2018年01月31日

スピンクの壺 町田康

スピンクの壺 町田康(まちだ・こう) 講談社文庫

 飼い犬と夫婦しか出てきません。
 スピンクは犬の名前です。
 吾輩は猫であるの犬版です。

 ファンが多いのでしょう。
 だから、この本が出て売れる。
 それから、動物好きに支持される。

 犬視線の日常雑記です。
 自分の言葉で書いてあります。
 
 犬は(動物は)車の被害に(交通事故)に気をつけなければならない。

 自宅の通路みたいな庭(犬が遊ぶ)が話題です。そこに洗濯機がからんでくる。

 捨て犬、捨て猫を拾って飼育する趣向があられる。
 かれらの食事代を本の印税で稼ぎ出す。そこに「経済」があります。

 ところどころ、見たことのない単語、熟語が現れますが、今回は調べることはやめておきます。ひとつだけ調べてみます。「洗濁術:作者の造語かも。本では、洗濁機、洗濯機のことです。」、それから、「イラチ:あわてもの。」これは、説明が本にあります。

気に入ったフレーズとして、「雨が降ってきました。」、「インターネットなら、人と対面せずに買い物ができる」  

Posted by 熊太郎 at 15:44Comments(0)TrackBack(0)読書感想文