2013年03月14日

ハゲタカ 上・下 真山仁

ハゲタカ 上・下 真山仁(まやまじん) 講談社文庫

 NHKドラマで見ました。いい作品だったので本も読むことにしました。原作とドラマでは設定が異なる面もありますがやむを得ないと思います。
「上巻」20年前、バブル経済破綻前から始まります。父親、夫としての芝野氏の気持ちはよくわかります。物語は破滅へのスタートを切りました。お金持ちでい続けなければならないことは大変なことです。「小さな世界(会社)の中でトップに立った。それが日本の社長。井の中の蛙(かわず、かえる)」それが日本的という表現が印象に残りました。
「下巻」倒産寸前の父親のホテルを引き継いだ貴子さん。鷲津さんをささえているのは「復讐」そして「憎悪」です。こんな大きなお金の流れが(工作資金)現実に可能なのだろうか。鷲津さんは命が惜しくないのだろうか。力で押せば仕返しがくる危険が高くなる。貴子さんの仕事と置かれている環境は大変です。

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