2019年07月25日

PHP 令和元年8月号

PHP 令和元年8月号

 いくつかの記事をピックアップしながら感想を書いてみることにしました。
 仏教の教えが下地にあるような気がします。
 自らの幸福を実現させるために、純粋さをめざしていこうというメッセージをもった雑誌という印象を受けました。

「かきごおり 宇治金時」
 写真を見ていて食べたくなりました。おいしそう。

「生きる 434話 日陰にしか咲かない花もあるけれど…」
 かなり胸にじんときました。てのひらに、これだけ気持ちをこめた文章は読んだことがありません。エネルギーが注ぎ込まれています。脳梗塞のおじいさんは、口はきけなくても意識はあった。握りしめたのは、お孫さんの手であることを認識したと思います。

〇毎日をおもしろくする小さな習慣
「人生何が起きても『得』している」
 伊東四朗さんへのインタビューです。伊東四朗さんは82歳です。
 物事には両面性があるというお話です。だから、いいほうに考えるのです。自分なりに解釈すると、売れたり、売れなかったりするのが商売、勝ったり、負けたりするのが勝負、いいことがあったり、そうでなかったりするのが人生。くよくようしろ向きにならないで、次はいいことがあるとマイペースでいく。
 記憶力の訓練がすごい。円周率千桁、アメリカ50州、百人一首、とてもまねできません。

「誰かの笑った顔を見れば楽しくなる」
 ゆりやんレトリィバァさんです。若い。中学生の時にいじめられた経験あり。
 いじめる人間がいれば、いじめから救ってくれる人間もいる。
 人気者の有名人になって、自分をばかにした人間に、仕返しをしようとか、いばろうとか、ざまあみろと思ってはいけない。(そうは書いてありませんが、そういう気持ちなのだろうとインタビュー内容を読みました)
 純粋にハッピーをめざす。

 健全に生きるためのアドバイスが続きます。

〇今、この人と語ろう ノンフィクション作家 柳田邦男さん
 太平洋戦争時の空襲体験記述はリアルで、ご苦労が伝わってきました。
 「レジリエンス」悲惨な体験からの脱出を意味します。できれば、悲惨な体験自体を体験したくないものです。
 人は死んだあとも生きているかのように影響力をもつという部分は、人によりけりのような気がします。
 職業人にふたつの立場をもつようにというお話は、実行するのには困難さをともないます。収入を得るためには従わなければならない組織ごとのきまりごとがあり、それに従うしかないのがひとつだけの立場です。  

Posted by 熊太郎 at 06:08Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2019年07月24日

相棒DVD シーズン5 2006年(平成18年)

相棒DVD シーズン5 2006年(平成18年)10月~翌年3月

第1話
 人間の恥部を根幹において、犯罪を成立させて、覆いで包み隠す。それを杉田右京氏が執拗に暴いていきます。ブラック対ホワイトの戦いで、ときに、内部幹部たちと対立する杉下右京です。杉下右京はすごい人間です。
 なぜ、父親は、幼い娘に絵本の読み聞かせをしなかったのか。途中から疑問をひきずりながら観ていました。最後にその理由が明らかになります。
 役所の人間によるホームレス襲撃事件から始まって、国会議員ファミリーの遠くて暗い過去が明るみに出てきます。見事に物語として完成しています。
 「時効」が話題となっています。凶悪犯罪の時効が廃止されたのが2010年なので、いまこれをみると、時効をからめた推理小説は、これからはつくりにくいのでしょう。
 スペシャルコンテンツとして、2006年11月4日放送のふたりのインタビュー番組が付いていました。受け答えもまたふたりの演技なのでしょうが、楽しい会話のキャッチボールでよかった。

第2話
 亀井薫夫妻が、殺人という事故物件のあった豪邸を安価で購入して住み始めます。幽霊屋敷です。幽霊は存在しない。お金が欲しいという欲は存在する。

第3話
 町内会の白坂さんが殺されます。ゆうべ、白坂さんは鈴木さんとケンカをしていた。
 幻想的な推理物語でした。

第4話
 宝石店強盗があり、被害額が12億円です。
 別件で、別荘への住居侵入・窃盗未遂で、せんみつと呼ばれる容疑者が逮捕されます。1000に3つしか本当のことを言わないので、大ウソつきということで「せんみつ」という別称です。
 うそつき大会が始まりました。

第5話
 以前あったドラマの続き物となっています。精神障害者による殺人事件でした。今回はその復讐殺人です。罪人をかばうような内容で、犯人探しが進みます。

第6話
 一級建築士が殺されます。直木賞受賞作家が容疑者に浮かびますが、彼は犯人ではありません。犯人ではありませんが自首します。そこを突き止めるのが杉下右京です。

第7話
 剣道で、クラッシク音楽をバックにしながら、真剣による師範の殺害状況を浮かび上がらせます。親子関係のもつれがあります。

第8話
 時効まぢかになっている女子大生絞殺事件の犯人を追います。
 ラジオのリクエストから始まります。
 杉下右京の熱っぽい独り芝居がいい。
 15年間犯人を追いかけている刑事の家族関係は壊れてしまいました。そして、彼自身も病気で死にそうです。
 推理よりも人間ドラマ重視の内容です。娘は刑事の女房にはしないという父親刑事の言葉がききました。仕事ばかです。
 上手にできた脚本で力作です。

第9話
 ワインの話です。わたしにはわからない世界でした。
 ワイン好き、味わう舌の話と、人前で侮辱された人間の恨みのことが素材です。
 ばかにした人間は忘れても、ばかにされた人間は忘れない。されど、ひとりの人間にその両面性が宿っています。

第10話
 美大生男子が殺害されます。彼は、落書きをしているときに別の殺人事件を目撃してしまいました。
 ゲストの男優さんが私立探偵になって杉下、亀山コンビニ協力します。軽妙な雰囲気のいつもとは違った中身でした。

第11話
 2時間半スペシャルです。設定には無理があるのですが、今年観て良かったドラマでした。
 国会議員の婚約者(離婚歴あり。ろうあの娘あり)が、連れ子の娘を誘拐されて、犯人から娘を開放する代わりにこれから再婚して夫になる国会議員の射殺を求められます。
 2006年大みそかの出来事です。もう、ずいぶん前のことになりました。
 警備が厳しい国会議員主催のカウントダウンパーティです。観ていて思ったのですが、どんなに厳しいシステムをしいても、内部犯行であれば、防げません。ことは、そのとおりになりました。
 いくつかの疑問点、ツッコミどころがありますが、ドラマです。なぜ、おとなの世界に女児がいるのか。現実ではありえません。また、女児の実父が会場に近づくこともできません。手話はなんの意味があるのか(あとで大きな意味があることがわかります)。ボディガードがモデル体型の女性というのも体格・体力的にどうか。
 誘拐→爆弾の流れは予測できました。
 右京の言葉「きっと裏がある」がよかった。
 (つくり手は、視聴者をだまそうとしている気配がありました。そのとおりになりました)
 やっぱり、「手話」のしかけがありました。
 観ていて幾度か、杉下右京はすごい男だと感嘆のため息がもれました。
 六角さんもかっこいい。
 欲にまみれた人間心理の描写がうまい。
 女児の子役さんの表情がいい。
 動機は復讐。その説明は、長い。
 もう、宗教かとまで思わせてくれる。
 クラシック曲で緊張は高まる。
 ていねいになんどもくりかえして手を入れた脚本です。こどもを死なせちゃだめだ!と切に願いながら観ていました。ありがとうの手話がよかった。
 あの拳銃にはいったい、何発の銃弾が入っているのだろう。けっこうの玉数が発射されたと思います。
 すごいスナイパーでした。かっこいい。楽しめました。ありがとう。

第12話
 団地で小学生男児ふたりがいなくなりますが、こどもふたりの嘘です。そこにストーカー事件がからんできて、ふたつの事例が合体します。
 途中で、脚本家のめざすところは? となりますが、合体で趣旨が判明します。
 犯人の心理として、『ひとのせいにする』

第13話
 太った妻が、夫の海外出張中のひと月の間に、洋式トイレにおしりがはまって、身動きができなくなり、餓死してしまいました。実は、それが、夫が仕組んだ殺人なのです。奇想天外です。
 死因の判断がむずかしい。最初は、病死を想像します。
 夫役の俳優さんのひとり芝居に近い舞台劇を見ているようでした。

第14話
 バイクでひったくり事件が起こりますが、被害者が交番からいなくなります。会社の金庫から6700万円が消えて、さきほどの被害者がからんでいます。内部犯行は計画を実行しやすい。

第15話
 警察内の不祥事、不正に杉下右京が立ち向かいます。すごいなあ。でも、さらに強烈に正義を貫いたのは、亀井薫刑事でした。

第16話
 くどいぐらいていねいにつくりこまれた脚本です。うまい。どんでんがえしがすごい。
 月曜日の夜に眠った。目が覚めたら水曜日だった。火曜日の記憶がまったくない狭間肇さんです。彼は、現金3020万円強盗事件の犯人たちと関係をもっているのですが、その記憶がありません。
 あまりにもショッキングな出来事があったので、そのこと自体をなかったことにするという心因性とかいう記憶喪失です。
 会社の人間を洗う。
 VHSテープがまだ生きています。わたしはわたしをあの男から取り戻す。
 ぼくのなかで、なにかが音を立てて切れた。ぼくのなかにいたぼくの知らない殺人鬼が現れた。
 意外性の一作でした。
 犯人はひだりきき。

第17話
 一条モナミという大金持ちのデザイナーさんを女王として、演劇仕立ての一作です。
 女王の宮殿でパーティがあります。
 お金や財産を狙う人ばかりが集まっています。お金の無心と頼みごとばかりです。
 ところが、実は、女王は困窮しています。
 お金持ちを続けるのもたいへんです。

第18話
 復讐劇です。途中、パンチ力が不足していたような。途中で犯人はわかりました。交換殺人ものです。

第19話
 60年代、なつかしの名画上映中の映画館内で、その名画の映画監督が刺殺されます。動機がなかなかわかりません。物悲しい内容でした。過去にいつまでもしばられると未来がふさがれます。重厚な内容でした。死して、作品を未来に残す。

最終話
 (対談 山西惇やまにし・あつしさんと六角精児さん)
 同い年、現場ではとても緊張するということが共通点です。よその現場はそこまで緊張はしないそうです。
 ドラマのなかの話として、杉下右京と鑑識米沢守はお互いに×1だから仲が良いのではないか。
 右京さんと薫ちゃん、コンビふたりの演技能力がずばぬけて高いそうです。
 自分なりには、脚本がいい。杉下右京のキャラがいい。不正をうやむやにしない。あるべきところにラストでは着地する。その2点が光っていると思います。今回の最終話もその線をたどっていました。

 プログラマーのふたごのかたほうが、ビルの屋上から突き落とされて殺されます。犯人は放映の途中で気づけます。
 警察内部の人間が犯人に関与しているであろうから始まります。
 盗聴、盗難、病気に見せかけた毒殺、昔懐かしい記憶媒体の「フロッピーディスク」が出てきました。
 話はどんどん国家の上層部、陰部へと広がっていきます。あまりにも大きな話に発展しすぎて、見ている庶民の感覚からかけ離れてつまらなくなっていきますが、それを杉下右京が止めます。「テロリストはあなたがただ」
 地方公務員法と国家公務員法の違いに気づけませんでした。
 木の花「さざんか」が伏線です。途中からラストまで線でつなぎます。花言葉は、「困難に打ち勝つひたむきさ」、もうひとつの花ことばが、「理性と謙虚」、物語の味わいに効果的でした。
 「引導を渡す:あきらめさせるための最終宣告」
 犯人メンバーたちは、洗脳によりマヒしていた。思想・主義を強制的に変える。
 うやむやにはしないどっしりとして尊い雰囲気がただよう相棒らしい作品でした。上出来です。  

2019年07月23日

東野・岡村の旅猿DVD スリランカでカレー食べまくりの旅

東野・岡村の旅猿DVD スリランカでカレー食べまくりの旅 2018年7月

 久しぶりに旅猿らしさが戻ってきました。設備が不十分な安価なホテル、長時間に渡る寝台列車(今回は8時間、スリランカって意外に大きな島国なのですね)、ふたりがいやがる現地関係者の知人宅での家族との食事、そして、うんこを踏んでしまう。笑わせてもらいました。
 出だしにあった大阪でのスープカレー店のマスターが、適当に力がぬけていておもしろかった。スリランカ人は、人が優しい。人がいいそうです。
 
 9食ぐらい連続でカレーを食べまくった三人です。辛そうなものもありました。豆、ナス、エビ、カニ、オクラ、マンゴー、菜っ葉みたいな野菜、カレーの連続摂取は、ちょっと真似できません。

 理髪店は、みなさん明るい現地のひとばかりです。以前ニュージーランドのときは人が冷たい感じがしました。西欧人は治安安全上警戒心が強い感じがします。

 現地ガイドさんの説得する声「わたしのともだち、おいしい料理を出す。レストランよりおいしい」それに対してふたりが、家族に気をつかう。疲れる。嫌だ。やめてくれ。
 出川さんはガイドに合わせようとする。優しい。
 
 昔は日本も寝台列車がいっぱい走っていました。それを知らない世代は、便利になった今が、恵まれているのかそうでないのか、むずかしいところです。

 出演者とスタッフのかけひきが続きます。対立と協調の繰り返しです。

 温泉には拍子抜けしました。足にお湯をかけるだけ、ひとり40円

 珍しく、「ヒガシノコール」ですべりました。

 番組づくりの楽しい討論会が続きますが、見ている方は、ずっとは真剣には見ていられませんので、ほかごとをしながら画面をときおりながめています。

 ホテルに財布を忘れてきてしまった岡村さんは神経質です。
 出川さんは太っていると登るのがたいへんです。シーギリヤロックという岩の塊(かたまり)のような山のところにて。
 岡村さんの誕生日プレゼントの仏像がよかった。最後に変圧器と専用コンセント購入が必要との部分で笑わせてもらいました。  

2019年07月22日

夕焼け色のわすれもの たかのけんいち

夕焼け色のわすれもの たかのけんいち 講談社

 タイムトラベルものの小学校高学年向けの児童文学小説です。昭和40年代へいきます。全体で153ページのうちの35ページまで読んだところで感想を書き始めます。

 小学6年生翔太が、先生に頼まれて、月曜日に転入してきた佐山厚司の団地の部屋へ行きますが、甲斐(かい)という子はいるが、佐山厚司はいないと聞きます。そして、まわりの風景は昭和40年代なのです。

 最初の1ページ、導入部の記述が魅力的でした。太陽を冷たい水にひたすとどうなるかから始まります。こうはなかなか書けません。なにを暗示しているのだろうか。これから読むのが楽しみになります。

 翔太の一人称で、ひとり語りが始まります。

 団地暮らしをしたことがある人にはなつかしい風景です。作者は昭和30年代生まれのような気がします。古いと言えば古い。もう広場で草野球をする子は、いまどきは見かけなくなりました。
 休んだ同級生に同じクラスの子がなにかを届けるということも今は個人情報の保護とかで、制限されていてやれないのではないか。いまは、同級生の家がどこにあるかも知らないことが多い。
 「ひょっこりひょうたん島」が出てきました。見ていました。
 2DKのアパート、団地も同じような間取りでした。
 
 古書店を営む祖父の店で翔太がみつけた1冊「夕映えのやくそく」

 老齢者向けの児童文学だろうか。

(つづく)

 読み終えました。ちょっとややこしかった。作中の秘密事項は、途中で気づけました。
 タイムスリップを手法にしてありますが、けっこう深刻なことがらが下地になっている児童文学でした。犯罪者の家族の悲劇、離婚の世代間連鎖、母子家庭の子ども、生じる差別、孤独、いじめなどで、悩むこどもは、読書で克服していきます。どろぼうとかじゃなくて、殺人だったりするとさらに子の未来がふさがれます。差別の禁止、犯罪者の家族には責任はないという訴えがあります。
 読み終えて、生きているうちに、楽しい思いをしよう。人生を楽しもうという気になりました。

 印象に残った表現などとして、「昔の電柱は木でできていた」、「(両親の離婚は)片方の靴をなくしたような気持ち、とうさんがいなくてもじいちゃんがいる」、「高校へも進学できなかった(大学へ行けなかったという話はよくある話です)」、「いっけん友だちにみえるのは、ただ、利用したりされたりの関係がそうみえるだけ」  

Posted by 熊太郎 at 05:53Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2019年07月21日

大渋滞 いとうみく

大渋滞 いとうみく PHP

 四人家族が関東から名古屋へ親せきの結婚式に出席するために高速道路を使ってドライブです。
夫婦と小学3年生ぐらい9歳女の子の麦さん、4歳ぐらいの大地くんです。異様なのは、このドライブが終わると、両親は離婚して、ママの麻美さんが、こどもふたりを引き取ることが決まっていることです。小学校中学年・高学年向きの児童文学です。
 
 タイトルがただの「渋滞」ではなく、「大渋滞」なのは、意味があるのでしょう。
 海老名ジャンクションから横浜町田、そして名古屋へ向かいますが、その逆ルートを自分も自家用車で走ったことがあるので状況や風景がわかります。
 車で高速道路を使って移動して、サービスエリアやパーキングエリアを体験したことのない小学生には読んでもわけがわからないかも。
 一般的には、新幹線で人数分の交通費を払うよりは、車のガソリン代、高速代のほうが安くつくから時間がかかっても車で移動します。
 この小説は、ずーっと高速道路上で、終わるのだろうか。(終わりませんでした)
 
 車の中で親からのセリフ、「パパとママ、離婚することになったの」は、映画のワンシーンのようです。
 パパとママは30代ぐらい。ところが、車でのふたりのようすをみていると、口げんかはあるものの深刻度は低い。
 家族は内部対立のどたばたがあるから思い出づくりができる。あとになって笑い話ですむ。
 
 麦さんのクラスの同級生が、仲良しきょんちゃん、いじわるなのが、やっこたち、やっこは中西くんが好き。

 ママは、ペーパードライバー。

(つづく)

 昔映画で、渋滞の映画を観たことがあります。東京から四国への家族四人の帰省でした。船で瀬戸内海に浮かぶ島へ渡り、すぐにとんぼ返りをする内容でした。
 
 パパの悪いところは、軽いうそをつくところ。

 いまどき、カーナビがついていない車があるのだろうかと思いました。家族の車は渋滞を避けるために高速道路を下りて道に迷います。

 長男の大ちゃんはいつまでたっても車の後部シートで寝ています。不思議です。

 あまり小さい時に怖いアトラクションを見せるとこどもはおびえます。避けましょう。ディズニーで経験があります。

 虫のホタルもなかなかみることができなくなりました。

 パパとママは、これから離婚する夫婦にみえません。離婚する夫婦は会話しません。

 エンジンがかかったまま全部のドアがロック? ちょっとよくわかりません。どうやって車全部のカギをかけたのだろう。
 
 パパは、お金をだまされて盗られて返済の見込みなし。若いころは、気のゆるみがあると、おだてられて簡単にお金を失います。よくあるパターンです。痛い思いをして、だんだん強くなれます。

 パパに一度だけでいいから、再起のチャンスを与えてほしい。それでもだめならさよならかも。

 結婚生活を長続きさせるには、相手を思いやる(あきらめるともいう)こと。

 両親が抗争状態にあると子どもの心は不安定になります。

 良かったセリフとして、「考え方次第(気の持ちよう)」

 いいところもあるし、そうでないところもある。それが、人間。夫婦は仲良くしましょう。

 調べたこととして、「MISIA:ミーシャ。女性歌手」、「ジェンガ:ブロック積み上げゲーム」

 印象に残った部分として、「きょんちゃんは、いつもいい人ぶる。むかつく」、「ママはびっくりするぐらい(いやな気持を)ひきずらない」  

Posted by 熊太郎 at 06:06Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2019年07月20日

スマホを落としただけなのに 邦画DVD

スマホを落としただけなのに 邦画DVD 2018年公開

 ホラー、スリラーだろうと思って観始めました。スマホを落として拾われて悪用されるとこうなりますよという警告ドラマだろうと予想をつけました。最初のうちはそれでもなごやかなカップル物語で、「あれ、勘違いをしたかな」と思いましたが、やっぱり、犯罪につながっていき、だんだん気持ち悪い異常な連続殺人になりました。されど、最後の20分間はヒューマンドラマとして幕を閉じたのでした。
 はじめのうちは、話のつくり方がうまいと感心しました。ただ、時間が経過していくにつれて、画面と自分の頭の中のチェックが噛み合わなくなりました。人間は、こんなことで気を失うだろうか? とか、拉致されて、あの体勢にされるまで目が覚めないのはおかしいのではないかとか。
 映像の最後に思ったことは、「生きることはそんなに甘くない」
 鍵を握るフレーズとして、「スマホは分身」「スマホは宝箱」
 若い刑事役の千葉雄大さんの演技とキャラクターには好感をもちました。
 スマホ操作部分の映像はスピーディで気持ちがよかった。
 
 大事なことは、スマホを使用することではなくて、直接相手と向き合って話すことだという教訓があります。

 児童虐待に対する被害者児童の復讐心がこめられています。

 メリーゴーランドのシーン、この映画だけではなくて、「メリーゴーランド」にこめる人の気持ちみたいなものが、ほかの映画や小説でも使われることがあります。

 調べたこととして、「Nシステム:自動車ナンバー自動読み取り装置。ナンバーシステム」