2019年11月04日

Bの戦場 邦画DVD

Bの戦場 邦画DVD 2019年公開

 「B」というのは、ガンバレルーヤのよしこさんが主役であることを見て、「ブス」のことかと思いつつ観始めて、結婚式のブライダルのBだったかと、勘違いしたなと思って観ていたら、やっぱり、「ブス」のほうでした。
 課長職速水もこみちさんのブスに関する評論がはんぱない。徹底的にほめちぎっているようで、そうでもなく聞こえます。どこまで、本気なのだろうかと疑心暗鬼になります。
 デブ専みたいなB専の話が出ます。そういう人を指して「変人」と表現するのですが、「変人」に変わるもっとインパクトのある別の表現がなかったかと考えました。
 女子向きの映画です。笑えると思います。
 ブスの女子を巡る三角関係があります。あわせて、自分はブスだからなになにだという強烈な劣等感が出されます。
 いっぱいいろいろ盛り込んであります。
 90分間は長かったかもしれません。  

2019年11月03日

白狐魔記(しらこまき) 天草の霧 斉藤洋

白狐魔記(しらこまき) 天草の霧 斉藤洋 偕成社

 舞台は熊本県の天草(あまくさ)という島、それから長崎県の島原半島で、この本では、江戸時代天草四郎時貞が出てくる「天草の乱」を扱うことが予想できます。天草には子どもの頃に何度か行ったことがあるので海や島の風景の雰囲気はわかります。
 白狐白狐魔丸(しらこままる)の相手をする新しい人物の名前は、南蛮堂煙之丞(なんばんどうえんのじょう)です。それから、所司代板倉勝重(70歳近い。所司代とは、京都の治安維持職)です。
 白狐魔丸の師匠のキツネである仙人も久しぶりの登場です。白狐魔丸はいつのまにか、世間では、「白狐大仙(びゃっこだいせん)」と呼ばれるようになっています。

(つづく)

 93ページまできましたが、なかなか天草の記事は登場しません。128ページで、島原城が出てきました。キリシタンの人たちが島原城に籠城したと思っていましたが、記事では、島原城に籠城している地元の武士たちが、キリシタンであり百姓である農民の一揆によって城を包囲されています。逆です。武士たちが島原城に籠城しています。
 
 南蛮堂煙之丞は、海路で、大阪の堺から博多に来ています。陸路で、博多から唐津、唐津から伊万里、伊万里から諫早(いさはや)です。そういえばこの時代、長距離の移動は航路です。

 島原の乱。江戸時代初期の百姓一揆。
 1623年三代将軍徳川家光着任後、1629年に踏み絵を導入、島原の乱は、1637年にあった出来事。
 1613年、二代将軍徳川秀忠のときにキリスト教を禁止した。
 
 島原城=原城と勘違いをしていました。別々の城でした。一揆軍が籠城したのは原城です。原城は、有馬というところにあった。原城は本書では、「日暮城(ひぐらしじょう)」と表記されています。

 元の島原藩主だった有馬義貞そしてその次男有馬晴信はキリスト教徒だった。

 松浦勝家:過重な年貢を課して島原の乱のきっかけをつくった。

 大矢野島の益田四郎(天草四郎)17歳か14歳。関ケ原の合戦で豊臣方につき、負けて処刑されたキリシタン大名の小西行長の家臣益田好次の子。

 板倉重昌:徳川方大名。島原の乱鎮圧のために赴くも戦死。駿河生まれ。愛知県三河担当大名。

(つづく)

 読み終えました。キリスト教徒の人が読んだらあまりいい気持ちではないかもしれません。ただ、仏教のほうも横暴でだらしない面があるように記述されていますから、総論的に宗教にのめりこみすぎないようにというようなイメージがあります。
 江戸幕府側の人間に立って、騒乱の終息に向けての努力が書いてあります。
 真相は宗教一揆ではなく、あまりにも過重な年貢を強いた藩主に責任があり、納税に耐えられなくなった百姓たちが根をあげた。本来仏教徒の百姓たちが、益田四郎時貞(天草四郎)はじめキリスト教徒に引っ張られる形で一揆に参加して大量の命を落としていったという構図で描かれていました。

 宗教は、人をがんこにさせます。神や仏の教えだからそうする。そうする理屈はわからない。

 天草が佐賀の唐津藩の飛び地で領地だったことは初めて知りました。

 仇討(仕返し、復讐)の気持ちが強い。

 調べた単語などとして、「伴天連:ばてれん。神父」、「パードレ:父」、「イルマン:きょうだい」、「信仰に殉じる:崇拝するものに命を投げうって尽くす。あの世で天国や極楽にいく」、「破風:はふ。屋根の下の板。雨風から守る」、「具足:ぐそく。よろいかぶとのこと」、「鍋島藩:佐賀藩」、「果報者:かほうもの。運の良い人」

 印象に残った表現などとして、「細い月」、「仏像を薪にして火をたいた跡」、「坊主は城の手先」、「インヘルノは、ポルトガル語で地獄」、「白い犬(白狐魔丸が化けている)」、「熊本藩主細川忠利の母が、ガラシャ様で、キリシタンだった。ガラシャの父は明智光秀。ガラシャ(明智玉・玉子)は、関ケ原の合戦前に、大坂方に屋敷を囲まれて、ガラシャ自身の首を家老にはねさせた(キリシタンは自殺禁止だから)」、「一揆で勝ってもほうびがない」、「敵の大将も無益な人殺しはいやだろう」、「百姓を殺したら、米をつくる人間がいなくなってしまう」、「エリ、エリ、ラマ、サバクタニ(主よ、主よ、なぜ、わたしを見捨てたか)」  

Posted by 熊太郎 at 06:47Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2019年11月02日

M-1グランプリ2002 DVD

M-1グランプリ2002 DVD

「ハリガネロック」
 オカマネタがおもしろかった。替え歌あり。545点

「ますだおかだ」
 ドラッグストアーマツキヨの話から導入。電話のネタ。よく練習していることがわかりました。612点

「ダイノジ」
 ジブリネタ。夫婦ネタ。音楽ネタがおもしろい。火事の消火活動シーンを再現。534点

「テツ&トモ」
 なんでだろう。踊りとコーラスの芸が完成している。漫才の枠の芸ではないという低評価。539点

「フットボールアワー」
 ファミレスネタ。おひとり様でファミレス利用ですかみたいなふりがおもしろかった。ボケどおしの対決みたいで激しい漫才でした。621点

「笑い飯」
 吉野家の牛丼からスタート。笑い飯というのは、飯のネタにこだわるということだろうか。高校時代のお昼ご飯で、弁当とパンの比較対決など。交互にツッコミで、過激でおもしろかった。567点

「おぎやはぎ」
 結婚詐欺師になりたいからスタート。おとなしい漫才。561点。

「アメリがザリガニ」
 カーチェイス。いまひとつ。525点

「スピードワゴン」
 男児向け戦隊もの。とんがっている。けっこうおもしろかった。独特。535点

〇決勝
「フットボールアワー」
 結婚したいネタ。披露宴のようすなど。「(新郎紹介で)そこそこの28年」がおもしろかった。どちらが台本をつくているのか知りませんが、台本がおもしろい。

「笑い飯」
 機関車トーマスネタ。こどもどうしのケンカみたいでおもしろかった。ボケとボケの戦い。あと、電車内の敬老の席の話

「ますだおかだ」 優勝でした。
 漫才師育成ゲームというネタ。フットボールアワーのほうがおもしろかったけれど、このころは、ますだおかだの勢いが勝っていたのでしょう。  

2019年11月01日

アンデルセンのメルヘン文庫

アンデルセンのメルヘン文庫

 1冊につき5作品がおさめられていますが、ピックアップして感想を書いてみます。
 特徴としては、たいていの作品が、唐突にお話が始まるような感触があること。ゆえに、なにがどうなっているのか、すんなり頭に入ってきません。なんども読み返します。それから、「思い出」とも思える昔の時代の時代設定のお話が多い。あとは、洋風のものと和風のものがあります。

〇第30集
「想いは赤く色づいて」
 「ボクは、風だ」から始まります。最初は、「風」という少年の話だと思って読み始めました。途中で、風は人間ではなく、風そのものだということがわかりました。風を擬人化してあります。
 風が落ち葉を掃除する女の人に恋をします。名前はナギで、古事記に登場する神「イザナギ」を思い出します。
 絵がきれいです。
 風とナギはもみじを介して心の交流を図りますが、ラストは、別のパターンもあるような気がしました。

「風もよう花もよう」
 花を素材にした童話を読んでみたかった。この本の購入理由です。
 花屋のチューリップが売られていくのですが、売れ残るチューリップがあります。チューリップの擬人化です。発想がいい。しみじみしました。

「ぼくのお星さま」
 小学2年生ぐらいの男の子が、家の前でお星さま(じつはヒトデ)を拾ったという出だしがいい。兄が小学6年生ぐらい。「一日ぐらい塾に行かなくてもなんともないが、星は早く海にいかないとしんでしまう」という兄のセリフがいい。せつない思い出。なにげない兄弟愛が良かった。

〇第32集
「夕焼け色の自転車」
 郷愁を誘います。新美南吉のきつねが出てくる童話を思い出します。
 味わいがありました。してはいけないことをしかたがないこととして見て見ぬふりをすることは昔よくありました。残念ですが今は許されなくなりました。

「きらわれ者のカラスだけど…」
 かなりおもしろかった。ごみをあさるカラスが、じつは、ごみを分別してごみ処理場に運んでいたというオチです。絵もかわいい。カラスの童話を読んでみたかったのが、この本の購入理由です。  

Posted by 熊太郎 at 06:45Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2019年10月31日

太川&蛭子ローカル路線バスの旅 山口県錦帯橋~京都府天橋立

太川陽介&蛭子能収ローカル路線バスの旅 山口県錦帯橋~京都府天橋立 再放送

 予定されていた箱根編が台風19号の被災に配慮して、この再放送に差し替えられたのですが、自分にとっては見たことがないので新作です。

 冒頭、ふたりが立っている錦帯橋のそばに自分も立ったことがあるので身近に感じました。次に移動した竹原市もそのときに車で行ったので覚えています。
 路線バスの旅は最終的にゴールしたので良かった。
 蛭子能収さんのあいかわらずの言葉として、「山がはびこっている(中国山地)」、「(2年前の同じ番組で訪れたことのあるお店があることに気づいて、太川陽介さんは思い出したのですが、蛭子能収さんは覚えていないようです)2日前のことも覚えていない。自分は、今、この1秒を生きている」、「(運転手に)バスで連れて行ってください(もう歩きたくない)運転手が、ここで終点です」
 県境を越える歩きがつらそうでした。熊切あさ美さんは、あんな細い足でよく歩けるものだと感心しました。  

2019年10月30日

半世界 邦画DVD

半世界 邦画DVD 2019年公開

 登場人物の中の、高村紘(こう・稲垣吾郎さん)の妻高村初乃(池脇千鶴さん)のセリフが次々とずばぬけて良かった。

 そのほかは、暗かった。はじまってしばらくは、だれがだれで、なにがどうなっているのかわかりにくいあいまいさのなかで映像が進んでいきました。
 タイムカプセルもので、おそらく中学生の時に埋めたタイムカプセルを掘り起こそうとしているところから始まるのですが、まもなく、その時点から3か月前にバックします。
 
 海の風景は、先日観た「出川哲朗の充電バイクの旅三重県志摩地方」と同じだったので、ああ、あそこがロケ地かと気づきました。
 陶芸家の話かと思ったら炭をつくって売る仕事でした。よって、炭をつくる工程のビデオを見ているようでもありました。
 単純な話の部分もあります。怒り→暴力→離脱。ひとつのパターンです。ちょっとよくわからなかったのは、彼は元自衛隊員で、任務で外国へ行っていたときに銃をもっていた子どもを撃ったことがあるのだろうか。
 それが、トラウマ(心の傷)になって、自衛隊を辞めたのだろうか。彼のセリフとして、「おまえらは世間しか知らない。世界を知らない」あと、彼は隊にいたときに部下を自殺で亡くしているようです。
 中学生のいじめ、父親への反抗、その下地には中学生自身の甘えがあります。
 むずかしい映画でした。
 いったん掘ったタイムカプセルを再び埋め戻す行為から、継続して生きる意志をもつというメッセージを感じました。  

2019年10月29日

グリーンブック 洋画DVD

グリーンブック 洋画DVD 2019年公開

 心に優しい映画でした。黒人差別を扱っています。
 主人公は黒人ピアニストであるドクター・シャーリーと彼の相棒がイタリア系白人(白人の中では下に見られている)トニー・バレロンガ(スラム育ちデタラメ男だけど気持ちが優しい)です。
 最初は対立しているふたりですが、ロードムービーで、演奏の旅(黒人のシャーリーが雇用主で、白人のトニーが運転手)をしながら、仲良しになっていきます。だんだんうちとけて、信頼関係が築かれていきます。
 グリーンブックというのは、アメリカ合衆国で使用する「黒人専用ホテル」の案内ガイドブックです。
 ふたりが仲良くなるのと同時に、言動が荒っぽくて、がさつな乱暴者のイタリア系白人のトニーが、ピアニスト黒人シャーリーの影響で、だんだん品が良くなります。
 黒人差別が厳しいアメリカ合衆国南部の州をピアニストとチェリスト2名のトリオで演奏旅行します。チェリストは白人ですが、どうもドイツ系らしい。ユダヤ人かな。ちょっとわかりませんでした。こちらもなんとなく差別されているような雰囲気あり。

 旅行移動中に見る自然の風景が美しい。

 途中、主人公が高名なピアニストでも哀れに見えました。黒人であるがゆえに差別されます。
 最後のほうのオチ(運転交代)は予想できました。
 終盤まで、基本的には、二人芝居でした。
 最後の家族の団らんが良かった。メリークリスマス。

 印象的だったセリフなどとして、「この世界は複雑だ」、「あんただけのミュージック」、「暴力は敗北だ。品位を保つことが勝利をもたらす」、「私はいつも耐えている」、「あなたは(黒人のくせに)黒人を知らない」これに対して、「(ピアニストである自分は悩みながら、自分は)黒人でも白人でもない。男でもない(同性愛者の女性役のほうらしい)。私はなんなんだ」、「勇気が(大衆の)人の心を変える」、「熱が入った」、「(切手代の節約のために)手紙はもって帰る」、「(黒人ピアニストが屋外のトイレにいくよう従業員に促されて)誇りがある。(自分は)動物じゃない」、「店主や従業員が、黒人には、スーツの試着はさせない。(レストランでの食事もさせない)」
 いろいろ仕掛けや伏線がありました。「買収話」、「ピアノの上に置いてあるウィスキーのコップ」、「曲の終わりちかくばかりのピアノ演奏(映画の終りがけににちゃんと1曲演奏)ジャズ」、「おまじないの石(ヒスイ)」、「手紙」、「パトカーにとめられる」、「質屋の時計と店主夫婦」