2021年07月31日

ローカル路線バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅 茨城県から栃木県

ローカル路線バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅 茨城県カシマスタジアムから栃木県鬼怒川温泉展望台 テレビ番組

バスチーム:太川陽介さん (りんご娘)王林さん(おうりんさん) (ロッチ)コカドケンタロウさん
鉄道チーム:村井美樹さん (SKE)須田亜香里さん (ドランクドラゴン)鈴木拓さん

 須田亜香里さんは、新聞にエッセイを書いておられる方だと知っていますが、どんな人かは知りませんでした。彼女の本気の大泣きにびっくりしました。
 スタートして、しばらくしたときに『おとなになると泣けることが減ってくる。(自分は)泣けないタイプ。映画やマンガで、えッ!? どこが。いい話だけど泣けない』と話をしていた彼女です。『元気娘』がキャッチフレーズだそうです。でも、移動の途中で何度も号泣されていました。『どうしたらいいのかわからない……』と崩れ落ちておられました。
 だけど、そんな苦労が実って、鉄道チームはバスチームを打ち負かしました。鉄道チームが勝って良かった。村井美樹さんチームはほんとうに苦労されました。とくに、メロンのスィーツ1位当てが過酷でした。須田亜香里さんの『(いったい)1位はどれ?』という言葉が耳に残っています。
 須田亜香里さんは、勝利を手にしたとき、涙の水分が枯れ果てていて、うれし涙の一滴も出ませんでしたが素敵な笑顔でした。

 鈴木拓さんは、先日、番組「東野&岡村の旅猿」でお見かけしました。彼は釣り師です。番組内容は、釣り対決で師匠の立場でした。
 コカドケンタロウさんの相方の中岡創一さんも「旅猿」に出るので、みんな仲間という人間関係による出演なのでしょう。
 だれかが言った「まるで、バス対マラソンの対決だ!」が、そのとおりでした。
 鉄道チームの鈴木拓さんが道の途中で偶然出会った路線バスチームに、自分が知りもしない、ありもしないであろう嘘のバス停があったと教えて、喜色満面(きしょくまんめん)となり、太川陽介バスチームはその言葉にまんまとだまされたのですが、本当にそこにバス停があったので見ていて笑いました。太川陽介さんには「幸運」があります。対して、鈴木拓さんは、メロンスイーツ対決で罰を受けました。鈴木拓さんは、メロンスイーツを大量に食べたため、オナカピーピー状態でお気の毒でした。

 ゲストたちは、あらかじめルートを知らされていないようです。
 茨城県から栃木県に移動することに驚かれていました。
 自分は小学生の時に茨城県から栃木県へ転校したことがあります。そのときの風景をなつかしく思い出しながら番組を見ました。こども時代は転校ばかりでいやな思いをしましたが、歳をとってみるとあれがあったからここまでやってくることができた。その後の自分を支えてくれた旅だったとふりかえるのです。もう亡くなりましたが、高校の担任だった男性の先生が、第二次世界大戦で、兵士として東南アジアを転々としてつらい思いをしたが、ふりかえれば、なにものにも変えがたい、いい体験をした。もう二度とあのルートで旅をすることはないだろうとお話ししてくださったことを思い出しました。

 村井美樹さん:雨の日のロケです。いつもお守りのように持ち歩いている「こけし」の印刷が雨でにじんでいました。おまけに、雨の中を歩いていて、水たまりに左足がぼちゃんと沈みました。

 なんというか『死闘』でした。毎回のことですが、いつも『死闘』です。

 『ツインリンクもてぎ』というところは、三重県の鈴鹿サーキットのようなところだと感じました。コカドケンタロウさんのミニバイク乗りが見掛け倒しでがっかりしました。

 王林さんのふたまたに分かれた道の行き先選択、どちらの道を選ぶかで、傘を回して傘が倒れた方向の道へと進むという手法には、のんびりとした雰囲気があって、いやされました。

 村井美樹さん鉄道チームは、あたりが暗くなっても歩きます。須田亜香里さんがまた泣きます。

 コカドケンタロウさん:(相手チームのメンバーを見て)めっちゃ疲れている。元気印(じるし)が(須田亜香里さんが)、元気がない。
 王林さん:(相手チームのメンバーを)応援したくなってきた。
 太川陽介さん:お互い、がんばってんだよ!
 
 須田亜香里さんのことをときおり『ダース』と呼ぶ声が聞こえます。意味がわからなかったのですが、すださんを逆読みして、ダースが理由のひとつと読んで納得しました。
 鉄道チームのアユのつかみ取りは、まるで、須田亜香里さんの出産シーンのようでした。(おしりで鮎を押さえつけて捕まえる手法でした)
 
 
(番組視聴終了後)
 「ティーバー」とか、「ネットでテレ東」の案内があったので、初めて利用してみました。
 「ティーバー」というのは、無料で同じ内容で配信が期間限定であるというものだと理解しました。
 「ネットでテレ東」では、正解ルートなどに関して、タビリスというリスの姿をしたキャラクターが出てきて解説してくれるのだと初めて知りました。
 なかなか便利です。
  

2021年07月30日

出川哲朗の充電バイクの旅 静岡県御前崎から大井川鉄道湖上駅

出川哲朗の充電バイクの旅 静岡県御前崎から大井川鉄道湖上駅 テレビ番組

 御前崎(おまえざき)には一度、大井川鉄道は二度利用したことがあるので楽しみにして観ました。
 コロナウィルス感染拡大防止の影響もあるのか、いつものような元気で爆発的な勢いはありませんでした。
 グルメ食レポという内容での移動状況説明でした。しかたがありません。しばらくはしんぼうでしょう。

 おもしろかったり、楽しかったりしたシーンなどです。
①ゲストの若槻千夏さんが、「お茶」というのは、「実(み)」だと思っていたこと。「お茶って、葉っぱなんだって」という言葉に驚かされました。
②一般女性も同じ型の充電バイクをもっていて、出川哲朗さんと若槻千夏さんの三人で記念撮影をしたシーン。にぎやかで楽しい雰囲気でした。
③大井川鉄道を走る機関車トーマスの顔
④若槻千夏さんが気を使って、出川哲朗さんが飲食店に来るまで、食事の開始を待っておあずけしていたのに、出川哲朗さんが、来る途中、よその場所でお刺身を食べていたこと。「オレもう食べちゃった(笑い)」食べもののうらみは強いから気をつけねば。
⑤パンサー尾形さんがバイクの運転が久しぶりであやうそうだった出だしのシーン。それから、パンサー尾崎さんは(仕事でこういうことをしている仕事感(しごとかん))がただよっていて、観ていて楽しめない部分がありました。

 大井川にかかる橋を渡るシーンでは、江戸時代の「大井川を越えるための渡し」を思い浮かべることができました。
 大井川沿いの地域には、橋、そしてつり橋が多いことがわかりました。  

2021年07月29日

旅猿 山梨・神奈川で釣り対決の旅 DVD

旅猿 山梨・神奈川で釣り対決の旅 DVD 2020年7月ロケ分

 東野幸治さんと(ドランクドラゴン)鈴木拓さん
 岡村隆史さんと(FUJIWARA)原西孝幸さん
 ふたつのチームに分かれて釣り対決の旅です。湖、川、海のみっつの場面設定でした。

 山中湖でのマス釣り対決では、映像を見ていて、釣りをするような時間帯ではない昼間であり、みなさんの言葉通り、お魚はなかなか釣れませんでした。やはり魚釣りは早朝です。その日は、大雨のあとで、魚が釣れにくい日でもあったそうです。
 東京から山中湖まで、車だと1時間半ぐらいで行けるという距離感が参考になりました。

 天素の人(てんそのひと):吉本印天然素材(「よしもとじるしてんねんそざい」というグループ。集団)雨上がり決死隊、バッファロー吾郎、FUJIWARA、ナインティナイン、チュッパチャップス、へびいちご。1991年結成。1999年解散

 川釣りでは、鈴木拓さんが釣り上げたニジマスの姿がきれいでした。

 釣りがわかる人が観ると楽しいのでしょう。わたしにはちょっとわかりません。

 海釣りで、鈴木拓さんによるタチウオの釣り上げシーンが、迫力があってすごかった。タチウオは、140センチの長さがあって大きかった。鈴木拓さんはかっこいい。この人の本職はお笑いではなくて釣り師ではなかろうか。それでも、毎日三か月間(90日間)ブラックバスを釣りに行ったが、ブラックバスが釣れなかったという体験談には驚かされました。それだけ釣りが好きだということと、それだけお笑いの仕事がなかったということです。

 「先生」で始まり「先生」で終わる映像でした。東野幸治さんは、鈴木拓さんに、「先生! 先生!」とばかり大きな声で叫びます。鈴木拓さんの知り合いの歯医者の先生もからめて鈴木拓さんをからかっています。あいかわらず東野幸治さんは、意地悪な面がある人です。東野幸治さんが番組中に、鈴木拓さんの人には知られたくないプライベートな秘密をばらしているようでしたが、観ている自分にはなんのことかわかりませんでした。
 ほかのシーンでも身内ネタで盛り上がるのですが、この番組の場合、観ているほうにはよくわからない話題もままあります。

 スレ掛かり(すれがかり):釣りで、針が魚の口以外のところにひっかかって釣れること。  

2021年07月28日

ローカル路線バス乗継の旅 島根県出雲から鹿児島県枕崎 再放送

ローカル路線バス乗り継ぎ人情ふれあい旅 島根県出雲(いずも)から鹿児島県枕崎まで約700kmを3泊4日で目指す(成功しています) 2011年7月ロケ分再放送 BSテレビ東京

 第7弾だそうです。観たのは初めてです。
 火曜日の夜にBSテレビ東京で過去にあったこのシリーズを再放送していることがわかったので、ケーブルテレビに電話して、録画ができる契約に変更してもらうことにしました。とりあえず、今回は、録画できないので一生懸命観ます。

 こんなすごい距離を路線バスで移動して成功しています。驚きました。
 太川陽介さんと蛭子能収(えびすよしかずさん)とゲストの芳本美代子さんです。
 太川陽介さんたちは「路線バス」出川哲朗さんたちは「充電バイク」でかなりの距離を移動します。路線バスや充電バイクで移動できるのなら、自家用車なら容易に移動できるはずです。
 もうリタイアした身なので、コロナウィルスの災難が終息して、超高齢者となっている親たちを見送ったら、こどもたちに家の留守番を頼んで、自家用車で長期間、国内をゆっくりと安全運転で移動する旅をしてみようかという気持ちが生まれてきました。それまでは、静かに『運』を貯めておこう。
 人生最後のステージまできましたから、行ったことのないところへ行ってみたい。まだまだ知らないことはたくさんありそうです。たしか、重松清作品「とんび」に、幸せな生活とは、明日が楽しみだと思える生活を送ることとありました。

 島根県の路線バスの運転手さんがすごい年配の方だったので驚きました。田舎道で、車も少なく、慣れた安心なルートだから運転できるのでしょう。

 このロケ撮影当時の2011年は現在よりもまだ路線バスルートが残っていたような気がします。この十年間で廃止になった路線も多いことでしょう。その代わりに自治体が運営するコミュニティバスの活用が広がったことでしょう。

 ものすごい雷雨、豪雨になりました。三人ともずぶ濡れです。傘は役に立ちません。番組的にはおもしろいけれど、たいへんです。ようやく乗れたバスの車内で芳本美代子さんが「(この三人なら)間抜けだから(苦難を)乗り越えられる雰囲気がある」そうなのです。まじめなだけでは、気が狂うだけで、困難を克服できないのです。長い間生きていると「笑うしかない」場面に何度かでくわすことがあります。そしてなんとかなります。

 えびすよしかずさんの奥さんに関する話がよかった。
 奥さんは、生きている人には冷たいけれど、死んだ人には優しい(ていねいに供養する)とくに、死んだネコに優しいとのことでした。
 えびすよしかずさんは、2001年に最初の奥さんを病気で亡くされています。号泣されています。されど、淋しくなって再婚されています。前の奥さんのこどもさんやお孫さんなども含めてみんな仲良しです。
 深く考えてみます。自分が死んだあと、遺された(のこされた)配偶者には、その後、別の人といっしょになって幸せになってほしいと思うことが、先に逝く(いく)者の愛情です。同じく重松清作品「その日のまえに」という本に、そういうお話がありました。余命宣告を受けた亡くなる前の奥さんが、たしか、入院している病院のベッドで、だんなさんに「(わたしのことは)忘れていいよ」という言葉を残すのです。
 「ひとりぼっちを笑うな 蛭子能収(えびす・よしかず) KADOKAWA」という本をだいぶ前に楽しんだことがあります。「人づき合いって必要ですか?」がキャッチフレーズです。えびすよしかずさんは、友人よりも家族が大事です。思うに、配偶者が一番の親友です。
 えびすよしかずさんがテレビ番組で、自分は熊本県の漁港があるところで生まれたと話されていました。自分もそこで幼児期を過ごしたことがあるので親近感が湧きました。海がきれいだった記憶が残っています。えびすよしかずさんは、いい加減なところもある人ですが、善人であることに変わりはありません。
 
 島根県にある津和野の風景はすごい山の中に見えましたが、幸せそうな暮らしがあるところにみえました。

 山口県にある秋吉台の風景が美しかった。

 本州と九州の間にある関門海峡の人が歩いて通るトンネルをくぐって九州に入る。自分は福岡県生まれなので、そのあとも、なつかしい地名がたくさん出てきました。

 えびすよしかずさんは、下着の替えをもってきていないので、コインランドリーにも立ち寄ります。洗濯物が乾いてできあがるまでの間に近くの飲食店にて三人で夕食です。芸能人の撮影とは思えません。自然体です。

 九州の年配の女性は、きれいな方言で、相手の立場をたてる敬語をお話しされます。いやされます。言葉に優しい気持ちがこもっています。

 映像に鹿児島空港が出てきて、自分も同空港を以前飛行機で訪れた体験があり、その時のことを思い出しました。
 メンバーは、鹿児島県内の町から枕崎市まで二時間かけて路線バスで移動しています。全体で二時間番組なので、三泊四日の映像はかなり省略してあると思います。長距離の路線バスを利用した移動の旅でした。みなさんたいへんお疲れさまでした。感心しました。偉業です。(なかなかできない優れた業績)  

2021年07月27日

はらぺこあおむし エリック・カール

はらぺこあおむし エリック・カール・さく もりひさし・やく 偕成社・ボードブック

 有名な作品ですが読んだことはありません(たぶん)
 1997年初版であり、そのころにはこどもたちはこの絵本を読むような年齢をとうに過ぎていたので読んであげたことはないと思います。
 ボードブック:厚紙を貼り合わせてつくった本です。絵本は読まれるだけではなくて、ベイビーに、かじられたり、なめられたりもするのです。それでも破れないボードブックです。絵本を食べようとしている姿は、おなかはすいていなくても、はらぺこベイビーに見えるのです。

 ページをめくると小さく原題が書いてあります。
 THE VERY HUNGRY CATERPILARです。

 またお月さまが出てきました。
 絵本にはお月さまがよく出てきます。

 たまごから、ちっちゃなあおむし誕生です。

 ここから立体しかけ絵本の始まりです。

 りんご-なし-すもも-いちご-オレンジ-どんどんいろんな食べ物を食べるあおむしです。

 ピクルス:野菜の酢漬(すずけ)。一般的にはきゅうり
 サラミ:ドライソーセージ
 
 ものすごい量を食べたあおむしです。
 あおむしは、たくさん食べて大きくなって、さなぎになったのです。
 こどもの成長を物語に重ねてあるのかもしれません。

 なんというか、がんばれば、美しいチョウチョになれるというお話なのですが、人間の場合は、2歳から3歳のころが一番愛らしい姿をしているというのが実感として残っています。まわりから、かわいがられて大切にされるためという、ベイビーの自己防衛本能があるのでしょう。  

Posted by 熊太郎 at 07:18Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2021年07月26日

奇跡の2000マイル アメリカ映画DVD

奇跡の2000マイル アメリカ映画DVD 2015年日本公開

 1マイル:1609.344m
 2000マイル:3218.688km
 日本列島の長さ:約3500km
 北海道の端から九州の端までの長さ:約1888km
 オーストラリア大陸の砂漠地帯を細い体の若い女性ロビン・デビッドソンが、ラクダの親子4頭(ドウーキー、バブ、ゼリー、こどもがゴライアス)と愛犬ディギティと2000マイル歩くのです。最初、オーストララリアのまんなかにあるアリス・スプリングスから北方向へ行くのかと思ったら、西方向へ向かっていることが途中でわかりました。事実を映画化してあります。
 1975年(昭和50年)から映像はスタートしました。大陸縦断行為は、1977年(昭和52年)から始まっています。
 人間ドラマの鑑賞もありますが、旅の映画としても鑑賞しています。
 
 主人公の女性ロビン・デビッドソンが旅の最後付近で嘆きながら言葉を漏らします。『(この旅は)どうでもいい。最初からやらなきゃよかった。すごくさびしい』
 ロビン・デビッドソンは、旅の途中で大切な相棒を(ワンちゃんのディギティ)毒の誤飲で亡くしてしまいました。

 静かな映画でした。淡々と進みます。困難がそれなりに訪れます。
 目的は何かを達成することではありません。
 動機は、今の生活が嫌だったのです。逃避です。今自分のまわりにある環境がイヤだから、ここではないどこかへいく。行った先のどこかがまたイヤになったら、別のどこかへ行く。

 野生のラクダがオーストラリア大陸にいるのだろうか?
 調べました。いるそうです。いつどこから大陸に来たのだろうか?
 1840年代に人為的に持ち込まれて野生化したとあります。日本だと江戸時代です。1840年に遠山の金さんが江戸町奉行になっています。
 
 がんこな主人公の女性ロビンです。こどものころにお母さんを亡くして、家庭環境でむずかしい状況を体験しています。
 どうしてもひとりになりたい。ひとりで動物たちと旅をしたい。(砂漠で、ひとりで、死んでもいいとか、死にたいと思っているのか)
 
 現地の人たちアボリジニのみなさんとの交流があります。基本的に主人公はかれらと仲良しです。
 旅には資金が必要です。ナショナルジオグラフィックという雑誌に旅のようすを掲載される代わりに資金提供をしてもらいますが、ロビンはカメラで撮影されることがイヤです。また、担当カメラマン兼編集者らしき男性からのロビンに対する恋愛感情もイヤです。
 世の中では、お金を得るためにはがまんがいります。お金がいらないならがまんはいりません。

 ラストの白い海岸が美しい。オーストラリアの西海岸で、真っ白な風景の土地があるのだろうと思いましたが、もしかしたら全然別の場所でロケをしたのかもしれません。
 もう25年ぐらい前のことですが、たしかケアンズだった記憶ですが、ケアンズ空港の乗り換え待合室で、現地のオーストラリア人小学生連れの親子がたくさんいて、リュックサックをしょって、同国のこどもたちが、今からエアーズロック(ウルル。巨大な一枚岩)に行くのだとはしゃいでいたシーンを思い出しました。
 あのときは、南半球は季節が逆転するので、現地は夏休みだったと思います。エアーズロックは、アボリジニのみなさんにとっては神さまの山なので、現在はもう観光客は登れなくなったような話を聞いたことがあります。自分だったら眺めるだけでいい。年齢的にも体力的にも、もう登るのは無理です。

 女性差別、女性蔑視(べっし。軽く見る)のシーンもあります。
 世代の差なのか、どうして、世界中の民族の大半で、女性が低く見られるのか理解できません。

 映画からもらったメッセージです。
 だれしも、なにかを克服するために、人生のうちの三年間ぐらい、死ぬ気でなにかをやり遂げておいたほうがいい。