2019年02月22日

東野・岡村の旅猿 北海道・ヒグマを観ようの旅 DVD 

東野・岡村の旅猿 北海道・ヒグマを観ようの旅 DVD 2015年(平成27年)10月

 女満別空港(めまんべつくうこう)から知床へ、あいにくの雨になり、初日は十分に動物を見ることができませんでしたが、翌日早朝の船に乗っての海からのながめで、ヒグマやエゾシカを見ることができました。ゲストの持田香織さんはいきなりレンタカーの運転をさせられて、番組制作上の演出みたいなものでしょう。よく笑う人でしたが、自分から意見を言うのは遠慮されていたような雰囲気でした。
 初日、霧で道も見えないなか、どうしようもない状態で峠を登って行かれたのは、運が悪かったとしかいいようがないのですが、そこが、旅猿らしい。  

2019年02月21日

つるばら村の大工さん 茂市久美子

つるばら村の大工さん 茂市久美子(もいち・くみこ) 講談社

 短編12本プラスあとがきです。1編が7ページぐらいです。(あとでわかることですが、12本は、1年間12か月の移り変わりを表しています)
 全体をめくりながら目を通します。動物で、モグラ、キツネ、ウサギ、カモシカ、クマ、タヌキ、カエルなんかが出てくるようです。
 あとがきから読みました。作者の祖父が大工をしていたことが本作品の発想のきっかけとなっているようです。昔は中学を出て職人さんになる人がたくさんいました。
 主人公は、大森勇一さんという若い大工さんです。
「おじいさんの小屋」
 大森勇一さんの祖父大森勇吉さんの知り合いだというもぐらのもぐたが登場します。このはさんが、つるばら村にある理容店のおばさんです。
 勇一さんは幻の少年に会って、勇吉さんが建てた小屋を修理します。あたり一面に咲くカタクリの花がでてきます。以前、愛知県足助(あすけ)で、斜面一面に広がるカタクリの花を見たことを思い出しました。
「モグラの井戸」
 モグラが本当にいて、生きているようでした。ハッピーエンドです。
「カエルのラジオ」
 昔の大工さんのお話です。現代では、雨戸は金属製のものになりました。
 お話しは良質です。落ち着いて安心できる味わいがあります。
 すがすがしい。
「キツネのお面」
 盆踊りのお話しです。若い世代への伝承が少なくなった今日この頃です。
 くるみ味噌:田楽、五平餅などにつける。
「よもぎ堂の入浴剤」
 つるばら村には、よもぎ平があり、そこには、よもぎ堂というお店があります。店主はウサギさんです。ヨモギの葉っぱで入浴剤をつくって売っています。
 それから、つるばら村には、月見が原があって、そこには、キツネの子どもたちが通う小学校があります。
「もみじの茶店」
 紅葉風景が広がっています。もみじがとくにきれいなのは、つるばら村にある笛吹山です。
「冬の合宿所」
 合宿所は平屋建てですが、屋根裏部屋と地下室があります。
 妖精や虫が出てくるお話でした。
 白いカモシカはロマンチックです。
「初夢の眠る部屋」
 小さな天狗が登場します。
「タヌキのダイコン」
 寒干しダイコンがおいしい。
「南風のプレゼント」
 春一番、春二番、春風のプレゼントです。
「クマのわすれもの」
 クマがコックさんを目指します。
「山小屋のレストラン」
 フキノトウやタラノメが入ったオムレツです。

 いろんな植物が出てきます。カタクリ、オキナグサ、ノイバラ、ヤマザクラ、もみじ、ヤマボウシ、コナラ(けっこう大きい、小さくない)、ホオノキ、ヤマボウシ、(わからないものはネットで調べて写真を見ました。見かけたことがある樹木ばかりです。カタクリで始まってカタクリで終わります)
 読んで気持ちのよい短編集でした。  

Posted by 熊太郎 at 07:19Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2019年02月20日

しくじり先生DVD 8巻

しくじり先生DVD 8巻

「新垣隆 にいがき・たかし」
 ピアノ演奏曲のゴーストライター事件の記憶があります。
 見ていて、なんといい人なのだろうと、本人の味わいが見ている者に伝わってきます。
 途中、つまずきはありましたが、正直に生きていれば、世間は見捨てないし、いいことがあるという証明でした。

「IVAN アイヴァン」
 モデル・ミュージシャンの男性です。知らない人でした。
 ホームレス体験が光っています。ホームレスの人たちに「でかいの」と呼ばれていた話に笑いました。
 自業自得なのですが、やりなおしをされています。
 「手のひら返し」親友だと思っていた人たちから無視された話は人間界の掟を物語っています。
 ドミニカ共和国に住む母親に助けられました。  

2019年02月19日

古事記 ~日本の神さまの物語~ 須田淳

古事記 ~日本の神さまの物語~ 須田淳 Gakken

 こどもさん向けの本です。10歳までに読みたい日本名作と表示があります。
 博士(太安万侶おおのやすまろ)が712年に書き上げた。完成までに40年ぐらいかかっているようです。
 前提としての絵と説明がわかりやすい。読み進めながら幾度か「登場する神さまたち」のページを見ました。
 題して、「古きことの書」

 「黄泉の国(よみのくに)」のお話は怖い。死者の国の話です。男の神イザナギが亡くなった女の神イザナミに会いに行きます。

 壮大な物語です。まず、神々がいて、ようやく初代天皇の時代が始まります。(神武天皇紀元前711年~)現代人の感覚とは異なる部分もあり、理解できないお話しもあります。
 
 「スサノオ」という神さまは勇猛果敢な神だと思っていましたが、書中では、乱暴者です。赤ちゃんのようなわがままでがまんがきかない部分ももっています。

 「ヤマタノオロチ」の部分では、怪獣、怪物映画の創成期を思い出します。「キングギドラ」という怪獣がいます。頭は八つ、尾も八つ、目は真っ赤です。ヤマタノオロチは、「水害」とか「火山の噴火」を表現しているとあります。
 生けにえの部分では、食べてもまずい大人の男はいらない。娘やこどもがほしいとあり、まあそういうものだろうなとユーモアを感じました。

 「根の国の物語」は、島根県が場所だと思うのですが、意地悪さと愛情が同居している物語でした。
 離婚再婚みたいな話もあります。

 「小さな神さま」は、その後の一寸法師のお話の元になったのでしょう。

 神話時代の結婚は、「ウミサチとヤマサチ」を読むと、見た目から恋仲になることがわかります。昔も今も恋愛は見た目から始まります。

 気に入った部分として、「巻物を読み終えた」という最後近くの文章がありました。  

Posted by 熊太郎 at 06:55Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2019年02月18日

へんなかお 大森裕子

へんなかお 大森裕子 白泉社

 こどもさん向けの絵本です。
 へんなかおが、ものすごくへんなかおなので笑えます。くまさんですー
 しまうまさん、かわいい。でも、へんなかおー
 かえるくんも、へんなかおー
 らいおんくん、ぶたくん、そしてさいごはあなた自身です。
 鏡が出てきましたー  

Posted by 熊太郎 at 06:33Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2019年02月17日

旅猿 マレーシアでオランウータンを撮ろう!の旅

東野・岡村の旅猿 マレーシアでオランウータンを撮ろう!の旅 DVD 2015年(平成27年)5月


 番組冒頭の写真を雪をかぶりながら温泉につかる二匹のニホンザルからオランウータンに変更したいという目的で、出川さんを含めた三人でマレーシアボルネオ島へ向かいます。
 市場、食事、首狩り族、幼虫を食べる出川さんがいます。東野さんがなぜか現地で大スター扱い、小舟に乗っていろんな種類のサルを探索します。サルの顔が人間の顔に見えます。途中、出演者とスタッフの意見が合わないのはいつものことです。宿泊場所も相変わらずひどい。そこがおもしろいのですがお気の毒です。DVDは、「ワクワク編」と「ドキドキ編」です。
 写真撮影は野生の猿から保護されている猿へと移ります。それに従って、猿との密着度が高まります。触れることすらできてしまいます。よって、いい写真が撮れます。
 旅を終えての雑談も楽しい。何年かたって、本人たちがこれを見ると懐かしさがこみあげてくるでしょう。