪と京都、最初は不穏な雰囲気で始まりますが、変なクレーマーみたいな男は、調べてみれば、遠い親戚がからんでいたというような流れで、恋愛物語に発展していきます。
「まつげ」が伏線です。
まつげエクステ:人口まつげ。まつげを長く見せる。
マスカラ:化粧品。まつげを長く濃く見せるために使う。
アイライン:目をくっきり大きく見せる。まつげの生えぎわに線を描く。
コンシーラー:隠すものという意味。クマ、シミ、ニキビを隠す化粧品
それとなく前ふりがしてあります。
どの作品もかなり気を使って仕掛けがしてあります。
本作品の場合は、偶然の出会いと、恋の芽生えはありえないよねから始まるのです。
30歳の吉見瞳子(よしみ・とうこ)です。付き合っていた男性とは別れました。男性は別の女性と結婚したのです。
京都市内を走る叡山電鉄には乗ったことがあります。そのときの風景を思い出しながら、作品を読み進めます。
ヒストグラム:統計グラフ。分布状況を見る。
胸にぐっとくる文節がいくつかありました。『(男は)わたしから離れるためなら、謝れるのだ――』『女というのは、ありのままでは生きていけない生き物だと……』
人生の流れにおいて、気が合う異性を見つけるのはむずかしい。だから『男女関係は縁(えん。巡り合わせ)のもの』と言うのでしょう。
「十万年の西風」
この作品だけは、ほかの作品とは毛色が違うという感触がありました。
理屈っぽかった。それから、会話文が多かった。
気象学のお話です。
個人的に、東日本大震災のことを題材にした作品は好みません。実際にあった不幸を作品化することに嫌悪感をもつのです。
茨城県北茨城市が出てきて、ああこれはとなり、やはり、からんでいました。
こどもころ、北茨城市の近くで暮らしたことがあります。
山の上に大きなパラボラアンテナがあったという記憶が残っています。
そのときのことを思い出しながら文章で書かれた風景を頭のなかにつくりつつ読みました。
凧(たこ)をあげて気象を観測するのです。
今でいうところの「ドローン」をあげているようでもあるイメージです。
凧あげ風景は、千葉県稲毛海浜公園の緑地で見るとても長くて高くあがる凧あげのようすを思い出します。
もう定年退職をしたというのに、仕事オタクのような滝口さんという男性が出てきます。主人公は辰朗さんで、中年男性です。辰朗さんはいろいろ訳ありです。
読みながら先日読み終えた渋沢栄一氏の「論語と算盤」の内容を思い出しました。こちらの「十万年の西風」のほうは、原子力発電所の話ですが、「論語と算盤」と重なる心意気があります。人の命を軽視して組織を大切にする幹部たちがいます。
オーロラの話が出ます。
そういえば、先日、グリーンランドの高地に初めて雨が降ったというニュースを見ました。地球温暖化でしょう。
地球が化学物質で汚れていきます。
神風とは、偏西風のこと。
戦時中の「風船爆弾」はこどものころに聞いたことがあります。小学校の登校班のときにだれかがそういうものがあると言っていたような、学校で先生が話してくれたこともあるような。おぼろげな記憶です。
全部の短編を読みました。
やはり最初の作品「八月の銀の雪」がいちばん良かった。
短編5本です。書評の評判が良かったので読んでみました。
「八月の銀の雪」
舞台は東京西部新宿線あたりで、堀川というだらしのない大学四年生が出てきます。一年間ひきこもりのような感じで大学を留年しています。
コンビニにアジア系二十代アルバイト女性がいます。名前は「グエン(マイさん)」で、コンビニ仕事は上手ではありません。外国人日本語留学生というのが表向きの彼女の姿です。
堀川と同じ大学を卒業してまもなくの清田といういいかげんな男が出てきます。投資話で後輩の大学生から金銭を巻き上げる詐欺的行為をグループの一員として画策しています。
悶々としながら読んでいました。心の中にもやもやするものがあって消化不良です。
アフィリエイター:ブログやSNSで商品の宣伝をして、生じた利益に応じて企業から報酬を受け取る人。
マルチ商法:会員が新規会員を連鎖的に勧誘していくことで、勧誘者が紹介料を手にしていく。
ネットワークビジネス:マルチ商法のこと。
読んでいて、気持ちのいいお話ではありません。
お祈りメール:就活での不採用通知。「今後のご活躍をお祈りいたします」(お祈りメールという名付け方に感心しました。受け取ったことがある人には不快な感想かもしれませんが。)
24ページの「論文」あたりからおもしろくなります。
地震学の学問の話。読んでいるとグイグイと引き込まれていきます。
P波・S波:P波は液体を通る。
地球の話があります。地球の話を人間の体と重ね合わせるという文脈の運び方をします。新鮮な発想です。
50ページを過ぎたあたりで、ああ、小説だなあという感慨が胸に湧いてきます。
集団の中で、仲間外れになりがちな者同士で共に行動する。
ベトナム人であるマイさんの日本人に対する言葉が胸にぐっときます。趣旨として、昔の日本人は真面目に勉強してこつこつがんばっていいものをつくって日本という国をつくった。(いまどきの)口先だけの日本人とは違います。
彼女はベトナム人ですが、昔の日本人を真似たい。いいものを真似ることは、いけないことではないという彼女の強い主張が耳に残りました。
タイトル「八月の銀の雪」の意味がわかります。地球という球体も人間も同じなのです。
地球構造の中心には内核(固体)があって、まわりに液体部分があって、地殻へとつながっていく。雪のことはそのなかで話があります。
今年読んで良かった作品でした。
「海へ還る日」
満員電車内で、ベビーカーの母子が困っています。自分も類似体験があるので、母親の気持ちがわかります。
京成高砂駅と京成上野駅です。自分も利用したことがある駅なので読んでいて景色が頭に浮かびます。2歳9か月のお嬢さんのお名前が「野村果穂さん」です。
すべてではありませんが、日本人は、知らん顔をする人ばかりになってしまいました。みんなスマホを見ながら歩いたり座ったりを繰り返している街中風景です。たまに表情が変わる時はクレームをつけるときです。
そんななかで若い母親の野村さんは、70歳ぐらいの女性宮下和恵さんと出会いました。宮下和恵さんは、野村さんに声をかけて、満員電車のなかで野村さん親子に席を譲ってくれました。
若い母親の野村さんは、家庭や家族に恵まれていない母子家庭です。
クジラの話が続くのですが、町田そのこ作品「52ヘルツのクジラたち」とも重なる部分があります。音の周波数の話です。
今回の物語では、クジラの頭の中にある歌の話です。
あかちゃんを欲しいと思ったことがないのに、できちゃった結婚をした。もともと夫は野村さんに愛情はなかったようで、あかちゃんができたのでしかたなく結婚をしたことから、夫は家庭をかえりみず離婚につながった。そんな不幸話が続きます。負の連鎖があります。母親の野村さんには、自分が産んだこどもの果穂さんを育てていく自信がありません。
動物界の話として、母親以外のメスが子を預かるようにして育てていく。アロペアレンティング。
年配者の宮下和恵さんから、若い母親である野村さんに対する励ましがあります。
「大事なことはなにかしてあげることじゃない……と続きます(ここには書きません)」
繰り返される文節として「(若い母親の野村さんが言うのですが、自分は)当たっていない」
最後まで読んで、ちょっと作品が出したい意味合いまではわかりませんでした。
クジラが考えるということについては、深いものがあると想像しました。
「アルノーと檸檬(レモン)」
アルノーは伝書鳩の名前で、レモンは男性主人公の実家が瀬戸内海に浮かぶ島のレモン農家なのです。
孤独とか孤立のお話です。
短編ですが、かなり複雑にからませてあります。
読み終えた時に、内容がもう少しシンプルでも感慨が湧く作品に仕上がっていたと思いました。
本を読みながら考えたことがあります。自分は、就職して、結婚して、こどもができて、孫ができて、定年退職をしてという人生を過ごしてきました。こどもたちも独立して巣立って、たぶん自分はこのさき、妻よりは先に死んでいくのだと思います。夫婦は生き別れをするように、互いに入院とか施設入所で別々になって、両方が生きてはいても会えなくなるというところで、夫婦の暮らしは別々になるのだろうと思っています。親族がいてもいなくても最期はひとりで迎えます。
この作品を読みながら考えたのは、人生において、冠婚葬祭にまつわる体験がなかった人たちは、人生の最終ステージにたったとき、どんな気持ちなのだろう。孤独とか孤立のお話です。
以前考えたときは、子孫がいてもいなくても、配偶者を亡くせば、最後は、ひとりになるというところは、未婚も既婚も同じことだろうと考えていました。
その後、考えに変化がありました。結婚までの道のりの苦労とか結婚後の苦労、育児の苦労とか、子育ての苦労、仕事と家庭の両立にまつわる苦労、仕事やお金のやりくりの苦労、その後のあれやこれや、たまに感じる幸せ気分、そういったことの体験があるかないかで、人生の最後にひとりになったときの気持ちは、やはり異なるのではないか。
体験の無い人、あるいは部分的な体験の人は、いくら歳をとっていても、気持ちは、十代の頃の少年であり、少女であるような気がするのです。この短編作品ではその部分にも触れてあるという印象が残りました。
鳩の脳の中を探求するのです。鳩の帰巣本能をからめてあります。この本の最初の作品は「地球(のたぶん脳部分のこと)」次の作品は「クジラの脳」でした。最初の「地球」が斬新で、自分は好みです。
主人公の園田正樹はもうすぐ40歳ですが、読み手が、あなたは、なにをやっているんだと言いたくなるような人物です。帰る実家を自分の荒い言動で失くしています。彼は未婚です。彼は少年です。
彼と彼のまわりに出てくる人間たちも含めて、わびしい話が続きます。孤独、孤立、そして鳩までもが孤立しています。
半世紀ぐらい昔だと、他人同士で固まって、疑似家族を形成して助け合っていたこともありましたが、最近はあまり聞きません。メンバーが高齢化したのでしょう。
新聞社が情報伝達のために伝書鳩を飼っていたという話は、「イラストで見る 昭和の消えた仕事図鑑 原書房」で読んだことがあるのでわかりやすかった。「新聞社伝書鳩係」で紹介されていました。
「玻璃を拾う(はりをひろう)」
玻璃(はり):ガラス。書中では、喫茶店名
珪藻(けいそう):単細胞性の藻(も)
珪藻(けいそう)という生き物を自分の脳内にうまくイメージすることができなくて、読んでいて、ピンとくることもなく読み終えたのでした。不思議なお話でした。
舞台は大阪と京都、最初は不穏な雰囲気で始まりますが、変なクレーマーみたいな男は、調べてみれば、遠い親戚がからんでいたというような流れで、恋愛物語に発展していきます。
「まつげ」が伏線です。
まつげエクステ:人口まつげ。まつげを長く見せる。
マスカラ:化粧品。まつげを長く濃く見せるために使う。
アイライン:目をくっきり大きく見せる。まつげの生えぎわに線を描く。
コンシーラー:隠すものという意味。クマ、シミ、ニキビを隠す化粧品
それとなく前ふりがしてあります。
どの作品もかなり気を使って仕掛けがしてあります。
本作品の場合は、偶然の出会いと、恋の芽生えはありえないよねから始まるのです。
30歳の吉見瞳子(よしみ・とうこ)です。付き合っていた男性とは別れました。男性は別の女性と結婚したのです。
京都市内を走る叡山電鉄には乗ったことがあります。そのときの風景を思い出しながら、作品を読み進めます。
ヒストグラム:統計グラフ。分布状況を見る。
胸にぐっとくる文節がいくつかありました。『(男は)わたしから離れるためなら、謝れるのだ――』『女というのは、ありのままでは生きていけない生き物だと……』
人生の流れにおいて、気が合う異性を見つけるのはむずかしい。だから『男女関係は縁(えん。巡り合わせ)のもの』と言うのでしょう。
「十万年の西風」
この作品だけは、ほかの作品とは毛色が違うという感触がありました。
理屈っぽかった。それから、会話文が多かった。
気象学のお話です。
個人的に、東日本大震災のことを題材にした作品は好みません。実際にあった不幸を作品化することに嫌悪感をもつのです。
茨城県北茨城市が出てきて、ああこれはとなり、やはり、からんでいました。
こどもころ、北茨城市の近くで暮らしたことがあります。
山の上に大きなパラボラアンテナがあったという記憶が残っています。
そのときのことを思い出しながら文章で書かれた風景を頭のなかにつくりつつ読みました。
凧(たこ)をあげて気象を観測するのです。
今でいうところの「ドローン」をあげているようでもあるイメージです。
凧あげ風景は、千葉県稲毛海浜公園の緑地で見るとても長くて高くあがる凧あげのようすを思い出します。
もう定年退職をしたというのに、仕事オタクのような滝口さんという男性が出てきます。主人公は辰朗さんで、中年男性です。辰朗さんはいろいろ訳ありです。
読みながら先日読み終えた渋沢栄一氏の「論語と算盤」の内容を思い出しました。こちらの「十万年の西風」のほうは、原子力発電所の話ですが、「論語と算盤」と重なる心意気があります。人の命を軽視して組織を大切にする幹部たちがいます。
オーロラの話が出ます。
そういえば、先日、グリーンランドの高地に初めて雨が降ったというニュースを見ました。地球温暖化でしょう。
地球が化学物質で汚れていきます。
神風とは、偏西風のこと。
戦時中の「風船爆弾」はこどものころに聞いたことがあります。小学校の登校班のときにだれかがそういうものがあると言っていたような、学校で先生が話してくれたこともあるような。おぼろげな記憶です。
全部の短編を読みました。
やはり最初の作品「八月の銀の雪」がいちばん良かった。
2021年09月02日
東野&岡村の旅猿 千葉県でサバゲーを楽しもうの旅
東野&岡村の旅猿 千葉県でサバゲーを楽しもうの旅 hulu(フール― 動画配信サービス) 200年12月ロケ 2021年1月放送分
サバゲー:サバイバルゲーム
ゲストは、お笑いコンビ・インパルスの板倉俊之さんです。相方は、堤下敦さんですが、今回のゲストは、板倉俊之さんのみです。
ほかに、戦闘要員として若い芸人さんたち
ソラシドの本坊元児さん(ほんぼう・がんじさん)
衝撃デリバリーの和田ランダマイザさん
そのこさん 元自衛官 スナイパー(狙撃手 300mの距離から狙う)をしていたらしい。
みなさん運動好きなスポーツマンです。
サバゲーをするときに必ずいるものが、目を隠す物と銃、いらないものとしては、本物の(重たい)ヘルメットだそうです。
日帰りロケでした。
まあ、自分は素人なので、ショップで銃を購入する姿の映像を観ていると、モデルガンによる犯罪行為をイメージしてしまいます。
大きい銃は重いらしく、本物の重さに似せてあるのでしょう。
昔知り合いがサバイバルゲームに熱中していて、いい歳をして、なにがおもしろいのだろうかと思ったことがあります。
この番組を見たあと、なんでも体験してみないとわからないから、小学生の孫たちがやってみたいと言ったら、コロナ終息後に一度だけでもいっしょにやってみようかと思っています。
板倉俊之さんのお話だと、一日中、10時から17時、途中、昼食休憩を入れてやるそうです。体力がいりそうです。
いろいろなパターンに分けて、撃ち合いの戦いを繰り広げるそうです。
ふたつのチームに分かれたり、1人対ほかの全員でやったり(アメリカ映画の「ランボー」のようです)する健全な趣味です。
遊びの前後の食事は、ファミリーレストランでとるそうです。
ロケを担当するスタッフも含めての話としては、撮影がむずかしいそうです。
カメラが入って撮影すると、参加者が隠れていても居場所がわかってしまうので、楽しみが半減してしまうそうです。なるほど。遊びに専念するならカメラなしがいい。
相手に弾を当てられたら、手を上げて「ヒット!」と発声する。
気持ちよく負けを認める。
みなさんがサバゲーをしているようすは、映画の撮影をしているようでした。
二時間で8回戦を行いました。
東野幸治さんが味方に撃たれた(誤射された)シーンを見て、そういうこともあるのか、そういうこともあるわいなと思いました。遊びだから生き返れるけれど、現実の出来事だったら恐ろしい。
夕食は、割烹料理店(かっぽうりょうりてん。高級和食料理)での食事で、板倉俊之さんが、自分は、サバゲーのあとにこんな高いところで食事はすることはあり得ないと驚かれていました。重複する記述になりますが、いつもファミリーレストランで食べているそうです。
最近の「旅猿」は高級志向になっています。
サバゲー:サバイバルゲーム
ゲストは、お笑いコンビ・インパルスの板倉俊之さんです。相方は、堤下敦さんですが、今回のゲストは、板倉俊之さんのみです。
ほかに、戦闘要員として若い芸人さんたち
ソラシドの本坊元児さん(ほんぼう・がんじさん)
衝撃デリバリーの和田ランダマイザさん
そのこさん 元自衛官 スナイパー(狙撃手 300mの距離から狙う)をしていたらしい。
みなさん運動好きなスポーツマンです。
サバゲーをするときに必ずいるものが、目を隠す物と銃、いらないものとしては、本物の(重たい)ヘルメットだそうです。
日帰りロケでした。
まあ、自分は素人なので、ショップで銃を購入する姿の映像を観ていると、モデルガンによる犯罪行為をイメージしてしまいます。
大きい銃は重いらしく、本物の重さに似せてあるのでしょう。
昔知り合いがサバイバルゲームに熱中していて、いい歳をして、なにがおもしろいのだろうかと思ったことがあります。
この番組を見たあと、なんでも体験してみないとわからないから、小学生の孫たちがやってみたいと言ったら、コロナ終息後に一度だけでもいっしょにやってみようかと思っています。
板倉俊之さんのお話だと、一日中、10時から17時、途中、昼食休憩を入れてやるそうです。体力がいりそうです。
いろいろなパターンに分けて、撃ち合いの戦いを繰り広げるそうです。
ふたつのチームに分かれたり、1人対ほかの全員でやったり(アメリカ映画の「ランボー」のようです)する健全な趣味です。
遊びの前後の食事は、ファミリーレストランでとるそうです。
ロケを担当するスタッフも含めての話としては、撮影がむずかしいそうです。
カメラが入って撮影すると、参加者が隠れていても居場所がわかってしまうので、楽しみが半減してしまうそうです。なるほど。遊びに専念するならカメラなしがいい。
相手に弾を当てられたら、手を上げて「ヒット!」と発声する。
気持ちよく負けを認める。
みなさんがサバゲーをしているようすは、映画の撮影をしているようでした。
二時間で8回戦を行いました。
東野幸治さんが味方に撃たれた(誤射された)シーンを見て、そういうこともあるのか、そういうこともあるわいなと思いました。遊びだから生き返れるけれど、現実の出来事だったら恐ろしい。
夕食は、割烹料理店(かっぽうりょうりてん。高級和食料理)での食事で、板倉俊之さんが、自分は、サバゲーのあとにこんな高いところで食事はすることはあり得ないと驚かれていました。重複する記述になりますが、いつもファミリーレストランで食べているそうです。
最近の「旅猿」は高級志向になっています。
2021年09月01日
東野&岡村の旅猿 出川・指原(さしはら)おすすめ大分県の旅
東野&岡村の旅猿 出川・指原(さしはら)おすすめ大分県の旅 hulu(フール― 動画配信サービス) 2020年12月から2021年1月放送分
二泊三日大分県の旅です。ゲストは、最初が、出川哲朗さん、その後、指原莉乃さん(さしはら・りの)が合流して、サプライズゲストで、ジミー大西さんが加わります。
出川哲朗さんが紹介してくれた食事場所は、以前番組「出川哲朗の充電バイクの旅」で見たところと同じでした。出川哲朗さんが、かなり気に入っているお店です。それでいいと思います。
指原莉乃さんを自分は年配者男子なのでよく知りませんが、大分県内に実家があって、中学までは大分県にいて、現在大分市の観光大使をされているわりには、大分県のことを知らない様子で、行き先として紹介してくれるところはベタなところ(テレビ番組で紹介するには平凡でありきたりの場所)で、それはそれでおもしろかった。
どこの観光大使もそのようなものなのでしょう。中学の時は登校拒否児でひきこもり、中学卒業後は大分を離れたという経過話に耳を傾けました。よくがんばられました。
冬なのにレンタカーは、オープンカーです。以前の放送でもたしかアメリカ合衆国ラスベガスに行ったときもオープンカーのレンタカーを借りて運転して、とくに後席の人は凍える(こごえる)思いをされていました。
今回も同様でした。コロナウィルス感染拡大防止対策のためのソーシャルディスタンスが、オープンカーであればとれるという理屈だそうです。コロナウィルスに感染しなくても、単純に、風邪をひいてしまいそうな……
お風呂シーンは、いつもフルチンで、大事なところをお顔のマークで隠します。開放感がいい。ソーシャルディスタンスを確保するために、浴槽へはひとりずつ入ります。まあ、みなさんこどもです。おお騒ぎでお風呂に入っています。
番組「旅猿」は、昔、お金がない底辺の旅をする番組でした。今は、超高級志向です。
番組で紹介される夕食場所は、ときに、一般人にとっては、お値段が高いところです。
人生のなにかの記念とか、特別な出来事があったときでないと行けないお店です。
番組から、結婚された岡村隆史さんに、陶器のプレゼントがありました。
その後のロケシーンで、指原莉乃さんが言います。
「結婚する人の気持ち、わかんないんですよね」
岡村隆史さんが、「結婚は勢い」と言い、結婚後の自分たちふたりの暮らしぶりを語ります。
今までは、ひとり暮らしだったので、帰宅して、暗い部屋の照明のスイッチを自分で押していた。今は帰宅すると、部屋の中が明るくて、妻がひょっこりと顔を出して「おかえり」と言ってくれる。
とてもほっとして気持ちが落ち着くというようなことを話されました。なかなかいい時間帯でした。
指原莉乃さんが、会ったことがないけれどジミー大西さんが好きですと語ります。(あとでご対面があります)指原莉乃さんの話では、ジミー大西さんは、優しくておもしろいそうです。
九州自然動物公園アフリカンサファリがなかなか良かった。ジミー大西さんが、動物の飼育員のような制服を着て突然出てくるのですが、そのときの指原莉乃さんの表情が良かった。うれしい! びっくり! そして、(巨体になったジミー大西さんを見て)なんだこれ!という感想でした。
ジミー大西さんは、コロナ太りで、体重が20kgも増加していて巨体でした。縦も横も同じ寸法に見える真四角な体をしていて、体の前後の厚みがたいそうありました。おもしろい。ほかのメンバーが、ジミー大西さんのおっぱいをもみます。
ライオンやアジアゾウたちへの餌やりシーンの映像も楽しめました。ラクダや、バイソン(牛)らしき姿もあって、夕日のシーンはまるでアフリカ大陸にいるようでした。メンバー同様に映像を観ているほうも満喫できました。
出川哲朗さんも満足されて、指原莉乃さんに『(あなたは)最後の最後にホントの(大分)観光大使でした』とコメントを残されました。
夕食でまたおいしいものがたくさん出ます。おいしいものを食べると、これまでがんばって生きてきて良かったなと思うことがあります。途中で挫折して死んじゃあだめです。長生きをしましょう。
指原莉乃さんが、「久しぶりにめちゃくちゃ笑った」と満面の笑顔でした。このロケが終わったら1年2か月ぶりに大分の実家へ帰るそうです。コロナ禍で帰れなかったそうです。コロナ騒ぎも早く終わってほしい。がまんの期間がとても長くなりました。
二泊三日大分県の旅です。ゲストは、最初が、出川哲朗さん、その後、指原莉乃さん(さしはら・りの)が合流して、サプライズゲストで、ジミー大西さんが加わります。
出川哲朗さんが紹介してくれた食事場所は、以前番組「出川哲朗の充電バイクの旅」で見たところと同じでした。出川哲朗さんが、かなり気に入っているお店です。それでいいと思います。
指原莉乃さんを自分は年配者男子なのでよく知りませんが、大分県内に実家があって、中学までは大分県にいて、現在大分市の観光大使をされているわりには、大分県のことを知らない様子で、行き先として紹介してくれるところはベタなところ(テレビ番組で紹介するには平凡でありきたりの場所)で、それはそれでおもしろかった。
どこの観光大使もそのようなものなのでしょう。中学の時は登校拒否児でひきこもり、中学卒業後は大分を離れたという経過話に耳を傾けました。よくがんばられました。
冬なのにレンタカーは、オープンカーです。以前の放送でもたしかアメリカ合衆国ラスベガスに行ったときもオープンカーのレンタカーを借りて運転して、とくに後席の人は凍える(こごえる)思いをされていました。
今回も同様でした。コロナウィルス感染拡大防止対策のためのソーシャルディスタンスが、オープンカーであればとれるという理屈だそうです。コロナウィルスに感染しなくても、単純に、風邪をひいてしまいそうな……
お風呂シーンは、いつもフルチンで、大事なところをお顔のマークで隠します。開放感がいい。ソーシャルディスタンスを確保するために、浴槽へはひとりずつ入ります。まあ、みなさんこどもです。おお騒ぎでお風呂に入っています。
番組「旅猿」は、昔、お金がない底辺の旅をする番組でした。今は、超高級志向です。
番組で紹介される夕食場所は、ときに、一般人にとっては、お値段が高いところです。
人生のなにかの記念とか、特別な出来事があったときでないと行けないお店です。
番組から、結婚された岡村隆史さんに、陶器のプレゼントがありました。
その後のロケシーンで、指原莉乃さんが言います。
「結婚する人の気持ち、わかんないんですよね」
岡村隆史さんが、「結婚は勢い」と言い、結婚後の自分たちふたりの暮らしぶりを語ります。
今までは、ひとり暮らしだったので、帰宅して、暗い部屋の照明のスイッチを自分で押していた。今は帰宅すると、部屋の中が明るくて、妻がひょっこりと顔を出して「おかえり」と言ってくれる。
とてもほっとして気持ちが落ち着くというようなことを話されました。なかなかいい時間帯でした。
指原莉乃さんが、会ったことがないけれどジミー大西さんが好きですと語ります。(あとでご対面があります)指原莉乃さんの話では、ジミー大西さんは、優しくておもしろいそうです。
九州自然動物公園アフリカンサファリがなかなか良かった。ジミー大西さんが、動物の飼育員のような制服を着て突然出てくるのですが、そのときの指原莉乃さんの表情が良かった。うれしい! びっくり! そして、(巨体になったジミー大西さんを見て)なんだこれ!という感想でした。
ジミー大西さんは、コロナ太りで、体重が20kgも増加していて巨体でした。縦も横も同じ寸法に見える真四角な体をしていて、体の前後の厚みがたいそうありました。おもしろい。ほかのメンバーが、ジミー大西さんのおっぱいをもみます。
ライオンやアジアゾウたちへの餌やりシーンの映像も楽しめました。ラクダや、バイソン(牛)らしき姿もあって、夕日のシーンはまるでアフリカ大陸にいるようでした。メンバー同様に映像を観ているほうも満喫できました。
出川哲朗さんも満足されて、指原莉乃さんに『(あなたは)最後の最後にホントの(大分)観光大使でした』とコメントを残されました。
夕食でまたおいしいものがたくさん出ます。おいしいものを食べると、これまでがんばって生きてきて良かったなと思うことがあります。途中で挫折して死んじゃあだめです。長生きをしましょう。
指原莉乃さんが、「久しぶりにめちゃくちゃ笑った」と満面の笑顔でした。このロケが終わったら1年2か月ぶりに大分の実家へ帰るそうです。コロナ禍で帰れなかったそうです。コロナ騒ぎも早く終わってほしい。がまんの期間がとても長くなりました。