2019年12月09日

殿、利息でござる 邦画DVD

殿、利息でござる 邦画DVD 2016年5月公開

 いま上映している邦画「決算、忠臣蔵」を観にいく前に、同じ分類に属するであろうこの映画をDVDで観てみようという興味が湧いて観てみました。

 人の心の微妙な動きを上手に描いたいい映画でした。
 「人のためになれ」ということを柱にして、お金を素材にして仕上げてあります。
 守銭奴と陰口を言われても耐えて、いざというときのためにお金を貯めて、自分のためではなく、人のためにお金を使う。慎みの掟により、密やかにそっとやさしく人助けをする。目立とうとせず、地味に地道に生きていく。
 人の噂を気にしてはいけない。相手に報いを求めてはならない。
 親子、兄弟、夫婦の情愛に満ちています。いっけん悪者に見える人物が悪者ではない。人間の多面性を表現してあります。
 人は人を苦しめてはならぬという教えがあります。
 調べた言葉などとして、「茶師:茶葉の選定と調合をする人」、「肝いり:町や村の代表者」、「身代:所帯の財産」、「息災:そくさい。病気をしないで元気なこと」
 良かったセリフなどとして、「あんたはどっちを向いて仕事をしているのだ」、「通そう(とおそう)」、「命綱」、「店をつぶすことはまかりならぬ」