2019年06月25日

あかちゃんのりものえほん コトコトでんしゃ

あかちゃんのりものえほん コトコトでんしゃ とよたかずひこ アリス館

 同じ単語の繰り返しで、どのように効果的に、なにかを上手に表現するかという手法を研究します。
 まずは、絵がきれいで、わかりやすい。色調がいい。
 「コトコトコトン コトコトコトン でんしゃがはしる」
 電車が、川に架かる鉄橋を渡るときは、「ゴトゴトゴトン」と濁点に変化します。
 うしさんの「モー」をコトコトコトンに重ねます。
 トンネルの入口と出口で、「プアーン」
 「コトコトコトン」本当に電車が走っているようです。
 一定のリズムが続きます。
 くまさん、かもしかさん、おさるさんが登場しました。
 電車が来るのを、駅のホームで立って待っている駅員さんがかわいらしい。
 ICカードの自動改札機じゃないところがいい。紙券乗車券の手渡し回収です。昔、そういう時代がたしかにありました。機械化になって、人がいなくなりました。雇用の場が減りました。
 最後のページまできました。
 ひたすら、のどかです。
 ほっとします。
 折り返し運転ですから、「いってらっしゃい、電車さん」コトコトコトン、コトコトコトン  

Posted by 熊太郎 at 05:51Comments(0)TrackBack(0)読書感想文