2014年05月19日
ミルクこぼしちゃだめよ 2014課題図書
ミルクこぼしちゃだめよ スティーヴン・ディヴィーズ ほるぷ出版 2014課題図書
カバーの絵を見ました。「ミルクこぼしちゃだめよ」の意味は、頭の上にのせたミルクの入ったうつわから、ミルクをこぼしてはいけないということがわかりました。アフリカの風景です。
カバーの裏に書いてあった作者紹介記事を読みました。いいなあと思いました。作者はイギリス人です。2001年からアフリカのブルキナファソというところにある小さな村で奥さんとたくさんの動物たちと暮らしているそうです。あこがれのスローライフ(ゆったりした生活)です。この絵本の舞台は、ニジェールという国のお話だそうです。絵を見ると田舎風景ですが、アフリカであっても都市化はすすんでいるだろうにと思いました。
絵は派手です。赤系統の色塗りからアフリカの暑さが伝わってきました。
小学校1年生ぐらいの女の子ペンダのおとうさんは、雨が降り続く雨季の間、羊の世話をするために山に行った。長期間家に帰ってこないらしい。日本のちいさなこどもさんには意味がわからないかもしれない。長期間を1日と思うかもしれない。読み語りをする読み手が補足してあげなければなりません。
ペンダが山の上にいるおとうさんのところへミルクを届けに行きます。テレビ番組「初めてのおつかい」のようです。頭の上にのせたミルクをこぼしてはいけませんが、ミルクというものは、こぼれるものです。だから、こぼれることもあります。
ペンダは砂漠を通過しました。白いラクダや妖精と呼ばれる女の人たちがいっぱいいます。砂漠なのに満タンに水をたたえた湖があります。幻想の世界です。
次はフェスティバル(お祭り)会場です。面白い顔というひとびとはみな仮面をかぶっています。動物の顔みたい。
湖だと思っていたのは、ニジェール川でした。おとうさんがいる山は遠いのだなあ。
白っぽいキリンさんたちです。日差しが暑いから光を反射するために白になったのかなあ。
ペンダは山に登るための坂をあがりはじめたけれど、太陽の下はかんかん照りです。あたまの上のミルクは傷んで(いたんで)、悪くなってしまうに違いない。
ペンダは、やっとのことで、山の上に着き、おとうさんと会うことができました。
偶然の事故は人生につきものです。やっぱり、ペンダが頭の上にのせていたミルクはぶっちゃけました。悲運を逆転しなければなりません。よく考えてください。おとうさんは、ミルクがほしかったのではありません。おとうさんは、ペンダの顔を見たかった。ペンダのおとうさんのためにミルクを届けたいというやさしい「気持ち」を受けとりたかった。ミルク=ペンダの気持ちです。
親は子を責めません。1個のマンゴーを3個に切り分けて、ペンダ、おとうさん、そしておかあさんの分。家族でわけわけして食べます。マンゴー=おとうさんの気持ちです。
ニジェールという国の人はイスラム教という宗教を信じているそうです。どんな宗教かは知りませんが、この世に神さまや仏さまがいるという気持ちをもつことは大切です。
絵は、目に痛いほど強烈な赤色系の色調です。読み手は、この地球には、いろんな人、いろんな暮らし方をする人がいることを知ります。民族とか人種です。そして、親子、夫婦だけではなく、みんなと仲良くしようという気配りすること知ります。
作者の感謝の気持ちとか本づくりの楽しさが伝わってくる絵本でした。裏表紙の絵はすっきりしていて一番好きです。自然と人間の共存のメッセージもあります。
カバーの絵を見ました。「ミルクこぼしちゃだめよ」の意味は、頭の上にのせたミルクの入ったうつわから、ミルクをこぼしてはいけないということがわかりました。アフリカの風景です。
カバーの裏に書いてあった作者紹介記事を読みました。いいなあと思いました。作者はイギリス人です。2001年からアフリカのブルキナファソというところにある小さな村で奥さんとたくさんの動物たちと暮らしているそうです。あこがれのスローライフ(ゆったりした生活)です。この絵本の舞台は、ニジェールという国のお話だそうです。絵を見ると田舎風景ですが、アフリカであっても都市化はすすんでいるだろうにと思いました。
絵は派手です。赤系統の色塗りからアフリカの暑さが伝わってきました。
小学校1年生ぐらいの女の子ペンダのおとうさんは、雨が降り続く雨季の間、羊の世話をするために山に行った。長期間家に帰ってこないらしい。日本のちいさなこどもさんには意味がわからないかもしれない。長期間を1日と思うかもしれない。読み語りをする読み手が補足してあげなければなりません。
ペンダが山の上にいるおとうさんのところへミルクを届けに行きます。テレビ番組「初めてのおつかい」のようです。頭の上にのせたミルクをこぼしてはいけませんが、ミルクというものは、こぼれるものです。だから、こぼれることもあります。
ペンダは砂漠を通過しました。白いラクダや妖精と呼ばれる女の人たちがいっぱいいます。砂漠なのに満タンに水をたたえた湖があります。幻想の世界です。
次はフェスティバル(お祭り)会場です。面白い顔というひとびとはみな仮面をかぶっています。動物の顔みたい。
湖だと思っていたのは、ニジェール川でした。おとうさんがいる山は遠いのだなあ。
白っぽいキリンさんたちです。日差しが暑いから光を反射するために白になったのかなあ。
ペンダは山に登るための坂をあがりはじめたけれど、太陽の下はかんかん照りです。あたまの上のミルクは傷んで(いたんで)、悪くなってしまうに違いない。
ペンダは、やっとのことで、山の上に着き、おとうさんと会うことができました。
偶然の事故は人生につきものです。やっぱり、ペンダが頭の上にのせていたミルクはぶっちゃけました。悲運を逆転しなければなりません。よく考えてください。おとうさんは、ミルクがほしかったのではありません。おとうさんは、ペンダの顔を見たかった。ペンダのおとうさんのためにミルクを届けたいというやさしい「気持ち」を受けとりたかった。ミルク=ペンダの気持ちです。
親は子を責めません。1個のマンゴーを3個に切り分けて、ペンダ、おとうさん、そしておかあさんの分。家族でわけわけして食べます。マンゴー=おとうさんの気持ちです。
ニジェールという国の人はイスラム教という宗教を信じているそうです。どんな宗教かは知りませんが、この世に神さまや仏さまがいるという気持ちをもつことは大切です。
絵は、目に痛いほど強烈な赤色系の色調です。読み手は、この地球には、いろんな人、いろんな暮らし方をする人がいることを知ります。民族とか人種です。そして、親子、夫婦だけではなく、みんなと仲良くしようという気配りすること知ります。
作者の感謝の気持ちとか本づくりの楽しさが伝わってくる絵本でした。裏表紙の絵はすっきりしていて一番好きです。自然と人間の共存のメッセージもあります。
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