2018年05月18日

奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール

奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール 邦画DVD 2017年公開

 レンタルショップで、人気があるようなビデオだったので借りて観てみました。観る前に、テレビのお昼のワイドショーを見ていて、「色気で男をだまして、男から金をだまし盗る女性が懲役7年の判決を受けた。」という内容で、続けて観たこの映画が類似の内容で、そのつながりがおもしろかった。

 「マレ」というライフスタイル雑誌の若手編集者が、天海あかり(あまみ・あかり)という若くてスタイルが良くて(正直見た目だけの女性で、どうして、男たちがひかれるのか?でした。)にぞっこんになる。あかりさんは、複数の男子と付き合っているものだから若者コーロキくんは、トラブルに巻き込まれる。

 最初は、恋人同士で楽しく観る映画だと思いました。(奥田民生さんのことは知りません。)
 次に、やっぱり、男子ひとりで観る映画だという感想をもちました。(エッチなシーンも多いので)
 まあ、女優さんの魅力を楽しむ映画です。

 まじめに考えると、コーロキ君という若手男性社員の人事異動後転入先職場での半年間、そして、引き続きの2年半で、失ったもの、得たものをふりかえるという映画です。つまり、おとなになることによって、青春が終焉を迎えたのです。失恋の面もありますが、最初から一方的なものでしかなかった。人生の汚点のようで、そうでもない、ほんわかとしたものです。若いなあというのが、鑑賞後の感想でした。

 ラストシーンは予定調和みたいで、予想通りだったので、つまらなかった。そのあとに流れた曲がパフィーの曲みたいだった。(あとで、奥田民生という方が、パフィーを世に出した人だと知りました。)

妻夫木聡 水原希子 監督:大根仁(おおね・ひとし) 原作:渋谷直角(しぶや・ちょっかく)