東野・岡村の旅猿 カンボジア穴場リゾートの旅 ワクワク編とハラハラ編 DVD 2014年平成26年

 旅の目的は、「人魚になる」で、ビーチでスキューバダイビングを楽しむことです。
 アンコールワットに行きたくない東野さん、出川さんも行かないなら行かなくてもいい。岡村さんとつっつんさんは、カンボジアに来てアンコールワットに行かないなんてありえないと、そのあたりの対立が旅猿らしい。
 仕事とはいえ、いろいろな国に行けてうらやましい。
 東野さんの長ズボンジャージは、気温35℃には暑すぎる。1月から3月は暑いのでアンコールワット観光には向かないそうです。どうして三人とも買った帽子をかぶらないのだろう。
 出川さんは、もうガラガラのスーツケースはやめたほうがいい。
 会話のなかで、ほかのDVDでもそうですが、「世界の果てまでイッテQ」と「アナザースカイ」という旅番組がよく出てきます。どちらも観たことがありません。イッテQのほうは、やらせがあったようで、もめたニュースは読みました。
 カンボジアのビーチリゾートは日本では知られていませんがかなりいい環境のようです。
 アンコールワットは三人とも苦戦していて、言葉で「すごい」と三人は言うのですが、なにがすごいのか伝わってきませんでした。
 東野さんが、商店街の中でシャンプーをして、それを番組として、「ポテンホームラン」という位置づけがおもしろかった。

(ハラハラ編へつづく)

 のんびりゆったり、まったりの時間が経過して行って、なんだか、かえってつまらないと思いきや、いつものように波乱が襲ってきます。
 20代、30代の頃にきつい仕事をしていたからこそ、今はこうして優雅にできると話していた三人たちは大慌てになります。まず、岡村さんは急遽帰国です。本人には知らされていなかったようで、みんなショックを受けます。
 残ったふたりが宿泊するバンガローに行ったところ、暑いのにクーラーがない、シャワーの水の出が良くない。トイレは開放的。さらに、フィールドアスレチックでは、スタッフが本気で怒りだし、怒号が飛び、怒鳴られたスタッフは全身にじんましんが出て病院行きです。
 そんなこんなでいつもの旅猿の雰囲気に戻りましたが、離島のリゾートは開放的で、地球上のいたるところから若い人たちが遊びに来ていて意外です。とても内戦で苦労した国とは思えませんでした。  

Posted by 熊太郎 at 06:26Comments(0)TrackBack(0)DVD・映画
ウォールフラワー 洋画DVD 2013年日本公開

 アメリカ合衆国高校生の高校生活です。主人公が男子高校生のチャーリー、彼を支えるのが兄パトリック、妹サムのきょうだい。
 高校生活をチャーリーがひとり語りします。彼は作家志望です。
 パーティ、恋愛、葉っぱ(ドラッグ)、ゲイ、下品なこともあからさまです。
 チャーリーはどうも幼児の頃に叔母から性的いたずらをされていたようで、叔母はその後交通事故死していて、チャーリーにとっては、そこが脳裏の奥底に埋もれていて、たまに発作のように脳の深い位置から記憶がよみがえります。フラッシュバックでしょう。けっこうきつい。
 人間の恥部をさらけだします。人間の根源は悪と肯定して、そこを克服しようとする試みがあります。始まって85分ぐらいが経過する頃に女子であるサムがチャーリーに、ちゃんと自分を愛して欲しいという主旨で話をします。その真剣な雰囲気がいい。
 妹のサムは、かわいくて美しい。ハリーポッターシリーズに出ている女優さんだそうです。シリーズはそのうち観てみます。観たことはありません。彼女のセリフで、「いっしょにばかなことをしよう」が良かった。  

Posted by 熊太郎 at 07:00Comments(0)TrackBack(0)DVD・映画
闇夜の底で踊れ(抄録) 増島拓哉 第31回小説すばる新人賞 2018年12月号

 主人公は、伊達雅樹、35歳、日雇い労働者、パチンコ中毒、未婚、家賃2万円のアパート暮らし。主人公の一人称で物語は進行します。
 自分には合わない内容なので流し読みに入りました。喫煙、借金、マル暴、売春、金欠、ギャンブル、殺人、時勢に逆らうような項目です。
 大型娯楽小説のような位置づけ内容です。映画やドラマの脚本のようでもあります。筆力は強い。
 自分が目指しているものとは方向が違います。
 調べた単語などとして、「靄:もや」、「綻ばせ:ほころばせ」、「扼殺:やくさつ。手で首を絞めて殺す」  

Posted by 熊太郎 at 07:25Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2019年01月11日

母喰鳥 榛原浩

母喰鳥(ははくいどり) 榛原浩(はいばら・ひろ 女性) オール読物新人賞 2018年11月号 文藝春秋

 魅力的で、心がざわめく設定と経過です。江戸時代、たかという女性が見合い結婚をしますが、彼女のおなかには恋人佐吉とのこどもがいます。つまり、妊娠中です。いっぽう、結婚のお相手のお金持ち男性も、女中を妊娠させています。いずれのこどもも同時期に出生します。たかの策略が始まります。
 たかの物欲は強い。男を自分のものにする。財産も自分のものにする。人間の恐ろしさです。天罰がくだらなければバランスがとれません。作者はどう落とすのか。まだ読んでいる途中です。今、半分過ぎの位置にいます。
 
(つづく)

 読み終えました。
 自分で自分を殺めたことになるのだろうか。それでも自殺とは違う。
 文章は短くてわかりやすい。

 周囲の者たちはすでにこどもの入れ替えの真実を知っているのではないか。さとの立場になってみれば、子を持つ親ならば、詳しく調べずとも、この子は自分の子だという確信はもっています。
 もう一度ゆっくり考えてみる。たかの立場にたってみる。ゆえに、母親は息子をいちずに愛したとすれば、魂がわかります。

 気に入った表現の趣旨です。「心のなかで波がかち合い尖って砕ける(とがってくだける)」、「私の血が入っている」

 調べた単語などとして、「簪:かんざし」、「お内儀:他人の妻」、「袱紗:ふくさ。儀礼用のもの。ものを包む」、「大店:おおだな。大商店」、「凭せる:もたせる」、「悋気:りんき。やきもち」  

Posted by 熊太郎 at 07:01Comments(0)TrackBack(0)読書感想文
しくじり先生俺みたいになるな! 第3巻DVD 2014年頃(平成26年)

「元木大介」
 本人よりも本人のまわりにいる野球選手の話が面白い。とくにゴジラ松井選手のまじめさ。
 生き方ふたつ、正規のルートをいくのか、それとも、生活の糧を稼ぐために恥を忍んで収入を得るのか。

「渡辺直美」
 貯金がリアルに2万円しかないというのは驚きです。
 ひどい暮らしぶりです。電気もガスも止められて風呂にも入れない。
 食費7割、「自分にごほうび」「今を楽しみたい」無駄遣いだらけです。
 貧困と病気になります。
 ストレスで心の病があるのではないか。
 男物のブリーフをはいていた話にはひっくりかえりました。

「いとうあさこ」
 独身女性の暗い将来のお話でした。
 老後は孤独です。
 結婚相手が見つからない。男3人に1200万円貢いだけれど別離した。

「大林素子」
 こちらも結婚相手に恵まれません。
 仕事に夢やこだわりを求めると結婚が遠ざかる。
 なにせ、体が大きいということがネックのようです。

「藤井リナ」
 失言があるようです。
 ストレートな発言をしてはいけない。

*今回は、女の人って、大変だなあと思いました。  

Posted by 熊太郎 at 06:22Comments(0)TrackBack(0)DVD・映画
ラプラスの魔女 邦画DVD 2018年公開

 現実には起こりえないことであり、作者は実験を試みたのでしょう。
 シェークスピアの悲劇を観るようでした。
 登場するのは異常な気質をもった天才映画監督でした。
 劇は、人間の心理を追求しようとします。
 わたしの好みには合わない作品でした。
 ラプラスは、ピエール・シモン・ラプラスで、フランスの数学者だそうです。  

Posted by 熊太郎 at 06:38Comments(0)TrackBack(0)DVD・映画

2019年01月08日

信長の原理 垣根涼介

信長の原理 垣根涼介 角川書店

 直木賞候補作のうちの1作です。この本だけを読むことにしました。

 なじみの地名が次々と出てきます。親族関係はメモして理解します。最初の30ページぐらいが、読んで理解するのに時間がかかります。
 物語のなかでは、戦国時代であり、ぼやぼやとしていると、殺されてしまう雰囲気です。
 
 蟻の話は統計学を思い浮かべます。
 「鉄砲」は、現代のウィンドウズ95とか、スマホを想像します。
 
 信長は劇薬、弟の信勝は平凡。

 信長の父、信秀は42歳で病死。葬儀の席で有名な焼香時の投げつけ行為があります。
 信長は坊主が嫌いです。

  信長は新しいタイプの戦(いくさ)の手法をします。戦上手です。このあたりが、タイトル「信長の原理」につながっていくのでしょう。

 戦に勝った者が「正義」の世界と感じながら読んでいます。
 信長は感情に流されません。自分の好き嫌いは後回しにして組織のメリット・デメリットを判断します。科学的です。500年ぐらい前の当時では、ない発想と判断だったでしょう。能力があって、実績があれば引き上げる。木下藤吉郎(豊臣秀吉)という個性を産み出しています。
 2割、6割、2割という蟻の理論が続きます。働く、引っ張られる。働かない数の割合です。
 多勢に対して少数精鋭で戦う信長ですが、彼が完全に思うようには戦えません。

 跡取り最優先候補としてのすさまじい信長の執念があります。天下統一につながっていく意志を感じます。

 物語は、「桶狭間の戦い」へ進んでいきます。
 織田信長の敵である今川義元の軍勢の数は2万5000人以上とあります。対して信長は、かき集めても1万人、なおかつ全員が真剣というわけでもない。一族が生き残るためには寝返り(裏切り)もあります。信長は、まず、わずか六騎で早朝の城を出て熱田神宮へ向かいます。
 信長は神仏を信じないが、軍勢の心理を高めるために信じるふりはする。
 
 のちの徳川家康「松平元康」も出てきました。

 裏切った家臣への報復の気持ちは強い。人々は信長の荒々しい気性を恐れて従う。

 お金が要ります。軍事と政治。有能な指揮官の養成。

 国盗り物語の様相です。

227ページあたりに書いてある信長の思考が大事なのでしょう。
 神仏に意味はないからこそ尊いという言葉は、人間の根幹に近づくものです。

 階級社会、身分制度、温情人事、下剋上、裏切り、人事評価、会社組織にも似ている。

 明智光秀が織田信長に披露した理論は的を射ています。そして、そのふたりを冷ややかに評価する木下藤吉郎がいます。真理を追究しても無駄な時間だ。状況分析結果をすみやかに物事に生かせばよい。
 信長は明智光秀に投資して利を得ようとする。
 
 信長は復讐の鬼です。

 三方ヶ原の戦いで、家康は大失態をしでかします。信長の命に従いません。武田信玄の軍に追い立てられます。

 信長は時勢とともにある。だれも止めることができない。

 追い払われた室町幕府将軍足利義昭。

 明智光秀との関係において、信長は、光秀の能力をかいながらも、自らの命を光秀によって絶たれています。光秀に限らず、信長は、裏切り行為を予測できなかったのか。

 2・6・2の原理の最初の2に明智光秀と豊臣秀吉は入っていた。利用する。最後は裏切られる。

 侵略して、家来に土地と民を与える行為を続けていかなければ組織が成り立たない時期。

 信長は、数よりも質に重きを置く。

 自慢の鉄砲隊は雨の中では使えない。

 松永弾正久秀(まつながだんじょうひさひで)1577年68歳没。信長に討たれる。

 損得勘定のあるところに、「愛情」や「友情」はない。

 信長は常に孤独な人だった。

 読んでいる途中力が抜けたような雰囲気が続いていましたが、426ページ、松永弾正久秀のあたりからクライマックスが始まったと感じました。緊張感が高まってきます。
 
 武田信玄。1573年。53歳没。

 武田信玄も上杉謙信も天下統一の野心はなかった。

 織田信長は、世界観を自分で作り上げてきた。
 織田信長は、この世の根本を疑う。

 ここまで読んで、「信長を殺したのは信長だった」と悟ります。

 秀吉が天下を治めていた期間が、8年間ぐらい。
 上杉謙信が亡くなったのが、48歳。

 みな、狸じじい(たぬきじじい)ばかりです。

 明智光秀は苦悩している。最愛の妻を亡くし、今度は信長の命令で最高の部下を失おうとしている。

 50歳という年齢を過ぎると、当時の寿命を達成したという感覚があったのではないか。だから、あきらめもつきやすかったと考えてしまいます。

 側近たちが、「信長を人としてどう思うか」という疑問の海に浸っています。
 
 外に敵がいなくなったあとは、内に敵が発生する。
 内部に信頼関係がない組織は滅びる。過去、現在、未来の経過においてもその法則は生きる。

 信長は、「人ではなかった」、あるいは、「信長だけが人だった」。答えのない疑問に突入しそうです。
 信長は、人を虫(蟻あり)として見ていた。人として見ていなかった。

 後半は、明智光秀が主役のように見えますが、信長の物語でした。描き方として、信長自身を色濃く描くのではなく、信長の周囲にいる人間を浮き彫りにすることによって、信長という人間の特性を引き出しています

 調べた単語などとして、「陪臣:下の下。家臣の家臣」、「惣領:そうりょう。家督相続予定者」、「打擲:ちょうちゃく。叩く、殴る」、「料簡:りょうけん。考え」、「有識故実:ゆうしきこじつ。先例に基づく行事、法令など」、「恬淡:てんたん。物事に執着しない」、「旭日の勢力:朝日のように勢いが盛ん」、「馬廻り:大将の乗っている馬の周囲を警護する騎馬武者」、「乞胸:ごうむね。雑芸人」、「内憂外患:内にも外にも問題が多いやっかいな状態」、「威武:いぶ。威力と武力。強く勇ましい」、「譜代:代々味方。外様と区別する」、「可憐:かれん。守ってやりたくなる者」、「傳:めのと。仲立ち。この本の場合は後見役」、「毀誉褒貶:きよほうへん。ほめたりけなしたり」、「燻らせる:くすぶらせる」、「評定:みんなで相談して決めること」、「傳育:ふいく。貴人の子を第三者が養育する」、「茶筅:抹茶をたてるときの道具」、「知行地:ちぎょうち。権力者が服従者に与えた土地」、「倨傲:きょごう。おごりたかぶる」、「睥睨:へいげい。睨みつけて威圧する」、「諫言:かんげん。目上の人の過失を指摘して忠告する」、「諫死:かんし。死んで目上の人をいさめる」、「放埓:ほうらつ。勝ってきまま」、「梟雄:きょうゆう。残忍で強く荒々しい。悪者の首領」、「反駁:はんぱく。反論」、「虚仮:こけ。愚かな人」、「白兵戦:至近距離での戦闘」、「誅殺:ちゅうさつ。罪をとがめて殺す」、「本貫:氏族集団の発祥の地」、「衛門府:えもんふ。役職」、「謁見:えっけん。目上の人に会う」、「弑し奉る:しいしたてまつる。目上の者を殺す」、「息災:そくさい。元気なこと」、「切所:せっしょ。なんしょ」、「嚇っとなる:かっとなる」、「癪:しゃく。むしゃくしゃする」、「料簡:考え」、「蔵人:くろうど。役職。文官」、「余禄:予定外の利益」、「讒言:ざんげん。うそをついて、その人のことを上に悪く言う」、「簒奪:さんだつ。家督を奪い取る」、「擡頭:たいとう。進出する」、「近習:きんじゅ。主君のそば近くに仕える者」、「宿直の間:とのいのま。警備」、「陋劣:ろうれつ。卑劣」、「忸怩:じくじ。自ら恥じ入る気持ち」、「詮なきこと:しかたのないこと」、「殲滅:せんめつ。皆殺し」、「昵懇:じっこん。懇意」、「宇内:うだい。世界、天下」、「太守:領主」、「宗家:そうけ。一族の中心となる家柄」、「調略:計略」、「靡く:なびく」、「徒立ち:かちだち。本書では、信長が乗っていた馬の前足を斬られて、馬から降りて、地面の上に立った状態ととりました」、「追い縋る:おいすがる」、「僥倖:ぎょうこう。思いがけない幸い」、「泉下:せんか。死後の世界」、「兵站:へいたん。総合的な軍事業務」、「橋頭堡:きょうとうほ。拠点、陣地」、「阿闍梨:あじゃり。模範となる高僧」、「阿諛物:あゆもの。相手の顔色を見て相手の気に入るように振る舞う」、「滝川一益:たきがわいちます、かずます。織田信長の家臣」、「麾下:きか。将軍じきじきの家来」、「徒手空拳:としゅくうけん。素手。資金地位なく身ひとつ」、「敬虔:けいけん。敬い慎む」、「自儘:じまま。わがまま」、「股肱:ここう。最も頼りになる家来」、「卒爾:そつじ。突然ながら」、「杣道:そまみち。細くて険しい山道」、「潰走:かいそう。敗走」、「掛人:かかりゅうど。居候」、「元亀:げんき。年号」、「面妖:めんよう。怪しい」、「奸計:かんけい。悪だくみ」、「情誼:つきあい上の義理」、「搾め木:しめぎ。板で種をはさんでつぶして油をしぼる」、「険阻:けんそ。地勢が険しい」、「俄か:にわか」、「讒言:ざんげん。うそをついてその人のことを目上の人に悪く言う」、「眷属:けんぞく。一族郎党」、「磊落:らいらく。小事にこだわらない」

 良かった表現などの趣旨として、「戦は勢い、集団として機能したほうが勝利を手にする」、「人間は生まれる場所を選べないが、死にざまは選ぶことができる」、「ゆき詰まったとき、ただひたすらにがまんをして時をやり過ごす。状況が変わって、良案が浮上するときを待つ」  

Posted by 熊太郎 at 06:58Comments(0)TrackBack(0)読書感想文