2017年07月12日

ディズニーシー

ディズニーシー

初めて行ってきました。
以下、勝手な感想です。

静かだけど、混んでいる。
ディズニーランドとは違う
ディズニーランドは、乳幼児から中学生向け
ディズニーシーは、カップルとかペアルック(同性同士も含めて)が多い。
昼ごはんに長時間並ばなければならない。




地球儀がUSJみたい。




シンボルの山
立体的で上手にできている。
いつも、楽しむ立場よりも、経営する立場でものを考えるから損な性格だと自分ながらに思う。




この丸いボートは、自動で動く。
水が乗船している人たちの頭髪に飛んできたりして、見ていておもしろかった
真夏向きのアトラクションです。




行進するパレードというのが、無いようで、大きな船が来て、船上で人形たちが踊るのが、その代わりのようです。

自分の好みは、ディズニーランドです。
ぼんやり座って、ぼーっとできるのがいい。季節にもよるのでしょうが。  

Posted by 熊太郎 at 19:40Comments(0)TrackBack(0)千葉県

2017年07月10日

顔ニモマケズ 水野敬也

顔ニモマケズ 水野敬也 文響社

 病気で顔が変形している人たちです。
 作者自身も以前は自分がむくんでいると気にしていたということが、この本の製作の動機となっています。
 本にある写真の顔を見ると思わず目をそむけます。本人の責任ではないにしろ、身を引く思いです。
 
 見た目で中身まで決めつけることが多いのは日本人特有の思考だそうです。美人や可愛いから、あるいは、イケメンだから、人間性もいいとは限らないことはわかります。逆に、顔だちが良くないと、誤解することもあります。

 写真を見て、内出血のようにして、顔や腕に跡がある人を見たことはありますが、こういう顔をしている人がいるということは、初めて知りました。驚きました。

 みなさん、こどもの頃は、イジメにあっています。その後、ひきこもりの時期をすごした人もいます。悩むと思います。死んでしまいたいとも思うでしょう。
 みなさん、そういった時期を克服されています。尊い言葉が並んでいました。変顔ではなくても、救われる思いをする人も多いでしょう。

 一見男性かと見えた人が、女性だったりもしました。いっそう、人間の強さが伝わってきました。

 世界は広い。自分の存在を認めてくれる人は意外にたくさんいる。そうやって、みなさん、広い世界へ自分の身を出していかれました。

 インタビューは、長時間に及んだと思いますが、本は、コンパクトに上手にまとめてあります。良書です。今年読んで良かった1冊になりました。

「折り合っていく」、「家のなかにいると意識が自分に向いてしまう」、「マラソンがストレス解消になる」、「からかわれてつらかった」、「(医者にとって)良い患者になるな」、「割り切る」  

Posted by 熊太郎 at 19:41Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2017年07月06日

やめるときも、すこやかなるときも 窪美澄

やめるときも、すこやかなるときも 窪美澄(くぼ・みすみ) 集英社

 ラブストーリーです。
 32歳未婚の広告代理店営業職本橋桜子は存在感の薄い女性で男性との縁がありません。そんな彼女が結婚したくなった相手が、同い年の家具職人須藤壱晴(すどう・いちはる)です。しかし、須藤にはなにかわけがあるらしく結婚という形態を望んでいません。さらに、彼には、12月になると声が出なくなるというメンタル的な病気があるようです。(17歳のときになにかがあった。記念日反応)62ページまで読みました。

(つづく)

 地味な恋愛ではあります。

 女性の心理描写が絶妙で、読んでいておもしろいし楽しい。姉妹の損得勘定心理のあたりとか、親子間のお金の負担の不公平感の部分が良かった。家族の息苦しさもうまく表現されています。

(つづく)

 昨日から読み始めて、一夜を越して、次の日の夕方に読み終えました。さわやかです。応援したくなる恋でした。

 声が出なくなる男性との恋は、障害者との恋を連想しました。

 冒頭付近、そのあと、もう1か所ぐらい、深酒で記憶が消えているという設定は、記憶が消えすぎです。

 アル中で、暴力をふるう男との暮らしはどん底です。

 思い出の上書きは苦しい。男子にも女子にも苦しい展開です。ただ、このパターンはあり得ます。

 島根県松江のイメージが悪くなるのではないかと途中心配しましたが、そういうことはありませんでした。純愛でした。

 過去を変えることはできない。未来のために「忘れる」。それから、亡き人に感謝する。
 
 気持ちの表現部分の記述が大量で、読みながら、人間って、こんなにたくさんのことを考えるものだろうかと疑問をもちました。

 読めなかった漢字などです。「髪の裾:すそ。ふちっこ」、「滾る:たぎる」、「トラウマ:フラッシュバック」、「宍道湖大橋:しんじこおおはし」

 良かった表現です。「作り笑顔」、「誰にも選ばれずに人生を終える」、「気持ちを立て直す」、「小動物が逃げ出すように…」、「おまえがつくるものは人を緊張させる」  

Posted by 熊太郎 at 08:35Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2017年07月04日

かがみの孤城 辻村深月

かがみの孤城 辻村深月(つじむら・みづき) ポプラ社

 登校拒否中学生たちの物語です。
 読み始めてまだ60ページ付近ですが、(全体で550ページぐらい)感想を書き始めてみます。

「こころ」中1女子、真田(さなだ)さんのグループがらみで、仲間外れにされたり、からかわれたりして、登校できなくなった。
「リオン理音」中1男子、サッカー好き、イケメン
「アキ」中3女子、背が高い、髪はポニーテール、明るく、ハキハキしている。
「フウカ」中2女子、おかっぱ。声優みたいな声
「スバル」中3男子、ハリポッターのロンに似ている。
「マサムネ」中2男子、メガネ、生意気、ゲームばかりしている。
「ウレシノ」中1男子、気が弱い、小柄

 出だしからしばらく、物語性に富み、久しぶりにお話を読む雰囲気で心地よかった。中身を知らなかったので、中学生モノとわかったとき、中学生向けの小説かと、身を引きました。
 さてどうなるでしょうか。

(つづく)

 城で、「願いの部屋」に入る鍵を見つけると願いがかなう。
 構成は月ごと、5月から始まって、翌年3月までの毎月、順繰り記述です。

 現実社会でも、学校でのいじめ(とくに無視)が原因で自殺する子どもさんがあとを絶たない。どうしたらいいのだろう。
 たとえば、過労死防止なら、仕事を辞めればいい。しかし、中学生の場合は、中学校を辞めるわけにはいかない。

 いじめをする対象者の存在は、中学校だけに限らない。社会に出てからでもいる。だからみんな、自分は自分、人は人という意識をもって生きている。

 彼らが鏡の向こうにある部屋にいるという感じはしますが、お城にいるという感じはしません。

(つづく)

 読み終わりました。
 読んでいる途中で、仕掛けに気づきました。そのせいか、最後は、物足りない結末に思えました。
 テーマを絞って、「登校拒否の克服」あるいは、「汚れた大人との闘い」にもっていけると良かった。

 月日が流れていくごとに勉強は遅れていく。
 学力がついないのに、進級してはいけないと思う。
 学校に行かない人間同士、行けない人間同士が固まったとして、助けになるのだろうか。
 作者は解答にたどりつけなかった。

 「怯んで:ひるんで」

 良かった表現として、「城がこころを守ってくれる」、「構わないでもらえることが一番楽で嬉しい」、「教室で流れている時間から振り落とされた」、「こころのなかが、じゃりっとする」、「たかが学校」  

Posted by 熊太郎 at 21:46Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2017年07月02日

素敵な日本人(にっぽんじん) 東野圭吾

素敵な日本人(にっぽんじん) 東野圭吾 光文社

一編は、15分から20分で読める短編です。

「正月の決意」
 初もうででで、事件に巻き込まれた中年夫婦です。現実が本音でリアルに書いてあります。おもしろい。ハッピーエンドも良かった。読者の心理操作も成功しています。

「十年目のバレンタインデー」
 小説家である作者がモデルではないかと思わせるような殺人事件でした。

「今夜は一人で雛祭り」
 ひな人形の研究書でした。ちょっとわたしにはわかりにくかった。女性には受ける内容です。ひとり娘の結婚(奥さん病死)を迎えたやもめの父さんの心情です。孤独でわびしさもあります。

「君の瞳に乾杯」
 タイトルからは、想像できない内容で、意外性がありました。

「レンタルベビー」
 レンタルロボットベビーのお話でした。中学生の頃、受験勉強をしながら聴いていたショート・ショート星新一の世界です。すごいなあ。

「壊れた時計」
 アナログ腕時計は物語になりやすい。内容は、プロの推理作家の作品でした。

「サファイアの奇跡」
 想像の賜物(たまもの)です。

「クリスマスミステリ」
 非の打ちどころがないので何も言うことはありません。

「水晶の数珠」
 凝りすぎではなかろうか。


*タイトルがどうして「素敵な日本人」なのかはわかりません。  

Posted by 熊太郎 at 11:30Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2017年06月29日

死ぬくらいなら会社辞めればができない理由

死ぬくらいなら会社辞めればができない理由(ワケ) ゆうきゆう あさ出版

マンガで過労死防止のメッセージを発信しています。

残業をどれだけやればうつ病になる可能性が高まるのか。
なぜ、退職を選択することができなくなるのか。
そして、世界は広い(選択肢はたくさんある)

この本に該当する人は、とてもまじめな人です。
ふつうは、辞めます。
辞めなければ、本にあるように、倒れるか、過労死します。

月に100時間残業をしようとすると、週休日がなくなります。
休みなしで働くと労働基準法違反です。
さらにサービス残業の疑いがあります。
そういった環境でも働き続けることができる人はいます。
職場が家で、社員が家族です。仕事が生活のすべてです。
その人単体の話なら、いいともわるいともいえません。

男女性別不明の人物像の絵がいい。
宇宙人からは逃げる。
過労死ライン「1月80時間」
調べた単語として、「リア充:現実の生活が充実している」  

Posted by 熊太郎 at 18:51Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2017年06月27日

サイレント・ブレス 南杏子

サイレント・ブレス 南杏子(みなみ・きょうこ) 幻冬舎

 書店で、帯とカバーを見て、終末期医療が素材とあり、病気で亡くなる方の亡くなる直前を看取る内容だろうと推測し、暗いなあと伸ばした手をひっこめましたが、書店を訪れるたびに読んでみようかという気になり購入しました。
 サイレント・ブレス=無音呼吸でいいのだろうか。あるいは、無呼吸

 主人公は、水戸倫子(りんこ)という女医で、大学病院で10年間働いていたのですが、本人曰く左遷同様に人事異動させられたという設定で、東京三鷹というあたりにある「むさし訪問クリニック」で働き始めます。

 事例として、6例が、短編となっています。文章は読みやすい。
 文量が足りないのではと思いつつも、上手に省略・簡略化してあって、いまどきの忙しいビジネスマンが読む用の小説形式・構成かと思いました。人物も周囲の人の主張や突出を押さえて、主人公の考えで、図太く進行していく方式です。
「1例目 末期がん」
 患者は45歳女性未婚プライド高い。
 死を受容する5段階(否認-怒り-取引-抑うつ-受容)の先にあるもの。
 最後はそこにたどりつく。
 納得の一作でした。
「2例目 筋ジストロフィー」
 患者は22歳の男性。母子家庭。
 (呼吸用のホースがはずれたら)そのときは仕方がないよという患者の心理は、(もういつ死んでもかまわない状態・状況にあるよ)と聞こえた。
「3例目 遺体の防腐処理」
 親を金ずるにして食い物にする息子の話。世の中にはその逆もあるけれど、よくある家族のワンシーンです。この世は、無情です。
「4例目 駅に置き去りにされた推定10歳の女児」
 この項目だけは、主体が終末医療から離れますが、水戸倫子医師の父親がその客体として徐々に登場してきます。
「5例目 大学病院権威者」
 死の期限が判明した時、死ぬ本人は最後に何がしたいか。何をするのか。
 ページ数も長く、ここがこの本の肝(きも。重点主張部分)でしょう。
 死を目前にして、何をしてきたのかを振り返る。他人に対して貢献してきたのか、家族に対してサービスを提供してきたのか。自分のために生きたのか。人のために生きたのか。いろいろ考えて、後悔して、後悔しても挽回はできないわけで、観念するしかないのです。
「6例目 父親を自宅で看取る」
 作者が水戸医師にのりうつって、父親との関係を語る部分が圧巻でした。

 身近にいる親族の苦悩が浮き彫りにされている作品でもありました。
 ネグレクト(育児放棄)です。

 調べた語句として、「胃ろう:手術で、口以外の部分から胃に栄養分を入れる」
  

Posted by 熊太郎 at 19:33Comments(0)TrackBack(0)読書感想文