2024年10月18日

ローカル路線バス乗り継ぎの旅W 第4弾 姫路城から松山城 

土曜スペシャル ローカル路線バス乗り継ぎの旅W 第4弾 兵庫県姫路城から愛媛県松山城 TVer(ティーバー)とか、ネットもテレ東とか。

高木菜那(たがぎ・なな):今回のリーダー。スピードスケートオリンピック銀メダリスト
村上茉愛(むらかみ・まい):オリンピック体操銅メダリスト
ハシヤスメ・アツコ:元BiSH(ビッシュ。ガールズバンド)のメンバー

 なかなか良かった。チャレンジは成功しました。また、チャレンジしてください。
 始まりは、三者三様(さんしゃさんよう)の性格、人格に見えました。似てはいません。
 長時間いっしょに過ごすうちに、協調が始まり、チームワークが生まれ、目標に向かって猛進していきます。
 思い切りがいい。決断して、実行して、後悔しない。
 たとえ失敗しても、あれはあれで良かったと、気持ちに折り合いをつける。
 すごいなあ。
 波に乗ると、運も味方をしてくれます。
 後半の乗り継ぎが抜群に良かった。
 歩き続けて、バス停に到着して、その瞬間は、何時に来るバスかわからないのですが、待ち時間0分で、次のバスが来ました。すごい! ミラクル。奇跡です。
 若い=体力がある。いいことです。がんばれます。なんか、学生さんの集まりのようでもありました。

 しまなみ海道を渡るこのルートは、太川陽介さんとえびすよしかずさんの路線バス乗り継ぎの旅、太川陽介さんと村井美樹さんの路線バスVS鉄道乗り継ぎ旅でも記憶があるルートです。
 今回のゲストの方たちは、それらの番組は見ておられないのでしょう。見ている自分にとっては、記憶のあるバス停が出てきます。

 最初に、①淡路島から四国へ渡る。②瀬戸大橋から四国に渡る。③しまなみ海道で四国に渡る。のいずれを選ぶかという選択があります。三人は、移動しながら迷いつつ、③を選択しました。
 わたしは、③しか浮かびませんでしたが、答え合わせ動画を観たら、②のほうが楽だったそうです。わたしは、以前、太川陽介さんたちが、四国の西の方から高松市を目指して、成功しなかったことがあって、四国の瀬戸内海沿岸のバス利用は、本数が少ないのではないかと思いました。
 しまなみ海道ルートは、太川陽介さんのときは、橋でつなぐ長距離を三人で歩いて渡った記憶です。今回はルール変更(高速道路を走る路線バスはOK)で救われた面もあるのでしょう。
 映像を見ていて思ったのは、そもそも四国の区域内に高速道路があったとしても、都市間の移動に高速道路を使うだろうか。路線をつくったとしてもお客さんがいないのではないかということでした。
 今治から松山だったら、鉄道か車を使うと思います。路線バスルートの途中で下車する必要がある人が路線バスを使うでしょう。

 歩いているときに、体操選手だった村上茉愛(むらかみ・まい)さんが、『(自分は)歩くよりも、側転で行ったほうが速い』と言われたのがおもしろかった。30分ぐらい、速く目的地に着きそうだとも聞こえました。
 
 海がきれいです。瀬戸内海は美しい。
 赤穂(あこお)だったと思いますが、『きらきら坂(海面がきらきらと光っているのが見える)』というところが良かった。海がきれいです。海をながめていると、気持ちが落ち着きます。
 村上茉愛(むらかみ・まい)さんが、階段にあった「てすり」を使って、体操選手のポーズをしたのでびっくりしました。すごい。

 真夏で熱いロケです。ごくろうさまでした。

 港で、船に乗っている漁師さんが、船と岸の間にはしごのような板を渡して、近寄って来てくれて、バスルートを考える相談にのってくれたシーンが良かった。板を渡すようすは始めて見ました。生カキも提供してくださいました。いい人にあたって良かった。

 『テクノ中央』というバス停は、太川陽介さんのバス旅でも耳にしたことがある名称です。

 女子旅ですから華やかです。食事風景など、まるで、別番組のようでした。(バス旅ではない)。

 初日はうまくいきませんでした。ルートがなかなか見つかりません。
 昔のバス旅で、えびすよしかずさんがよく怒って(おこって)いたのを思い出しました。
①案内所の人は、自分のバス会社のことしか知らない。他社のバスのことを知らない。(太川さんが、それはしかたがないことだと、えびすさんに説明していました)
②案内所の人の、『(路線は)ない』という返答は、(必死になって探せば)『ある』。(他のバス会社のルートとか、コミュニティバス、路線がない部分を歩いてから、そのあとの路線バスルートなど)。

 ふと、思ったのは、人は案外、物事(ものごと)を知らないということです。
 人はふだん自分に関係がないことに関心や興味を持ちません。
 『見ていない』、『聞いていない』、『読んでいない』。そういう人が、見当違いの文句を感情的になって相手に言います。頼りすぎです。クレーマーにありがちなパターンです。

 『調べる⇒作戦を立てる』という行為が続きます。

 バス車内の乗客とのやりとりがおもしろい。ゲストも乗客も生き生きとしています。

 デラックスツインのひと部屋に3人で泊まります。ベッドはふたつです。
 スポーツ選手のふたりは、アスリートはこういうことに慣れているからと言って、ふたりでダブルベッドに入りました。ハシヤスメ・アツコさんは、ひとりでダブルベッドに寝ました。
 サバサバしています。

 ボリューム満点のお好み焼きがおいしそうでした。
 疲労回復です。
 髙木菜那さんは、かけっこが速い。
 発車しそうなバスを捕まえます。
 
 わたしは、三十代のときに姫路城、十代の時に松山城の天守閣にのぼったことがあります。
 五十代のときに、尾道市も行ったので、見ていて、とても親近感が湧きました。
 旅は人生の良き思い出です。
 映像では、しまなみ海道の夜の道では、大きなカニがたくさん群れていました。自然がいっぱいの中で人間が生活を営んでいます。
 タイのお刺身もおいしそうでした。海の幸がたくさんです。

 スタッフのかたも含めて、みなさんお疲れさまでした。  

2024年10月17日

出川哲朗の充電バイクの旅 千葉県養老渓谷から犬吠埼

出川哲朗の充電バイクの旅 千葉県養老渓谷から犬吠埼 hulu(フールー)とか、ネットもテレ東とか、TVer(ティーバー)とか。

行け絶景の千葉縦断120キロ!養老渓谷から九十九里をズズーっと北上してゴールは“犬吠埼”ですがクロちゃん&オカリナが大ピンチ連発でヤバイよヤバイよSP

 四国お遍路さんロケのときお金に意地汚かったクロちゃんが、今回は、金離れが良かった。好感度が上がりました。
 オカリナさんは苦労されました。人情が身にしみました。いい人がいっぱいおられました。

 あわただしく、クロちゃんが帰っていったあとに交代したオカリナさんからの経過がとても良かった。中身の濃い、いい旅でした。人生のようです。耐えて、耐えて、耐え抜いた先に、幸せが待っていてくれるのです。
 今読んでいる本、『赤と青のガウン オックスフォード留学記 彬子女王(あきこじょうおう。大正天皇のひ孫。ヒゲの殿下の第一女子) PHP文庫』に、『忍之一字(にんのいちじ)』:成し遂げるために最も大切なことは、耐え忍ぶことであるという記事がありました。

 観始めはゲストがクロちゃんでがっかりしました。お賽銭(さいせん)まで番組制作会社の予算から出すように要求する人です。人に夢を与える芸能人として残念な行為です。
 ところが今回は、やけに金払いが良かった。なにか悔い改めたのだろうか。
 そんなこともあって、クロちゃんゲストの時間帯は、お金の話ばかりでした。
 『お金より大事なものは?』という質問に、地元の5歳ぐらいの女の子が答えていました。『心です』。

 金運がつくというお寺さんのキャッチフレーズは、『仏教のディズニーランド』でした。おもしろい。

 クロちゃんと小学6年生ぐらいの女の子のかけあいもおもしろかった。
 『クロちゃんです』
 『アンナちゃんです』
 『(ふたりで)わーわーわー』

 安田大サーカスのHIROさんにそっくりな焼き肉屋のお兄さんのもびっくりしました。
 さらにびっくりしたのは、オカリナさんにそっくりな充電承諾先のお嬢さんもいたことでした。
 おふたりともほんとうによく似ていました。
 
 今回の地域では、人に恵まれました。
 いい人がたくさんいました。
 心広く、人が優しい。
 にぎやかで、こどもたちがたくさんいました。
 犬も喜んでいました。
 外国の人もいました。
 みんな優しい人ばかりです。
 オカリナさんは苦労したかいがありました。よかったね。
 
 海の波打ち際で、空手で体を動かして交流を楽しみます。

 ピタゴラスイッチのメロディーがいいなーーと感じました。一瞬でしたけれど。

 出川さんとオカリナさんが、料理で、充電承諾先のお宅で恩返しです。
 オカリナさんのいためものをするときの鍋扱いがじょうずでした。

 偶然のお祭りで、太鼓に合わせて即興でふたりが踊ります。
 楽しい。
 どこまでが、仕事で、どこまでが旅を楽しんでいるのか区別がつかなくなりました。

 暑い夏のロケだからかき氷がおいしい。
 がんばる60歳の出川哲朗さんです。

 次回は、秋田で、二枚目のふたりがゲストです。
 楽しみです。柳葉敏郎さんと藤木直人さんです。  

2024年10月16日

団地のふたり 第6回と第7回 NHKBSドラマ

団地のふたり 第6回と第7回 NHKBSドラマ 毎週日曜日午後10時放送中

『第6回放送分(10月6日放送分)』
 女性の体の話です。更年期障害とか、小学三年生10歳女児はるなちゃんの生理準備とか、乳がんとか……

 このドラマは明るいのがいい。明るい家族の話です。人が優しい。悪人は出てきません。みんないい人です。安心します。
 暮らしていて、いろいろあるけれど、最後は円満解決です。
 
 なにもかもを更年期障害だからと決めつける。
 汗がふきだす。冷蔵庫の音がイヤ。扇風機のほこりをそうじすることがイヤ。おばさんと呼ばれることがイヤ。いろいろあります。

 55歳を過ぎたら、いつ、あなたはがんですと宣告されてもおかしくない年齢です。
 耳鳴り、めまいは、脳みその病気を疑います。
 
 ノイチ(小泉今日子)となっちゃん(小林聡美)のおふたりで、漫才みたいなやりとりをすることがほほえましい。
 ノイチの離婚しただんなとか、なっちゃんの再婚話(内縁の夫はいたけれど、結婚したことはない)とか、恋の話も出ます。

 BGMの音楽が優しい。
 
 女性は、『無料キャンペーン』というメッセージに弱いということが強調されています。なかなかいい感じです。


『第7回放送分(10月13日)』
 なっちゃん(小林聡美)と、ノイチ(小泉今日子さん)とがケンカして気まずくなったところからスタートします。けっこう長時間の険悪話が続きました。
 まあ、友だちや夫婦間でもたまにあることです。ちょっとしたことでカチンときて会わなくなったり、口をきかなくなったりしますが、長年の付き合いだと、時間がたてば、自然と元にもどります。お互いに、相手が自分にとって必要な人間なのです。

 昭和歌謡は、『異邦人(いほうじん) 久保田早紀』です。なつかしい。たしか、昭和50年代の歌謡曲です。メロディーが美しい、いい歌です。(調べたら1979年(昭和54年)でした)

 古くなった団地の建て替え話が出ますが、本格的なゴタゴタは次回第8回で放送されるようです。
 
 なっちゃんが、冷蔵庫と台所のすきまに落ちたワサビのチューブを金属製の孫の手を使って取り出した経過がおもしろくて笑いました。がんばれがんばれ→やれました。

 幼稚園のときの同級生で、小学校にあがって小児がんでなくなったそらちゃんの命日です。団地にあるそらちゃんの家に行き、ふたりでお参りします。
 五十代になるとわかるのですが、十代のころ同じ教室にいたメンバーのうちの何人かはもうこの世にいません。
 五十代になってもらった同窓会名簿を見ると、同級生や先輩後輩のうちの何人かは亡くなっています。病気や事故、自然災害や事件、人間は簡単に死んでしまいます。
 きょう隣にいる人が、あすも隣にいるとは限りません。人の命ははかない。

 ノイチが大学の非常勤講師という立場で悩んでいます。
 非常勤講師は、いてもいなくてもいい存在で、透明人間みたいだそうです。いつ辞めてもらってもいい。代わりはいますという立場だそうです。人間の『役割』について考えるテーマです。
 次回当たりで、なにか出来事が起きるかもしれません。

 最後は、おいしい料理でまとめるドラマです。

(その後のこと)
 自分が書いた小泉今日子さんの役柄である、『ノイチ』は、『ノエチ』が正しいことに気づきました。
 歳をとって、耳が聞こえにくくなりました。
 『ノエチ』だと気づいたのですが、自分にはやっぱり、『ノイチ』と聞こえるのです。
 日常生活において、たまに、相手がなにかを話しているのはわかるのですが、なにを話しているのかが理解できないことがあります。
 加齢で、脳みその能力も衰えてきているようです。  

2024年10月10日

ノスタルジア イタリア・ソ連合作映画 1983年

ノスタルジア イタリア・ソ連合作映画 1983年(昭和58年) 2時間5分 動画配信サービス

 映像を楽しむ映画でした。美の追求です。
 中身は理解できませんでした。
 宗教のような心の中にある意識をお話にしてあるというつくりでした。

アンドレイ・ゴルチャコフ:詩人。イタリアトスカーナ地方にあるシエナという村にいる。自殺したロシアの音楽家サスノフスキーの足跡を追っている。

エウジエニア:アンドレイ・ゴルチャコフの女性通訳。

ドメニコ:シエナの住人。村人たちから頭のおかしい人扱いをされている。

 宗教があります。心をこめて祈る。神にすがる。
 映像美を表現する映画です。
 イタリアとロシアの話です。
 映像はときおり白黒、だいたいカラーです。
 心象風景を映像に変えてあります。
 独特な雰囲気があるヨーロッパ映画です。
 美を追求する。
 同性同士の愛もありか。
 
 湯気(温泉のゆげ)、不死を求めて温泉に入る。
 タバコやら、葉巻やら。
 映像の中で、人々の話す声が流れますが、映像の中にいる人が話しているようには見えない。
 犬の鳴き声まで人間っぽい。

 『神が言った。お前が存在するのではない。私が代わりに存在するのだ』(なんのことやら)

 美としての、『光線』。
 
 狂人ドメニコと詩人アンドレイの会話は、中身があるようでないようにも感じられる。

 1枚の写真のような映像が、白黒になったり、カラーになったりしながら続きます。
 クラシック音楽がバックに流れて、宗教的な雰囲気が空間全体に広がります。厳か(おごそか)です。
 雨が降る音。雨つぶが金属製の缶に落ちる音。雨が、コンクリートの床に落ちる音。水しぶきの音。いろいろ工夫がこらされています。

 鏡に映る男の顔。

 話の流れはつくり話で現実味はありません。
 詩的な心の中にある風景です。
 湧いて来る地下水のように思考がこの世にあふれてきます。
 透き通った水の中から、アイデアが湧いてきます。

 焼身自殺の定義を別の本で読んだことがあります。
 自殺者の強烈なメッセージ、自殺者の主張があるとき、自殺者は、焼身自殺を試みる。(こころみる。チャレンジする)

 詩人がろうそくを持って長時間歩くシーンが続きます。儀式のようです。祈りの儀式です。
 死後の世界だろうか。
 雪が降り積もります。

 ロシア人がロシアから追い出されて、ロシアの外でロシアのことを思ったから、『ノスタルジア(郷愁、望郷)』なのだろうと考えました。
 むずかしい映画です。
 映像美だけを楽しむのが良さそうです。美術年鑑のようです。

(その後のこと)
 今読んでいる本が、『赤と青のガウン 彬子女王(あきこじょうおう。大正天皇のひ孫。ヒゲの殿下の第一女子) PHP文庫』ですが、224ページあたりに、自然光で絵画を観ることの大切さについて書いてあって、こちらの映画の映像のイメージと重なりました。
 1枚の絵画を朝から晩まで、自然光が変化する場所に置いて鑑賞すると、『今日のショー』のような変化を味わうことができるそうです。昔の人は、そうやって、絵画を楽しんでいたと想像されるそうです。  

2024年10月06日

水バラ バスVS鉄道 真夏の秋田・青森縦断SP

水バラ バスVS鉄道 真夏の秋田・青森縦断SP これまで、太川陽介バスチーム8勝 村井美樹鉄道チーム12勝 テレビ東京とか、TVer(ティーバー)とか、ネットもテレ東とか

1年半負け続け5連敗中…Mr.バス旅決死の覚悟で挑む(いどむ)みちのく決戦!
秋田大館能代空港(おおだてのしろくううこう)→青森フェリーふ頭


 久しぶりに太川陽介さんが勝利を手にしました。良かった。応援していました。最後に、敵の村井美樹さんが、涙を流しながら太川陽介さんをハグして祝福しました。いいシーンでした。夕映えに映える(はえる)メンバーたちの姿が美しかった。敵も味方もみんな号泣していました。ごうきゅう:大泣きする。
 太川陽介さんの言葉です。『ひさしぶりだな君(宝箱の中にあった勝利の小旗を(こばた)を見ながら(1年半ぶりの再会です)』、『やっと戻ってきたよ』。

 がんばれ、がんばれ、がんばれ太川さん!!の回でした。

太川陽介バスチーム:モデル 土屋アンナ 俳優 浅利陽介

村井美樹鉄道チーム:元AKB総監督 高橋みなみ 芸人デンジャラス ノッチ(今回の番組では、なにかしらオバマ元アメリカ合衆国大統領のものまねを禁じておられて不思議でした)

 始めに体力自慢があります。いつもの始まり方です。たいていは、そのあと期待外れになるのですが、今回のメンバーは真剣に体力勝負に挑戦できる人たちでした。すばらしい。
 鉄道チームはとくに過酷です。電車以外の場所は、たいてい長時間の早歩きか、かけっこです。
 ノッチさんが精彩を欠いていましたが、それはそれなりに笑いにつながっていました。

 太川陽介さんも村井美樹さんも、地図が読めるようで読めない人たちです。地図読みは、ゲストにまかせたほうがいい。浅利陽介さんの存在が光っていました。与えられた役割をきちんと果たせる人はいい人材です。大切にしなければなりません。

 バス旅は、人生そのものです。うまくいくと思ったら、そうはいかない。
 だめだと思ったら、うまくいったり(バスが定刻よりも遅れてくる)もします。
 だから、努力は続けなければならない。夢をあきらめてはいけないのです。

 秋田内陸縦断鉄道がらみの田んぼアートがきれいでした。

 鉄道廃線跡のレールを利用したアクティビティ(体を動かす楽しみ)がありました。
 歴史の経過の中で、失われていったものがあります。
 自分たち老齢者はそれを実際に体験した世代です。いっぽう、もう一生同じことを体験することがない新しい世代の存在があります。なかなか意識の折り合いはつきません。
 しかたがないのでしょう。

(TVer(ティーバー)で答え合わせを見ました)
 タクシーの使い方が勝敗に直結します。
 一日目はなるべくタクシーを使わず、タクシー代を温存する。二日目に、ここぞというルートで、タクシー代を投資する。
 
 日本海と太平洋をはさんだ青森県の地理において、弘前市(ひろさきし)と五所川原市(ごしょがわらし)が、県を横断する位置でまんなかあたりにあることを初めて理解しました。これまで、日本海よりに位置している市だと誤解していました。

 ショートカットができないか考える。(タクシーを利用して)
 奇策とも思えるようなショートカットもあります。きさく:なかなか思いつかない変わった作戦。

 乗り継ぎの時間はギリギリでもいい。ムダな時間を減らして、その時間を歩きに当てる。

 体力的にも精神的にも過酷なゲームです。

 番組を見終えて思い出したこととして、青森は、海鮮料理がおいしい。
 秋田のルートで、クマが出るというところがありました。クマが出るかもしれないから、徒歩移動ではなく、タクシー乗車で移動したほうがいいとアドバイスがありました。
 自分の中に東北旅行に行くプランがあるのですが、クマが出るところなので、ずっと躊躇(ちゅうちょ)しています。  

2024年10月05日

バスがタイムマシン 『不適切にもほどがある!』

バスがタイムマシン 『不適切にもほどがある!』

 今年春先のドラマで、クドカン脚本作品(宮藤官九郎)ドラマ、『不適切にもほどがある!』が人気でした。『路線バス』が、タイムマシンでした。

 先日、自分の読書メモを読み返していて、気づいたことがあります。
 『笑うお葬式 野沢直子 文藝春秋』に、バスがタイムマシンになる記述がありました。
 2018年(平成30年)にわたしが読んだ本です。
 もしかしたら、クドカンさんもその本を読んで、タイムマシンをバスにしたというきっかけがあったのかもしれないと想像しました。

 その本には、野沢直子さんのオヤジさんのことが書いてありました。
 オヤジさんは、自己顕示欲が強くて、自制心が弱い、爆発、自己破滅型です。あと経済感覚はなく、金銭管理ができない人でした。
 いろんな親がいますが、野沢直子さん宅は普通ではありません。オヤジさんは、晩年はアル中です。生活不安定。浮気性で、文章の内容は、すごい出だしです。『壮絶』という言葉がぴったりです。『破天荒』でもあります。書中にありますが、同居する家族は、オヤジさんが正しくなくても受け入れるしかない。そういう時期がありました。
 バスをタイムマシンにたとえる記述があります。飛行機や、電車も同様にタイムマシンになれるときがあります。現在と過去を行ったり来たりして、思い出にふけるのです。
 父親が亡くなったから書ける部分もあります。基本的には、子どもから見て、お世話をすることに耐えられない父親です。父親とは離れて住んでいたから書けた部分もあります。
 どこの家にも悩み事はあります。家族に関する悩みは尽きませんが、たいていは、なんとかいっしょに生きていくしかないのです。