2021年09月30日

太川&蛭子路線バス乗り継ぎの旅 三重県松阪駅から長野県松本城

太川&蛭子ローカル路線バス乗り継ぎの旅 第12弾 三重県松阪駅から長野県松本城 2012年(平成24年夏) BSテレ東再放送

 以前観たことがありますが、今回再放送があったので、また観て、また感想を残してみます。
 思い起こせば、昨年2月に用事があって、この番組の冒頭で出てくる三重県松阪市内に自家用車で行ってから、以降、どこにも遠出できていません。
 コロナ禍で、非常事態宣言が出たり引っ込んだり、まんえん防止がどうのこうの、ワクチンを打ったのでもういいかと思ったらワクチンを打っても県境を越えないでくれと指示がありました。しかたがありません。人にうつる病気ですから、もしかかったら、いろいろめんどうな人間関係がらみのトラブルになりそうです。なにより命が惜しい。がまん。がまん。

 身近な土地の名称がたくさん出てきます。松阪市、桑名市、長島温泉、長島スパーランド、瀬戸市、品野(しなの)、多治見市、恵那市、明智(あけち)、駄知(だち)、瑞浪市(みずなみし)など。
 出演者三人でよく、国道23号線(地元では、名四国道「めいよんこくどう」といいます。名古屋市から三重県四日市市)にかかる赤くて長い橋を渡ったものです。とても長い橋です。860mぐらいあります。人は1分間で80m歩きますから10分ちょっと歩きます。高い橋の上ですからちょっと怖そうです。
 弥富(やとみ)は、金魚の産地で、自分がまだ小学二年生ぐらいのころ、親戚一同と金魚祭りに行った記憶があります。金魚を一匹持ち帰って、ビニール袋に入れて、アパートの台所につるしてしばらく飼いました。その後金魚がどうなったかは記憶がありません。

 旅は三泊四日です。生ビールがうまい。毎晩おいしそうに生ビールを飲む太川陽介さんと加藤紀子さんです。ごくごくごく。えびすよしかずさんはアルコールを飲めません。

 マネキンの頭だけのカカシがこわい。
 
 曜日によって、バスがあったり、なかったり。
 この番組の放映時から十年ぐらいが経過しているので、今も同じバス路線があるかどうかはわかりません。

 路線バスでいっしょになったフランス人若い男性グループが、馬籠宿へ行きますが、外国人は江戸時代の古い街並みを観て、どんな感想をもつのだろうと興味がわきました。
 えびすよしかずさんが、「3時のバス」を「スリータイムズ」とフランス人男性に教えました。「スリーオクロック」です。3pmでもいいそうです。

 バス路線の説明を詳しく丁寧に教えてくださった地元の男性の言葉で、「さようです」が良かった。

 松本城までたどり着いて、みなさんの達成感が、観ている自分にも伝わってきました。

 三泊四日の旅程をわずか二時間ぐらいの番組にまとめてあります。たくさんカットされているのでしょう。お疲れさまです。


(2020年4月3日のときの感想)
太川&蛭子ローカル路線バス乗り継ぎの旅 第12弾 三重県松阪駅から長野県松本城 2012年(平成24年夏) テレビ番組再放送

 名作です。三泊四日ですが、かなりの距離を歩きました。成功しています。見たことのある街の風景がたくさん出てきます。路線バス、コミュニティバスだけで走破したのはミラクルです。地図でルートをふりかえってみましたが、すごいなあ。感嘆に尽きます。
 路線バスは廃止傾向にあるのですが、高齢者の運転が危ういいま、路線バスが見直されて復活するような気がしてなりません。

 8年前の映像です。えびすさんが若くてやるき満々です。ゲストは加藤紀子さんで、けんかをするふたりの仲介役をしたり、バス路線を新規開拓したりと大活躍でした。

①トンネルと抜けると豪雨じゃないと言っていたら、ものすごい豪雨の中で立ち往生する三人でした。
②(えびすさん)「(バス関係者の人たちの)言うことを聞いちゃダメ。無理と言われても無理じゃなかったことがこれまでに何回もある(バス関係者は自社のことしか知らないから)」
③えびすさんがはいている靴の先がぱっかり開いて、えびすさんが靴をキャラクターにみたてて腹話術をやります。加藤紀子さんが、靴先の開いた部分に藁(わら)を食べさせます。
④えびすさんが、名古屋市内のバス停に立っているのに、「名古屋まで行きたいんですけど」と何度も運転手に繰り返す。(名古屋のどのあたりに行きたいのですか)
⑤(えびすさんが道を聞きながら)「道はちゃんとあるのですか?」(国道ですからありますという返事)
⑥ふたりが目的地バス停(河合小橋)を記録しなかったので行き先がわからなくて大ゲンカになったとき、(太川)「(この番組は)もうこの回で終わりだ」(えびす)「仕事がなくなるからそれはだめ」(太川)「(えびすさんは本業のマンガ家で)絵で食べればいい」(えびす)「絵は売れない」その後、加藤紀子さんがルートをきちんとメモしていて、(えびす)「オレいらなくなっちゃう」
⑦長野県馬籠の宿あたりでフランス人観光客の若者に積極的に話しかけるえびすさんにフランス留学経験がある加藤紀子さんが、「ちゃんと話せないのに、どうして果敢に挑戦するの?!」
⑧(車窓から美しい色の池が見えて加藤紀子さんと太川さんが)「バーベキューをやりたい」(えびすさんが)「オレは室内の冷房がきいたところがいい」
⑨(バス停がないので歩くことになって)太川「歩きましょう」、えびす「毎日歩きだよ」、加藤紀子「またやせる。これって、路線バスの旅じゃなくて歩きの旅になってない!?」
⑩今、午後6時と聞いて、えびす「もう」、太川「まだ」と同時に発声。えびすさんは、早くホテルに行きたい。太川さんは、さらにバスに乗って距離を伸ばしたい。

 一日終えてのジョッキビールがおいしそう。
 旅は思い出の道しるべになります。
 瀬戸焼のお皿がきれいでした。
 いずこも駅周辺の市街地がきれいに整備されていたことが記憶に残りました。
 太川さんが選択した、行き詰まったら、バスルートを戻るという行為に感心しました。教訓があります。壁にぶつかったら無理をして前進するのではなく、勇気をもって後退することが、未来のためになるときもあると教えになりました。
 バス旅は、うれしい時もあるし、悲しい時もあります。まるで人生みたいです。