2014年05月20日

塩の街 有川浩

塩の街 有川浩 角川文庫

 谷田部遼一25才、群馬県から東京新橋まで3日間かけて徒歩で到着した。
 小笠原真菜18才、高校生
 秋庭27才ぐらい、小笠原が住むアパートの家主(実は自衛隊員。二尉)
 「塩害」、面白い設定です。36ページ付近まできて、これなら話の広がりにおいて、選択枝が多い。婚約者女性は、体から塩が吹いて塩の体になって死んでいった。たいした発想です。最初は、壊疽(えそ、病気で手足の先から腐っていく)を想像しました。また、悪いことをした人が塩の柱になると思いました。塩害という現象で、小笠原真菜も秋庭も最後はふたりとも塩になる結末を予想しましたが、はずれました。「治安維持法塩害特例」。ものものしい。80ページまでの、Scene-2まできて、1個の人間の中に善と悪が存在するという人間の多面性を浮き彫りにする作品だといたく感心しました。
 東京湾に巨大な白い隕石らしき物体が落下した。全高500m、スカイツリーを思い出しました。人間が塩の彫刻になっていく。塩を「暗示性形質伝播物質」と定義し、宇宙から来た生物としてとらえているようです。塩の結晶を見た者は体が塩になる。
 164ページ以降から少女マンガのようになってしまいました。以降は流し読みで終わりました。後半はわたしには合わなかった。


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