2018年12月30日

2018年 今年観て良かった映画

2018年 今年観て良かった映画

きみの膵臓を食べたい DVD 2017年公開
 ひとりで観たい映画です。多少くどい部分もあるので、そばにいる人に気を使って疲れたくない。
 本はずいぶん昔に読みました。
 女性が終始男性をリードしていく映画です。
 おとなになる前に死んでしまう命があります。
 人に食べてもらうとその人の中で魂が生き続ける。
 大切な人の中でわたしは生き続けたいという強くせつない女子の思いがあります。
 偶然でも運命でもない。お互いのこれまでの選択の結果(当然に、必然に)自分の意思で君と出会った。
 お互いに支え合って生きている。
 愛情に満ちたいい作品でした。今年観て良かった1本です。

チアダン DVD 2017公開
 久しぶりに映画を観たなーという気分に浸れました。映画だから、役者さんの演技です。そういう下地を前提に観ています。暗い雰囲気の部分もありますが、チアダンスグループのキャッチフレーズにあるとおりの「明るく、素直に、美しい」映画でした。

8年越しの花嫁 DVD 2017年公開
 本は読んだことがあったので、どうやって、8年間の空白を映像で埋めるのだろうかと想像がつきませんでした。ずっと昏睡状態であったのではなくて、最初は、左手がけいれんするように動き、右手が動き、まぶたが開き、若干記憶喪失状態で、車いす、歩行のリハビリと続いていきます。まいさんを演じた女優さんは熱演です。周囲の役者さんたちも立派な演技で感動しました。まじめな映画を観たい。

ポテチ DVD 2012年公開
 68分の短時間ですが十分感動します。
 冒頭の「引力」の話が、最後のシーンにつながります。
 生年月日が同一の男子ふたりの話です。ひとりは主人公タダシ、もうひとりは試合に出してもらえないプロ野球選手オザキです。ドラマがあります。
 タダシひとりだけの夢が、観ているうちに映画観覧観客全員の夢に格上げされていきます。
 ポテトチップスの塩味とコンソメ味の違いは、タダシとオザキの違いなのです。
 ハートフルなコメディでした。

ハドソン川の奇跡 DVD 2016年月公開
 いい映画でした。感動しました。実際の事故をニュースで知ったのは、2009年1月でした。旅客機が川に着陸するなんて、しかも、全員が無事なんて、なんという機長の機転と腕だろうと驚いたことを覚えています。映画はその快挙を讃える内容だろうと観始めましたが、様子がおかしい。川への着陸は無謀で、離陸したばかりの空港に戻るか、近くの別の空港に着陸できた。つまり、機長の判断は間違っていたのではないかと機長、副操縦士は指摘を受けるのです。

ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男 DVD 2018年公開
 これまでチャーチルという人は偉大な人だと思っていましたが、冒頭付近から、嫌われ者、実績がない者として描かれています。意外でした。

男はつらいよ DVD
第26話 寅次郎かもめ歌 1980年 昭和55年12月
 自分としては、これまで観たシリーズ作品のなかで、いまのところ、この作品が一番好きです。
 国勢調査から始まって、さくらさん一家が戸建住宅を購入、その2階には、寅さんの部屋を用意する。お祝いの金額が2万円で、その当時の2万円は高額でした。(たしか、高卒の初任給が7万円ぐらいでした)

第29話 寅次郎あじさいの恋 1982年 昭和57年8月
 シリーズ中の傑作でしょう。
 今までとは雰囲気が違うドラマ仕立てです。
 いしだあゆみさんが、寅さんに迫りますが、寅さんが引きます。
 映像のなかの光景を見ながら、ああいう暮らしがあったと過去へタイムトラベルしたようです。  

Posted by 熊太郎 at 06:34Comments(0)TrackBack(0)熊太郎の語り